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第一章
65.最高の獲物、みーっけ
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「ほほう、ではではお願いがあるんだけどな~」
「な、何? その顔すっごく怖いんだけど」
「大したことじゃないの。ちょっと殴ってくれない?」
「へ?」
「バーンと思いっきり」
グロリアは『この辺を』と言いながら自分のお腹を叩いた。
「⋯⋯僕、人に攻撃はちょっと無理かな」
「知ってる、攻撃力と防御力がペラッペラの紙だもんね。だから雪合戦の時もハニちゃんは攻撃しなかったんだ~」
他のメンバーと違いセティを雪山に埋もれさせただけだったのはそのせい。
(普通に喧嘩しても私の方が強いかも⋯⋯強いって断言できる)
「お願い! 攻撃力皆無のセティにしか頼めないの」
「ディスられてるよね」
「ううん、この場合は褒めてる! だって失敗してもセティの攻撃なら痛くないもん」
「僕だって男なんですけど?」
「えっ? うん、勿論よ! だからこそ男らしくバーンと。大丈夫、ちょっとした実験だから」
両手を胸の前で握り締め上目遣いでセティを見つめてみた。
(樹里はこの方法で全てを思い通りに⋯⋯)
「えー、全然似合ってないよ。グロリアがやったら巫山戯てるようにしか見えないよ」
「ちっ!」
「まあ、いいけど」
「ほんと!!」
セティの気が変わらないうちにと思ったグロリアは、さっさと立ち上がって両手を腰に当てて仁王立ちした。
「さあ、思いっきりやっちゃって!」
渋々立ち上がったセティが右手を握り込んで溜息をついた。
「はあ~、じゃあいくよ」
「うん、思いっきりね。じゃなかったらやり直しだから」
「せぇのー! (パフン)」
「⋯⋯本気で?」
「煩いな、これでも頑張ったんだから。防御の魔術が働いただけだよ」
「そうか! そうよね。もう一回同じくらいの力でお願い」
セティが『えー、また?』と文句を言いながらグロリアのお腹を目掛けて拳を叩きつけた。
ボフッ!
「わ! な、なんで!? 防御魔術が働いてない!!」
「ありがとう! 取り敢えず検証は成功ね。そっか、やっぱり⋯⋯となると⋯⋯ブツブツ」
「ね、ねえ。先に説明して! なんで攻撃が当たったの!?」
動揺するセティを放置したままグロリアは芝生の上に座り込んでノートを広げぶつぶつ独り言を呟いていた。
「グロリア~、なんで!? 教えてってば」
一つのことに集中するといつも周りが見えなくなるグロリアは、セティの苛立ちに漸く気付いて慌てて顔を上げた。
「ん? あ、ごめん。えっとね、今のは新フサルクのルールで作った護符の検証をしたの。1回目は防御魔術が発動して、2回目は不発」
「グロリア、古フサルクじゃなくても作れるの?」
「作れなかったの。基本は同じルーン魔術の護符で、違いは古フサルクか新フサルクか⋯⋯で、なんで作れないのかなって考えて護符を手に入れてみたの」
新フサルクを使うルーン魔術は占いや御守りに使われていることがほとんどだが、裏を返せばその程度の力しか発揮できないとも言える。
グロリアの推測は、文字数が減り別のルーン文字を代用するようになったことで術式の構築に不具合が出ているというもの。弱い力が残っているなら誤動作をしていると言うよりも魔力が正常に流れていない可能性の方が高い。
「で、1回目は市販されてる防御の護符に無理矢理強い魔力量を流してみた。2回目は市販品そのままね。
その結果、新フサルクを使うルーン魔術が力がないとか使えないんじゃなくて、(この護符に関しては)現状の新フサルク自体になんらかの問題があって魔力の流れを阻害してるだけって分かったの。
古フサルクとは違う術式を組む必要があるか、ルーン文字のいくつかの意味が変質してる可能性がある。
古フサルクは宗教的・呪術的な要素が強かったけど、新フサルクは石碑に刻む記録とかコミュニケーションとかに比重が傾いた。そこから考えたら文字の意味合いが変わったんじゃないかと思う」
ルーン文字は一つの文字に色々な意味があり解釈の仕方や組み合わせ方で効果が大きく変動する。古フサルクからなくなった文字の意味は他の文字で代用し増えた文字には新しく意味が付け加えられた。
