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ゴブリンキング討伐 パート19
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モナークはニタニタを笑いながら戦いの場に戻る。
「お!あのナイスボディのゴブリンが倒れているではないか」
モナークはランチェ兄弟に背中を突き刺されて背中から多量の血を流して瀕死のイネスを発見した。
「死んでいるのか」
モナークはイネスを蹴り飛ばす。
イネスは多量の出血で意識は失っているがかろうじて息はあるみたいである。背中の刺し傷はかなりの深傷であり自己再生でも回復が追いつかないようだ。
「まだ少し息があるのかぁ。さすがゴブリンだゴキブリ並の生命力だな。俺がトドメをさしてやるか」
モナークはイネスに馬乗りになり必要以上に顔面を殴りつける。
「ガハハハ・ガハハハ・なんて気持ちが良いのだ。もう、我慢できないぞ」
顔面を肉ダルマのように腫れたイネスを見てモナークの興奮は止まらない。モナークはイネスの鎧を強引に剥ぎ取りイネスを全裸にした。
全身血まみれのイネスの全裸を見てモナークは涎を垂らしながら、イシスの豊満な胸を鷲掴みにする。
「良いもの持っているじゃないか!味見をしてやるぞ」
イシスの胸を荒々しくモミしごき、イシスの綺麗なピンクの乳首を激しくしゃぶりだす。
「たまらないぜ・・・」
モナークは下半身の武具を脱ぎ捨てて、イシスの股を開いて大きくなった自分の性器をぶっ込んだ。そして、激しく腰を動かして愉悦の笑みを浮かべる。
「どうだ。どうだ。人間様のナニは最高だろ。俺が死ぬ前に天国に連れて行ってやるぜ」
モナークは、戦場の真ん中で剣でなく腰を振るのであった。
両手をあげて戦闘の意思をないことを示すシュヴァリエを目にして、ガロファーの気持ちが揺らぐ。しかし、ふとイネスの方を見ると、男に蹂躙されるイネスの姿が目に入る。
「お前はあれを見ても襲撃を止めると言えるのか。少しでも人間の言葉を信用しようとした俺が馬鹿だったぜ」
シュヴァリエは後方を見た。後方ではモナークがイネスを蹂躙している姿があった。
「あのバカは何をやっているのよ・・・」
一方、第3・第4騎士団は大切な飲料水を運び終えアザレアに放水しよとしていた。
「何をしているのですか」
ランチェが騎士に問いかける。
「はい。ランチェ中佐殿。あのゴブリンは炎を纏っています。このままでは近寄ることはできません。なので、水をかけて炎を消す事にしました」
アザレアの周りにはアザレアの炎を顧みず、無謀にも勝負を挑んだ騎士の数名が炎上して命を落としていた。
「ここは絶対に通さないわ!」
アザレアは近寄る者に『火炎球』を容赦なく放つ。
「早く水を持ってこい。これ以上耐えきれないぞ」
騎士達の悲痛な叫び声が轟く。
「今水を持ってきたぞ。すぐに放水するぞ」
水を運んできた騎士達が次々と水を投げつける。その様子を呆れた顔でランチェ兄弟が見ている。
必死で大切な飲料水をアザレアにかけるが全く炎が消える気配はない。そしてアザレアも気づいた。イネスが蹂躙されていることを。
「お前達人間はなんて酷いことするのですか。イネスから離れなさい!」
アザレアを纏う炎はみるみる大きくなっていく。
「そんなに巨大な炎をどうするのですか?仲間もろとも焼き尽くすのですか?」
アザレアの前にランチャが立ちはだかる。
「すぐに辞めさせなさい」
アザレアの瞳からは大粒の涙がこぼれ落ちている。
「それはできません。敗者はあのようになることは仕方がないことなのです」
アザレアは全身に纏っている炎を火炎球に変えてランチェに放つ。アザレアの固有能力『爆炎』は炎を自在に操ることができる。
