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はじまりの時
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神族VS巨人族の最終決戦ラグナロクは、長い時間をかけ準備に準備を重ねたオーディンと、理不尽で傲慢な神族への怒りを身のうちに溜め込んだ巨人族の戦い。
【ヘイムダルが吹き鳴らすギャラルホルンの音は九つの世界に響き渡り、すべての神々やエインヘイヤル達がオーディンの号令に従いアースガルドから駆け下りて行った】
「エインヘイヤル? あぁ、奴等なら全滅したぜ。奴等はもう心が壊れてるかヤケクソのどっちかだったから、ボロ負けしてたけど仕方ないって言うか⋯⋯ありゃ~、マジで哀れすぎてラグナロクで一番の被害者かもなぁ。
何しろ死んで生き返らされて飯と女をあてがわれて、ほんで朝になりゃまた同じ⋯⋯いつかやってくるラグナロクの為の訓練だって言われて休みなし。しかもラグナロクがいつ来るかもわかんねえんだぜ?
つまり、死んでからず~っと酒と女で誤魔化されながら戦わされ続けてきたってこと。
どこかの国にわんさかあるブラック企業の社畜も真っ青だろ?
ヴァルキューレにいいように転がされて鬼畜オーディンに利用されてるってみんな知ってたからよぉ、ラグナロクで役立たずだったってのもしかたなかったんじゃね?
んなの、誰だって働く気なくなるぜ」
【ラグナロクの終わり、「炎の巨人スルト」によって燃やし尽くされた世界には今までの神や巨人たちは殆どおらず、生き残ったのは男女の人間がたった一組⋯⋯。
そしてその人間の男女こそが、我々人間の始祖となる。
その後、光の神バルドルが復活し、神々は地上を人間に託して天に帰っていったと言われている⋯⋯】
「あーはっはっ!! アイツらがそんなしおらしいわけねえだろうが。奴等は姑息で陰険で、てめえの利しか考えてねえんだからよ。死んだふりやら尻に帆をかけて逃げ出すやら、無様で大笑いだったぜ」
【運命の女神の予言⋯⋯彼らの母親(アングルボザ)は悪い。だが彼らの父親(ロキ)はもっと悪い。彼らからは一番悪いこと以外の何も期待するな。
オーディンは神々と共にロキの3人の子供たちを捕まえて処分することに決めた。
深夜、神々はアングルボザの家に押し入りアングルボザを縛り上げ猿轡をかませて子供たちを拉致した】
「なーにが運命の女神だよ!? 何が悪いのか誰にとって悪いのか、はっきり言いやがれってんだ。
まぁ、どっちにしろくそ野郎達に都合のいいように解釈されんだけど、真面な奴ならやりすぎだって思うだろうよ。
海に捨てられたヨルムンガンドはまだましだったが、地下に叩き落されたヘルとフェンリルのまぁ哀れなこと。
いいか、考えてみろよ。
生まれてすぐ連れさられた挙句、ヘルはなぁ突然独りぼっちで死者だけの世界で生き続けるよう無茶振りされたんだぞ。
フェンリルなんざ大きくなりすぎただけで『神に害をなす』って言われたり。
しかも、唯一信じてた奴に騙されて永遠に拘束されるとか、恨む方が普通だろうが!?
もしかして、俺やガキどもに恨まれてラグナロク直行ルートを準備したってやつか? それが運命だって言ってんのか?」
【神々の中でもっとも美しく万人に愛されたバルドルは世界中の生物・無生物さえ彼を傷つけられなくなるが、その祝いの席でロキの奸計によって命を落としてしまった。
弟のヘルモーズが死の国ヘルヘイムへ向かい、女王ヘルに彼を生き返らせてくれと頼んだが⋯⋯。
『本当に、全世界の者が彼のために泣いているというならば生き返らせてやろう』
全世界のあらゆる生物・無生物が彼のために泣いたが、巨人の女セックに化けたロキだけが泣かなかった。
ラグナロクで多くの神が死に世界は滅び新しい大地が浮かんでくると、バルドルはヘズと共によみがえってくる】
「はあ? 俺が悪いって? ふざけんじゃねえよ。考えてもみろよ、俺のガキどもがくそ野郎にどうされたか知ってんだろ?
そのくせ自分のガキだけは『怖い夢見たでちゅか。可哀そうでちゅね~、なら死なないようにしてあげまちゅよぉ』だと。んなの、へそが茶を沸かすってもんだ。
死んだってどうせヘルんとこに行くだけで、生き返れんだろ!? なら、ちっとは俺の悲しみを思い知れってな」
【海の巨人であるエーギルは波飛沫を思わせる白髪・白髭の姿をしている。
戦で死んだ者はオーディンの元へ、海で溺れ死んだ者はこのエーギルの元へ連れていかれるという。
神々に阿り黄金に満ちた部屋で酒宴を催すエーギルと、傲慢な態度で酒を酌み交わす神々の前に立つロキ。
彼が告発した神々の罪状⋯⋯。神々は秩序を守るべき存在であるにも関わらず、彼等のうちの大半が秩序・道徳を無視し罪を犯し続けている。
告発された神々は残らず巨人族の手にかかって死に絶え世界は滅びる】
「ロキの口論? ありゃあ単なる結果報告と宣戦布告みたいな?
