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第4章 モンスター襲来
第28話「ベルンハルトと英雄」
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勇者は決意した。
よし、故郷見捨てて逃げよう――。
「グレン。度々予定変更で悪いが、今すぐ王都に行こう。勇者辞めてくる」
「わかりました」
止めてくる奴もいない。
はっ……あのクソ親父とか、腹黒鬼畜義弟とか、エセヒロインとかがちょっとでもオレに優しくすりゃあ助けてやったのになぁーー!!!
まあせいぜい、お前らのヒーローが現れなかったことを恨みながら死んでいけ。
残念ながら、このヒーローはオレだけの物なんでね。
「グレン、移動手段はどうする? 飛ぶのはもう怖いから嫌なんだけど」
「ベル。その前に」
そうと決まれば善は急げだ。
早速、と起き上がったオレを制止するようにグレンは隣に座り、手を握ってくる。
「ここが――ミルザム伯領が壊滅する“デメリット“についても、念のため確認しておきたいんですが……お話ししてもよろしいですか?」
“デメリット“……そうか。
そりゃ、あるよね……。だっていっぱい死んだり壊れたりするんだし。
「いいけど。……伯爵が、親が死ぬとか……従兄弟がとか……そういうのは無しな。どうでもいいし」
「それは勿論。さっき俺が言った“皆殺し“には彼らも当然含まれています……俺の父も。なので、今から俺が話すのは、そんな心理的な問題ではありません」
……含まれてるんだ。
「まず……ロニー・ミルザム。貴方の義弟がミルザム伯爵家の後継及び領主になるというのは、あの男が勝手に宣っているだけであり、決定事項ではありません」
そうだね。
「扱いとしては廃嫡同然でもな」
形式的にはまだ、嫡子はオレだ。
「まあ……直系がいるのに養子を後継者にするっていうのは中々大変みたいだし」
それを薄々察してたからこそ、オレもあのゴミ伯爵とああいう取引ができたわけだけど。……なんかムカつくな。
「ああ、悪い。続けてくれ」
「ええ……ここからが肝心なんですが、この状況で伯爵かロニー、あるいはその両方が死んだ場合、どうなるかわかりますか?」
「どうなるって……そりゃ……」
尋ねられて、気づく。
「オレが、伯爵……と、領主になる?」
「はい。順当に行けば、と言っていいのかはわかりませんが……まず間違いなく」
うわ~~あ~~……。
思わずグレンに抱きついた。というか力が抜けて自然とそうなった。
「ベル……大丈夫です」
なにがどう大丈夫なんだよ……。あれかな? 「伯爵領を更地にして、領民も全員殺せば貴方が治める土地もないから問題ありませんよね」って意味の大丈夫だったりする??
……あり得そうで怖いから訊かないでおこう。
「なぁ……グレン」
「はい」
「嫌な可能性、思いついたんだけど……これ、犯人オレにされない?」
そう――もしこのままオレたちが逃げて、その後に伯爵領が襲われたら……あまりにも、あまりにもなタイミングだ。
だってオレが帰郷して、すぐに出て行ったタイミングで……って、ねぇ?
しかもオレは勇者辞めに行くんだぜ??? 完全に伯爵and領主になる準備じゃねぇか!!!
普通はオレが首謀者だと疑うだろう。
廃嫡寸前の長子が、伯爵家と領地を我が物とせんが為に犯した大罪――筋書きとして完璧だ。
いや、あやしすぎて漫画だったら絶対に犯人じゃないけど、ここは現実。
疑うさ!!!
誰だってそーする。おれもそーする……!!
「やはり貴方は聡明です。そして、当然すでにお気づきの通り……生き残った貴方を、ほとぼりが冷めた後、真犯人が殺しにきます」
……お気づきじゃないです。
真犯人ってなに……。もうちょっとゆっくり説明して、ほんと……。
「オレを……殺そうと」
「ええ。死の魔法の術者、この事件の首謀者――シャウラ子爵家が、貴方を害そうとするでしょう」
あ、そうなんだ。
シャウラ子爵家って……ロニーとエステルの家、だよな???
