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Sideデイビッド
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登場人物全員胸糞です。ご注意下さい。
ーーーーーー
ー 三月 ー
まずいまずいまずい。あいつに気付かれた。こんな事が奴にバレたら俺が消される。
落ち着け落ち着くんだ。大丈夫だ、まだ誤魔化せるはずだ。
直ぐに飛び出したのはまずかったか? あのまま笑い飛ばせば良かった。
くそ、酒だ。冷静になれ、落ち着いて考えるんだ。温室育ちの女なんか、なんとでもなる。まだ大丈夫だ、疑ったって俺がやったわけじゃないんだ。ちょっと手伝っただけだ。なにも証拠なんてないんだ、あいつが騒ぎ立てたって誰も聞きゃしないさ。
親が突然死んで、おかしくなったって言えばいい。夜会で噂を広めようか、それが一番早いな。そうだ、うんと噂を広めて修道院にでも放り込めばいい。何をやっても逃げ出せない、僻地の修道院に入れてやる。
そうすれば何もかも俺のものだ。
まだ大丈夫。
そう言えばあの時のメイドはどうした? フードを被ってたし、誰かなんて分からなかったよな。奴に相談してみるか? いや、だめだ。あいつにばれたらやばい。
くそ、こんなまずい酒飲めるか。やっぱりいつもの宿まで行けば良かった。あそこなら俺のお気に入りの酒があるし、女も呼べばそれなりのやつが来るのに。
何もかもあいつのせいだ、女のくせに偉そうに俺の邪魔をしやがって。こっちが大人しくしてたら図に乗りやがって。
次にあったら顔の形が変わるまで引っぱたいて、根性叩き直してやる。
あの時のメイド、何とかしないとな。あいつさえいなけりゃ、何の証拠もないんだ・・メイドの顔も名前も思い出せん。どうすりゃいいんだ?
やっぱりいつもの宿に行こう。こんな酒飲めるか。くそ、美味い酒と女だ。一発やったら頭も冴えてくるさ。見てろよ、あの女の鼻をあかしてやる。
「おい、いつもの酒を持ってこい。それとメリッサだ」
「よお、随分と楽しそうじゃねぇか」
「こっ、こんなとこで何してるんだ?」
「ここってお前の定宿じゃん。だから待っててやったのに酷えやつだなぁ、ったく友達を大切にしなさいってお母ちゃまに教わらなかったのかぁ? ひーっひっひ、お前ならお母ちゃまより可愛いメイドの方がいいってか? あんたの可愛いメリッサなら、上でぶっつぶれてるよ。お前のお気に入りの女だからさぁ、ちょーっと味見してみたけど、あっと言う間に壊れちまった。もう使いモンにはなんねぇかもな。ひーっひっひ」
「おまっお前、酔っぱらってるのか? それとメリッサをどうしたんだ? まさか」
「あぁん? ばーか、殺しちゃいねぇよ。やり潰しただけ。しけた持ち物で、ちっとも楽しめやしねぇ。あんなのがお気に入りとはねぇ。ところでお前のことなんて呼ぼうか? 伯爵になり損なったカス? マヌケ?」
「・・なんでお前が知ってるんだ?」
「あったりまえだろー、俺の情報網舐めてもらっちゃ困るねぇ。お前の為に体張って頑張ったっつうのに、感じ悪いやつだなぁ。あぁ? それともマヌケちゃんはもー忘れちゃったかなぁ」
「覚えてるさ、役に立たなかったけどな」
「そりゃお前の情報ミスってやつだろ。俺のせいにすんじゃねえよ」
「分かってる」
「さてと、次はどうするか仲良く相談しますかねぇ。・・言っとくけど、今度はタダじゃやれない。報酬をいただけますかな? 未来の伯爵様?」
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ー 三月 ー
まずいまずいまずい。あいつに気付かれた。こんな事が奴にバレたら俺が消される。
落ち着け落ち着くんだ。大丈夫だ、まだ誤魔化せるはずだ。
直ぐに飛び出したのはまずかったか? あのまま笑い飛ばせば良かった。
くそ、酒だ。冷静になれ、落ち着いて考えるんだ。温室育ちの女なんか、なんとでもなる。まだ大丈夫だ、疑ったって俺がやったわけじゃないんだ。ちょっと手伝っただけだ。なにも証拠なんてないんだ、あいつが騒ぎ立てたって誰も聞きゃしないさ。
親が突然死んで、おかしくなったって言えばいい。夜会で噂を広めようか、それが一番早いな。そうだ、うんと噂を広めて修道院にでも放り込めばいい。何をやっても逃げ出せない、僻地の修道院に入れてやる。
そうすれば何もかも俺のものだ。
まだ大丈夫。
そう言えばあの時のメイドはどうした? フードを被ってたし、誰かなんて分からなかったよな。奴に相談してみるか? いや、だめだ。あいつにばれたらやばい。
くそ、こんなまずい酒飲めるか。やっぱりいつもの宿まで行けば良かった。あそこなら俺のお気に入りの酒があるし、女も呼べばそれなりのやつが来るのに。
何もかもあいつのせいだ、女のくせに偉そうに俺の邪魔をしやがって。こっちが大人しくしてたら図に乗りやがって。
次にあったら顔の形が変わるまで引っぱたいて、根性叩き直してやる。
あの時のメイド、何とかしないとな。あいつさえいなけりゃ、何の証拠もないんだ・・メイドの顔も名前も思い出せん。どうすりゃいいんだ?
やっぱりいつもの宿に行こう。こんな酒飲めるか。くそ、美味い酒と女だ。一発やったら頭も冴えてくるさ。見てろよ、あの女の鼻をあかしてやる。
「おい、いつもの酒を持ってこい。それとメリッサだ」
「よお、随分と楽しそうじゃねぇか」
「こっ、こんなとこで何してるんだ?」
「ここってお前の定宿じゃん。だから待っててやったのに酷えやつだなぁ、ったく友達を大切にしなさいってお母ちゃまに教わらなかったのかぁ? ひーっひっひ、お前ならお母ちゃまより可愛いメイドの方がいいってか? あんたの可愛いメリッサなら、上でぶっつぶれてるよ。お前のお気に入りの女だからさぁ、ちょーっと味見してみたけど、あっと言う間に壊れちまった。もう使いモンにはなんねぇかもな。ひーっひっひ」
「おまっお前、酔っぱらってるのか? それとメリッサをどうしたんだ? まさか」
「あぁん? ばーか、殺しちゃいねぇよ。やり潰しただけ。しけた持ち物で、ちっとも楽しめやしねぇ。あんなのがお気に入りとはねぇ。ところでお前のことなんて呼ぼうか? 伯爵になり損なったカス? マヌケ?」
「・・なんでお前が知ってるんだ?」
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「覚えてるさ、役に立たなかったけどな」
「そりゃお前の情報ミスってやつだろ。俺のせいにすんじゃねえよ」
「分かってる」
「さてと、次はどうするか仲良く相談しますかねぇ。・・言っとくけど、今度はタダじゃやれない。報酬をいただけますかな? 未来の伯爵様?」
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