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第三章
11.情報が多すぎて忘れていた事
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(【オーディン兄弟が作り出した世界に生きた者達は全て、消滅させられにゃいとにゃらないと定められていたにゃ】⋯⋯だとしたらジェニもヘル達もみんな消えちゃうの?」
この世界で知り合った人は少なく、好印象を抱いている人はほんの僅かしかいない。ジェニ達家族とそれに関わる⋯⋯グリモワール達やエイルくらい。
グリモワールはオーディンの手助けをさせられディルスとカニスは彼のペット。ブロックとエイトリは神々の為に様々な物を作り出していた。
(スレイプニルのラプスだってオーディン専用馬として働かされてたし、ロキ自身オーディンと義兄弟だったんだもの。
元神族も元巨人族もろくなのがいないけど全部まるっと消しちゃうって⋯⋯なんかモヤモヤする)
この世界の人達はどうなるのか。エルの話からするとオーディン三兄弟の作った人間もどきの末裔ということかもしれないが、この世界が終わるなら人間も全て粛清されるということに⋯⋯。
(この国じゃなくてこの世界って言ってたからものすごい人数になるはずで、その中には頑張って前向きに生きてる人も沢山いて⋯⋯。本人のせいじゃない出来事で子孫が断罪されるっておかしくない?
『アカシックレコードに書かれてますから生きてちゃダメなんですよ~』なんてありえなくない?)
深夜になっても目が冴えて全然眠れないグロリアは冷めてしまった湯を入れ替えて風呂に入った。
(ふうぅぅ~、癒されるぅ。やっぱりお風呂は最高⋯⋯ちっちゃい頃のことは覚えてないけど今世では初お風呂かも~)
アカシックレコード・天地創造・オーディン達の罪⋯⋯この世界が進んでいくはずだった未来の話。
グロリアは湯船に頭をもたせかけてエルから聞いた話を思い返していた。
(壮大すぎてついてけないかも。世界の記憶に記された決まりを守ろうとする本当の神の計画で集められて⋯⋯何か忘れてる気が⋯⋯)
温かい湯に疲れが溶け出していくようでうとうとしはじめていたグロリアがハッと目を見開いた。
(そこじゃないじゃん! あーもー、なんで忘れてたかな!?)
慌てて湯船から飛び出したグロリアはつるんと転んでお尻を打った。
「グフッ! いったーいっ!!」
ハイハイしながらバスタオルを掴みガシガシと頭や身体を拭いて着替えを済ませた。ポタポタと雫の落ちる髪を一つに結びながらグロリアは3階への階段を駆け上がった。
バーン!!
「ジェニ! 話があるんだけど! すっごく大事な話」
「⋯⋯へ?」
グロリアがジェニの部屋を強襲する少し前⋯⋯。
「はぁ~」
「うぅ、はぁ~」
ランプをひとつだけ灯した薄暗い部屋ではジェニの溜息だけが聞こえていた。ソファにうつ伏せになったジェニは食事も取らず手に一枚の紙を握りしめ、チラッと見ては溜息をつくのを繰り返していた。
(もっとはっきりした台詞で言わないと間抜けなグロリアには伝わんなかったって事だよなぁ。
はぁ~⋯⋯一世一代の告白のつもりが戦うか戦わないかに変わるとか、一体どんな風に脳内変換されたのかもわかんねえし)
ヘルやグリモワールの助言を聞き入れて自分の情けない過去を話し、昔の妻シギュンの事はなんとも思っていないと伝えた。
(いなくなってすごく寂しかったって伝えて、欲しいって言ってそばにいてくれって言った⋯⋯うー、やっぱり例の一言がいるってことだよな~。
でもなぁ、精神年齢4桁で一回も言ったことがねえんだもん。嘘でも冗談でもベッドん中でも言ったことねえんだもんよお。
ハードルが高すぎるとは思っちゃいたが⋯⋯いざって時に口が動かなくなるとは思わねえじゃん。
不安そうにちょびっと目が潤んでんのに下唇噛み締めてるのを見たら、あちこちが超やばくなったんだもん。
天下のロキ様が⋯⋯嘘と誑かしならなんでも言えんのに、なんであそこで⋯⋯はぁ~。
やっぱ父ちゃん、ヘタレだわ。まちげえねえよ)
本当ならグロリアと二人で食事をしながら今までの事やこれからの事を話し合ったりしていたはずなのに⋯⋯。
(グロリアの部屋を整えてドレスやらも揃えてビックリさせようと思ってたんだよ~。女物のドレスなんてヘルにも誰にも買ったことねえから頑張ったんだぜ?
喜んでくれたかどうかもわかんねえって⋯⋯あーもー、こんな事なら練習しときゃ良かったぜ」
ガバッと起き上がったジェニはソファに座って握りしめていた紙の皺を丁寧に伸ばした。
「あー、えーっと。まず初めに言うのはアレだよな」
両手で持った紙を目の前に持ってきたジェニは練習をはじめた。
「お、俺はその⋯⋯その⋯⋯あのヘンテコなパジャマを着たお前を見た時⋯⋯か、鏡越しに⋯⋯その時、お前に一目惚⋯⋯」
バーン!!