(その効果に微妙なズレがあり魔力の流れを阻害しているんじゃないかな。ただ、利用する目的が変わったから問題ないってスルーされてきただけ)
グロリアがノートに没頭しているとセティが肩を叩いた。
「ねえねえ、なんのためにそんなことを考えたの? グロリアは古フサルクが使いこなせるんだから、必要なくない?」
「え? あ、ごめん。同じ魔術なのに使える・使えないって言う疑問が解消できれば、使える魔法と使えない魔法の謎に近づけるかなって」
自分自身に使えない魔法があることなど気にしていないセティは、グロリアが何故そんなことを気にするのか分からず首を傾げた。
「これも私の予想なんだけど⋯⋯複数の遺伝子に情報が正しく組み込まれた属性の魔法だけが使える。でも、それらの一部に欠損やバグがあった場合には全く使えなかったり、初級魔法しか使えないなんて事になるんじゃないかと思う。
新フサルクで言う一部のルーン文字の意味の変質で効果が弱まったってやつ。
上級魔法まで使える人はバグがないか、あってもそれほど問題になるものではないんだと思う。
後から使える属性が現れる事があるから、もしかしたら誰でも全属性の情報自体は持ってるのかも」
「遺伝子情報か、聞いたことあるよ」
「今回の実験で、バグの種類によっては魔力の量を増やせばゴリ押しできる可能性があるって分かったの。訓練している間に上位の魔法が使えるようになるのは練習している間に魔力を上手く使いこなせるようになったからか、魔力に何らかの修復機能みたいなのがものがあるのかのどちらか。
だけど、無駄になった分の魔力がどうなるのかが分かってないから、人体への負荷が心配だし、魔力の暴走とかもあり得るかも」
「そ、それはマズイじゃん。魔力が暴走した人間は廃人になることもあるんだよ」
魔法が使えなくなるだけならまだマシな方で、身体の機能の一部に問題が起きたり廃人になったり。最悪の場合、命を落とす者もいる。
「媒体を使う魔術と違って魔法は体内で全てを賄うから、私が手に持つ護符が身体の中にあるようなものでしょう? 魔術の場合には異常に流れた魔力は護符を消し炭にするけど、魔法の場合は遺伝子情報を壊しちゃうのかも。
無闇に欲をかかない神族は正解ってことね」
神族を褒めるのが余程嫌なようでグロリアは苦虫を噛み潰したような顔をしている。
「ここまでは持って生まれたものに感謝して、それ以上を望み過ぎないようにしましょうって話」
「と言う事は、やっぱり例の魔導具に繋がってくんだね」
「うん、魔力が合うとか合わないとかって話があったでしょう?」
「な、何? その顔すっごく怖いんだけど」
「大したことじゃないの。ちょっと殴ってくれない?」
「へ?」
「バーンと思いっきり」
グロリアは『この辺を』と言いながら自分のお腹を叩いた。
「⋯⋯僕、人に攻撃はちょっと無理かな」
「知ってる、攻撃力と防御力がペラッペラの紙だもんね。だから雪合戦の時もハニちゃんは攻撃しなかったんだ~」
他のメンバーと違いセティを雪山に埋もれさせただけだったのはそのせい。
(普通に喧嘩しても私の方が強いかも⋯⋯強いって断言できる)
「お願い! 攻撃力皆無のセティにしか頼めないの」
「ディスられてるよね」
「ううん、この場合は褒めてる! だって失敗してもセティの攻撃なら痛くないもん」
「僕だって男なんですけど?」
「えっ? うん、勿論よ! だからこそ男らしくバーンと。大丈夫、ちょっとした実験だから」
両手を胸の前で握り締め上目遣いでセティを見つめてみた。
(樹里はこの方法で全てを思い通りに⋯⋯)
「えー、全然似合ってないよ。グロリアがやったら巫山戯てるようにしか見えないよ」
「ちっ!」
「まあ、いいけど」
「ほんと!!」
セティの気が変わらないうちにと思ったグロリアは、さっさと立ち上がって両手を腰に当てて仁王立ちした。
「さあ、思いっきりやっちゃって!」
渋々立ち上がったセティが右手を握り込んで溜息をついた。
「はあ~、じゃあいくよ」
「うん、思いっきりね。じゃなかったらやり直しだから」
「せぇのー! (パフン)」
「⋯⋯本気で?」
「煩いな、これでも頑張ったんだから。防御の魔術が働いただけだよ」
「そうか! そうよね。もう一回同じくらいの力でお願い」
セティが『えー、また?』と文句を言いながらグロリアのお腹を目掛けて拳を叩きつけた。
ボフッ!
