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ハーミット王国、ダンジョン
50.段々強くなるけれど
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三十一階から三十四階まではマンティコアやミノタウロスなど動物型の魔物が多かった。
ヴァンの威嚇・咆哮・噛みつきや火魔法、ディーは【プラントアタック】で攻撃や足止めと風魔法、ミリアは水・氷・風の魔法で攻撃。順調に階を進めて行った。
三十五階のボスは犬型の魔物ケルベロスとオルトロス。
ケルベロスは冥府の入り口を守る番犬で、三つの頭と竜の尾と蛇のたてがみを持っている。
金属が擦れ合う様な耳障りな声で吠える。
一方のオルトロスは黒い二つの頭を持つ犬で、たてがみの一本一本と尻尾が全て蛇になっている。
性格は落ち着きが無く直情型である。
「ここのボスはオルトロスが速攻で攻めてくると思うの。気が短いから一番に直線攻撃が来るはず。ヴァン、ヘイトを集められる?」
『当然』
「じゃあヴァンとタイミングを合わせてディーは木魔法と風魔法で削っていってくれる?
私はその隙にちょっと試したいことがあるの」
「?」『?』
「ケルベロスってリュートの美しい音色で眠るって言うでしょ?
他にも弱点があって甘いお菓子好きだって言うんだけど、ほんとかな?って。
で、ケルベロスが好きだって言われてる蜂蜜と芥子と小麦の粉を練って焼いたお菓子を作ってきたの」
『ボス戦で菓子?』
ヴァンとディーが呆れている。
「ダメかな? ぽいぽいっと投げたらすぐに参戦するから。こんなチャンス二度とないと思うの」
「・・お菓子。餌付け?」
「僕も実験に参加しても良いかな?
リュートには自信があるんだ、オルペウスには負けるけどね。
奴が寝てくれるのか一度試してみたかったんだ」
「ペリ、どうしてここに?」
『入り口からずっと付き纏っておったぞ』
「いたよねー」
「うそ、全然気づかなかった」
扉を開けてボス部屋に四名で入り、ヴァンがオルトロスに向かうと同時にミリアはケルベロスへ向けて走る。
ヴァンの後ろからディーが少し遅れて追いかけている。オルトロスとヴァンがぶつかり合い、二頭が距離をとったところですかさずディーが【プラントアタック】で足を攻撃。
ミリアは唸り声をあげるケルベロスに持ってきた焼き菓子を投げオルトロスへの攻撃に移った。
ヴァンがオルトロスに体当たりして吹き飛ばした。起き上がったオルトロスが咆哮を上げた瞬間、ミリアの【アイスランス】とディーの【プラントアタック】が決まった。
ペリがリュートをかき鳴らした。美しい旋律が奏でられるとケルベロスは本当に眠ってしまった。
ミリアの【アイスランス】で首を切り落とした。
ボス戦が終わり一旦休憩する事に。お茶とお菓子を数種類出すと、
「ケルベロスの好きなお菓子もあるの?」
「あれは芥子が入ってるからここには出してないの。芥子の種は食用になるし、実は薬の素材に使うから持ってはいるけど」
「そっかー、食べてみたいような怖いような」
「ケルベロスに本当にリュートが効くとは思わなかったな。
とても楽しかった、みんなありがとう。
ミリアのお菓子攻撃も効いていたよ。
おやつをガツガツ食べながら兄弟の戦いを見てるケルベロスなんて二度と見れないだろうね。
じゃあ僕はこれで。また面白そうな局面になったら来るから、その時は宜しく」
三十六階から三十九階はラミアやメデューサ・アポピスなどの爬虫類系の魔物。
毒や石化・幻術などを使う魔物が出現し、ミリア達は今までより時間をかけて移動し慎重に戦っていった。
四十階のボスは毒と石化のバジリスク。
