【完結】熟成されて育ちきったお花畑に抗います。離婚?いえ、今回は国を潰してあげますわ

との

文字の大きさ
上 下
23 / 135
第二章 育ったお花から採れた種

10.とにかく金がない! 緊急事態継続中

しおりを挟む
 エロイーズが北の塔に幽閉されたすぐ後、皇帝と皇太子の連名で手紙が届いた。

 ランドルフ王太子とビルワーツ侯爵令嬢の、婚約不成立に関わる件については、一切の関与を否定。

『王妃殿下の処遇について、いかなる処罰であろうと帝国は不干渉。帝国に送り返された場合は国境にて処分致す所存。帝国より派遣した者達についても同様とする。
尚、第二皇子は蟄居し皇位継承権剥奪となった』

 エロイーズ達は、逃げ出しても二度と祖国の土は踏めない。



 帝国から完全に見捨てられたと知ったエロイーズは癇癪を起こし、皇帝に連絡を入れろと騒ぎ立てた。

「王国のカスどもの話など信じないわ! わたくしはお父様が唯一愛しておられる第一皇女なのよ! さっさとここから出しなさい、わたくしをこんなところに閉じ込めるなんて、帝国が攻めてくるわよ!」

 謁見の間で拘束した者は全員が逮捕勾留され、証拠を突きつけられた時点で、取り調べに対し素直に応じるようになった。簡単に情報を口にし情状酌量を狙う者や、司法取引を狙う者が出はじめると、摘発数は一気に増大していった。

 王妃が保管していた35名分の契約書には、協力する内容と対価が記されており、ほぼ全員が帝国での授爵と宮廷での官職を望んでいた。

 エロイーズと宰相は斬首、王妃派の各大臣達は領地返還と褫爵の上、平民となり斬首。その他の者達も罪状に応じて斬首・禁錮・労働刑等となるが、侵した罪が多すぎ、確定するのはまだかなり先の話になる。



 逮捕された官僚や議員の代わりに、以前働いていた官僚たちが呼び戻された。彼等はエロイーズ達に解雇されたり閑職に追いやられ辞職した者達で、マクベス陛下に頭を下げられて真っ青になり震え出した。

 不眠不休で政務を行なっているマクベスは、王妃と距離を置いていた貴族の中から希望者を積極的に登用していき、人材不足を補おうと奮闘している。

 王宮官僚は前国王の時代に働いていた者と、学園を卒業したばかりの若者が、机を並べる異例の事態になったが、かつてないほど活気に溢れ議論が飛び交うようになった。



 ランドルフ王太子とメアリー王女の浪費は王妃が出費していたらしく、国庫に手をつける知恵がなかったお陰で、首の皮一枚繋がった状態。

「今までの行動が許されたなどと勘違いしてはならん。今後の言動によっては廃嫡や幽閉もありうる事を忘れず、自分の立場に相応しい行いを身につけるように」

「はい、よく分かっています」

「勿論ですわ」

 棒読みで返事をしたランドルフと、カーテシー擬をしたメアリーが全く反省していないのはバレバレで、マクベス国王の執務室を出た途端不満が吹き出した。

「なんであんなに偉そうなのかしら。お飾りの無能だったくせに」

「母上に冤罪を着せて舞い上がってるんだよ。はいはいって返事しておいたら気が済むって」

 ランドルフ達の横を書類の束を抱えた事務官が、小さく頭を下げながら通り過ぎた。

「今の奴見た? あたし達の横を通り過ぎるとか⋯⋯超ムカつく」

「最近はみんなそうじゃん。父上がみんなを集めてなんか言ったせいだってさ」



『人手不足の為、皆には無理をさせて申し訳ないと思うておる。できる限り早く状況を改善したいが、まだまだ時間がかかるであろう⋯⋯ 余も王太子達も過分な世話はいらぬ故、王族に敬意を払う時間があれば、少しでも休憩するように』

 移動中に王太子や王女と出会っても、足を止める必要はないと言われた彼等は、猫の手どころか鼠の手さえ借りたいくらい忙しい。

 不眠不休で目の下にクマを育て、仕事をしながらパンを齧るのが当たり前の彼等でも、無駄どころか邪魔にしかならないランドルフに、仕事を頼む気にはならない。

 私室に向かう階段を降りかけたランドルフ王太子の横に並んだメアリー王女が、下から登ってくる事務官に聞こえるように大声で⋯⋯。

「大体さあ、お父様に執務なんてできるわけないじゃない。書類が読めるかどうかだって怪しいと思わない?」

 書類を読みながら階段を登っていた事務官は、メアリー王女の言葉にギョッとして足を止めた。

「隣にいた奴に読んでもらってんじゃないの? ちょっと偉そうでガリ勉っぽかったもんな」

「ええー、なんか陰険そうでキモかったじゃん。お母様のそばにいた人達とは大違いだよ。あーあ、優秀な使用人はみーんないなくなったし、お母様と一緒に仕事をしてた人達はクビになったし⋯⋯買い物はできないし、持ってたアクセサリーは取り上げられたし。
その上勉強しろとか、マジわかんないんだけど。もしかしてさ、お父様のせいでこの国がなくなったら帝国に行ける?」