「ジェニ! 話があるんだけど! すっごく大事な話」
「⋯⋯へ?」
グロリアの恥ずかしそうな顔が念写された紙を前に告白の練習をしていたジェニが固まった。
「えーっと、こんな時間にどーしたの?」
「えーっと、こんな時間に何してるの?」
首を傾げたグロリアは訝しげな目でジェニの手にある紙を指差した。
「⋯⋯は? え、あぁぁぁ! こっこれはなんでもないっつうか⋯⋯グハッ、いってぇ! 」
自分が何を持って何をしていたのか思い出したジェニは慌てて立ち上がり、コーヒーテーブルに脛をぶつけて叫んだ後ベッドに向かって走りながら叫んだ。
「ちょ、待って! えーっと、そこ座ってろ。すぐ戻ってくるからな! いいか、絶対逃げるなよ!」
「逃げるっていうか、私から来たんだけど⋯⋯」
ベッドの枕の下に念写の紙を隠したのは常日頃の癖。慌てた時こそ普段の行動が現れるというのは本当らしい。
グロリアは勢い込んで部屋に突撃したものの、見たことのない挙動不審なジェニの行動に少し理性が戻ってきた。
(こんな夜中じゃなくても良かったかもなのに、しかもこんな格好で来ちゃったし)
部屋の入り口に立っているグロリアは部屋に準備してあったナイトウエアを着ているだけで、髪から落ちた雫が背中を濡らし裸足のまま。
皺だらけのシャツの裾をズボンに入れながら走ってきたジェニがグロリアの前に立った。
「よう、グロリア⋯⋯えーっと」
「ごめん、明日の朝でも大丈夫だった気がしてきた。なんか忙しそ⋯⋯」
「い、忙しくねえぞ! も~、めちゃくちゃ暇にしてた。んで、どした? あ、ソファに座ってはな⋯⋯」
グロリアの背中に手を当てたジェニがぐっしょり濡れた感触に固まった。
「ご、ごめん。さっきまでお風呂入ってて、慌てて飛び出してきたから⋯⋯明日出直すね」
身を捩ってジェニの手から逃れたグロリアが後退りしながら手を振った。
「すぐタオル持ってくるからソファに座っとけ。いいな、逃げ出したら部屋まで追いかけるからな」
バスルームに駆け込むジェニの様子を横目に見ながらグロリアはベッドの枕の方を見つめていた。
(枕の下に隠す? なんか怪しい~⋯⋯マルデルの念写とか二人のツーショットとか。それはそれでいいよね、私には関係ない事だもん)
「ほら、びっしょりじゃねえか」
この世界で知り合った人は少なく、好印象を抱いている人はほんの僅かしかいない。ジェニ達家族とそれに関わる⋯⋯グリモワール達やエイルくらい。
グリモワールはオーディンの手助けをさせられディルスとカニスは彼のペット。ブロックとエイトリは神々の為に様々な物を作り出していた。
(スレイプニルのラプスだってオーディン専用馬として働かされてたし、ロキ自身オーディンと義兄弟だったんだもの。
元神族も元巨人族もろくなのがいないけど全部まるっと消しちゃうって⋯⋯なんかモヤモヤする)
この世界の人達はどうなるのか。エルの話からするとオーディン三兄弟の作った人間もどきの末裔ということかもしれないが、この世界が終わるなら人間も全て粛清されるということに⋯⋯。
(この国じゃなくてこの世界って言ってたからものすごい人数になるはずで、その中には頑張って前向きに生きてる人も沢山いて⋯⋯。本人のせいじゃない出来事で子孫が断罪されるっておかしくない?
『アカシックレコードに書かれてますから生きてちゃダメなんですよ~』なんてありえなくない?)
深夜になっても目が冴えて全然眠れないグロリアは冷めてしまった湯を入れ替えて風呂に入った。
(ふうぅぅ~、癒されるぅ。やっぱりお風呂は最高⋯⋯ちっちゃい頃のことは覚えてないけど今世では初お風呂かも~)
アカシックレコード・天地創造・オーディン達の罪⋯⋯この世界が進んでいくはずだった未来の話。
グロリアは湯船に頭をもたせかけてエルから聞いた話を思い返していた。
(壮大すぎてついてけないかも。世界の記憶に記された決まりを守ろうとする本当の神の計画で集められて⋯⋯何か忘れてる気が⋯⋯)
温かい湯に疲れが溶け出していくようでうとうとしはじめていたグロリアがハッと目を見開いた。
(そこじゃないじゃん! あーもー、なんで忘れてたかな!?)
慌てて湯船から飛び出したグロリアはつるんと転んでお尻を打った。
「グフッ! いったーいっ!!」
ハイハイしながらバスタオルを掴みガシガシと頭や身体を拭いて着替えを済ませた。ポタポタと雫の落ちる髪を一つに結びながらグロリアは3階への階段を駆け上がった。
バーン!!
