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ゴブリンキング討伐 パート21
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「氷結球」
ランチェがガロファーの動きを封じるために再び魔法を放つ。ガロファーは後方にジャンプして氷結球を避ける。
「おい、お前たちゴブリンを襲うのをやめるのだ!」
コンチェが欲望丸出しの第3騎士団の騎士を静止する。
「しかし、これはモナーク王子様の指示でございます。いくらコンチェ中佐の指示でも従うことができません」
「そうだ」
「そうだ」
「邪魔をするな」
騎士団たちはイネスとアザレアの豊満な肉体を目のして興奮を抑えることができない。コンチェの指示を無視してイネスとアザレアに襲いかかる。
『ズドン』
1人の騎士の頭が転がり落ちる。
「これは俺からの命令だ!俺の指示があるまでゴブリンを襲うな」
コンチェは剣で騎士の頭を切り落とす。その姿を見た騎士たちはイネスとアザレアを襲うのをやめた。
「ランチェ!騎士たちの暴挙は止めたぞ。あとは任せた」
「わかりました。あとはこのゴブリンを説得するだけです」
ランチェが再びガロファーと取引をする。
「今回は私どもはゴブリンキング討伐を断念します。しかし、このままでは引き下がることはできません。なので、あなたの首をいただいてよろしいでしょうか?そうすれば私たちは撤退します」
「お前たち人間は信用できない。とくその男がいる限りそんな取引に応じることはできない」
ガロファーはモナークを睨みつける。モナークはブーストの効果がなくなった事を知ると身を小さくして震えていた。
「わかりました。あなたが私たちを倒す前にあのゴブリンたちがどうなっても私は知りませんよ」
「お前たちなどすぐに倒してやるわ」
「そうですか・・・仕方ありませんね。それでは気が済むまで戦ってください。私たちを簡単に倒せると思わないでくださいね」
ランチェはコンチェに合図を出した。合図を見たコンチェは第3騎士団達にゴブリンを襲う許可を出す。第3騎士団は喜びの悲鳴をあげてイネスとアザレアに飛びかかる。ある者は鎧を脱ぎ捨て、ある者は鎧のままイネスとアザレアの体を弄ぶ。
ガロファーは2人を助けるために全力で2人の元へ駆けつけようとするが、ランチェの氷結球を避けるので精一杯で前に進むことができない。
「俺の獲物だ!」
モナークが大声で叫ぶ。もちろんモナークの獲物はガロファーでなくアザレアである。アザレアの体を弄ぶ騎士達を放り投げてアザレアを救出する。
「勝手に俺の獲物に手を出すな!」
モナークは兵士たちを睨みつける。
「申し訳ありませんでした」
兵士たちはモナークに頭を下げて謝る。
「俺が使った後は自由にすれば良い。それまで我慢しておけ」
「わかりました」
騎士達はモナークがアザレアを蹂躙するところを嬉しそうに眺めていた。
「このケダモノ達めぇ~」
「確かに彼達はケダモノように本能のままに行動しているのでしょう。私には理解できませんが・・・止めることはできますよ」
ランチャは氷結球を放ちながらガロファーへの説得を続ける。ランチェが氷結球でガロファーの足を止めて、コンチェが素早い動きでガロファーの攻撃を加えるが、ガロファーの固有スキル『鋼』で強化された体に傷を与えることはできない。
しかし、ガロファーも同様に手をこまねていた。ランチェの『氷結球』を避けながら、コンチェの攻撃に対処しなければならない。1対1の戦いならガロファーは力で押し切ることができたのだが、2対1という不利な状況なので防戦一方になっていた。
「わかった。2人を蹂躙するのをやめてくれ・・・」
「初めからそうすればよかったのです」
「絶対に約束は守れよ」
「もちろんです。今日のところは引き上げます。明日以降は約束はできませんが・・・」
「わかった。俺の頭を切り落とせ」
ガロファーはランチェの前に跪き頭を下げた。
「もうしばらくお待ちください」
