106 / 248
第二章
8.嫌な予感しかしないんですけどねえ
しおりを挟む
チラチラと様子を伺う生徒達を気にする事なく能天気に問いかけたアル。
「その可能性はあるが、意味が分からないんだ。想像もつかない」
首を傾げエイルの方を見たティウ。
「面倒にならんよう集めたんだろ。教師のやりそうなことだよ。騒ぎを引き起こしそうなメンバーなら一つに纏めておけば監視しやすいからな」
相変わらず面倒くさそうな顔をしたリーグ。
「気を使わずに済むから、僕はちょっとラッキーかも」
気弱そうな声で笑うフロディ。
(ああ、この人達ってやっぱりただの人間じゃないのかも)
勢揃いした4人の飄々とした態度を見てホッと胸を撫で下ろしたエイルがニコッと笑いかけた。
(そこのちっこい子を宜しくね、生徒の中では君達しか守れないはずだから)
校内を案内してもらいながらグロリアは首をしきりに捻っていた。
(どうもおかしい⋯⋯やっぱり変だよね)
「肩こりか?」
「へ? あ~、確かに首が凝りそうな景色です」
「肩車してやろっか?」
「だから、妹じゃありませんってば!」
案内がはじまってすでに1時間以上経っている。どんだけ広いんだと溜息をついたグロリアは、両脇と前後に立ち塞がる壁に対する遠慮はすでに霧散していた。
(運が悪いんじゃなくて、意図的に集められた? だとしたらエイル先生が主犯だよね。この目立つメンバーを集めたのは納得だけど、そこに魔法が使えない最底辺の私を追加投入した理由が分かんない。
可能性があるとしたら⋯⋯⋯⋯他のどこにも入れれないからとかかなぁ。どこに入れても嫌がられるからコイツらのとこに入れたら数合わせにちょうどいいとか)
校内散策がはじまってすぐ、仲良く腕を組んだシグルドとマルデルを見かけた。マルデルがジロジロと見ていたのはわかっていたが、障壁に阻まれていたからか障壁チェックが忙しかったのかグロリアには気付かなかったらしい。
(初めて顔を見たけど樹里だってすぐに分かったのが怖い。こっちが分かるってことは向こうも⋯⋯あ、向こうはとっくに知ってるんだった。
あれ? マルデルはどうやって私のこと知ったんだろう)
「なあ、この先のカフェテラスで案内終了だからよう、なんか食べようぜ?」
少し前からソワソワしていたアルが声をかけた。
「飯」
少し前から単語しか話さなくなったリーグ。
「確かにお腹が空きましたね」
貴族の鏡のように隙のないティウ。
「僕は喉が渇いたかも」
男ばかりの中でも気弱そうなフロディ。
「ミルクもあるから、心配すんなよ」
「そろそろ殴って良いですかね」
アルのボケにグロリアがツッコミを入れながらカフェテラスに辿り着いた。
「グロリアは席を取っておいて下さい。その方が早く並べそうですから」
(歩幅が違うと言いたいんだ! その通り、こっちは急ぎ足を続けて疲れたもん。身体強化してなければ倒れてたし!)
「なら、グラタンと桃のパイと紅茶をお願い」
小さく頷いたティウと愉快な仲間達が列に並び、グロリアは巨人に耐えられる広大なスペースを探してカフェテラスの奥へ歩いて行った。
(急がないと結構人が増えてきた)
二階に上がる階段の手前に広いテーブルが空いていたので急いで向かうと、目の前にソーニャと3人の男子学生が立ち塞がった。
グロリアが左に避けても右に避けても前に立ち塞がるソーニャに腹が立ったグロリアが、腰に手を当てて少し強めの声で抗議した。
「悪いけど通してもらえませんか? テーブルが埋まったら困るの」
「ここには『役立たず』専用のテーブルはないんだよね」
ソーニャの言葉に仲間達がゲラゲラと笑いだし、周りの生徒が食事の手を止めてグロリア達を眺めはじめた。
「そうなのね、別に専用でなくても構わないから」
「わかんないかなぁ。僕達は『役立たず』と何かを共有するなんて、気持ち悪くて耐えられないんだよ」
「そう、分かったからどいてくれる?」
「彼等はやっぱり別行動することにしたんだねえ」
「当然だよ」
「相当我慢しておられたんだろ?」
グロリアを知らなかった生徒達がヒソヒソと話しはじめると、『え、マジで?』とか『うそぉ、やだあ』と不快感マックスの声を上げはじめ不愉快そうに眉間に皺を寄せたり口元を歪めたりしはじめた。
「そりゃ『役立たず』とは一緒に食事なんてできないよ」
ソーニャが周りに聞こえるように大きな声を張り上げた。
「そんな事はないから本当に通してもらえないかな?」
「生意気な奴め! さっさと帰れよ」
適当に返事を返すグロリアに腹を立てたソーニャがグロリアの肩を突き飛ばした。
ガシャ⋯⋯ガチャガチャン
少し後ろを歩いていた男子生徒のトレーにぶつかったグロリアが尻餅をつき、その上からトレーに乗っていたスープやパンが落ちてきた。
「うわあ、きったねえ! これだから『役立たず』は嫌われるんだよ!!」
