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下僕ゲーム
第19話 唐突にヤンキーは快楽を得る
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ヤンキーという生き物は弱者を見極める力を持っている。ヤンキーが俺を標的にしたのは至極当然であった。ヤンキーは獲物を見つけたトラのように、鋭い眼光で睨みつけ飛び掛かろうとした。しかし、その瞬間、床で滑って宙を舞うように激しく転倒し背中を床に強打して自爆した。
「このクソガキ、何をしやがる」
ヤンキーという生き物はすぐに8つ当たりをする。体育館の床にはロウが塗ってあり、ローションまみれの俺たちとの愛称は最悪だ。激しく動くとすってんころりんと転ぶのは当然だった。自分の不注意さを棚に上げて人のせいにするのはお門違いと言いたいところだが、俺に言い返す勇気などありはしない。
「ごめんなさい」
俺は気の弱い臆病な人間だ。ヤンキーの怒りの表情を見てすぐに白旗を上げる。そもそも下僕ゲームに勝つ意味はあるのだろうか?前回俺は幸運にも勝利したが、何も恩恵を受けることはなかった。俺は無理やり下僕ゲームに参加させられているだけなので頑張る必要はない。痛い思いをせずに終わるなら敗北しても問題はない。
「今すぐに殺してやるぜ」
ヤンキーという生き物は相手が弱気になると反比例して強気なる。俺は謝ることによって火に油を注いでしまったようだ。ヤンキーは床で強打した背中を抑えながら立ち上がろうとする。しかし、またしても滑る床に足をとられて再び転倒してしまう。一方俺は亀のように体を丸くして目を閉じる。そして、心の中で早く終わってくれと祈り続ける。数分間は何事も起こらずに平穏が訪れていた。しかし、滑る床の攻略方法をみつけたヤンキーは唐突に俺の元へやってきた。
俺はうつ伏せになり体を丸めて目を瞑って下僕ゲームが終わることをひたすら待っていたが、生暖かく柔らかい感触が俺の体に覆いかさばる。そして、気持ちの悪い吐息が俺の耳を駆逐する。
「捕まえたぜ」
ヤンキーという生き物は意外と器用なヤツである。ヤンキーは、立ち上がるのは難しいと判断し、床を這いつくばって移動して、亀の交尾のように俺の背中の上に乗り抱きしめてきた。ヤンキーは俺の柔らかい肌とローションまみれのお互いの体が重なりあったことで、背筋がゾクゾクするような快感を得て、股間を勃起して顔を真っ赤にしていた。
俺は背中に何か固い突起物が当たっていることを感じたが、まさか、ヤンキーの股間が当たっているなんて想像することができず、何か凶器を持っているのかと勘違いをして激しく体を揺さぶる。しかし、かえってこの揺さぶりがヤンキーの股間を刺激してしまい、さらなる快楽を与えてしまっていた。ヤンキーは思わず「うぅぅ~」と喘ぎ声をあげる。俺は凶器と狂気に怯えていたので、ヤンキーの気持ちを感じ取ることができずに、さらに激しく体を揺さぶってしまった。
ヤンキーという生き物は好奇心旺盛なヤツである。ヤンキーは俺の背中で快感を得ていることは屈辱的であった半面、さらなる性への興味も湧いてきたのである。今はネットで多種多様の性の知識が自然と入ってくる時代だ。思わぬ快感を得たことで、あることを試したいと悪魔がささやいていた。
「お前に屈辱的なことを与えてやるぜ」
ヤンキーという生き物はプライドの高いヤツである。ヤンキーは自分の行為を正当化するため俺に恐怖の言葉をなげかける。しかし、俺はヤンキーの言っている意味は理解できずにいた。
ヤンキーは本当に亀の交尾のような体制に入る。さほど大きくはないが、堅く勃起した股間を俺の背中からお尻の割れ目に移動させて煌煌の笑みを浮かべる。
「あぁぁぁぁ~」
