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19.いつもよりもっと不機嫌なジョージ
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長い1日が終わりベッドに入った後なかなか眠れずにいたセアラ。
(封印するって約束したのに、お兄様にバレたら叱られちゃうかしら)
セアラは元々大人しい貴族令嬢とは程遠い性格をしていた。早くに母を亡くしたセアラは無駄な美術品擬きを買い漁る祖父と優しいと言えば聞こえがいいが押しの弱い父、責任感が強すぎるのかなんでも一人で抱え込む兄の4人家族だった。
怪しい絵画や壺が増え使用人が減っていく。
一応罪悪感があったのか面倒を避けようとしていたのか祖父がコソコソと出かけるたびに青褪め頭を抱える父と、残り少ない使用人に祖父の探索を言い付ける悲壮な顔の兄。
幼いながら女主人として頑張っていたセアラが初めて家を飛び出したのは7歳の時だった。
(お祖父様を見つけて連れ戻す!)
乗り慣れないポニーに跨り馬車の轍を追いかけて怪しい商人と話している祖父を見つけたセアラは大声で叫んだ。
「お祖父様、助けて!! お兄様が大変なの!」
「どっどうした! 何があったんだ!?」
「よく分からないけどお願い。お祖父様ならきっと理由が分かるはず」
商談を中止して慌てて馬車に乗り込む祖父の後ろ姿にホッと胸を撫で下ろした。
(お兄様が悲壮な顔をしておられたの。お祖父様ならきっと理由が分かるはずよね)
その日からセアラと祖父の攻防が続いた。幼いセアラでは祖父に出し抜かれることも多かったが兄と協力して祖父を見張った。家では父が祖父に必死で理を説く一方でセアラ達は出かけようとする祖父にしがみつき、祖父を追いかけて商人との商談の席に乱入。
「その壺が本当に魔除けの効果があるとおっしゃるならそれを証明してくださいませ。でなければホプキンス伯爵家は支払いを致しません! お祖父様は既にお父様に家督を譲ったのですから、これ以上の勝手は許されません」
「この書類はホプキンス伯爵家で預からせていただきます。勿論、詐欺その他の問題がなければ契約をする可能性もございます。
このような怪しい場所でコソコソと商談するのではなく、鑑定の専門家と共に屋敷においで下さい。伯爵家当主がお待ちしておりますわ」
祖父が亡くなるまでセアラ達の戦いが続いた。祖父の葬儀の時、セアラ達の悲しみの涙の中に安堵の気持ちがあったのは否めない。
「蒐集の趣味さえなければ良い人だったんだ。昔はとても家族思い領民思いの方でね、友人も多くてここにもしょっちゅう人が訪ねてきていたんだ。
転んで膝を擦りむいた平民の子供の為に汚れるのも厭わず自分の手で水を汲んで傷を洗う⋯⋯そんな人だったんだ。
多分お前達には想像もつかないだろうけど」
「お祖父様は優しい方でした。夜膝に抱えて絵本を読んでくださったり、私が作った焦げたクッキーを嬉しそうに食べて下さったり」
「そうだね、僕もしょっちゅう剣の稽古をして下さったのを覚えています。厳しく教えてくださる時と巫山戯てる時の落差が大きくて⋯⋯毎日お祖父様の後を追いかけて稽古をねだりました」
「博学で我が家の図書室には本が山のように積まれていたんだ。お祖母様が早くに亡くなってから『レトビアの血を継ぐ娘は短命なのかもしれない』と言い出して、少しずつ変わっていった気がするんだ。
何がレトビアの血だ! そんな迷信に振り回されるなんて」