「ジェニ! 話があるんだけど! すっごく大事な話」
「⋯⋯へ?」
グロリアがジェニの部屋を強襲する少し前⋯⋯。
「はぁ~」
「うぅ、はぁ~」
ランプをひとつだけ灯した薄暗い部屋ではジェニの溜息だけが聞こえていた。ソファにうつ伏せになったジェニは食事も取らず手に一枚の紙を握りしめ、チラッと見ては溜息をつくのを繰り返していた。
(もっとはっきりした台詞で言わないと間抜けなグロリアには伝わんなかったって事だよなぁ。
はぁ~⋯⋯一世一代の告白のつもりが戦うか戦わないかに変わるとか、一体どんな風に脳内変換されたのかもわかんねえし)
ヘルやグリモワールの助言を聞き入れて自分の情けない過去を話し、昔の妻シギュンの事はなんとも思っていないと伝えた。
(いなくなってすごく寂しかったって伝えて、欲しいって言ってそばにいてくれって言った⋯⋯うー、やっぱり例の一言がいるってことだよな~。
でもなぁ、精神年齢4桁で一回も言ったことがねえんだもん。嘘でも冗談でもベッドん中でも言ったことねえんだもんよお。
ハードルが高すぎるとは思っちゃいたが⋯⋯いざって時に口が動かなくなるとは思わねえじゃん。
不安そうにちょびっと目が潤んでんのに下唇噛み締めてるのを見たら、あちこちが超やばくなったんだもん。
天下のロキ様が⋯⋯嘘と誑かしならなんでも言えんのに、なんであそこで⋯⋯はぁ~。
やっぱ父ちゃん、ヘタレだわ。まちげえねえよ)
本当ならグロリアと二人で食事をしながら今までの事やこれからの事を話し合ったりしていたはずなのに⋯⋯。
(グロリアの部屋を整えてドレスやらも揃えてビックリさせようと思ってたんだよ~。女物のドレスなんてヘルにも誰にも買ったことねえから頑張ったんだぜ?
喜んでくれたかどうかもわかんねえって⋯⋯あーもー、こんな事なら練習しときゃ良かったぜ」
ガバッと起き上がったジェニはソファに座って握りしめていた紙の皺を丁寧に伸ばした。
「あー、えーっと。まず初めに言うのはアレだよな」
両手で持った紙を目の前に持ってきたジェニは練習をはじめた。
「お、俺はその⋯⋯その⋯⋯あのヘンテコなパジャマを着たお前を見た時⋯⋯か、鏡越しに⋯⋯その時、お前に一目惚⋯⋯」
バーン!!
「ジェニ! 話があるんだけど! すっごく大事な話」
「⋯⋯へ?」
グロリアの恥ずかしそうな顔が念写された紙を前に告白の練習をしていたジェニが固まった。
「えーっと、こんな時間にどーしたの?」
「えーっと、こんな時間に何してるの?」
首を傾げたグロリアは訝しげな目でジェニの手にある紙を指差した。
「⋯⋯は? え、あぁぁぁ! こっこれはなんでもないっつうか⋯⋯グハッ、いってぇ! 」
自分が何を持って何をしていたのか思い出したジェニは慌てて立ち上がり、コーヒーテーブルに脛をぶつけて叫んだ後ベッドに向かって走りながら叫んだ。
「ちょ、待って! えーっと、そこ座ってろ。すぐ戻ってくるからな! いいか、絶対逃げるなよ!」
「逃げるっていうか、私から来たんだけど⋯⋯」
ベッドの枕の下に念写の紙を隠したのは常日頃の癖。慌てた時こそ普段の行動が現れるというのは本当らしい。
グロリアは勢い込んで部屋に突撃したものの、見たことのない挙動不審なジェニの行動に少し理性が戻ってきた。
(こんな夜中じゃなくても良かったかもなのに、しかもこんな格好で来ちゃったし)
部屋の入り口に立っているグロリアは部屋に準備してあったナイトウエアを着ているだけで、髪から落ちた雫が背中を濡らし裸足のまま。
皺だらけのシャツの裾をズボンに入れながら走ってきたジェニがグロリアの前に立った。
「よう、グロリア⋯⋯えーっと」
「ごめん、明日の朝でも大丈夫だった気がしてきた。なんか忙しそ⋯⋯」
「い、忙しくねえぞ! も~、めちゃくちゃ暇にしてた。んで、どした? あ、ソファに座ってはな⋯⋯」
グロリアの背中に手を当てたジェニがぐっしょり濡れた感触に固まった。
「ご、ごめん。さっきまでお風呂入ってて、慌てて飛び出してきたから⋯⋯明日出直すね」
身を捩ってジェニの手から逃れたグロリアが後退りしながら手を振った。
「すぐタオル持ってくるからソファに座っとけ。いいな、逃げ出したら部屋まで追いかけるからな」
バスルームに駆け込むジェニの様子を横目に見ながらグロリアはベッドの枕の方を見つめていた。
(枕の下に隠す? なんか怪しい~⋯⋯マルデルの念写とか二人のツーショットとか。それはそれでいいよね、私には関係ない事だもん)
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