バジリスクは頭に王冠の様な模様がある巨大な蛇。鎌首を持ち上げたような状態で攻撃してくる。
全身に毒を持ち視線で人を石化させる。
「ディーには毒も石化も効かないよ」
『我も同じく』
「なら注意するのは私だけね。
ここでコンポジット・ボウの練習をしてみようと思うの。
バジリスクが口を開いたら矢を打ち込むつもりなんだけど、その後強烈な臭いがするから気を付けて」
「それって何の臭いなの?」
「イタチの臭腺、バジリスクには猛毒なの」
『何故そのような物を持っておる?』
「たまたま? 薬の材料の一つ。医師の常備品だからかしら」
ヴァンとディーはイタチの臭腺を使う薬を想像して青くなった。
「でも、石化がヤバくない?」
「でね、ディーにこの薬を預けておくわ。もし私が石化したら使って欲しいの」
「わかった。頭からかけちゃえば良い?」
ディーがジャバジャバと薬を上からかける真似をしている。
「ええ、それで良いわ。以前も試したことがあるから必ず治るからね」
「すごい薬だねー、何の薬?」
ディーが持っている薬を魔導ランプの光に透かして見ている。
「エリクサー、自分で作ったから一杯あるの。結構日持ちするしね」
「・・ヴァンは知ってたの?」
『無論、此奴が国に狙われておる理由だからな』
「ミリア・・」
「終わったら牙と血を採取させてね」
扉を開けると部屋の奥深い場所でバジリスクが鎌首をもたげて咆哮を上げた。
部屋の空気が震え、毒の臭いが充満しはじめる。
ヴァンが前に飛び出しヘイトを集めた。
後ろに飛び退るヴァンをバジリスクが素早い動きで追いかけてくる。
部屋の中程までやって来たバジリスクは再び咆哮をあげるために口を大きく開いた。
ミリアは構えていたコンポジット・ボウでバジリスクの口を狙って矢を撃ち放った。
バジリスクが苦しみのたうちまわりはじめたが、周囲に充満した異臭のせいでミリア達の動きが止まった。
ディーが【プラントアタック】を立て続けに打ち込み、バジリスクを串刺しにして早々に部屋の隅に逃げ出した。
ディーの攻撃はバジリスクの硬い皮に大きな傷を作り大量の血が流れ出した。
ミリアは【フリーズ】で床に広がる血を固めると同時に、【アイスランス】で首を切り落とした。
その後、バジリスクの牙と血の採取に取り掛かった。
「ミリアちゃん、この臭いは酷すぎだよー。その匂いの中で採取とかよく出来るねー」
『職業の中で薬師が最強だな』
ヴァンの威嚇・咆哮・噛みつきや火魔法、ディーは【プラントアタック】で攻撃や足止めと風魔法、ミリアは水・氷・風の魔法で攻撃。順調に階を進めて行った。
三十五階のボスは犬型の魔物ケルベロスとオルトロス。
ケルベロスは冥府の入り口を守る番犬で、三つの頭と竜の尾と蛇のたてがみを持っている。
金属が擦れ合う様な耳障りな声で吠える。
一方のオルトロスは黒い二つの頭を持つ犬で、たてがみの一本一本と尻尾が全て蛇になっている。
性格は落ち着きが無く直情型である。
「ここのボスはオルトロスが速攻で攻めてくると思うの。気が短いから一番に直線攻撃が来るはず。ヴァン、ヘイトを集められる?」
『当然』
「じゃあヴァンとタイミングを合わせてディーは木魔法と風魔法で削っていってくれる?
私はその隙にちょっと試したいことがあるの」
「?」『?』
「ケルベロスってリュートの美しい音色で眠るって言うでしょ?
他にも弱点があって甘いお菓子好きだって言うんだけど、ほんとかな?って。
で、ケルベロスが好きだって言われてる蜂蜜と芥子と小麦の粉を練って焼いたお菓子を作ってきたの」
『ボス戦で菓子?』
ヴァンとディーが呆れている。
「ダメかな? ぽいぽいっと投げたらすぐに参戦するから。こんなチャンス二度とないと思うの」
「・・お菓子。餌付け?」
「僕も実験に参加しても良いかな?
