79 / 97
77.クズとカスの低俗な商談
しおりを挟む
断続的に聞こえる銃弾の音と微かに聞こえる罵声を聞きながら雑草だらけの道を歩くのは大学時代からの友人のはずのふたりだが、機嫌の良し悪しは正反対だった。
自分の欲望が叶えられると信じご機嫌で酔っぱらっているステファンは常に上から目線だったメイルーンに『お願い』される立場になっている事に舞い上がり、自分の欲望のために仕方なくここに来たメイルーンは虫ケラと同レベルの男に不遜な態度を取られても我慢しなければならないでいることに怒りを覚えていた。
(明日からは大金持ちだぜ~、月曜日の朝一番で銀行から全額引き出して残ってる不動産を売却する手続きもしねえとな⋯⋯どんだけ残ってるか知らねえけど今日の様子じゃそれなりには残ってるかもな~)
(俺の名前を連呼して『何をやっても握り潰してくれる』だと⋯⋯貴様の考えた遊びに俺を巻き込むな! もし生き残りがひとりでも出たら面倒事が増えるんだぞ! 今はロジャー・マルティンが騒いでるしランクル子爵領は金を産まんし、もしショボい真珠だったらこのまま粛正して『悪魔』のせいにしてやろう)
「本物なんだろうな」
「ったりめえだろ? モートン商会が大騒ぎした程の逸品だからな、ひーっひっひ⋯⋯ゲホッゲホッ」
真珠がなくなってからのメリッサの慌てぶりと憔悴ぶりを思い出したステファンがゲラゲラと笑い⋯⋯過ぎて咳き込んだ。
「後からトラブルを持ち込んだら貴様を粛正してやるからな!」
「こっわぁ! 長年の友達を? 冷えなぁ⋯⋯問題なんかおこりゃしねえって。なんか訳ありっぽくて表立って探せねえ代物だって言うからぜ~ったい大丈夫」
あれこれと親しく話すつもりはないメイルーンが足を早めると酒を飲み過ぎているステファンは顔を青くしながらその後を追いかけて行った。
「ちょ、待てって! そんな急いだら気持ち悪く⋯⋯」
断崖に近付くごとに木立の緑が濃くなり波が砕ける音で銃弾や罵声が聞こえなくなった。突然立ち止まったメイルーンが辺りを見回してからくるりと振り返り周りに警戒しながら右手を差し出した。
「見せろ」
「その前に金を見せてもらわねえと話がはじまんねえよなぁ」
太々しいステファンの態度に舌打ちしたメイルーンが肩にかけていた鞄から重そうな袋を取り出した。
「手形も兌換紙幣使わんからな」
兌換紙幣は同額の金や銀と引き換える約束をもとに発行した紙幣の事。今回のように怪しい品の取引では関わりを追及される心配のない金貨を使うのが一番安心でいられる。
(こいつは誰よりも低脳だからどこで誰に話すか分からん。念には念を入れんとな)
「聖職者様は用心深いでございますねえ」
揶揄うように言いながら目をぎらつかせたステファンが手を伸ばすとメイルーンが袋をカバンに入れて肩に掛け直した。
「へいへい⋯⋯これが現物だけど触るなよ、近くで見たいなら首の後ろで手を組んで近付くんだな。金と引き換えじゃなけりゃそれ以上は断る」
ステファンが両手の上に乗せた真珠のネックレスに顔を近付けて長い時間色々な角度から凝視したメイルーンが小さく頷いた。
「いいだろう、金と交換だ」
予想以上の大きさと品質に顔が綻びかけたメイルーンは慌てて下を向いて誤魔化した。
ほんの一瞬メイルーンのにやけた顔が見えたステファンは『間違いねえ、本物だ!』と確信して値を吊り上げる交渉をはじめた。
「金と一緒にさぁ、誓約書にサインも欲しいんだよな~」
「は?」
「メイルーンならいい仕事斡旋してくれそうじゃん、爵位も高位のやつが欲しいし? 前に話した時に言ってたよりレアもんだって分かったからそんくらい上乗せしてくれてもいいよな~。伝説の真珠に匹敵するくらいのレアもんなのに誤魔化そうったってそうはいかねえ、嫌ならこのままブローカーにでも流すぜ? そしたら2度とお目にはかからねえってやつかもな~」
「⋯⋯分かった、爵位は伯爵ならすぐに手配してやろう。それ以上だと時間がかかるしその分金は減らさせてもらう。仕事は何がしたい?」
「検事ってやつがやりてえんだよな~、田舎じゃなくて王都の検事な。王都ならお前らもいて楽しいじゃん」
(伯爵かぁ、まあぼちぼちってとこかな。それ以上だと待った上に金が減るんなら手を打ってやろうじゃん)
「分かった、伯爵でいいにしてやるよ。後もうひとつ売りたいものがあるんだよな~、王都の一等地にある屋敷で手を打ってやるよ」
「何を売りたいんだ?」
「お前の直筆の指示書って言ったら分かるだろ?」
「⋯⋯何のことだ?」
メイルーンが目を細めて用心深そうにステファンを凝視した。
「セオドアだっけ? お前の従者でよお、子犬みてえに付き纏ってた奴⋯⋯奴がいなくなった後で覗きに行ったらきれ~に折りたたんだ指示書を保管してたぜ? 日記もあって大笑い」
メイルーンに妄信していたセオドアは指示の書かれた小さなメモ書きを捨てず宝物として大切に保管し、話した事や指示された事を全て日記に書き残していた。セオドアがいなくなったと聞いたステファンはこっそり部屋に忍び込んでそれを見つけた時からいざという時の為に隠し込んでいた。