50cmほどの火炎球が次々とランチェを襲う。火炎球に包まれたランチェは激しく燃え上がる。近くにいた騎士達は慌てふためいて逃げ惑う。
「巻き添えをなるぞ。急いで逃げろ~」
逃げ惑う騎士を無視してアザレアは無我夢中でイネスの元へ向かう。
「死ね!」
コンチェが無防備なアザレアの背中に剣を突き刺す。
「邪魔をしないで!」
アザレアは背中に刺さった剣も気にせず、振り返りコンチェの体を炎の拳で殴りつける。しかし、もうそこにはコンチェの姿はない。
「氷結球」
アザレアの死角から先程ほど燃え上がっていたはずのランチェが氷結魔法を使う。ランチェの氷結球がアザレアの背中の刺し傷に命中する。燃え上がっていたのはランチェ幻影であった。
「あぁぁぁぁ~」
「良い声を出すではないか!」
悲鳴をあげたアザレアを嘲笑うかのようにコンチェが言い放つ。そして、苦痛に歪んだアザレアの額に剣を突き刺す。
「うぉおおぉぉ~~」
額から血が吹き出しているアザレアは全身の力を振り絞って炎の温度を上げてコンチェを抱きしめて焼き尽くそうとする。アザレアに抱きしめられたコンチェはスライム状になりドロドロを解け始める。
アザレアはコンチェがドロドロの液体状になった姿を確認すると渾身の力で立ち上がる。そして、振り返りランチェと対峙する。
「氷結球」
ランチェは再び氷結球をアザレアに目掛けて発射する。しかし、アザレアが纏った炎の温度は上昇しているので氷結球は溶けてしまう。
「レベル1の氷結球ではダメみたいですね」
「そこをどきなさい」
「どうぞ。私の氷結球が効かないのならもう術はありません」
ランチェはさっと道を譲る。アザレアは走ってイネスの元へ駆け寄る。
「氷結球」
ランチェは背後から氷結球を放つ。しかも先ほど数倍もある大きな氷結球を。大きな氷結球を背後からくらったアザレアの背中が凍りつく。
「次こそ死ね」
凍りついた背中にコンチェが剣を突き刺す。
アザレアの背中からは鮮やかに血が噴き出す。そして、そのまま倒れ込む。
「ゴブリンが単純な生き物でよかったぜ」
先ほど溶けて亡くなったのはランチェの作ったコンチェの幻影であった。
「お!あのナイスボディのゴブリンが倒れているではないか」
モナークはランチェ兄弟に背中を突き刺されて背中から多量の血を流して瀕死のイネスを発見した。
「死んでいるのか」
モナークはイネスを蹴り飛ばす。
イネスは多量の出血で意識は失っているがかろうじて息はあるみたいである。背中の刺し傷はかなりの深傷であり自己再生でも回復が追いつかないようだ。
「まだ少し息があるのかぁ。さすがゴブリンだゴキブリ並の生命力だな。俺がトドメをさしてやるか」
モナークはイネスに馬乗りになり必要以上に顔面を殴りつける。
「ガハハハ・ガハハハ・なんて気持ちが良いのだ。もう、我慢できないぞ」
顔面を肉ダルマのように腫れたイネスを見てモナークの興奮は止まらない。モナークはイネスの鎧を強引に剥ぎ取りイネスを全裸にした。
全身血まみれのイネスの全裸を見てモナークは涎を垂らしながら、イシスの豊満な胸を鷲掴みにする。
「良いもの持っているじゃないか!味見をしてやるぞ」
イシスの胸を荒々しくモミしごき、イシスの綺麗なピンクの乳首を激しくしゃぶりだす。
「たまらないぜ・・・」
モナークは下半身の武具を脱ぎ捨てて、イシスの股を開いて大きくなった自分の性器をぶっ込んだ。そして、激しく腰を動かして愉悦の笑みを浮かべる。
「どうだ。どうだ。人間様のナニは最高だろ。俺が死ぬ前に天国に連れて行ってやるぜ」
モナークは、戦場の真ん中で剣でなく腰を振るのであった。
両手をあげて戦闘の意思をないことを示すシュヴァリエを目にして、ガロファーの気持ちが揺らぐ。しかし、ふとイネスの方を見ると、男に蹂躙されるイネスの姿が目に入る。
「お前はあれを見ても襲撃を止めると言えるのか。少しでも人間の言葉を信用しようとした俺が馬鹿だったぜ」