コソコソしてても、てめえらの罪はバレバレなんだよって教えてやった感じ?
それによぉ、義兄弟の契りを交わしたまんまってのは俺としては納得いかなかったしな。えーっと、あれだ⋯⋯絶縁宣言ってやつだな」
【ロキの暴露に激怒した神々。ロキの息子ナリの腸を使い巨大な岩に縛りつけられたロキに滴り落ちる蛇の毒液。
妻シギュンに助けられながらも、長い時を苦しみながら過ごし⋯⋯ラグナロクを迎えた】
「奴等の非道さは覚悟してたが、俺なりのけじめみたいなもんだからしょうがねぇ。まあ、くっそ痛かったけどよ。そのお陰で遠慮なく奴らをぶっ潰せたからいいにしといてやる。
俺のガキ⋯⋯ナリ達を巻き込んだのは⋯⋯可哀想な事をしたと今でも思ってるがな」
【ウプサラに建てたとされる神殿⋯⋯。
《病気になったらトール、戦争についてはオーディン、結婚したければフレイに犠牲を捧げよ》】
「オーディンのクソ野郎はいらねーな、うん。元々、主神の座はテュールだったのを奴が奪いやがったんだし。
大体な、奴は俺のガキを利用してテュールを嵌めやがったんだぜ。返してやってもいいころ合いだろうよ。
え? 本人は望んでないって? んなの知るかよ」
「働きもせず日がな一日好き放題。都合が悪くなりゃ人のせいにして、俺をパシリにしやがる。手に入れたものはことごとく取り上げる。
こいつらが神だって、どこのどいつが決めたんだよ! 奴らのお気に入りのセリフは『行ってこい!』『やってこい』『我らの為に酒宴を』
仕事はしたくないけど壁を直したいって言ったのはてめえらだろうがよ。そのツケを俺に払わせた挙句ガキを取り上げたよなあ。
それに、てめえの女がやらかしたってのに俺にそれを盗んでこいだの⋯⋯ええ、ええ。いいように利用されました!! 皆様のために奴隷のように働かせていただいて、お宝は全て奉納させていただきまして、その結果⋯⋯悪いのはぜーんぶわたくしのせいと仰っていただきましたねぇ。
おやおや、言い出したらきりがありませんねぇ。
俺がこの世界を終わらせる運命だと言われた理由を知るためにアースガルドに来たが、ものすごーく分かった気がするぜ」
「ってことで、俺達の復讐開始しやす!! 応援よろ~♡」
【ヘイムダルが吹き鳴らすギャラルホルンの音は九つの世界に響き渡り、すべての神々やエインヘイヤル達がオーディンの号令に従いアースガルドから駆け下りて行った】
「エインヘイヤル? あぁ、奴等なら全滅したぜ。奴等はもう心が壊れてるかヤケクソのどっちかだったから、ボロ負けしてたけど仕方ないって言うか⋯⋯ありゃ~、マジで哀れすぎてラグナロクで一番の被害者かもなぁ。
何しろ死んで生き返らされて飯と女をあてがわれて、ほんで朝になりゃまた同じ⋯⋯いつかやってくるラグナロクの為の訓練だって言われて休みなし。しかもラグナロクがいつ来るかもわかんねえんだぜ?
つまり、死んでからず~っと酒と女で誤魔化されながら戦わされ続けてきたってこと。
どこかの国にわんさかあるブラック企業の社畜も真っ青だろ?
ヴァルキューレにいいように転がされて鬼畜オーディンに利用されてるってみんな知ってたからよぉ、ラグナロクで役立たずだったってのもしかたなかったんじゃね?
んなの、誰だって働く気なくなるぜ」
【ラグナロクの終わり、「炎の巨人スルト」によって燃やし尽くされた世界には今までの神や巨人たちは殆どおらず、生き残ったのは男女の人間がたった一組⋯⋯。
そしてその人間の男女こそが、我々人間の始祖となる。
その後、光の神バルドルが復活し、神々は地上を人間に託して天に帰っていったと言われている⋯⋯】
「あーはっはっ!! アイツらがそんなしおらしいわけねえだろうが。奴等は姑息で陰険で、てめえの利しか考えてねえんだからよ。死んだふりやら尻に帆をかけて逃げ出すやら、無様で大笑いだったぜ」
【運命の女神の予言⋯⋯彼らの母親(アングルボザ)は悪い。だが彼らの父親(ロキ)はもっと悪い。彼らからは一番悪いこと以外の何も期待するな。
オーディンは神々と共にロキの3人の子供たちを捕まえて処分することに決めた。
深夜、神々はアングルボザの家に押し入りアングルボザを縛り上げ猿轡をかませて子供たちを拉致した】
「なーにが運命の女神だよ!? 何が悪いのか誰にとって悪いのか、はっきり言いやがれってんだ。
まぁ、どっちにしろくそ野郎達に都合のいいように解釈されんだけど、真面な奴ならやりすぎだって思うだろうよ。
海に捨てられたヨルムンガンドはまだましだったが、地下に叩き落されたヘルとフェンリルのまぁ哀れなこと。
いいか、考えてみろよ。
生まれてすぐ連れさられた挙句、ヘルはなぁ突然独りぼっちで死者だけの世界で生き続けるよう無茶振りされたんだぞ。
フェンリルなんざ大きくなりすぎただけで『神に害をなす』って言われたり。
しかも、唯一信じてた奴に騙されて永遠に拘束されるとか、恨む方が普通だろうが!?