葬儀の後『これからは貴族令嬢らしく。過激な言動は封印だよ』と兄から厳命を受けた事を思い出したセアラは苦笑いを浮かべながら眠りについた。
(今回はお兄様だってきっと許してくださるわ⋯⋯多分)
翌日も代わり映えのしない軟禁生活が続き、あれほど腹を立てて怒鳴っていたナビアも通常営業に戻り現在もう一人のメイドのケイトと一緒にティータイムを満喫している。
暇を持て余したセアラは窓際に置いた椅子に腰掛けてチクチクと刺繍に勤しんでいた。この休暇中に仕上げる予定の大作はベットカバーだが、目下の悩みはそろそろ刺繍糸が足りなくなりそうな事。
ホプキンス領を出る時コツコツ貯めた貯金を持ち出し刺繍糸も持ってきはしたがまさか軟禁されるとは思っておらず買い物を頼める人もいない状況に背中を丸めた。
(お金がなくて糸が買えない生活からお金があっても糸が買えない生活になるとは。これが所謂『ハードモード』って言うやつなのね)
アリエノール王女から借りた本に載っていたヒロイン独特の言い回しを思い出して本が読みたいなぁと新しい悩みに溜息をついた。
ガチャガチャと鍵が開く音がしていつも通りノックなしでドアが開きジョージが入ってきた。その後ろから初めて見る使用人2人が大きな箱を抱えて続いて入って来た。
(箱? ドレスが届くのは今日じゃなかったはずよね)
「お前達はいつまでそこで優雅にお茶を飲んでるんだ!?」
手に持っていたお菓子をテーブルに置き呑気にソファから立ち上がったメイド達だったが、今まで部屋で何をしていても怒らなかったジョージの叱責にメイド達が顔を見合わせた。
(あら、今日はいつもより益々機嫌が悪そう。何が起きたのかしら)
「お前達が食べているのはセアラ様用に届けた物のはずだが毎日メイドの口に入っていたと言う事か? その紅茶の茶葉もカップもセアラ様用の物だな」
「⋯⋯も、申し訳ありません」
ポカンと口を開けていたメイド達は何が起きたのかわからないまま頭を下げた。
(メイド達の顔には『なんで今更?』と書かれていたかもしれないわ。少なくとも私の顔には書いてあるはず)
今までジョージが何度も遭遇したメイド達のティータイムだし酷い時にはソファに寝っ転がって昼寝しているメイドに遭遇したこともある。それを見ながら一度も何も言わなかったジョージの変貌ぶりにセアラは不快な気分になったが、毎日届きメイド達のティータイムで食べ尽くされるお菓子が彼等用ではない事に今更気付いたセアラは自分の呑気さ加減に笑いを堪えるのでいっぱいになった。
(そう言われてみれば使用人に出すお菓子にしては豪華だったわ。まあ、軟禁状態であれを食べ続けてたらあっという間に子豚ちゃんになってたから食べてもらってラッキーかも)
ジョージがメイド達を睨みつけている間に運び込まれた箱がクローゼットの前に積み上げられた。
(封印するって約束したのに、お兄様にバレたら叱られちゃうかしら)
セアラは元々大人しい貴族令嬢とは程遠い性格をしていた。早くに母を亡くしたセアラは無駄な美術品擬きを買い漁る祖父と優しいと言えば聞こえがいいが押しの弱い父、責任感が強すぎるのかなんでも一人で抱え込む兄の4人家族だった。
怪しい絵画や壺が増え使用人が減っていく。
一応罪悪感があったのか面倒を避けようとしていたのか祖父がコソコソと出かけるたびに青褪め頭を抱える父と、残り少ない使用人に祖父の探索を言い付ける悲壮な顔の兄。
幼いながら女主人として頑張っていたセアラが初めて家を飛び出したのは7歳の時だった。
(お祖父様を見つけて連れ戻す!)
