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童貞喪失

勇者、獣と化す

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「射精して頂けませんか?」

こんな事を女の子からお願いされたのは、初めてだった。

「えっ? 待って、よく聞こえなかったんだけど……今なんて?」

「勇者様の精液を私に頂けませんか?」

「えぇっと……一応聞くけど、なんでそんな事をする必要が?」

女の子にこんな事を聞くのは恥ずかしい。
でも、もう一度彼女の口からそんな言葉を聞いてみたいとも思う。

「別世界から召喚された男性には女性を強くする特別な力が宿っているとされています。
ある伝承では、この世界に召喚された勇者様はその力を解放し、彼の仲間であった女性達に強力な力を与えたことで、数々の魔物を滅することが出来たとされています。」

「でも、その力と俺が射精することになんの関係があるの?」

「それは、女性達を強化した力の源が、勇者様の精子にあるからです。」

一体俺は、女の子の口から今日で何度「精子」や「精液」という言葉を聞いただろうか。

俺の世界の一般的な会話じゃまずないが、もしかしたら、この世界では「精子」や「精液」という言葉が女性の会話の中で自然に定着しているのかもしれない。

そう考えると、これがカルチャーショックに思えなくもない。

「ま、待って、やっぱり話が飛躍しすぎて上手く理解できないんけど、でも仮に俺に何かしらの力があったとして、アリシアさん達はその力を使うために俺をここに呼んだって言うわけなんだよね?」

「そうよ、でも勘違いしないでね?
私が貴方を召喚したのは、飽くまでも貴方に宿ってるという力のため……
貴方自身にはなんの興味もないわ。」

彼女はつまらなそうな顔をして、そう冷たく俺に告げる。
そんな態度に、失礼だとは思わないまでも、少しだけ俺の感情は揺らいでいた。

「ねぇ、射精してくれるんでしょう?」

「だ、射精すって……ここで?」

「そう、今すぐここで貴方の精子、私にくれないかしら?」

素っ気ない態度で接し続けてくるのかと思いきや、彼女は急に態度を変えたように、猫のような甘く逆撫で声でそうたずねてくる。

「いやダメだって。
それに、そんな事を急に言われたって……」

「なに?……準備が出来てないって言いたいの?
本当に貴方それでも男なの? 
…………なるほど、そういうことね。
全く……男ってなんでこうもいやらしい生き物なのかしら。」

何を思ったのか、彼女は突然そんな不思議な事を言い出すと俺の傍へと近づき、俺の胸に自分の手を伸ばしてくる。

「な、なにを?」

柳のように細く、ガラス細工のように繊細なカレンさんの手は蛇が這うように蛇行しながら、俺の胸から腹部の上をゆっくりと下降していき、やがてその手は、俺の股間へと行き着く。

上半身から感じるこそばゆい感触、思考を奪おうとするカレンさんの甘い香水の匂い、そして、視線を動かせば、彼女の薄着越しから分かる豊熟した2つの魅惑の果実と艶かしいくびれのライン。

それらが、意識していなかった情欲を一気に煽り立てていく。

「目線がいやらしい……私の体ばかり見て、そんなに私が欲しいの?」

"ゴクリッ"

単純な挑発とわかっていても、俺の興奮は少しも収まらなかった。
今は彼女の体から、彼女から発せられるもの、その全てにエロく下品な気配を感じる。

「本当は貴方みたいな冴えない男の相手をするなんて、気が進まないけど……でも、いいわよ。私の体今だけは貴方に貸してあげる。」

「ま、待って!」

静止の声を上げても、「嫌。」といって彼女は聞こうとしない。

そうして、とうとう彼女は俺の腰へと手を動かし、ゆっくりと俺のズボンと下着を脱がせて、俺のムスコを晒した。

「…………ふぇっ? な、なにこれ?」

天井を刺す勢いで強く反り返った、俺の巨大なムスコを見て、カレンさんはそんな間抜けな声を吐きながら目を丸くしていた。

ふくよかだがスリムな肉体、出るとこは出て引っ込んでいるところはちゃんと引っ込んでいるといった、正しく理想体型のカレンさんの体を見せつけられた、ムスコは既に限界の高さにまで達していた。

「なによこれ、貴方のなんていう大きさなの!?
馬鹿げてる……無理、無理よ。
こんな………こんな大きいのどうやって私の中に入れるのよ。」

余裕綽々としていた口調が一気に変わって、そんな彼女の言葉には何処か焦りすら感じられた。

"男の子って……こんなにも大きいの?
寧ろ、もっと小さいものだと思ってたから……"

「もしかして……実際に見るのは始めて?」

「にゃっ!?」

猫が尾をふまれたように、彼女はかなり驚いた反応をとっている。

「えっ? な、 何を言っているのかしら……そんな事あるわけないでしょ?」

「でも、さっきそれっぽいことを言っていたから。
"もっと小さいものだと思ってた"って……」

「ば、馬っ鹿じゃないの!?
私が初めてなわけないでしょ?
む、むしろ……ヤリまくりよ、ヤリヤリのヤリまくりよ。
貴方のだって、私が相手にしてきた何人もの男のと比べたら小さいわ、とっても可愛いものよ。」