もしかして、俺やガキどもに恨まれてラグナロク直行ルートを準備したってやつか? それが運命だって言ってんのか?」
【神々の中でもっとも美しく万人に愛されたバルドルは世界中の生物・無生物さえ彼を傷つけられなくなるが、その祝いの席でロキの奸計によって命を落としてしまった。
弟のヘルモーズが死の国ヘルヘイムへ向かい、女王ヘルに彼を生き返らせてくれと頼んだが⋯⋯。
『本当に、全世界の者が彼のために泣いているというならば生き返らせてやろう』
全世界のあらゆる生物・無生物が彼のために泣いたが、巨人の女セックに化けたロキだけが泣かなかった。
ラグナロクで多くの神が死に世界は滅び新しい大地が浮かんでくると、バルドルはヘズと共によみがえってくる】
「はあ? 俺が悪いって? ふざけんじゃねえよ。考えてもみろよ、俺のガキどもがくそ野郎にどうされたか知ってんだろ?
そのくせ自分のガキだけは『怖い夢見たでちゅか。可哀そうでちゅね~、なら死なないようにしてあげまちゅよぉ』だと。んなの、へそが茶を沸かすってもんだ。
死んだってどうせヘルんとこに行くだけで、生き返れんだろ!? なら、ちっとは俺の悲しみを思い知れってな」
【海の巨人であるエーギルは波飛沫を思わせる白髪・白髭の姿をしている。
戦で死んだ者はオーディンの元へ、海で溺れ死んだ者はこのエーギルの元へ連れていかれるという。
神々に阿り黄金に満ちた部屋で酒宴を催すエーギルと、傲慢な態度で酒を酌み交わす神々の前に立つロキ。
彼が告発した神々の罪状⋯⋯。神々は秩序を守るべき存在であるにも関わらず、彼等のうちの大半が秩序・道徳を無視し罪を犯し続けている。
告発された神々は残らず巨人族の手にかかって死に絶え世界は滅びる】
「ロキの口論? ありゃあ単なる結果報告と宣戦布告みたいな?
コソコソしてても、てめえらの罪はバレバレなんだよって教えてやった感じ?
それによぉ、義兄弟の契りを交わしたまんまってのは俺としては納得いかなかったしな。えーっと、あれだ⋯⋯絶縁宣言ってやつだな」
【ロキの暴露に激怒した神々。ロキの息子ナリの腸を使い巨大な岩に縛りつけられたロキに滴り落ちる蛇の毒液。
妻シギュンに助けられながらも、長い時を苦しみながら過ごし⋯⋯ラグナロクを迎えた】
「奴等の非道さは覚悟してたが、俺なりのけじめみたいなもんだからしょうがねぇ。まあ、くっそ痛かったけどよ。そのお陰で遠慮なく奴らをぶっ潰せたからいいにしといてやる。
俺のガキ⋯⋯ナリ達を巻き込んだのは⋯⋯可哀想な事をしたと今でも思ってるがな」
【ウプサラに建てたとされる神殿⋯⋯。
《病気になったらトール、戦争についてはオーディン、結婚したければフレイに犠牲を捧げよ》】
「オーディンのクソ野郎はいらねーな、うん。元々、主神の座はテュールだったのを奴が奪いやがったんだし。
大体な、奴は俺のガキを利用してテュールを嵌めやがったんだぜ。返してやってもいいころ合いだろうよ。
え? 本人は望んでないって? んなの知るかよ」
「働きもせず日がな一日好き放題。都合が悪くなりゃ人のせいにして、俺をパシリにしやがる。手に入れたものはことごとく取り上げる。
こいつらが神だって、どこのどいつが決めたんだよ! 奴らのお気に入りのセリフは『行ってこい!』『やってこい』『我らの為に酒宴を』
仕事はしたくないけど壁を直したいって言ったのはてめえらだろうがよ。そのツケを俺に払わせた挙句ガキを取り上げたよなあ。
それに、てめえの女がやらかしたってのに俺にそれを盗んでこいだの⋯⋯ええ、ええ。いいように利用されました!! 皆様のために奴隷のように働かせていただいて、お宝は全て奉納させていただきまして、その結果⋯⋯悪いのはぜーんぶわたくしのせいと仰っていただきましたねぇ。
おやおや、言い出したらきりがありませんねぇ。
俺がこの世界を終わらせる運命だと言われた理由を知るためにアースガルドに来たが、ものすごーく分かった気がするぜ」
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