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第3章 ヒロイン登場
第16話「ベルンハルトは過去を知る」
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「貴方と出会い俺は天使が実在したのだと知りました。いや、天使よりもずっと美しい……もしかすると神は貴方を天使に似せて作ったのかもしれませんが、それよりも貴方の方が美しくできてしまったのでしょうね。貴方は神の最高傑作だ」
最初からフルスロットルですね……。
「月よりも輝く金の髪、空よりも澄んだ青の瞳、真珠色の肌……この世のどんな言葉を尽くしたって、貴方の美しさを表現するには足りません」
オタク特有の早口みたいになってるから、気をつけてね……爽やかイケメン主人公。
「ああ……誤解しないでくださいね。今朝も言った通り貴方の素晴らしさはその美しさだけじゃありません。貴方は……世界で一番お優しい方なんですよ、ベル」
もう半分聞き流してる。
ハイハイ、ベルンハルトは美しくて優しいんですね。それはよかった。
「貴方と初めて出会った頃……俺は、自分の目が大嫌いでした。いっそ潰してしまおうかと思うほどに」
……ちょっと聞き捨てならんくなってきたな。
「貴方もご存知でしょう? 俺のこの目は、“魔王の瞳“です」
うん、知ってるよ。
魔王と同じ瞳を持って生まれた故に忌み嫌われて生きてきた主人公。その心を癒す優しいヒロイン。
そんなありきたりなおとぎ話を作ったのは、望んだのはオレだ。
そして、そのおとぎ話の舞台装置――お前を傷つける悪役がベルンハルト。
……軽々しい気持ちで設定したけど、グレンはずっと苦しんできたんだろうなぁ……。
オレはもう、グレンをただの“キャラクター“としては見られなくなっていた。
彼がオレの知らない行動ばかり取るせいだろうか。
オレを助けるために皇帝として覚醒するほど――彼が本心からオレを慈しむせいだろうか。
わからない。
黙り込んだままのオレに構わずグレンは語り続ける。
「――それは、大地から木々から人々から、生きとし生けるものから生命の素たる魔力を奪い、空を黒く覆い尽くすほどの魔力の渦を造った。その力を以て、世界を滅さんとした」
……そ、それは……!!!
叔父さんと一緒に徹夜明けの変なテンションで考えた、“魔王“の設定……!!!
あー!!!
考えてるときはめちゃくちゃかっこいいと思ってたけど、BLCDみたいな良い声で読み上げられたら恥ずか死ぬ……。
「それは、煌々と輝く黄金の瞳を持っていた。それは、その存在は、畏怖と嫌悪を込めて――魔王と呼ばれる」
ハイ……それこそ“おとぎ話“としてこの世界に古くから伝わってるって設定です。
「ああ……でも、それはただの迷信……おとぎ話だ」
「ええ、あのときも――貴方はそう言って、真っ直ぐに俺の目を見てくださいました。俺は……あのとき貴方に救われた。貴方に全てを捧げると、そう誓ったんです」
グレンが、黄金の瞳を細めて俺を見つめる。
――は?
ちがう、違うだろ……?? ベルンハルトは、お前がお前自身の目を嫌うようになった元凶を作った男で……お前に呪いをかけた男で……。
――オレは。
「っ……う」
「ベル……ッ!」
痛い。なんだろ、頭が急に……重く――。
◾️◾️◾️
「グレン・アルナイル。お前はオレに何を望む?」
一人の少年が、オレの前に膝をついている。
アルナイル男爵家の長子。オレと同じく、その存在を父に、世界に厭われし者。
ならその内面とて、オレと同じく歪んでいるべきだ。だからほら――その醜い心のうちを晒せ。
そう思って、堕落へと誘った。
なのに――。
「ベルンハルト様。僕は、烏滸がましくも、貴方のお傍で一生を終えさせていただきたく存じます」
彼が望んだのは、そんな、彼にとって何の益もないことだった。
「理由を」
声が震える。
そんなわけがない。もっと、何かがあるはずだ。オレに価値がないことはお前だって知っているだろう。
「貴方は、僕の瞳を見つめ、言葉をかけてくださった。生まれて初めてです。両親も、僕自身ですら――この瞳を直視し得ないと言うのに」
――それが、何だと言うんだ。
「オレはあんなおとぎ話を信じるほど馬鹿じゃないだけだ」
「おとぎ話……そうですね。でも、ベルンハルト様。大半の人間は貴方より愚かなのですよ」
彼は自嘲の笑みを浮かべた。先ほど、オレに向けた微笑みと真反対の暗い笑み。
――やめろ。
「どうだか……おとぎ話を信じない者など、あるいは考えなしにお前の目を見つめる者など……これからいくらでも現れるだろうさ」
――やめろ。
「そうかもしれません。僕はこれから先……もしかしたら明日にでも、僕のこの目を厭わぬ人と出会うのかもしれません」
――そうだ。オレに、無為な期待など抱かせないでくれ。
「でも、ベルンハルト様。僕は――貴方がいい」
――やめてくれ。
◾️◾️◾️
知らない。オレは……本当に、こんな記憶、知らないはずなのに。
――本当に?