「わ! な、なんで!? 防御魔術が働いてない!!」
「ありがとう! 取り敢えず検証は成功ね。そっか、やっぱり⋯⋯となると⋯⋯ブツブツ」
「ね、ねえ。先に説明して! なんで攻撃が当たったの!?」
動揺するセティを放置したままグロリアは芝生の上に座り込んでノートを広げぶつぶつ独り言を呟いていた。
「グロリア~、なんで!? 教えてってば」
一つのことに集中するといつも周りが見えなくなるグロリアは、セティの苛立ちに漸く気付いて慌てて顔を上げた。
「ん? あ、ごめん。えっとね、今のは新フサルクのルールで作った護符の検証をしたの。1回目は防御魔術が発動して、2回目は不発」
「グロリア、古フサルクじゃなくても作れるの?」
「作れなかったの。基本は同じルーン魔術の護符で、違いは古フサルクか新フサルクか⋯⋯で、なんで作れないのかなって考えて護符を手に入れてみたの」
新フサルクを使うルーン魔術は占いや御守りに使われていることがほとんどだが、裏を返せばその程度の力しか発揮できないとも言える。
グロリアの推測は、文字数が減り別のルーン文字を代用するようになったことで術式の構築に不具合が出ているというもの。弱い力が残っているなら誤動作をしていると言うよりも魔力が正常に流れていない可能性の方が高い。
「で、1回目は市販されてる防御の護符に無理矢理強い魔力量を流してみた。2回目は市販品そのままね。
その結果、新フサルクを使うルーン魔術が力がないとか使えないんじゃなくて、(この護符に関しては)現状の新フサルク自体になんらかの問題があって魔力の流れを阻害してるだけって分かったの。
古フサルクとは違う術式を組む必要があるか、ルーン文字のいくつかの意味が変質してる可能性がある。
古フサルクは宗教的・呪術的な要素が強かったけど、新フサルクは石碑に刻む記録とかコミュニケーションとかに比重が傾いた。そこから考えたら文字の意味合いが変わったんじゃないかと思う」
ルーン文字は一つの文字に色々な意味があり解釈の仕方や組み合わせ方で効果が大きく変動する。古フサルクからなくなった文字の意味は他の文字で代用し増えた文字には新しく意味が付け加えられた。
(その効果に微妙なズレがあり魔力の流れを阻害しているんじゃないかな。ただ、利用する目的が変わったから問題ないってスルーされてきただけ)
グロリアがノートに没頭しているとセティが肩を叩いた。
「ねえねえ、なんのためにそんなことを考えたの? グロリアは古フサルクが使いこなせるんだから、必要なくない?」
「え? あ、ごめん。同じ魔術なのに使える・使えないって言う疑問が解消できれば、使える魔法と使えない魔法の謎に近づけるかなって」
自分自身に使えない魔法があることなど気にしていないセティは、グロリアが何故そんなことを気にするのか分からず首を傾げた。
「これも私の予想なんだけど⋯⋯複数の遺伝子に情報が正しく組み込まれた属性の魔法だけが使える。でも、それらの一部に欠損やバグがあった場合には全く使えなかったり、初級魔法しか使えないなんて事になるんじゃないかと思う。
新フサルクで言う一部のルーン文字の意味の変質で効果が弱まったってやつ。
上級魔法まで使える人はバグがないか、あってもそれほど問題になるものではないんだと思う。
後から使える属性が現れる事があるから、もしかしたら誰でも全属性の情報自体は持ってるのかも」
「遺伝子情報か、聞いたことあるよ」
「今回の実験で、バグの種類によっては魔力の量を増やせばゴリ押しできる可能性があるって分かったの。訓練している間に上位の魔法が使えるようになるのは練習している間に魔力を上手く使いこなせるようになったからか、魔力に何らかの修復機能みたいなのがものがあるのかのどちらか。
だけど、無駄になった分の魔力がどうなるのかが分かってないから、人体への負荷が心配だし、魔力の暴走とかもあり得るかも」
「そ、それはマズイじゃん。魔力が暴走した人間は廃人になることもあるんだよ」
魔法が使えなくなるだけならまだマシな方で、身体の機能の一部に問題が起きたり廃人になったり。最悪の場合、命を落とす者もいる。
「媒体を使う魔術と違って魔法は体内で全てを賄うから、私が手に持つ護符が身体の中にあるようなものでしょう? 魔術の場合には異常に流れた魔力は護符を消し炭にするけど、魔法の場合は遺伝子情報を壊しちゃうのかも。
無闇に欲をかかない神族は正解ってことね」
神族を褒めるのが余程嫌なようでグロリアは苦虫を噛み潰したような顔をしている。
「ここまでは持って生まれたものに感謝して、それ以上を望み過ぎないようにしましょうって話」
「と言う事は、やっぱり例の魔導具に繋がってくんだね」
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