「状況証拠に過ぎませんが……貴方が伯爵領を訪れたタイミングで死の魔法が発動するのは、彼らにとってあまりにも都合が良すぎるんです」
なるほどわからん。
「……続けろ」
「まず、ロニーが後継者となっても、仮に貴方に息子が生まれれば爵位は再び直系である貴方の息子に戻りますよね」
存在しない息子の話が出てきた……。そうなんだ。
「それは、シャウラ子爵家としてはおもしろくない。彼らはミルザム伯爵家の乗っ取りを目論んでいるのですから。――ベルもお考えの通りです」
そうなんだ……。オレそんなん考えてるんだ。
「なので、彼らは貴方を亡き者とするだけでなく、貴方に罪を押し付けたいのです。だから、このタイミングで死の魔法を発動させる――と、そう考えれば辻褄が合います」
合う……のかな?
途中からあんまり理解できてない。
「思えば、川での魚のモンスター化……あれもタイミングが良すぎました。あらかじめ石に貴方の魔力を覚えさせ、貴方が近づいたら死の魔法が発動するような仕組みになっていたのでしょう」
へぇ~……BLとラブコメ定番の、“いい雰囲気になったらお邪魔虫入りがち“かと思ってた。
「でも、誤算でしたね。貴方の傍には――俺がいます」
グレンはオレを抱きしめると、優しく、甘く囁く。
「俺は貴方の盾。貴方を守るために生まれた、貴方だけの盾です……ベル、安心して。どんなことがあっても……たとえ世界が滅びたって、貴方だけは俺が守り抜きますから」
なんかどっちかと言うとお前が世界滅ぼしそうだけど……まあいいか。
「要するに……今逃げるのは得策ではないってことだな」
「貴方が望むなら、“デメリット“も俺が消しますが……そうですね。ここに留まって領地の壊滅を防いで、首謀者……仮ですが、シャウラ子爵家をどうにかする方が手取り早いです」
そうか。わかんないけどグレンくんがそう言うならそうなんだろうね!!!
「どうしますか?」
「――グレン、予定変更だ」
……やっぱり故郷は大事だよな!!!
守ろう……オレたちの手で。
ほら、オレ勇者だし!!!
よし、故郷見捨てて逃げよう――。
「グレン。度々予定変更で悪いが、今すぐ王都に行こう。勇者辞めてくる」
「わかりました」
止めてくる奴もいない。
はっ……あのクソ親父とか、腹黒鬼畜義弟とか、エセヒロインとかがちょっとでもオレに優しくすりゃあ助けてやったのになぁーー!!!
まあせいぜい、お前らのヒーローが現れなかったことを恨みながら死んでいけ。
残念ながら、このヒーローはオレだけの物なんでね。
「グレン、移動手段はどうする? 飛ぶのはもう怖いから嫌なんだけど」
「ベル。その前に」
そうと決まれば善は急げだ。
早速、と起き上がったオレを制止するようにグレンは隣に座り、手を握ってくる。
「ここが――ミルザム伯領が壊滅する“デメリット“についても、念のため確認しておきたいんですが……お話ししてもよろしいですか?」
“デメリット“……そうか。
そりゃ、あるよね……。だっていっぱい死んだり壊れたりするんだし。
「いいけど。……伯爵が、親が死ぬとか……従兄弟がとか……そういうのは無しな。どうでもいいし」
「それは勿論。さっき俺が言った“皆殺し“には彼らも当然含まれています……俺の父も。なので、今から俺が話すのは、そんな心理的な問題ではありません」
……含まれてるんだ。
「まず……ロニー・ミルザム。貴方の義弟がミルザム伯爵家の後継及び領主になるというのは、あの男が勝手に宣っているだけであり、決定事項ではありません」
そうだね。
「扱いとしては廃嫡同然でもな」
形式的にはまだ、嫡子はオレだ。
「まあ……直系がいるのに養子を後継者にするっていうのは中々大変みたいだし」
それを薄々察してたからこそ、オレもあのゴミ伯爵とああいう取引ができたわけだけど。……なんかムカつくな。
「ああ、悪い。続けてくれ」
「ええ……ここからが肝心なんですが、この状況で伯爵かロニー、あるいはその両方が死んだ場合、どうなるかわかりますか?」
「どうなるって……そりゃ……」
尋ねられて、気づく。
「オレが、伯爵……と、領主になる?」
「はい。順当に行けば、と言っていいのかはわかりませんが……まず間違いなく」
うわ~~あ~~……。
思わずグレンに抱きついた。というか力が抜けて自然とそうなった。
「ベル……大丈夫です」
なにがどう大丈夫なんだよ……。あれかな? 「伯爵領を更地にして、領民も全員殺せば貴方が治める土地もないから問題ありませんよね」って意味の大丈夫だったりする??