頭の中で声がする。これは……誰の声だ?
――思い出したくない、だけでしょう?
またどこかへ落ちてしまいそうな意識を、彼の声が現実へと引き戻す。
「ベル……っ、ベルンハルト……!」
「……グレン」
まだ鈍い頭を振って、辺りを見回す。
先ほどまで見ていた夢――いや、“ベルンハルト“の記憶の中と、同じ場所だ。
ミルザム伯爵邸に着いたらしい。
服を着替えさせられ、天蓋付きの大きなベッドに寝かされている。
「飛んでいる最中、急に気を失って……でも、よかった……」
ね~抱えてもらっといてよかった。あの高さから落ちてたら、死にはしなくても大怪我だっただろうな。感謝感謝。
「おい、泣くなよ……オレが倒れるのなんて珍しくもないだろ」
身体を起こす。ちょっと目眩がしたけど、今はこの大きな飼い犬を慰めてやるのが先だ。
ベッドに突っ伏してぐずぐずと泣きじゃくるグレンの髪を撫でる。
艶のある綺麗な漆黒だ。グレンみたいにポエミーな表現はできないけど、オレはグレンの方が綺麗だと思うよ。
「簡単に、言わないで……俺は、貴方が倒れるたびに……死にそうな気持ちになるんです」
大げさな、と思う反面……わからなくもない。
だってオレも、お母さんが救急搬送されるたびにオレまで倒れそうになったもん。
「……悪かった。気をつける」
「ベル、キスしてもいいですか」
脈絡ねぇな~~!!
えー……訊くのやめてくんない?? この流れで断りづらいし、かと言って断らなかったら受け入れたみたいじゃん……。
「訊くな……いつもみたいに、強引にしろよ」
――いやだからさ。学習しよ? オレ。
また言い回しがBLだからね???
「はい……愛してます、ベル……」
「ん……」
グレンが口づけてくる。
目を閉じたら完全に受け入れてるみたいでなんか癪だな……と思って目、開けたまま、侵入してくる舌へ自分の舌を拙く絡めた。
美しい瞳がオレだけを見つめてる。
「好き……可愛い、綺麗です……」
その言葉、ぜんぶお前にお返しします……。
あ、まって。好きだけやめとこ。可愛いと綺麗はほら、付き合ってない相手にも言ってもセーフだから。
「あっ……グレ、だめ……」
熱を持った指が、シャツのボタンにかかる。
「なんで? まだ身体が辛いですか?」
「そうじゃ、ないけど……っ」
オレの予想だと、そろそろ――。
「失礼、目が覚めましたか?」
ノックと同時に扉が開かれる。
ほらね!! こういう空気になったら邪魔が入るもんなんだって!
それが世界の約束なの!! グレンくんもそろそろ学習しようぜ??
え、てか……。
「……誰だ」
入ってきたのは、グレンと同じか、それよりも少し長身の少年だ。年齢は多分同じぐらい。
薄茶色のふわふわした髪と、ベルンハルトのものよりも濃い青の目。
特徴的には……ベルンハルトの従兄弟で、ミルザム伯爵家の養子のロニーか?
でも……ロニーは礼儀正しいから、ノックと同時に扉を開けるような無礼な真似はしないはずだ。それに、この無礼者に口元には、ロニーには無い少し目立つホクロがある。
――もしかして、だけど。
嫌な予感がして、すうっと血の気が引いた。
「あれ? 忘れちゃった?」
少年は意地の悪そうに唇の端を持ち上げる。
「貴方の従兄弟の、エステル・シャウラですよ。ベルンハルト様?」
予感的中――エステル・シャウラ。第二ヒロインの名前だ。
エステルは双子の弟であるロニーとよく似ているが、口元にほくろがあって……。
……っなんで男になってんだ!!??