「うへえ、カフェテラスの床が汚れちゃったじゃないか。その制服で掃除して帰れよ!」
「それは名案だね、ソーニャの上着で掃除するのが良さそうだ。リーグはグロリアを医務室に連れて行ってくれ。ここは綺麗にしておくから」
ティウの冷ややかな声でカフェテラスの中が静まりかえった。
アルが上着を脱いでグロリアの肩にかけ、フロディがハンカチでグロリアの髪を拭きはじめたのを横目で見ながら、ティウがソーニャの腕を掴んだ。
ティウ達と別れ一人ぼっちになったグロリアを狙ったつもりだったソーニャ達はティウ達4人組が揃っているのを見て真っ青になった。
「それと後ろの。そのネクタイは2年生だよな⋯⋯名前を覚えてなくてすまん。手間をかけるけどよ、代わりの食事はここにいるソーニャと仲間達に買ってこさせてくれっか?」
「はい、同じ物を持って来させます。あの、お怪我はなかったですか?」
「はい、すみませんでした」
床に座り込んだままのグロリアが小さく頭を下げた。
「君が突き飛ばされたのは見えてたんだけど、うまく避けられなくてごめん」
持っていたハンカチでは顔を拭くのが精一杯で、アルがかけてくれた上着で誤魔化している。シルバーブロンドは濡れて灰色に近い色になりまさに濡れ鼠のグロリア。
「なんで僕達がそんな事しなきゃいけないんですか? そこの『役立たず』が勝手に転んだんですから、掃除ならソイツにやらせ⋯⋯」
内心ソーニャ達を応援する者や新学期早々面白い見せ物が見れたと目を輝かせる者達が、後から来た生徒に説明している声がどんどん聞こえてくる。
「君がその女子生徒に因縁をつけてるのも突き飛ばしたのも、見ていた生徒は大勢いるよ」
「でもコイツは『役立たず』なんですよ!」
ソーニャがグロリアを指差して叫んだ。
(こんなに汚れても替えの制服とか持ってないんだからね! あ~も~! 静かな学園生活なんかどこにもないじゃん⋯⋯アッタマきたかも!)
「役立たずって何に対してですかねえ?」
スープ塗れのグロリアが立ち上がり、毅然とした態度でソーニャに向かって問いただした。
「は?」
「その可能性はあるが、意味が分からないんだ。想像もつかない」
首を傾げエイルの方を見たティウ。
「面倒にならんよう集めたんだろ。教師のやりそうなことだよ。騒ぎを引き起こしそうなメンバーなら一つに纏めておけば監視しやすいからな」
相変わらず面倒くさそうな顔をしたリーグ。
「気を使わずに済むから、僕はちょっとラッキーかも」
気弱そうな声で笑うフロディ。
(ああ、この人達ってやっぱりただの人間じゃないのかも)
勢揃いした4人の飄々とした態度を見てホッと胸を撫で下ろしたエイルがニコッと笑いかけた。
(そこのちっこい子を宜しくね、生徒の中では君達しか守れないはずだから)
校内を案内してもらいながらグロリアは首をしきりに捻っていた。
(どうもおかしい⋯⋯やっぱり変だよね)
「肩こりか?」
「へ? あ~、確かに首が凝りそうな景色です」
「肩車してやろっか?」
「だから、妹じゃありませんってば!」
案内がはじまってすでに1時間以上経っている。どんだけ広いんだと溜息をついたグロリアは、両脇と前後に立ち塞がる壁に対する遠慮はすでに霧散していた。
(運が悪いんじゃなくて、意図的に集められた? だとしたらエイル先生が主犯だよね。この目立つメンバーを集めたのは納得だけど、そこに魔法が使えない最底辺の私を追加投入した理由が分かんない。
可能性があるとしたら⋯⋯⋯⋯他のどこにも入れれないからとかかなぁ。どこに入れても嫌がられるからコイツらのとこに入れたら数合わせにちょうどいいとか)
校内散策がはじまってすぐ、仲良く腕を組んだシグルドとマルデルを見かけた。マルデルがジロジロと見ていたのはわかっていたが、障壁に阻まれていたからか障壁チェックが忙しかったのかグロリアには気付かなかったらしい。
(初めて顔を見たけど樹里だってすぐに分かったのが怖い。こっちが分かるってことは向こうも⋯⋯あ、向こうはとっくに知ってるんだった。
あれ? マルデルはどうやって私のこと知ったんだろう)
「なあ、この先のカフェテラスで案内終了だからよう、なんか食べようぜ?」
少し前からソワソワしていたアルが声をかけた。
「飯」
少し前から単語しか話さなくなったリーグ。
「確かにお腹が空きましたね」
貴族の鏡のように隙のないティウ。
「僕は喉が渇いたかも」
男ばかりの中でも気弱そうなフロディ。
「ミルクもあるから、心配すんなよ」
「そろそろ殴って良いですかね」
アルのボケにグロリアがツッコミを入れながらカフェテラスに辿り着いた。
「グロリアは席を取っておいて下さい。その方が早く並べそうですから」
(歩幅が違うと言いたいんだ! その通り、こっちは急ぎ足を続けて疲れたもん。身体強化してなければ倒れてたし!)