乗り慣れないポニーに跨り馬車の轍を追いかけて怪しい商人と話している祖父を見つけたセアラは大声で叫んだ。
「お祖父様、助けて!! お兄様が大変なの!」
「どっどうした! 何があったんだ!?」
「よく分からないけどお願い。お祖父様ならきっと理由が分かるはず」
商談を中止して慌てて馬車に乗り込む祖父の後ろ姿にホッと胸を撫で下ろした。
(お兄様が悲壮な顔をしておられたの。お祖父様ならきっと理由が分かるはずよね)
その日からセアラと祖父の攻防が続いた。幼いセアラでは祖父に出し抜かれることも多かったが兄と協力して祖父を見張った。家では父が祖父に必死で理を説く一方でセアラ達は出かけようとする祖父にしがみつき、祖父を追いかけて商人との商談の席に乱入。
「その壺が本当に魔除けの効果があるとおっしゃるならそれを証明してくださいませ。でなければホプキンス伯爵家は支払いを致しません! お祖父様は既にお父様に家督を譲ったのですから、これ以上の勝手は許されません」
「この書類はホプキンス伯爵家で預からせていただきます。勿論、詐欺その他の問題がなければ契約をする可能性もございます。
このような怪しい場所でコソコソと商談するのではなく、鑑定の専門家と共に屋敷においで下さい。伯爵家当主がお待ちしておりますわ」
祖父が亡くなるまでセアラ達の戦いが続いた。祖父の葬儀の時、セアラ達の悲しみの涙の中に安堵の気持ちがあったのは否めない。
「蒐集の趣味さえなければ良い人だったんだ。昔はとても家族思い領民思いの方でね、友人も多くてここにもしょっちゅう人が訪ねてきていたんだ。
転んで膝を擦りむいた平民の子供の為に汚れるのも厭わず自分の手で水を汲んで傷を洗う⋯⋯そんな人だったんだ。
多分お前達には想像もつかないだろうけど」
「お祖父様は優しい方でした。夜膝に抱えて絵本を読んでくださったり、私が作った焦げたクッキーを嬉しそうに食べて下さったり」
「そうだね、僕もしょっちゅう剣の稽古をして下さったのを覚えています。厳しく教えてくださる時と巫山戯てる時の落差が大きくて⋯⋯毎日お祖父様の後を追いかけて稽古をねだりました」
「博学で我が家の図書室には本が山のように積まれていたんだ。お祖母様が早くに亡くなってから『レトビアの血を継ぐ娘は短命なのかもしれない』と言い出して、少しずつ変わっていった気がするんだ。
何がレトビアの血だ! そんな迷信に振り回されるなんて」
葬儀の後『これからは貴族令嬢らしく。過激な言動は封印だよ』と兄から厳命を受けた事を思い出したセアラは苦笑いを浮かべながら眠りについた。
(今回はお兄様だってきっと許してくださるわ⋯⋯多分)
翌日も代わり映えのしない軟禁生活が続き、あれほど腹を立てて怒鳴っていたナビアも通常営業に戻り現在もう一人のメイドのケイトと一緒にティータイムを満喫している。
暇を持て余したセアラは窓際に置いた椅子に腰掛けてチクチクと刺繍に勤しんでいた。この休暇中に仕上げる予定の大作はベットカバーだが、目下の悩みはそろそろ刺繍糸が足りなくなりそうな事。
ホプキンス領を出る時コツコツ貯めた貯金を持ち出し刺繍糸も持ってきはしたがまさか軟禁されるとは思っておらず買い物を頼める人もいない状況に背中を丸めた。
(お金がなくて糸が買えない生活からお金があっても糸が買えない生活になるとは。これが所謂『ハードモード』って言うやつなのね)
アリエノール王女から借りた本に載っていたヒロイン独特の言い回しを思い出して本が読みたいなぁと新しい悩みに溜息をついた。
ガチャガチャと鍵が開く音がしていつも通りノックなしでドアが開きジョージが入ってきた。その後ろから初めて見る使用人2人が大きな箱を抱えて続いて入って来た。
(箱? ドレスが届くのは今日じゃなかったはずよね)
「お前達はいつまでそこで優雅にお茶を飲んでるんだ!?」
手に持っていたお菓子をテーブルに置き呑気にソファから立ち上がったメイド達だったが、今まで部屋で何をしていても怒らなかったジョージの叱責にメイド達が顔を見合わせた。
(あら、今日はいつもより益々機嫌が悪そう。何が起きたのかしら)
「お前達が食べているのはセアラ様用に届けた物のはずだが毎日メイドの口に入っていたと言う事か? その紅茶の茶葉もカップもセアラ様用の物だな」
「⋯⋯も、申し訳ありません」
ポカンと口を開けていたメイド達は何が起きたのかわからないまま頭を下げた。
(メイド達の顔には『なんで今更?』と書かれていたかもしれないわ。少なくとも私の顔には書いてあるはず)
今までジョージが何度も遭遇したメイド達のティータイムだし酷い時にはソファに寝っ転がって昼寝しているメイドに遭遇したこともある。それを見ながら一度も何も言わなかったジョージの変貌ぶりにセアラは不快な気分になったが、毎日届きメイド達のティータイムで食べ尽くされるお菓子が彼等用ではない事に今更気付いたセアラは自分の呑気さ加減に笑いを堪えるのでいっぱいになった。
(そう言われてみれば使用人に出すお菓子にしては豪華だったわ。まあ、軟禁状態であれを食べ続けてたらあっという間に子豚ちゃんになってたから食べてもらってラッキーかも)
ジョージがメイド達を睨みつけている間に運び込まれた箱がクローゼットの前に積み上げられた。
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