シュヴァリエは後方を見た。後方ではモナークがイネスを蹂躙している姿があった。
「あのバカは何をやっているのよ・・・」
一方、第3・第4騎士団は大切な飲料水を運び終えアザレアに放水しよとしていた。
「何をしているのですか」
ランチェが騎士に問いかける。
「はい。ランチェ中佐殿。あのゴブリンは炎を纏っています。このままでは近寄ることはできません。なので、水をかけて炎を消す事にしました」
アザレアの周りにはアザレアの炎を顧みず、無謀にも勝負を挑んだ騎士の数名が炎上して命を落としていた。
「ここは絶対に通さないわ!」
アザレアは近寄る者に『火炎球』を容赦なく放つ。
「早く水を持ってこい。これ以上耐えきれないぞ」
騎士達の悲痛な叫び声が轟く。
「今水を持ってきたぞ。すぐに放水するぞ」
水を運んできた騎士達が次々と水を投げつける。その様子を呆れた顔でランチェ兄弟が見ている。
必死で大切な飲料水をアザレアにかけるが全く炎が消える気配はない。そしてアザレアも気づいた。イネスが蹂躙されていることを。
「お前達人間はなんて酷いことするのですか。イネスから離れなさい!」
アザレアを纏う炎はみるみる大きくなっていく。
「そんなに巨大な炎をどうするのですか?仲間もろとも焼き尽くすのですか?」
アザレアの前にランチャが立ちはだかる。
「すぐに辞めさせなさい」
アザレアの瞳からは大粒の涙がこぼれ落ちている。
「それはできません。敗者はあのようになることは仕方がないことなのです」
アザレアは全身に纏っている炎を火炎球に変えてランチェに放つ。アザレアの固有能力『爆炎』は炎を自在に操ることができる。
50cmほどの火炎球が次々とランチェを襲う。火炎球に包まれたランチェは激しく燃え上がる。近くにいた騎士達は慌てふためいて逃げ惑う。
「巻き添えをなるぞ。急いで逃げろ~」
逃げ惑う騎士を無視してアザレアは無我夢中でイネスの元へ向かう。
「死ね!」
コンチェが無防備なアザレアの背中に剣を突き刺す。
「邪魔をしないで!」
アザレアは背中に刺さった剣も気にせず、振り返りコンチェの体を炎の拳で殴りつける。しかし、もうそこにはコンチェの姿はない。
「氷結球」
アザレアの死角から先程ほど燃え上がっていたはずのランチェが氷結魔法を使う。ランチェの氷結球がアザレアの背中の刺し傷に命中する。燃え上がっていたのはランチェ幻影であった。
「あぁぁぁぁ~」
「良い声を出すではないか!」
悲鳴をあげたアザレアを嘲笑うかのようにコンチェが言い放つ。そして、苦痛に歪んだアザレアの額に剣を突き刺す。
「うぉおおぉぉ~~」
額から血が吹き出しているアザレアは全身の力を振り絞って炎の温度を上げてコンチェを抱きしめて焼き尽くそうとする。アザレアに抱きしめられたコンチェはスライム状になりドロドロを解け始める。
アザレアはコンチェがドロドロの液体状になった姿を確認すると渾身の力で立ち上がる。そして、振り返りランチェと対峙する。
「氷結球」
ランチェは再び氷結球をアザレアに目掛けて発射する。しかし、アザレアが纏った炎の温度は上昇しているので氷結球は溶けてしまう。
「レベル1の氷結球ではダメみたいですね」
「そこをどきなさい」
「どうぞ。私の氷結球が効かないのならもう術はありません」
ランチェはさっと道を譲る。アザレアは走ってイネスの元へ駆け寄る。
「氷結球」
ランチェは背後から氷結球を放つ。しかも先ほど数倍もある大きな氷結球を。大きな氷結球を背後からくらったアザレアの背中が凍りつく。
「次こそ死ね」
凍りついた背中にコンチェが剣を突き刺す。
アザレアの背中からは鮮やかに血が噴き出す。そして、そのまま倒れ込む。
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