「帝国の王族かあ⋯⋯ジュリエッタと3人で旅行がてら行ってみる? 気に入ったらそのまま住んであげてもいいし」

「それいいかも! あ、でもお金がないじゃん」

「それが大丈夫なんだよねー、母上から『いざっていう時のお金』を預かってるんだ」

 階段を降りながら非常に危険な話をしているランドルフ達。本人達は小声で話しているつもりらしいが、天井の高いホールに響き渡り、近くを通りがかった補佐官が足を止めた。

「うっそお、最高じゃん! どこどこ、どこに隠してあるの?」

「離宮の地下室に隠し部屋があってさ、金庫の暗証番号は僕しか知らないんだ~」

 周りにいる使用人達の事など目に入らない二人は、平気な顔で言いたい放題言い続けているが⋯⋯陰から王太子達を見張っていた男が『地下室の隠し部屋、了解!』と心の中で呟き、マクベスの執務室に向かって走り出した。



 夜会から二ヶ月後、ジュリエッタ嬢が懐妊したと王宮医師から報告が上がった。

「ランドルフには子をなせないように薬を飲ませていたはずだが?」

「あの薬は副作用のない最も軽いものですので、低確率ですが妊娠の可能性があります。若しくは既に子ができていたか」

「低確率に打ち勝ったのか托卵か⋯⋯どちらなのか、知る方法があれば良いのだが」

「微妙なタイミングですね⋯⋯産まれたあとでしたら判別できるかもしれません。
魔法大国には鑑定魔法というものがあるそうで、魔力の質を見て親子鑑定できると聞いたことがあります。魔導具も販売されているそうですが⋯⋯鑑定を依頼するのも魔導具も、驚く程高額でして」

 托卵されたマクベスだけに願いは切実で、報告に来ている王宮医師の顔も暗い。



 今後の策を練るために、マクベスは新しく就任した宰相達を執務室に呼び出した。

「ビルワーツ侯爵家令嬢にお願いするしかないのでは? 謁見の間でのアメリア嬢は圧巻でした。アメリア嬢が王太子妃となってくださるならやっていけます。
ジュリエッタ嬢は権利を持たせず公妾にするか、愛妾にするしかないんじゃないでしょうか」

 言い出したのは側近に取り立てられたデクスターだが、マクベス国王がストップをかけた。

「却下だ。他国の王侯貴族や外交官を招いた夜会で、あのような騒ぎを引き起こしておきながら、平気な顔でビルワーツ侯爵令嬢に婚約を申し込めば『恥知らずの王国』と呼ばれかねん。ビルワーツ侯爵達も首を縦には振らんしな」

「しかしながら、ジュリエッタ嬢はダンビール子爵家の令嬢です。あの家は王太子の後ろ盾になるどころか、持参金に金貨一枚準備できそうにありません。化粧料は言わずもがなですし」

 持参金は親から娘への遺産相続の前払い金であり、管理を夫に任せることが多いが、所有権は娘(妻)本人。子供が無く夫が死亡したり、結婚が無効となった場合には妻に全て返還される。王家との縁組の場合、金貨と土地というのが一般的。

 化粧料も財産相続ではあるが、生存の間に限定して譲渡される財産。王家に嫁ぐ⋯⋯公務で必要となる物は予算から出されるがそれ以外は全て実費の為、王太子妃や王妃となると、日々の生活費はかなり高額になる。

 日々の暮らしに必要となる物以外に、専属の侍女や護衛の給与なども負担しなければならず、本人主催のお茶会や夜会の費用も自己負担。

 化粧料でそれらの支払いを行い、不足分は実家に頼んで化粧料を増額してもらうか、持参金から充当しなければならない。



「王太子妃となればそれなりに予算を組みますが、予算はあくまでも公務に必要な出費に使う物。ジュリエッタ嬢が王太子妃となられた場合、それら全てを国庫から捻出しなければなりません」

