ようち゛ょに監禁されています。

3日目

01

再び迎えた、おそらく朝。
女性の悲鳴で僕は目を覚ました。

彼女は少女に掴みかかって抵抗していた。服が破けているのを見ると、僕のように全裸に剥かれようとしていたところを、目を覚まして流れで反逆に転じたらしい。部屋の入り口付近で２人は揉み合っている。

助けてやりたいが、僕は首輪で壁の杭に繋がれていて、恐らく届かない。そして、少女からの制裁にも怯えていた。

バツン！

強い音が弾けて、女性が倒れた。少女の手にはスタンガンが握られている。

「しつけが追いつかないよお…ふええ……」

少女は女性の衣服をハサミで切り裂き、剥ぎ取った。全裸になった女性の身体にはあちこち痣が出来ていた。

「見てんなよ、犬！」

叱られたので僕は目をそらした。ガチャガチャと音がして、僕の首輪には振動が伝わっている。

「よし！」

僕への合図なのか独り言なのかわからないが、満足げな声の方へ振り向くと、女性もまた首輪で繋がれたようだった。

「ほら、ヤって」

僕は従った。女性の身体を掴み、今度は後ろから。

僕は変態なのかもしれない。
こんな異常な状況下で、僕は、従うことができてしまった。