最初からフルスロットルですね……。
「月よりも輝く金の髪、空よりも澄んだ青の瞳、真珠色の肌……この世のどんな言葉を尽くしたって、貴方の美しさを表現するには足りません」
オタク特有の早口みたいになってるから、気をつけてね……爽やかイケメン主人公。
「ああ……誤解しないでくださいね。今朝も言った通り貴方の素晴らしさはその美しさだけじゃありません。貴方は……世界で一番お優しい方なんですよ、ベル」
もう半分聞き流してる。
ハイハイ、ベルンハルトは美しくて優しいんですね。それはよかった。
「貴方と初めて出会った頃……俺は、自分の目が大嫌いでした。いっそ潰してしまおうかと思うほどに」
……ちょっと聞き捨てならんくなってきたな。
「貴方もご存知でしょう? 俺のこの目は、“魔王の瞳“です」
うん、知ってるよ。
魔王と同じ瞳を持って生まれた故に忌み嫌われて生きてきた主人公。その心を癒す優しいヒロイン。
そんなありきたりなおとぎ話を作ったのは、望んだのはオレだ。
そして、そのおとぎ話の舞台装置――お前を傷つける悪役がベルンハルト。
……軽々しい気持ちで設定したけど、グレンはずっと苦しんできたんだろうなぁ……。
オレはもう、グレンをただの“キャラクター“としては見られなくなっていた。
彼がオレの知らない行動ばかり取るせいだろうか。
オレを助けるために皇帝として覚醒するほど――彼が本心からオレを慈しむせいだろうか。
わからない。
黙り込んだままのオレに構わずグレンは語り続ける。
「――それは、大地から木々から人々から、生きとし生けるものから生命の素たる魔力を奪い、空を黒く覆い尽くすほどの魔力の渦を造った。その力を以て、世界を滅さんとした」
……そ、それは……!!!
叔父さんと一緒に徹夜明けの変なテンションで考えた、“魔王“の設定……!!!
あー!!!
考えてるときはめちゃくちゃかっこいいと思ってたけど、BLCDみたいな良い声で読み上げられたら恥ずか死ぬ……。
「それは、煌々と輝く黄金の瞳を持っていた。それは、その存在は、畏怖と嫌悪を込めて――魔王と呼ばれる」
ハイ……それこそ“おとぎ話“としてこの世界に古くから伝わってるって設定です。
「ああ……でも、それはただの迷信……おとぎ話だ」
「ええ、あのときも――貴方はそう言って、真っ直ぐに俺の目を見てくださいました。俺は……あのとき貴方に救われた。貴方に全てを捧げると、そう誓ったんです」
グレンが、黄金の瞳を細めて俺を見つめる。
――は?
ちがう、違うだろ……?? ベルンハルトは、お前がお前自身の目を嫌うようになった元凶を作った男で……お前に呪いをかけた男で……。
――オレは。
「っ……う」
「ベル……ッ!」
痛い。なんだろ、頭が急に……重く――。
◾️◾️◾️
「グレン・アルナイル。お前はオレに何を望む?」
一人の少年が、オレの前に膝をついている。
アルナイル男爵家の長子。オレと同じく、その存在を父に、世界に厭われし者。
ならその内面とて、オレと同じく歪んでいるべきだ。だからほら――その醜い心のうちを晒せ。
そう思って、堕落へと誘った。
なのに――。
「ベルンハルト様。僕は、烏滸がましくも、貴方のお傍で一生を終えさせていただきたく存じます」
彼が望んだのは、そんな、彼にとって何の益もないことだった。
「理由を」
声が震える。
そんなわけがない。もっと、何かがあるはずだ。オレに価値がないことはお前だって知っているだろう。
「貴方は、僕の瞳を見つめ、言葉をかけてくださった。生まれて初めてです。両親も、僕自身ですら――この瞳を直視し得ないと言うのに」
――それが、何だと言うんだ。
「オレはあんなおとぎ話を信じるほど馬鹿じゃないだけだ」
「おとぎ話……そうですね。でも、ベルンハルト様。大半の人間は貴方より愚かなのですよ」
彼は自嘲の笑みを浮かべた。先ほど、オレに向けた微笑みと真反対の暗い笑み。
――やめろ。
「どうだか……おとぎ話を信じない者など、あるいは考えなしにお前の目を見つめる者など……これからいくらでも現れるだろうさ」
――やめろ。
「そうかもしれません。僕はこれから先……もしかしたら明日にでも、僕のこの目を厭わぬ人と出会うのかもしれません」
――そうだ。オレに、無為な期待など抱かせないでくれ。
「でも、ベルンハルト様。僕は――貴方がいい」
――やめてくれ。
◾️◾️◾️
知らない。オレは……本当に、こんな記憶、知らないはずなのに。
――本当に?