「なら、グラタンと桃のパイと紅茶をお願い」
小さく頷いたティウと愉快な仲間達が列に並び、グロリアは巨人に耐えられる広大なスペースを探してカフェテラスの奥へ歩いて行った。
(急がないと結構人が増えてきた)
二階に上がる階段の手前に広いテーブルが空いていたので急いで向かうと、目の前にソーニャと3人の男子学生が立ち塞がった。
グロリアが左に避けても右に避けても前に立ち塞がるソーニャに腹が立ったグロリアが、腰に手を当てて少し強めの声で抗議した。
「悪いけど通してもらえませんか? テーブルが埋まったら困るの」
「ここには『役立たず』専用のテーブルはないんだよね」
ソーニャの言葉に仲間達がゲラゲラと笑いだし、周りの生徒が食事の手を止めてグロリア達を眺めはじめた。
「そうなのね、別に専用でなくても構わないから」
「わかんないかなぁ。僕達は『役立たず』と何かを共有するなんて、気持ち悪くて耐えられないんだよ」
「そう、分かったからどいてくれる?」
「彼等はやっぱり別行動することにしたんだねえ」
「当然だよ」
「相当我慢しておられたんだろ?」
グロリアを知らなかった生徒達がヒソヒソと話しはじめると、『え、マジで?』とか『うそぉ、やだあ』と不快感マックスの声を上げはじめ不愉快そうに眉間に皺を寄せたり口元を歪めたりしはじめた。
「そりゃ『役立たず』とは一緒に食事なんてできないよ」
ソーニャが周りに聞こえるように大きな声を張り上げた。
「そんな事はないから本当に通してもらえないかな?」
「生意気な奴め! さっさと帰れよ」
適当に返事を返すグロリアに腹を立てたソーニャがグロリアの肩を突き飛ばした。
ガシャ⋯⋯ガチャガチャン
少し後ろを歩いていた男子生徒のトレーにぶつかったグロリアが尻餅をつき、その上からトレーに乗っていたスープやパンが落ちてきた。
「うわあ、きったねえ! これだから『役立たず』は嫌われるんだよ!!」
「うへえ、カフェテラスの床が汚れちゃったじゃないか。その制服で掃除して帰れよ!」
「それは名案だね、ソーニャの上着で掃除するのが良さそうだ。リーグはグロリアを医務室に連れて行ってくれ。ここは綺麗にしておくから」
ティウの冷ややかな声でカフェテラスの中が静まりかえった。
アルが上着を脱いでグロリアの肩にかけ、フロディがハンカチでグロリアの髪を拭きはじめたのを横目で見ながら、ティウがソーニャの腕を掴んだ。
ティウ達と別れ一人ぼっちになったグロリアを狙ったつもりだったソーニャ達はティウ達4人組が揃っているのを見て真っ青になった。
「それと後ろの。そのネクタイは2年生だよな⋯⋯名前を覚えてなくてすまん。手間をかけるけどよ、代わりの食事はここにいるソーニャと仲間達に買ってこさせてくれっか?」
「はい、同じ物を持って来させます。あの、お怪我はなかったですか?」
「はい、すみませんでした」
床に座り込んだままのグロリアが小さく頭を下げた。
「君が突き飛ばされたのは見えてたんだけど、うまく避けられなくてごめん」
持っていたハンカチでは顔を拭くのが精一杯で、アルがかけてくれた上着で誤魔化している。シルバーブロンドは濡れて灰色に近い色になりまさに濡れ鼠のグロリア。
「なんで僕達がそんな事しなきゃいけないんですか? そこの『役立たず』が勝手に転んだんですから、掃除ならソイツにやらせ⋯⋯」
内心ソーニャ達を応援する者や新学期早々面白い見せ物が見れたと目を輝かせる者達が、後から来た生徒に説明している声がどんどん聞こえてくる。
「君がその女子生徒に因縁をつけてるのも突き飛ばしたのも、見ていた生徒は大勢いるよ」
「でもコイツは『役立たず』なんですよ!」
ソーニャがグロリアを指差して叫んだ。
(こんなに汚れても替えの制服とか持ってないんだからね! あ~も~! 静かな学園生活なんかどこにもないじゃん⋯⋯アッタマきたかも!)