……あり得そうで怖いから訊かないでおこう。
「なぁ……グレン」
「はい」
「嫌な可能性、思いついたんだけど……これ、犯人オレにされない?」
そう――もしこのままオレたちが逃げて、その後に伯爵領が襲われたら……あまりにも、あまりにもなタイミングだ。
だってオレが帰郷して、すぐに出て行ったタイミングで……って、ねぇ?
しかもオレは勇者辞めに行くんだぜ??? 完全に伯爵and領主になる準備じゃねぇか!!!
普通はオレが首謀者だと疑うだろう。
廃嫡寸前の長子が、伯爵家と領地を我が物とせんが為に犯した大罪――筋書きとして完璧だ。
いや、あやしすぎて漫画だったら絶対に犯人じゃないけど、ここは現実。
疑うさ!!!
誰だってそーする。おれもそーする……!!
「やはり貴方は聡明です。そして、当然すでにお気づきの通り……生き残った貴方を、ほとぼりが冷めた後、真犯人が殺しにきます」
……お気づきじゃないです。
真犯人ってなに……。もうちょっとゆっくり説明して、ほんと……。
「オレを……殺そうと」
「ええ。死の魔法の術者、この事件の首謀者――シャウラ子爵家が、貴方を害そうとするでしょう」
あ、そうなんだ。
シャウラ子爵家って……ロニーとエステルの家、だよな???
「状況証拠に過ぎませんが……貴方が伯爵領を訪れたタイミングで死の魔法が発動するのは、彼らにとってあまりにも都合が良すぎるんです」
なるほどわからん。
「……続けろ」
「まず、ロニーが後継者となっても、仮に貴方に息子が生まれれば爵位は再び直系である貴方の息子に戻りますよね」
存在しない息子の話が出てきた……。そうなんだ。
「それは、シャウラ子爵家としてはおもしろくない。彼らはミルザム伯爵家の乗っ取りを目論んでいるのですから。――ベルもお考えの通りです」
そうなんだ……。オレそんなん考えてるんだ。
「なので、彼らは貴方を亡き者とするだけでなく、貴方に罪を押し付けたいのです。だから、このタイミングで死の魔法を発動させる――と、そう考えれば辻褄が合います」
合う……のかな?
途中からあんまり理解できてない。
「思えば、川での魚のモンスター化……あれもタイミングが良すぎました。あらかじめ石に貴方の魔力を覚えさせ、貴方が近づいたら死の魔法が発動するような仕組みになっていたのでしょう」
へぇ~……BLとラブコメ定番の、“いい雰囲気になったらお邪魔虫入りがち“かと思ってた。
「でも、誤算でしたね。貴方の傍には――俺がいます」
グレンはオレを抱きしめると、優しく、甘く囁く。
「俺は貴方の盾。貴方を守るために生まれた、貴方だけの盾です……ベル、安心して。どんなことがあっても……たとえ世界が滅びたって、貴方だけは俺が守り抜きますから」
なんかどっちかと言うとお前が世界滅ぼしそうだけど……まあいいか。
「要するに……今逃げるのは得策ではないってことだな」
「貴方が望むなら、“デメリット“も俺が消しますが……そうですね。ここに留まって領地の壊滅を防いで、首謀者……仮ですが、シャウラ子爵家をどうにかする方が手取り早いです」
そうか。わかんないけどグレンくんがそう言うならそうなんだろうね!!!
「どうしますか?」
「――グレン、予定変更だ」
……やっぱり故郷は大事だよな!!!
守ろう……オレたちの手で。
ほら、オレ勇者だし!!!
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