 因みに、エロイーズは帝国から送られてくる化粧料と、皇帝からの援助金だけでは足らず予算を流用し、その上で国庫にも手をつけていた。

「現状ではどうやりくりしても、そんな余裕はないとしか⋯⋯そうなってしまえばもうお手上げです。ビルワーツ卿のお陰で、首の皮一枚って感じです」

 ビルワーツ侯爵家の提案で、今回のエロイーズのやらかしでできた借金の返済は、王妃達が所有していた貴金属などの現物で賄い、不足分は貸付金に組み込んでもらえた。

『これだけ大量の物が出回ると、価格が暴落し市場が混乱するはずです。査定を行っていただければその価格で引き取り、当家への支払いの一部といたしましょう。当家は他国にいくつも伝手がありますから、様子を見ながら少しずつ売り払います』



「今回の一件で王家の借金はまた増えてしまいました。支払いが後何年かかるのか予想もつかない状況で、持参金のない方を王家に⋯⋯しかも将来の王妃とされるのは、赤字を増やすだけでなんのメリットもありません」

 元から心労で痩せ細っていた財務大臣は益々痩せてしまい、風が吹けば飛んでいきそうな見た目になっている。



「あの⋯⋯正直に申し上げて宜しいでしょうか?」

 少し離れた場所で話を聞いていた侍女長が小さく手を上げた。

しおりを挟む
感想 104

あなたにおすすめの小説

「君を愛するつもりはない」と言ったら、泣いて喜ばれた

菱田もな
恋愛
完璧令嬢と名高い公爵家の一人娘シャーロットとの婚約が決まった第二皇子オズワルド。しかし、これは政略結婚で、婚約にもシャーロット自身にも全く興味がない。初めての顔合わせの場で「悪いが、君を愛するつもりはない」とはっきり告げたオズワルドに、シャーロットはなぜか歓喜の涙を浮かべて…? ※他サイトでも掲載中しております。

【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……

buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。 みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……

【完結】 悪役令嬢が死ぬまでにしたい10のこと

淡麗 マナ
恋愛
2022/04/07 小説ホットランキング女性向け1位に入ることができました。皆様の応援のおかげです。ありがとうございます。 第3回 一二三書房WEB小説大賞の最終選考作品です。(5,668作品のなかで45作品) ※コメント欄でネタバレしています。私のミスです。ネタバレしたくない方は読み終わったあとにコメントをご覧ください。 原因不明の病により、余命3ヶ月と診断された公爵令嬢のフェイト・アシュフォード。 よりによって今日は、王太子殿下とフェイトの婚約が発表されるパーティの日。 王太子殿下のことを考えれば、わたくしは身を引いたほうが良い。 どうやって婚約をお断りしようかと考えていると、王太子殿下の横には容姿端麗の女性が。逆に婚約破棄されて傷心するフェイト。 家に帰り、一冊の本をとりだす。それはフェイトが敬愛する、悪役令嬢とよばれた公爵令嬢ヴァイオレットが活躍する物語。そのなかに、【死ぬまでにしたい10のこと】を決める描写があり、フェイトはそれを真似してリストを作り、生きる指針とする。 1.余命のことは絶対にだれにも知られないこと。 2.悪役令嬢ヴァイオレットになりきる。あえて人から嫌われることで、自分が死んだ時の悲しみを減らす。(これは実行できなくて、後で変更することになる) 3.必ず病気の原因を突き止め、治療法を見つけだし、他の人が病気にならないようにする。 4.ノブレス・オブリージュ 公爵令嬢としての責務をいつもどおり果たす。 5.お父様と弟の問題を解決する。 それと、目に入れても痛くない、白蛇のイタムの新しい飼い主を探さねばなりませんし、恋……というものもしてみたいし、矛盾していますけれど、友達も欲しい。etc. リストに従い、持ち前の執務能力、するどい観察眼を持って、人々の問題や悩みを解決していくフェイト。 ただし、悪役令嬢の振りをして、人から嫌われることは上手くいかない。逆に好かれてしまう! では、リストを変更しよう。わたくしの身代わりを立て、遠くに嫁いでもらうのはどうでしょう? たとえ失敗しても10のリストを修正し、最善を尽くすフェイト。 これはフェイトが、余命3ヶ月で10のしたいことを実行する物語。皆を自らの死によって悲しませない為に足掻き、運命に立ち向かう、逆転劇。 【注意点】 恋愛要素は弱め。 設定はかなりゆるめに作っています。 1人か、2人、苛立つキャラクターが出てくると思いますが、爽快なざまぁはありません。 2章以降だいぶ殺伐として、不穏な感じになりますので、合わないと思ったら辞めることをお勧めします。