頭の中で声がする。これは……誰の声だ?
――思い出したくない、だけでしょう?
またどこかへ落ちてしまいそうな意識を、彼の声が現実へと引き戻す。
「ベル……っ、ベルンハルト……!」
「……グレン」
まだ鈍い頭を振って、辺りを見回す。
先ほどまで見ていた夢――いや、“ベルンハルト“の記憶の中と、同じ場所だ。
ミルザム伯爵邸に着いたらしい。
服を着替えさせられ、天蓋付きの大きなベッドに寝かされている。
「飛んでいる最中、急に気を失って……でも、よかった……」
ね~抱えてもらっといてよかった。あの高さから落ちてたら、死にはしなくても大怪我だっただろうな。感謝感謝。
「おい、泣くなよ……オレが倒れるのなんて珍しくもないだろ」
身体を起こす。ちょっと目眩がしたけど、今はこの大きな飼い犬を慰めてやるのが先だ。
ベッドに突っ伏してぐずぐずと泣きじゃくるグレンの髪を撫でる。
艶のある綺麗な漆黒だ。グレンみたいにポエミーな表現はできないけど、オレはグレンの方が綺麗だと思うよ。
「簡単に、言わないで……俺は、貴方が倒れるたびに……死にそうな気持ちになるんです」
大げさな、と思う反面……わからなくもない。
だってオレも、お母さんが救急搬送されるたびにオレまで倒れそうになったもん。
「……悪かった。気をつける」
「ベル、キスしてもいいですか」
脈絡ねぇな~~!!
えー……訊くのやめてくんない?? この流れで断りづらいし、かと言って断らなかったら受け入れたみたいじゃん……。
「訊くな……いつもみたいに、強引にしろよ」
――いやだからさ。学習しよ? オレ。
また言い回しがBLだからね???
「はい……愛してます、ベル……」
「ん……」
グレンが口づけてくる。
目を閉じたら完全に受け入れてるみたいでなんか癪だな……と思って目、開けたまま、侵入してくる舌へ自分の舌を拙く絡めた。
美しい瞳がオレだけを見つめてる。
「好き……可愛い、綺麗です……」
その言葉、ぜんぶお前にお返しします……。
あ、まって。好きだけやめとこ。可愛いと綺麗はほら、付き合ってない相手にも言ってもセーフだから。
「あっ……グレ、だめ……」
熱を持った指が、シャツのボタンにかかる。
「なんで? まだ身体が辛いですか?」
「そうじゃ、ないけど……っ」
オレの予想だと、そろそろ――。
「失礼、目が覚めましたか?」
ノックと同時に扉が開かれる。
ほらね!! こういう空気になったら邪魔が入るもんなんだって!
それが世界の約束なの!! グレンくんもそろそろ学習しようぜ??
え、てか……。
「……誰だ」
入ってきたのは、グレンと同じか、それよりも少し長身の少年だ。年齢は多分同じぐらい。
薄茶色のふわふわした髪と、ベルンハルトのものよりも濃い青の目。
特徴的には……ベルンハルトの従兄弟で、ミルザム伯爵家の養子のロニーか?
でも……ロニーは礼儀正しいから、ノックと同時に扉を開けるような無礼な真似はしないはずだ。それに、この無礼者に口元には、ロニーには無い少し目立つホクロがある。
――もしかして、だけど。
嫌な予感がして、すうっと血の気が引いた。
「あれ? 忘れちゃった?」
少年は意地の悪そうに唇の端を持ち上げる。
「貴方の従兄弟の、エステル・シャウラですよ。ベルンハルト様?」
予感的中――エステル・シャウラ。第二ヒロインの名前だ。
エステルは双子の弟であるロニーとよく似ているが、口元にほくろがあって……。
……っなんで男になってんだ!!??
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