気持ち悪い喘ぎ声が俺の耳元に届いた瞬間お尻へ激痛が走る。
「あぁぁぁ~~~」
体育館に響きわたるほどの俺の悲鳴がこだまする。ヤンキーは俺の悲鳴を聞いて、さらに気持ちが高騰し激しく腰を振る。そのたびに俺のお尻には激痛がはしり、俺は大声で悲鳴を上げた。ヤンキーは何度も腰を振り絶頂の快楽を得ると、腰を振るのをやめて俺の背中を抱きしめた。
「ピイ――――――――――」
体育館にホイッスルが鳴り響く。
「第2回下僕ゲームの勝者が確定しました」
裃が壇上に姿を現し下僕ゲームの終了を告げる。
「ハハハハハ、ハハハハハ、まさかこのゲームに勝者が出るとは驚きです」
裃は大きな声で笑い声をあげているが、相変わらず目は死んだ魚のように無感情である。
「誰が勝者なんだ!」
参加者の下僕が大声で叫ぶ。
「今回も【TEAM KING 】の下僕2号君の勝利です」
「そんなバカな!俺はたくさんポイントをゲットしたはずだ。納得がいかないぞ」
体格の良いスポーツマンが声を張り上げる。
「君は【TEAM QUEEN】の下僕1号君ですね。下僕ゲームの管理者である僕に意見をするのはいかがなもの思いますが、僕は今すこぶる機嫌が良いので許すとしましょう。しかし、君の求める答えは、飼い主である如月 姫君さんに答えてもらうことにします」
裃は体育館の上部に視線を移動した。すると、今まで暗闇だった2階席の一部に照明が灯され、長い黒髪、赤縁眼鏡、端正な顔立ち、色白の細身の生徒会長をしているような優等生風女子高生が座っていた。
「裃君、私の下僕が失礼な態度をとったことを深くお詫びを申し上げたいと思います。ですが、裃君が発案するゲームは奇想天外、斬新奇抜、唯一無二のため、管理者達からも不満の声が多く上がっているのも事実です。下僕ゲームの設定は、親である裃君から各管理者に連絡が届いて、然るべき舞台が用意されます。しかし、勝利条件は勝者が決まった時に、各管理者に渡された封印を解いて、勝利条件を確認することできます。今、親である裃君が勝者の名乗りを上げましたので、封印を解きたいと思います」
如月は黒い封筒を取り出して封筒の封印を解いた。
「このクソガキ、何をしやがる」
ヤンキーという生き物はすぐに8つ当たりをする。体育館の床にはロウが塗ってあり、ローションまみれの俺たちとの愛称は最悪だ。激しく動くとすってんころりんと転ぶのは当然だった。自分の不注意さを棚に上げて人のせいにするのはお門違いと言いたいところだが、俺に言い返す勇気などありはしない。
「ごめんなさい」
俺は気の弱い臆病な人間だ。ヤンキーの怒りの表情を見てすぐに白旗を上げる。そもそも下僕ゲームに勝つ意味はあるのだろうか?前回俺は幸運にも勝利したが、何も恩恵を受けることはなかった。俺は無理やり下僕ゲームに参加させられているだけなので頑張る必要はない。痛い思いをせずに終わるなら敗北しても問題はない。
「今すぐに殺してやるぜ」
ヤンキーという生き物は相手が弱気になると反比例して強気なる。俺は謝ることによって火に油を注いでしまったようだ。ヤンキーは床で強打した背中を抑えながら立ち上がろうとする。しかし、またしても滑る床に足をとられて再び転倒してしまう。一方俺は亀のように体を丸くして目を閉じる。そして、心の中で早く終わってくれと祈り続ける。数分間は何事も起こらずに平穏が訪れていた。しかし、滑る床の攻略方法をみつけたヤンキーは唐突に俺の元へやってきた。
俺はうつ伏せになり体を丸めて目を瞑って下僕ゲームが終わることをひたすら待っていたが、生暖かく柔らかい感触が俺の体に覆いかさばる。そして、気持ちの悪い吐息が俺の耳を駆逐する。
「捕まえたぜ」