コンチェがモナークを呼びに行った。しばらくすると、下半身丸出しのままモナークがガロファーの前に仁王立ちする。
「コンチェから話は聞いたぞ。お前は2度も俺を侮辱した。しかし、心の寛大の俺だ許してやる。あのメスゴブリン達も十分に楽しませてもらったから解放してやってもいいのだが、俺の肉棒を味わったあいつらが素直にゴブリンの村に戻るとは思えないぞ」
「貴様ぁぁぁ~」
ガロファーはゆっくりと立ち上がろうとする。
「おい!約束が違うぞ・・・こいつは大人しく頭をはねらるんじゃないのか」
モナークはズルズルと後退する。
「約束はきちんと守らせます。なので、黙って聞いていてください」
ランチェが慌てて仲裁に入る。
「早くしろ」
「モナーク王子様、ゴブリンを刺激するのはやめてください。大人しくゴブリンの頭をはねて城へ戻りましょう」
「わ・・わ・・・わかった」
モナークは再びガロファーの前に立ち大剣でガロファーの首を叩き落とす。
「なぜだ・・・」
しかし、大剣はガロファーの首に少し傷をつけただけで頭が落ちない。
「この~おらぁ~」
モナーク王子は大声を上げながら大剣を振り落とすがなかなか、ガロファーの首を切ることができない。
「この貧弱者がぁ~」
ガロファーは自らの大剣を取り自分で頭をはねた。ガロファーの頭は首から落ちてモナークの前に転がり落ちる。モナークはガロファーの頭を拾い頭上に掲げる。
「俺がボスゴブリンを討ち取ったぞぉーー」
騎士達は歓喜の声をあげる。そして、すぐにイネスとアザレアに飛びかかる。
「やめなさい!ゴブリンとの約束を忘れたの」
シュヴァリエは下着をマントで隠しながら、騎士達を止めに入る。
「邪魔をするなぁ」
「お前はあっちへ行け」
「これは戦利品だぁ。俺らの自由にしても問題はない」
「何を言っているのよ。あなた達はきちんと話を聞いていなかったの?」
「はぁ~ゴブリンとの約束など守る義務はないはずだ。ここは第3騎士団の指揮権がある。第4第5騎士団の大佐に文句を言われる筋合いはないぜ」
「そうだ。そうだ」
騎士達はシュヴァリエの静止を聞かずにイネスとアザレアを蹂躙する。
ランチェがガロファーの動きを封じるために再び魔法を放つ。ガロファーは後方にジャンプして氷結球を避ける。
「おい、お前たちゴブリンを襲うのをやめるのだ!」
コンチェが欲望丸出しの第3騎士団の騎士を静止する。
「しかし、これはモナーク王子様の指示でございます。いくらコンチェ中佐の指示でも従うことができません」
「そうだ」
「そうだ」
「邪魔をするな」
騎士団たちはイネスとアザレアの豊満な肉体を目のして興奮を抑えることができない。コンチェの指示を無視してイネスとアザレアに襲いかかる。
『ズドン』
1人の騎士の頭が転がり落ちる。
「これは俺からの命令だ!俺の指示があるまでゴブリンを襲うな」
コンチェは剣で騎士の頭を切り落とす。その姿を見た騎士たちはイネスとアザレアを襲うのをやめた。
「ランチェ!騎士たちの暴挙は止めたぞ。あとは任せた」
「わかりました。あとはこのゴブリンを説得するだけです」
ランチェが再びガロファーと取引をする。
「今回は私どもはゴブリンキング討伐を断念します。しかし、このままでは引き下がることはできません。なので、あなたの首をいただいてよろしいでしょうか?そうすれば私たちは撤退します」
「お前たち人間は信用できない。とくその男がいる限りそんな取引に応じることはできない」
ガロファーはモナークを睨みつける。モナークはブーストの効果がなくなった事を知ると身を小さくして震えていた。
「わかりました。あなたが私たちを倒す前にあのゴブリンたちがどうなっても私は知りませんよ」
「お前たちなどすぐに倒してやるわ」
「そうですか・・・仕方ありませんね。それでは気が済むまで戦ってください。私たちを簡単に倒せると思わないでくださいね」
ランチェはコンチェに合図を出した。合図を見たコンチェは第3騎士団達にゴブリンを襲う許可を出す。第3騎士団は喜びの悲鳴をあげてイネスとアザレアに飛びかかる。ある者は鎧を脱ぎ捨て、ある者は鎧のままイネスとアザレアの体を弄ぶ。