「役立たずって何に対してですかねえ?」
スープ塗れのグロリアが立ち上がり、毅然とした態度でソーニャに向かって問いただした。
「は?」
0
お気に入りに追加
209
あなたにおすすめの小説
黙示録戦争後に残された世界でたった一人冷凍睡眠から蘇ったオレが超科学のチート人工知能の超美女とともに文芸復興を目指す物語。
あっちゅまん
ファンタジー
黙示録の最終戦争は実際に起きてしまった……そして、人類は一度滅亡した。
だが、もう一度世界は創生され、新しい魔法文明が栄えた世界となっていた。
ところが、そんな中、冷凍睡眠されていたオレはなんと蘇生されてしまったのだ。
オレを目覚めさせた超絶ボディの超科学の人工頭脳の超美女と、オレの飼っていた粘菌が超進化したメイドと、同じく飼っていたペットの超進化したフクロウの紳士と、コレクションのフィギュアが生命を宿した双子の女子高生アンドロイドとともに、魔力がないのに元の世界の科学力を使って、マンガ・アニメを蘇らせ、この世界でも流行させるために頑張る話。
そして、そのついでに、街をどんどん発展させて建国して、いつのまにか世界にめちゃくちゃ影響力のある存在になっていく物語です。
【黙示録戦争後に残された世界観及び設定集】も別にアップしています。
よければ参考にしてください。
城で侍女をしているマリアンネと申します。お給金の良いお仕事ありませんか?
甘寧
ファンタジー
「武闘家貴族」「脳筋貴族」と呼ばれていた元子爵令嬢のマリアンネ。
友人に騙され多額の借金を作った脳筋父のせいで、屋敷、領土を差し押さえられ事実上の没落となり、その借金を返済する為、城で侍女の仕事をしつつ得意な武力を活かし副業で「便利屋」を掛け持ちしながら借金返済の為、奮闘する毎日。
マリアンネに執着するオネエ王子やマリアンネを取り巻く人達と様々な試練を越えていく。借金返済の為に……
そんなある日、便利屋の上司ゴリさんからの指令で幽霊屋敷を調査する事になり……
武闘家令嬢と呼ばれいたマリアンネの、借金返済までを綴った物語
アホ王子が王宮の中心で婚約破棄を叫ぶ! ~もう取り消しできませんよ?断罪させて頂きます!!
アキヨシ
ファンタジー
貴族学院の卒業パーティが開かれた王宮の大広間に、今、第二王子の大声が響いた。
「マリアージェ・レネ=リズボーン! 性悪なおまえとの婚約をこの場で破棄する!」
王子の傍らには小動物系の可愛らしい男爵令嬢が纏わりついていた。……なんてテンプレ。
背後に控える愚か者どもと合わせて『四馬鹿次男ズwithビッチ』が、意気揚々と筆頭公爵家令嬢たるわたしを断罪するという。
受け立ってやろうじゃない。すべては予定調和の茶番劇。断罪返しだ!
そしてこの舞台裏では、王位簒奪を企てた派閥の粛清の嵐が吹き荒れていた!
すべての真相を知ったと思ったら……えっ、お兄様、なんでそんなに近いかな!?
※設定はゆるいです。暖かい目でお読みください。
※主人公の心の声は罵詈雑言、口が悪いです。気分を害した方は申し訳ありませんがブラウザバックで。
※小説家になろう・カクヨム様にも投稿しています。
どうやらお前、死んだらしいぞ? ~変わり者令嬢は父親に報復する~
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「ビクティー・シークランドは、どうやら死んでしまったらしいぞ?」
「はぁ? 殿下、アンタついに頭沸いた?」
私は思わずそう言った。
だって仕方がないじゃない、普通にビックリしたんだから。
***
私、ビクティー・シークランドは少し変わった令嬢だ。
お世辞にも淑女然としているとは言えず、男が好む政治事に興味を持ってる。
だから父からも煙たがられているのは自覚があった。
しかしある日、殺されそうになった事で彼女は決める。
「必ず仕返ししてやろう」って。
そんな令嬢の人望と理性に支えられた大勝負をご覧あれ。
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる