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第二章・アイゼンリウト騒乱編
第27話 おっさん、賭けに出る
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俺とビッドは草原を走る。街を出てから足音が聞こえないのが妙だったが
「居たぞ!あそこだ!」
その声と共に馬が駆ける音が聞こえて納得した。まぁ当然と言えば当然か。姫さまが歩いて旅をするなんて、想像もつかないし。
「ビッド、手筈通りに!」
「了解だ!」
互いに確認し終わるとビッドは馬の方へ向かって走り、俺は足を止めて様子を見る。相手は俺が狙いだ。恐らく勇名をはせる姫さまなら、ビッドが足止めだと見抜くだろう。そして腕に覚えがあるなら
「そこを動くな罪人!」
勇ましい声を上げて単騎で来る。何とまぁ解り易い。白馬にまたがり、深紅をベースとした華美な鎧と、それに近い赤く長い髪、そして少し釣り目の美人。
ビッドの説明から想像がついたが、姿からして解り易いイノシシ振り。
「動く気はないさ。一つ問う。何故混乱する国を捨てて、罪人を追う? それも他国に兵を引き連れて来るなんて正気を疑うんだが」
「罪人を裁き、竜の行方を知れば国は安定する。それに事情を話せばクロウディス王も分かってくださる」
それを聞いて俺は申し訳ないが鼻で笑ってしまった。隣の国の王様の名前は知っているがその思惑など知らないという。
こりゃ別に俺が何かしようとしまいと滅びるのは必定。とは言え今の俺たちの生活を脅かすのも必定。なら何とかしなきゃな。
「竜、竜、竜。竜はお前達を呪いもしないのに、自ら竜に縛られるのを望むのか?」
「竜を奉じることこそ我が一族の使命であり、我が国の基盤だ」
この世界はまだ良く知らないがそれだけで国を護れるとは思えないんだけど。
「本気で言っているのか?」
「……無論、だ。我が迷いなき竜槍の一撃を喰らえば分かる」
話が嚙み合ってない……だが間があった。どうやらそこには触れて欲しくないらしい。となるとこの人はまだ希望があるかもしれない。それが嘘だと分かっている可能性がある。
出来ればこの騒動で何処かの国が亡ぶなんて寝覚めの悪い展開は望んでいない。今の国のやり方に不満があり、改善する気がある人に変われば俺もファニーももう追われたりはしないだろうし……ここは姫様に賭けるか。
「だとすると、勇ましき姫君は腕前だけで、頭の中は夢見る乙女なんだな」
「……愚弄する気か」
「愚弄する気じゃなくて、愚弄してるんだよ。だってそうだろう? 竜を奉じると言うが、竜を封じるの間違いだろう。俺は洞窟で封印の札を見た。そして生贄をささげるのが使命で国の基盤とし続けるなら、それは何れ訪れる革命か占領という、アンタら一族の墓に墓碑銘を掘っているにすぎない」
「くっ……」
俺は姫の怒りに満ちた槍の突きを、小さく横へ移動し最小限で避ける。多少切り傷が増えても構わない。こっちは体力の総量が姫さまより少ないからだ。
致命傷にならなければ良い。そして見るのは槍の動きのみ。動揺しているのか動きが大雑把で助かる。
「国を治める者とは、清濁併せ呑むことが問われる。竜に頼るのはそれが無いと公言しているのと同じだ。良いも悪いも竜の所為にし逃げているだけに過ぎない。そんな統治者を望むものが、憧れるものがどれだけいる? そして他国からすればそれは美味しい料理に映る」
「世迷い事を!」
「まさか解らないのか? 今も混乱するアンタの国を狙って、この国も他の国も攻め込む機会を窺っているんだぞ?」
「おのれ!」
「ハッ!」
俺が問いかけているうちに、黒隕剣は鞘から少し抜けており、その柄を握って引き抜き竜槍を弾く。姫は消耗した体力の所為か精神的なものか分からないが、弾かれた勢いに負けて握っていた竜槍が手から落ちる。
「姫、アンタが真に国を思うなら、アンタが先頭に立って国を統べるべきだ! それが嫌なら適任者に譲れば良い」
「無責任な事を」
「無責任はお前たちだ! 革命が起こってすんなり国が立つと思うか? その隙に他国が攻めいれば、国は蹂躙され民はむごい仕打ちを受ける。それを想像できない姫ではないだろう!」
「言わせておけば」
「姫、アンタの国の民は異常だ。罪人に関心が無く、虚言を聞き入れ罪もない者を罪人とすれば、国が腐敗していくのは必定。互いが互いを陥れ生贄としようとする国のどこに魅力がある?そんな国は商人から見放され、流通は止まり何れ自給自足を余儀なくされ困窮し、破滅する」
「……」
「姫、今が天が与えた機会だ。そして分水嶺だ。破滅を受け入れるか、自ら立ち先祖の過ちを正して国を蘇らせるか」
「……何が目的だ。お前は誰だ」
「俺の目的は一つだ。俺に係わるな。今のままなら俺は火の粉を払う為に、お前の国を滅ぼす」
「出来る……と思っているのだな」
「ああ、幸いこちらには手札がある。そして恐慌状態の国がある。革命の芽が無いのなら、他の国を焚き付ければ戦争が起き、俺をつけ狙う人間が居なくなるわけだ。上手くすれば根こそぎ」
「……」
姫はじっと俺を見つめている。命がけの大演説。引きこもっていた時に読みかじった物を総動員したんだ。これで引きさがらなければ、俺は大罪人になるな。俺は俺が守りたいものを守る為に、国一つ滅ぼす為に動く。
俺自身の死は今さら気にもならないが、俺が幸せを望む者たちの為に罪を犯す覚悟はある。例え磔にされても。
一番最良なのは、戦争が起こらず俺を放っておいて貰う事だ。元々何もしてないのに罪人に仕立て上げられ生贄にされたんだ。復讐こそすれ追い回される謂れは無い。
「居たぞ!あそこだ!」
その声と共に馬が駆ける音が聞こえて納得した。まぁ当然と言えば当然か。姫さまが歩いて旅をするなんて、想像もつかないし。
「ビッド、手筈通りに!」
「了解だ!」
互いに確認し終わるとビッドは馬の方へ向かって走り、俺は足を止めて様子を見る。相手は俺が狙いだ。恐らく勇名をはせる姫さまなら、ビッドが足止めだと見抜くだろう。そして腕に覚えがあるなら
「そこを動くな罪人!」
勇ましい声を上げて単騎で来る。何とまぁ解り易い。白馬にまたがり、深紅をベースとした華美な鎧と、それに近い赤く長い髪、そして少し釣り目の美人。
ビッドの説明から想像がついたが、姿からして解り易いイノシシ振り。
「動く気はないさ。一つ問う。何故混乱する国を捨てて、罪人を追う? それも他国に兵を引き連れて来るなんて正気を疑うんだが」
「罪人を裁き、竜の行方を知れば国は安定する。それに事情を話せばクロウディス王も分かってくださる」
それを聞いて俺は申し訳ないが鼻で笑ってしまった。隣の国の王様の名前は知っているがその思惑など知らないという。
こりゃ別に俺が何かしようとしまいと滅びるのは必定。とは言え今の俺たちの生活を脅かすのも必定。なら何とかしなきゃな。
「竜、竜、竜。竜はお前達を呪いもしないのに、自ら竜に縛られるのを望むのか?」
「竜を奉じることこそ我が一族の使命であり、我が国の基盤だ」
この世界はまだ良く知らないがそれだけで国を護れるとは思えないんだけど。
「本気で言っているのか?」
「……無論、だ。我が迷いなき竜槍の一撃を喰らえば分かる」
話が嚙み合ってない……だが間があった。どうやらそこには触れて欲しくないらしい。となるとこの人はまだ希望があるかもしれない。それが嘘だと分かっている可能性がある。
出来ればこの騒動で何処かの国が亡ぶなんて寝覚めの悪い展開は望んでいない。今の国のやり方に不満があり、改善する気がある人に変われば俺もファニーももう追われたりはしないだろうし……ここは姫様に賭けるか。
「だとすると、勇ましき姫君は腕前だけで、頭の中は夢見る乙女なんだな」
「……愚弄する気か」
「愚弄する気じゃなくて、愚弄してるんだよ。だってそうだろう? 竜を奉じると言うが、竜を封じるの間違いだろう。俺は洞窟で封印の札を見た。そして生贄をささげるのが使命で国の基盤とし続けるなら、それは何れ訪れる革命か占領という、アンタら一族の墓に墓碑銘を掘っているにすぎない」
「くっ……」
俺は姫の怒りに満ちた槍の突きを、小さく横へ移動し最小限で避ける。多少切り傷が増えても構わない。こっちは体力の総量が姫さまより少ないからだ。
致命傷にならなければ良い。そして見るのは槍の動きのみ。動揺しているのか動きが大雑把で助かる。
「国を治める者とは、清濁併せ呑むことが問われる。竜に頼るのはそれが無いと公言しているのと同じだ。良いも悪いも竜の所為にし逃げているだけに過ぎない。そんな統治者を望むものが、憧れるものがどれだけいる? そして他国からすればそれは美味しい料理に映る」
「世迷い事を!」
「まさか解らないのか? 今も混乱するアンタの国を狙って、この国も他の国も攻め込む機会を窺っているんだぞ?」
「おのれ!」
「ハッ!」
俺が問いかけているうちに、黒隕剣は鞘から少し抜けており、その柄を握って引き抜き竜槍を弾く。姫は消耗した体力の所為か精神的なものか分からないが、弾かれた勢いに負けて握っていた竜槍が手から落ちる。
「姫、アンタが真に国を思うなら、アンタが先頭に立って国を統べるべきだ! それが嫌なら適任者に譲れば良い」
「無責任な事を」
「無責任はお前たちだ! 革命が起こってすんなり国が立つと思うか? その隙に他国が攻めいれば、国は蹂躙され民はむごい仕打ちを受ける。それを想像できない姫ではないだろう!」
「言わせておけば」
「姫、アンタの国の民は異常だ。罪人に関心が無く、虚言を聞き入れ罪もない者を罪人とすれば、国が腐敗していくのは必定。互いが互いを陥れ生贄としようとする国のどこに魅力がある?そんな国は商人から見放され、流通は止まり何れ自給自足を余儀なくされ困窮し、破滅する」
「……」
「姫、今が天が与えた機会だ。そして分水嶺だ。破滅を受け入れるか、自ら立ち先祖の過ちを正して国を蘇らせるか」
「……何が目的だ。お前は誰だ」
「俺の目的は一つだ。俺に係わるな。今のままなら俺は火の粉を払う為に、お前の国を滅ぼす」
「出来る……と思っているのだな」
「ああ、幸いこちらには手札がある。そして恐慌状態の国がある。革命の芽が無いのなら、他の国を焚き付ければ戦争が起き、俺をつけ狙う人間が居なくなるわけだ。上手くすれば根こそぎ」
「……」
姫はじっと俺を見つめている。命がけの大演説。引きこもっていた時に読みかじった物を総動員したんだ。これで引きさがらなければ、俺は大罪人になるな。俺は俺が守りたいものを守る為に、国一つ滅ぼす為に動く。
俺自身の死は今さら気にもならないが、俺が幸せを望む者たちの為に罪を犯す覚悟はある。例え磔にされても。
一番最良なのは、戦争が起こらず俺を放っておいて貰う事だ。元々何もしてないのに罪人に仕立て上げられ生贄にされたんだ。復讐こそすれ追い回される謂れは無い。
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