そう言う彼女の顔は、熱でもあるんじゃないかと思うぐらい真っ赤に染まっていた。

"それにカレンさん、そんな事を言ってしまえば、それは自分が処女だという事をバラしているようなものだと思います。"

俺の透かしたような、上からものを言っているような態度が気に入らなかったのか、彼女はむくれた顔で上目遣いに俺に迫ってくる。

「な、なんなのその顔は……?
貴方……やっぱり私を処女だと思って馬鹿にしているわね!?」

「い、いや、そんなこと思ってないよ……6割ぐらいは?」

そう言うと、彼女は今にも爆発しそうな勢いで俺に食ってかかってきた。

「約半分はそう思ってるってことよね、それ!
…………フフッ、いいわ。
だったら、私が初めてじゃない事……今から貴方に証明してあげる。」

そう言って、彼女は何を血迷ったのか自信が身につけていた真紅色のショーツを脱いで、そして、俺の腰上へと乗りかかろうとする。

前を向けば、どんな女優よりも華々しくそして美しく整った顔が俺の顔と合わさる。

恥ずかしくて顔を下に向ければ、柔らかそうな肌と引き締まった腹部の下に見える可愛らしい臍が、カレンさんの綺麗な腰が、そして魅惑のバラの花弁がはっきりと見える。

そのとき、俺のムスコから人肌の温かさと妙にヌメっとした感触を感じ取った。

「ま、ま、ま、待って!!
それはダメだって、一線越えちゃってるから!
ゴムも何もつけてないのに!」

そう言いながらも、理性とは反対に俺のムスコは頭上で待ち構えるピンク色の花弁を今か今かと待ち構えている。

"こら、引っ込め俺の愚息!"

「馬鹿ね……今更許されようと思っても遅いんだから。
それに、貴方が悪いのよ?  私を処女だってバカにすらから……」

俺の静止も無視して、カレンさんは俺のムスコを自分のアソコにあてがい、そして身悶えながらゆっくりと俺のムスコをアソコの奥へと入れていく。

「んっ!  んうぅぅぅぅっ、ひゃあんっ、いっ、痛っ、痛い……で、でも……んっ、んうぅぅぅぅぅ、はぁ、はぁ……んっ、もう少しだから、もうちょっとで……うっ、んっ、ひゃっん!
や、やった……はあっ、あんっ、は、入った、入ったわ。」

そんな事を言うが、俺のムスコを入れた彼女のアソコからは血が少しだけ流れていた。
だが、今の俺は自分の状況に頭がいっぱいで、彼女の破膜の時の血の事に頭が回る余裕がなかった。

「うっ、き、キツい!」

オナ〇では感じたことの無いキツさだった。
だが、キツさだけではない。
熱を帯びた膣壁の柔らかい肉、それらが俺のムスコに抱きついて離さず、むしろ上から搾り取ろうように締めつけてくる。

入れた直後に感じた脳が痺れるような快感は、今も絶え間なく俺のムスコを介して伝わってくる。
まだ入れただけで動いてすらいないのに、俺の ムスコは限界に達しそうなほど気持ちよかった。

"動いたら簡単にイッてしまいそうだ……"

もはや、動かずじっと我慢するだけでも精一杯だった。

今は、俺の腰の上に彼女が完全に馬乗りになっているという体勢、自分で動きさえしなければ、なんとか耐えられそうではあった。

「うっ、待って……今動かれると、ヤバイから。」

だが、そんな俺の状況を知らないのか、彼女はゆっくりと腰を動かし始めたのである。

「はぁ、はぁ、んっ、あぁ、ゃん、あん、んっ、いや、あんっ、あぁん、ふぅっ、はぁぁ、あっん!
……な、情けないわね、フフッ、男なんだから、あんっ! んっ……我慢しなさいよ。」

緩いストロークだが、彼女の締まりとキツさでその気持ちよさは尋常ではない。

彼女が腰を下ろす度、膣とムスコの接合部からびちゃびちゃと卑猥な音が聞こえ、鋭敏になった嗅覚は、愛液とがまん汁が合わさった生臭く淫猥な香りを知覚していた。

「あんっ、あぁん、はぁ、あん! 初めてだったけど慣れれば……あんっ、はぁ、痛くないわね。」

彼女の甘い声とかなり熱の篭った熱い吐息が、ゼロ距離で俺の耳元に入ってくると、それが脳を溶かす薬となって、さらに俺の興奮を煽り立てていく。

「はぁ、はぁ、あっ、ああっん!
いやっ、んっ、っあぁ、い、いま大きくなって、んっ、ああっ、あんっ!! 
んっ、はぁっ、はぁはぁ……あ、あれ?
また貴方のアソコ大きくなって、あんっ!、んっ、あっ、いやんっ、だ、ダメ、あんっ、いや、奥に、奥に届いちゃってるから~、ひゃっ、ああんっ!」