ガロファーは2人を助けるために全力で2人の元へ駆けつけようとするが、ランチェの氷結球を避けるので精一杯で前に進むことができない。
「俺の獲物だ!」
モナークが大声で叫ぶ。もちろんモナークの獲物はガロファーでなくアザレアである。アザレアの体を弄ぶ騎士達を放り投げてアザレアを救出する。
「勝手に俺の獲物に手を出すな!」
モナークは兵士たちを睨みつける。
「申し訳ありませんでした」
兵士たちはモナークに頭を下げて謝る。
「俺が使った後は自由にすれば良い。それまで我慢しておけ」
「わかりました」
騎士達はモナークがアザレアを蹂躙するところを嬉しそうに眺めていた。
「このケダモノ達めぇ~」
「確かに彼達はケダモノように本能のままに行動しているのでしょう。私には理解できませんが・・・止めることはできますよ」
ランチャは氷結球を放ちながらガロファーへの説得を続ける。ランチェが氷結球でガロファーの足を止めて、コンチェが素早い動きでガロファーの攻撃を加えるが、ガロファーの固有スキル『鋼』で強化された体に傷を与えることはできない。
しかし、ガロファーも同様に手をこまねていた。ランチェの『氷結球』を避けながら、コンチェの攻撃に対処しなければならない。1対1の戦いならガロファーは力で押し切ることができたのだが、2対1という不利な状況なので防戦一方になっていた。
「わかった。2人を蹂躙するのをやめてくれ・・・」
「初めからそうすればよかったのです」
「絶対に約束は守れよ」
「もちろんです。今日のところは引き上げます。明日以降は約束はできませんが・・・」
「わかった。俺の頭を切り落とせ」
ガロファーはランチェの前に跪き頭を下げた。
「もうしばらくお待ちください」
コンチェがモナークを呼びに行った。しばらくすると、下半身丸出しのままモナークがガロファーの前に仁王立ちする。
「コンチェから話は聞いたぞ。お前は2度も俺を侮辱した。しかし、心の寛大の俺だ許してやる。あのメスゴブリン達も十分に楽しませてもらったから解放してやってもいいのだが、俺の肉棒を味わったあいつらが素直にゴブリンの村に戻るとは思えないぞ」
「貴様ぁぁぁ~」
ガロファーはゆっくりと立ち上がろうとする。
「おい!約束が違うぞ・・・こいつは大人しく頭をはねらるんじゃないのか」
モナークはズルズルと後退する。
「約束はきちんと守らせます。なので、黙って聞いていてください」
ランチェが慌てて仲裁に入る。
「早くしろ」
「モナーク王子様、ゴブリンを刺激するのはやめてください。大人しくゴブリンの頭をはねて城へ戻りましょう」
「わ・・わ・・・わかった」
モナークは再びガロファーの前に立ち大剣でガロファーの首を叩き落とす。
「なぜだ・・・」
しかし、大剣はガロファーの首に少し傷をつけただけで頭が落ちない。
「この~おらぁ~」
モナーク王子は大声を上げながら大剣を振り落とすがなかなか、ガロファーの首を切ることができない。
「この貧弱者がぁ~」
ガロファーは自らの大剣を取り自分で頭をはねた。ガロファーの頭は首から落ちてモナークの前に転がり落ちる。モナークはガロファーの頭を拾い頭上に掲げる。
「俺がボスゴブリンを討ち取ったぞぉーー」
騎士達は歓喜の声をあげる。そして、すぐにイネスとアザレアに飛びかかる。
「やめなさい!ゴブリンとの約束を忘れたの」
シュヴァリエは下着をマントで隠しながら、騎士達を止めに入る。
「邪魔をするなぁ」
「お前はあっちへ行け」
「これは戦利品だぁ。俺らの自由にしても問題はない」
「何を言っているのよ。あなた達はきちんと話を聞いていなかったの?」
「はぁ~ゴブリンとの約束など守る義務はないはずだ。ここは第3騎士団の指揮権がある。第4第5騎士団の大佐に文句を言われる筋合いはないぜ」
「そうだ。そうだ」
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