リュートには自信があるんだ、オルペウスには負けるけどね。
奴が寝てくれるのか一度試してみたかったんだ」
「ペリ、どうしてここに?」
『入り口からずっと付き纏っておったぞ』
「いたよねー」
「うそ、全然気づかなかった」
扉を開けてボス部屋に四名で入り、ヴァンがオルトロスに向かうと同時にミリアはケルベロスへ向けて走る。
ヴァンの後ろからディーが少し遅れて追いかけている。オルトロスとヴァンがぶつかり合い、二頭が距離をとったところですかさずディーが【プラントアタック】で足を攻撃。
ミリアは唸り声をあげるケルベロスに持ってきた焼き菓子を投げオルトロスへの攻撃に移った。
ヴァンがオルトロスに体当たりして吹き飛ばした。起き上がったオルトロスが咆哮を上げた瞬間、ミリアの【アイスランス】とディーの【プラントアタック】が決まった。
ペリがリュートをかき鳴らした。美しい旋律が奏でられるとケルベロスは本当に眠ってしまった。
ミリアの【アイスランス】で首を切り落とした。
ボス戦が終わり一旦休憩する事に。お茶とお菓子を数種類出すと、
「ケルベロスの好きなお菓子もあるの?」
「あれは芥子が入ってるからここには出してないの。芥子の種は食用になるし、実は薬の素材に使うから持ってはいるけど」
「そっかー、食べてみたいような怖いような」
「ケルベロスに本当にリュートが効くとは思わなかったな。
とても楽しかった、みんなありがとう。
ミリアのお菓子攻撃も効いていたよ。
おやつをガツガツ食べながら兄弟の戦いを見てるケルベロスなんて二度と見れないだろうね。
じゃあ僕はこれで。また面白そうな局面になったら来るから、その時は宜しく」
三十六階から三十九階はラミアやメデューサ・アポピスなどの爬虫類系の魔物。
毒や石化・幻術などを使う魔物が出現し、ミリア達は今までより時間をかけて移動し慎重に戦っていった。
四十階のボスは毒と石化のバジリスク。
バジリスクは頭に王冠の様な模様がある巨大な蛇。鎌首を持ち上げたような状態で攻撃してくる。
全身に毒を持ち視線で人を石化させる。
「ディーには毒も石化も効かないよ」
『我も同じく』
「なら注意するのは私だけね。
ここでコンポジット・ボウの練習をしてみようと思うの。
バジリスクが口を開いたら矢を打ち込むつもりなんだけど、その後強烈な臭いがするから気を付けて」
「それって何の臭いなの?」
「イタチの臭腺、バジリスクには猛毒なの」
『何故そのような物を持っておる?』
「たまたま? 薬の材料の一つ。医師の常備品だからかしら」
ヴァンとディーはイタチの臭腺を使う薬を想像して青くなった。
「でも、石化がヤバくない?」
「でね、ディーにこの薬を預けておくわ。もし私が石化したら使って欲しいの」
「わかった。頭からかけちゃえば良い?」
ディーがジャバジャバと薬を上からかける真似をしている。
「ええ、それで良いわ。以前も試したことがあるから必ず治るからね」
「すごい薬だねー、何の薬?」
ディーが持っている薬を魔導ランプの光に透かして見ている。
「エリクサー、自分で作ったから一杯あるの。結構日持ちするしね」
「・・ヴァンは知ってたの?」
『無論、此奴が国に狙われておる理由だからな』
「ミリア・・」
「終わったら牙と血を採取させてね」
扉を開けると部屋の奥深い場所でバジリスクが鎌首をもたげて咆哮を上げた。
部屋の空気が震え、毒の臭いが充満しはじめる。
ヴァンが前に飛び出しヘイトを集めた。
後ろに飛び退るヴァンをバジリスクが素早い動きで追いかけてくる。
部屋の中程までやって来たバジリスクは再び咆哮をあげるために口を大きく開いた。
ミリアは構えていたコンポジット・ボウでバジリスクの口を狙って矢を撃ち放った。
バジリスクが苦しみのたうちまわりはじめたが、周囲に充満した異臭のせいでミリア達の動きが止まった。
ディーが【プラントアタック】を立て続けに打ち込み、バジリスクを串刺しにして早々に部屋の隅に逃げ出した。
ディーの攻撃はバジリスクの硬い皮に大きな傷を作り大量の血が流れ出した。
ミリアは【フリーズ】で床に広がる血を固めると同時に、【アイスランス】で首を切り落とした。
その後、バジリスクの牙と血の採取に取り掛かった。
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