そのとき、俺の興奮が最高にまで達し、俺の中で何かが外れた。



ーーカレン視点ーー

「……ぐふっ、ぐふふふふふ。」

「んっ、いやっ、あんっ、な、なに?  急にどうしたの?……なんで笑ってるの?」

私が腰を動かして少し、彼の様子が急におかしくなった。
私がムキになって彼の事を攻めすぎたせいでおかしくなってしまったのかしら、そう思ったが、どうやらそういう訳でもなかった。

「ひゃんっ!  い、いやっ!
ちょ、ちょっと、貴方どこ触って……!?」

そのとき、彼は馬乗りになっていた私の胸を掴み、そして揉み始めた。

「や、やめて……そんなところ触っても、はあっ、んっ、あっ、あぁん、ひゃっ、ぜ、全然気持ち良くなんてないから!
んっ、いやっ、あっ、あぁん、はあっ、それに力が強いって、やだっ、あぁん、はあっ、んっ、き、嫌いだから、はあっ、あんっ、乱暴なのは嫌いだからっ……」

「ふっ、そんなこと言ってるけど……本当は感じちゃってるんでしょ?
カレンちゃんのおマンコ、俺がカレンちゃんのおっぱいを強く揉む度に締め付けが強くなってるよ?」

「はあっ、んっ、いやっ、そんな下品な言い方……あぁん、しないで!」

すると、彼は何故か勝ち誇ったような顔で私を見上げてくる。

"な、なにこいつ……急に口調がかわって、態度まで生意気になって……む、ムカつく。"

「んっ、あっ、はぁん、な、なに名前で……はっ、あぁん、呼んでんのよ!
あっ、んっ、ひゃん、さっき名前で呼ぶなって……いっ、あんっ、言ったばかりでしょう?」

「どうして?  可愛い呼び方だと思うけどな………カレンちゃんって。」

「ば、馬鹿!
んっ、あんっ! よ、呼び方じゃなくて、な、名前を……いやっ、だ、ダメ! あぁん!
いやっ、あんっ、そんな、私の名前耳元で囁かないで~!」

「カレンちゃん……」

"だ、だから耳元で囁かないでって言ってるのに~"

乱暴に胸を揉みしだかれ、その間にも彼は私を求めるように何度も何度も耳元で名前を甘く囁いてくる。

でも、不思議と嫌ではなかった。
いや、寧ろ名前を囁かれて嬉しいと感じている自分がいる。

もしかしたら、これも勇者が持つ催淫の力なのかもしれない。

そう考えると、私はこの男に絶対に籠絡だけはされたくないと思った。
やっぱり、それは自分の本心ではないから、力に流されているような気がして、自分が彼に屈している事を認めるのが嫌だったからだ。

「いやっ、あんっ、はぁっ、んっ、あっ、だ、だからおっぱい、はっ、あぁんっ、お、おっぱいを……んっ、はぁぁ、そんなに強く揉まないで!」

「わかった、それじゃあ今度は優しく揉んであげるね。」

「ひやっ……」

すると彼は、私の胸を揉んでいた力を急に緩めて、さっきとは考えられない程優しい力でまた揉み始めた。
そして、それと同時に彼は自分の顔を私の胸に寄せた。

「ちゅぱっ、ちゅる、ちゅ、れろ、れろ。」

「いやっ、ま、待って、んっ、あぁん!
な、舐めるなんて聞いてない……んっ、いやんっ、あっ、はぁん!」

"こ、これじゃあ……本当にこいつの思いのまま、本当は私が主導権を奪ってやるつもりだったのに……どうして。

「ちゅる、ペロ、ちゅぱっ、ペロ」

"やだ、赤ちゃんみたいに私の乳首なんかしゃぶりだして……こんな、こんなの知らない"

「あっ、いやんっ、あぁ、あぁん!
おっぱい、あんっ、そ、そんな……はぁ、うっ、いやっん、交互に吸ったり舐めたりしないでっ!」

「ちゅぅ、ちゅる、ちゅぱっ、れろ、れろ。」

尚も彼は私の胸に吸い付くように、乳首から口を離さない。

「ちゅぱっ、カレンちゃんの乳首勃起したみたいにさっきより大きくなってるよ。」

「はっ、あぁん、ひゃっ、い、いや、またそんな下品な事言って……わ、はぁん、んっ、わひゃひは、そんにゃ、はぁん、あんっ! 下品な女じゃないのっ!」

"ダメだ……こいつに逆らえない、さっきから腰を振ろうとしても、おっぱいが気持ち良すぎて……まともに動けない"

「どう?  カレンちゃん……素直になれた?
本当は乱暴にされた方が感じるんでしょ?」

そう言って彼は、一度していた行為の全てを止めた。

あ、危なかった……と私は何かが飛びそになる間際、そこで心底ほっとした。

「んっ、はぁ、はぁ、ば、馬っ鹿じゃないの?
乱暴にされた方が感じるなんて、そんなの男の妄想よ。
私は、もっと優しくしてくれた方が……」

すると彼は、私の言葉を聞いて何故か納得顔で頷くと言った。

「…………それじゃあ、素直になるまで沢山いじめてあげるからね?」

嗜虐的な眼差しを向ける彼の顔に、私は不安を抱きながらも、言いえぬ期待と興奮を感じていた。


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