ヤンキーという生き物は意外と器用なヤツである。ヤンキーは、立ち上がるのは難しいと判断し、床を這いつくばって移動して、亀の交尾のように俺の背中の上に乗り抱きしめてきた。ヤンキーは俺の柔らかい肌とローションまみれのお互いの体が重なりあったことで、背筋がゾクゾクするような快感を得て、股間を勃起して顔を真っ赤にしていた。
俺は背中に何か固い突起物が当たっていることを感じたが、まさか、ヤンキーの股間が当たっているなんて想像することができず、何か凶器を持っているのかと勘違いをして激しく体を揺さぶる。しかし、かえってこの揺さぶりがヤンキーの股間を刺激してしまい、さらなる快楽を与えてしまっていた。ヤンキーは思わず「うぅぅ~」と喘ぎ声をあげる。俺は凶器と狂気に怯えていたので、ヤンキーの気持ちを感じ取ることができずに、さらに激しく体を揺さぶってしまった。
ヤンキーという生き物は好奇心旺盛なヤツである。ヤンキーは俺の背中で快感を得ていることは屈辱的であった半面、さらなる性への興味も湧いてきたのである。今はネットで多種多様の性の知識が自然と入ってくる時代だ。思わぬ快感を得たことで、あることを試したいと悪魔がささやいていた。
「お前に屈辱的なことを与えてやるぜ」
ヤンキーという生き物はプライドの高いヤツである。ヤンキーは自分の行為を正当化するため俺に恐怖の言葉をなげかける。しかし、俺はヤンキーの言っている意味は理解できずにいた。
ヤンキーは本当に亀の交尾のような体制に入る。さほど大きくはないが、堅く勃起した股間を俺の背中からお尻の割れ目に移動させて煌煌の笑みを浮かべる。
「あぁぁぁぁ~」
気持ち悪い喘ぎ声が俺の耳元に届いた瞬間お尻へ激痛が走る。
「あぁぁぁ~~~」
体育館に響きわたるほどの俺の悲鳴がこだまする。ヤンキーは俺の悲鳴を聞いて、さらに気持ちが高騰し激しく腰を振る。そのたびに俺のお尻には激痛がはしり、俺は大声で悲鳴を上げた。ヤンキーは何度も腰を振り絶頂の快楽を得ると、腰を振るのをやめて俺の背中を抱きしめた。
「ピイ――――――――――」
体育館にホイッスルが鳴り響く。
「第2回下僕ゲームの勝者が確定しました」
裃が壇上に姿を現し下僕ゲームの終了を告げる。
「ハハハハハ、ハハハハハ、まさかこのゲームに勝者が出るとは驚きです」
裃は大きな声で笑い声をあげているが、相変わらず目は死んだ魚のように無感情である。
「誰が勝者なんだ!」
参加者の下僕が大声で叫ぶ。
「今回も【TEAM KING 】の下僕2号君の勝利です」
「そんなバカな!俺はたくさんポイントをゲットしたはずだ。納得がいかないぞ」
体格の良いスポーツマンが声を張り上げる。
「君は【TEAM QUEEN】の下僕1号君ですね。下僕ゲームの管理者である僕に意見をするのはいかがなもの思いますが、僕は今すこぶる機嫌が良いので許すとしましょう。しかし、君の求める答えは、飼い主である如月 姫君さんに答えてもらうことにします」
裃は体育館の上部に視線を移動した。すると、今まで暗闇だった2階席の一部に照明が灯され、長い黒髪、赤縁眼鏡、端正な顔立ち、色白の細身の生徒会長をしているような優等生風女子高生が座っていた。
「裃君、私の下僕が失礼な態度をとったことを深くお詫びを申し上げたいと思います。ですが、裃君が発案するゲームは奇想天外、斬新奇抜、唯一無二のため、管理者達からも不満の声が多く上がっているのも事実です。下僕ゲームの設定は、親である裃君から各管理者に連絡が届いて、然るべき舞台が用意されます。しかし、勝利条件は勝者が決まった時に、各管理者に渡された封印を解いて、勝利条件を確認することできます。今、親である裃君が勝者の名乗りを上げましたので、封印を解きたいと思います」
如月は黒い封筒を取り出して封筒の封印を解いた。
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