終焉の姫と聖女の姫

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ゴブリンの少女ルティア パート2

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「モナーク!今回は俺と一緒に『昇天姫』へ行こうぜ。貴族専用の優良店だからハズレなしだし、王子のお前で堂々と入ることができるぜ」


 色街は王都グロワールの中心部にある飲食街の一角に煌びやかに存在している。そして、一際豪華なお城のような建物が『昇天姫』であり、このお店には貴族でないと入ることができず、『昇天姫』の扉の前には屈強な男が2人立っていて、貴族であることを証明しないと入店できないのである。そして、『昇天姫』の周りにはいくつもの色店はあるが、『昇天姫』に比べるとかなりお店の作りは小さく、怪しげな男達が客引きをしている。

 
 「俺は『亜人館』へ行く」


 モナークはボソリとつぶやいた。


 「またあそこへ行くのか?『亜人館』にはゴブリンしかいないぞ!エルフがいるなら俺も一度は味わってみたいが、ゴブリンはちょっと遠慮しておくぜ」


 『亜人館』とは亜人種をを扱っている色店である。主にゴブリンがメインであるがたまにエルフなども仕入れることがあるが、エルフは貴重なためすぐに買い手が付いていなくなるのである。色街では性的な行為をする場所でもあるが、働いている女性を買うことができる奴隷市場でもある。


 「俺は1人で行ってくる」


 モナークは1人で『亜人館』へ向かった。『亜人館』は色街で一際不気味な雰囲気を漂わせる歪な建物である。『昇天姫』の煌びやかな雰囲気とは真逆であり、レンガで作られて建物には監獄のように大きな反り立つ塀があり建物を一切見ることができない。しかも、塀の中からは地獄の底から聞こえてきそうな嗚咽のような叫び声が聞こえてくる。この声を聞いているだけも身の毛のよだつ気分になってしまうのだが、モナークは逆に愉悦の笑みを浮かべているのである。

 モナークは『亜人館』の入口の前まで来るとそのまま通り過ぎてしまった。そして、『亜人館』から少し離れた小さな小屋に入って行った。


 「これは、モナーク王子様。今日はこちらで遊んでいかれるのでしょうか?」

 「もちろんだ。イキのいいやつを用意してくれ」

 「昨日ホブゴブリンに進化した上玉のゴブリンがいます。そいつを用意いたしましょう」

 「いいのか?俺が使った後は使い物にならなくなるぞ!」

 「構いません。国王様からお代の方はたくさん頂いています。好きなように扱ってください」

 
 『亜人館』から少し離れた小屋は、貴族など高貴な方が利用する入り口であり、地下で『亜人館』と繋がっている。そして、この『亜人館』はロード王も利用しているらしい。

 モナークは地下道を利用して『亜人館』の地下にある特別な部屋に案内された。モナークが案内された部屋は四方を鉄の分厚い壁で覆われた何もない6畳くらいの部屋であった。扉も二重になっていて外部に全く音が漏れ出ることない仕組みになっている。唯一天井に空気孔が存在しているだけで床も冷たいコンクリートで覆われていた。

 そして、部屋の隅にはホブゴブリンになったばかりのゴブリンの女の子が、身を小さくして座っている。コブリンからホブゴブリンになると、胸も急激に膨らみ体のラインもしなやかになり、人間で言えば16歳くらいの女性の体つきをしている。この女の子はホブゴブリンでもゴブリンメイジであり多少の魔法を使うことができるが、コブリンの頃につけられた奴隷の首輪のせいで抵抗はできないのである。

 ゴブリンの見た目は人間とほぼ変わらない。人間との違いは頭に拳サイズの丸い二つのツノと肌が緑色くらいである。体の構造は人間と同じであり性的欲求を満たすには好都合なのである。しかし色街では人間を提供する店よりも値段が高く高級店である『昇天姫」の2倍以上の値段である。しかもオプションによっては一般市民の年収ほどの値段もするのである。

 モナークの相手をするゴブリンはホブゴブリンになったばかりなので、体は少し小さめで胸も小ぶりである。顔もまだ幼く可愛らしい顔をしている。髪はサラブレットのよう艶のある美しい栗色で肩の辺りまで伸びている。


 「お前の名前は?」

 「わ・・たしは・・ルティアです」


 部屋の隅でガクガクと体を震わせながらか細い声でルティアは答えた。


 「綺麗な名前だな・・・ゴブリンのくせに!」


 モナークはルティアに優しく微笑んだかと思うと急に目つきが鋭くなり額にシワを寄せてルティアの頬を拳で殴りつけた。モナークに殴られてルティアの頬は大きく腫れ上がり、鼻はくの字に折れ曲がり多量の血がドボドボと流れ落ちてきた。


 「お母さん、お母さん、助けに来てよぉ~」


 ルティアは、涙を流しながら大声で叫ぶ。


 「ギャハハハ、こんなところに助けなどくるはずがないだろう!だから亜人種は馬鹿なんだ!」


モナークは泣き叫ぶルティアに容赦なく殴り続ける。

ルティアの顔は大きく腫れ上がり、眼球は飛び出し鼻は原形をとどめていない。ルティアは意識もなくなり生きたサンドバックのようにひたすら顔を殴りつけらる。

 
 「まだ死んではいないようだな。お楽しみはこれからだぜ」


 顔は肉の塊のようになりゴブリンでも人間でもない歪な生物のようである。その歪な生物の体を隠している白い布をモナークは、引きちぎるように破り捨て全裸にする。モナークは顔だけを必要に殴ったのは体は綺麗な状態で楽しみたいからである。

 全裸にされた歪な生き物の体はとても綺麗であった。少し小ぶりであるが綺麗な胸、そして淡いピンク色の乳首は吸い付きたくなるほどに魅力的である。モナークは、口から涎を垂らしながら右の乳首を舐め回しながら、左の胸を荒々しく揉みまわす。


 「はぁーー。はぁーー」


 モナークの激しい呼吸と下品な喘ぎ声が部屋の中にこだまする。

 
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