【完結】私のことを愛さないと仰ったはずなのに 〜家族に虐げれ、妹のワガママで婚約破棄をされた令嬢は、新しい婚約者に溺愛される〜

ゆうき
恋愛
とある子爵家の長女であるエルミーユは、家長の父と使用人の母から生まれたことと、常人離れした記憶力を持っているせいで、幼い頃から家族に嫌われ、酷い暴言を言われたり、酷い扱いをされる生活を送っていた。 エルミーユには、十歳の時に決められた婚約者がおり、十八歳になったら家を出て嫁ぐことが決められていた。 地獄のような家を出るために、なにをされても気丈に振舞う生活を送り続け、無事に十八歳を迎える。 しかし、まだ婚約者がおらず、エルミーユだけ結婚するのが面白くないと思った、ワガママな異母妹の策略で騙されてしまった婚約者に、婚約破棄を突き付けられてしまう。 突然結婚の話が無くなり、落胆するエルミーユは、とあるパーティーで伯爵家の若き家長、ブラハルトと出会う。 社交界では彼の恐ろしい噂が流れており、彼は孤立してしまっていたが、少し話をしたエルミーユは、彼が噂のような恐ろしい人ではないと気づき、一緒にいてとても居心地が良いと感じる。 そんなブラハルトと、互いの結婚事情について話した後、互いに利益があるから、婚約しようと持ち出される。 喜んで婚約を受けるエルミーユに、ブラハルトは思わぬことを口にした。それは、エルミーユのことは愛さないというものだった。 それでも全然構わないと思い、ブラハルトとの生活が始まったが、愛さないという話だったのに、なぜか溺愛されてしまい……? ⭐︎全56話、最終話まで予約投稿済みです。小説家になろう様にも投稿しております。2/16女性HOTランキング1位ありがとうございます!⭐︎

居場所を失った令嬢と結婚することになった男の葛藤

しゃーりん
恋愛
侯爵令嬢ロレーヌは悪女扱いされて婚約破棄された。 父親は怒り、修道院に入れようとする。 そんな彼女を助けてほしいと妻を亡くした28歳の子爵ドリューに声がかかった。 学園も退学させられた、まだ16歳の令嬢との結婚。 ロレーヌとの初夜を少し先に見送ったせいで彼女に触れたくなるドリューのお話です。

【完結】虐げられていた侯爵令嬢が幸せになるお話

彩伊 
恋愛
歴史ある侯爵家のアルラーナ家、生まれてくる子供は皆決まって金髪碧眼。 しかし彼女は燃えるような紅眼の持ち主だったために、アルラーナ家の人間とは認められず、疎まれた。 彼女は敷地内の端にある寂れた塔に幽閉され、意地悪な義母そして義妹が幸せに暮らしているのをみているだけ。 ............そんな彼女の生活を一変させたのは、王家からの”あるパーティー”への招待状。 招待状の主は義妹が恋い焦がれているこの国の”第3皇子”だった。 送り先を間違えたのだと、彼女はその招待状を義妹に渡してしまうが、実際に第3皇子が彼女を迎えにきて.........。 そして、このパーティーで彼女の紅眼には大きな秘密があることが明らかにされる。 『これは虐げられていた侯爵令嬢が”愛”を知り、幸せになるまでのお話。』 一日一話 14話完結

【完結】引きこもりが異世界でお飾りの妻になったら「愛する事はない」と言った夫が溺愛してきて鬱陶しい。

千紫万紅
恋愛
男爵令嬢アイリスは15歳の若さで冷徹公爵と噂される男のお飾りの妻になり公爵家の領地に軟禁同然の生活を強いられる事になった。 だがその3年後、冷徹公爵ラファエルに突然王都に呼び出されたアイリスは「女性として愛するつもりは無いと」言っていた冷徹公爵に、「君とはこれから愛し合う夫婦になりたいと」宣言されて。 いやでも、貴方……美人な平民の恋人いませんでしたっけ……? と、お飾りの妻生活を謳歌していた 引きこもり はとても嫌そうな顔をした。

精霊の加護を持つ聖女。偽聖女によって追放されたので、趣味のアクセサリー作りにハマっていたら、いつの間にか世界を救って愛されまくっていた

向原 行人
恋愛
精霊の加護を受け、普通の人には見る事も感じる事も出来ない精霊と、会話が出来る少女リディア。 聖女として各地の精霊石に精霊の力を込め、国を災いから守っているのに、突然第四王女によって追放されてしまう。 暫くは精霊の力も残っているけれど、時間が経って精霊石から力が無くなれば魔物が出て来るし、魔導具も動かなくなるけど……本当に大丈夫!? 一先ず、この国に居るとマズそうだから、元聖女っていうのは隠して、別の国で趣味を活かして生活していこうかな。 ※第○話:主人公視点  挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点  となります。

処理中です...