「人に見つかったらまずいだろうな~って思ってメイルーンの為に隠しておいたんだぜ? 年代もんだし~値打ちは凄えと思うんだよな~」
(隠してからす~っかり忘れてだんだけどな)
「言っとくけどここには持ってきてねえぜ、無事にこの島を出てメイルーンが約束を果たしたら返してやる。俺の身に何かあったり約束が守られねえ時にはマルティン枢機卿に届くようになってる。お前は知らねえだろうが結構仲良しなんでね」
自分の欲望が叶えられると信じご機嫌で酔っぱらっているステファンは常に上から目線だったメイルーンに『お願い』される立場になっている事に舞い上がり、自分の欲望のために仕方なくここに来たメイルーンは虫ケラと同レベルの男に不遜な態度を取られても我慢しなければならないでいることに怒りを覚えていた。
(明日からは大金持ちだぜ~、月曜日の朝一番で銀行から全額引き出して残ってる不動産を売却する手続きもしねえとな⋯⋯どんだけ残ってるか知らねえけど今日の様子じゃそれなりには残ってるかもな~)
(俺の名前を連呼して『何をやっても握り潰してくれる』だと⋯⋯貴様の考えた遊びに俺を巻き込むな! もし生き残りがひとりでも出たら面倒事が増えるんだぞ! 今はロジャー・マルティンが騒いでるしランクル子爵領は金を産まんし、もしショボい真珠だったらこのまま粛正して『悪魔』のせいにしてやろう)
「本物なんだろうな」
「ったりめえだろ? モートン商会が大騒ぎした程の逸品だからな、ひーっひっひ⋯⋯ゲホッゲホッ」
真珠がなくなってからのメリッサの慌てぶりと憔悴ぶりを思い出したステファンがゲラゲラと笑い⋯⋯過ぎて咳き込んだ。
「後からトラブルを持ち込んだら貴様を粛正してやるからな!」
「こっわぁ! 長年の友達を? 冷えなぁ⋯⋯問題なんかおこりゃしねえって。なんか訳ありっぽくて表立って探せねえ代物だって言うからぜ~ったい大丈夫」
あれこれと親しく話すつもりはないメイルーンが足を早めると酒を飲み過ぎているステファンは顔を青くしながらその後を追いかけて行った。
「ちょ、待てって! そんな急いだら気持ち悪く⋯⋯」
断崖に近付くごとに木立の緑が濃くなり波が砕ける音で銃弾や罵声が聞こえなくなった。突然立ち止まったメイルーンが辺りを見回してからくるりと振り返り周りに警戒しながら右手を差し出した。
「見せろ」
「その前に金を見せてもらわねえと話がはじまんねえよなぁ」
太々しいステファンの態度に舌打ちしたメイルーンが肩にかけていた鞄から重そうな袋を取り出した。
「手形も兌換紙幣使わんからな」
兌換紙幣は同額の金や銀と引き換える約束をもとに発行した紙幣の事。今回のように怪しい品の取引では関わりを追及される心配のない金貨を使うのが一番安心でいられる。
(こいつは誰よりも低脳だからどこで誰に話すか分からん。念には念を入れんとな)
「聖職者様は用心深いでございますねえ」
揶揄うように言いながら目をぎらつかせたステファンが手を伸ばすとメイルーンが袋をカバンに入れて肩に掛け直した。
「へいへい⋯⋯これが現物だけど触るなよ、近くで見たいなら首の後ろで手を組んで近付くんだな。金と引き換えじゃなけりゃそれ以上は断る」
ステファンが両手の上に乗せた真珠のネックレスに顔を近付けて長い時間色々な角度から凝視したメイルーンが小さく頷いた。
「いいだろう、金と交換だ」
予想以上の大きさと品質に顔が綻びかけたメイルーンは慌てて下を向いて誤魔化した。
ほんの一瞬メイルーンのにやけた顔が見えたステファンは『間違いねえ、本物だ!』と確信して値を吊り上げる交渉をはじめた。
「金と一緒にさぁ、誓約書にサインも欲しいんだよな~」
「は?」
「メイルーンならいい仕事斡旋してくれそうじゃん、爵位も高位のやつが欲しいし? 前に話した時に言ってたよりレアもんだって分かったからそんくらい上乗せしてくれてもいいよな~。伝説の真珠に匹敵するくらいのレアもんなのに誤魔化そうったってそうはいかねえ、嫌ならこのままブローカーにでも流すぜ? そしたら2度とお目にはかからねえってやつかもな~」
「⋯⋯分かった、爵位は伯爵ならすぐに手配してやろう。それ以上だと時間がかかるしその分金は減らさせてもらう。仕事は何がしたい?」
「検事ってやつがやりてえんだよな~、田舎じゃなくて王都の検事な。王都ならお前らもいて楽しいじゃん」
(伯爵かぁ、まあぼちぼちってとこかな。それ以上だと待った上に金が減るんなら手を打ってやろうじゃん)
「分かった、伯爵でいいにしてやるよ。後もうひとつ売りたいものがあるんだよな~、王都の一等地にある屋敷で手を打ってやるよ」
「何を売りたいんだ?」
「お前の直筆の指示書って言ったら分かるだろ?」
「⋯⋯何のことだ?」
メイルーンが目を細めて用心深そうにステファンを凝視した。
「セオドアだっけ? お前の従者でよお、子犬みてえに付き纏ってた奴⋯⋯奴がいなくなった後で覗きに行ったらきれ~に折りたたんだ指示書を保管してたぜ? 日記もあって大笑い」
メイルーンに妄信していたセオドアは指示の書かれた小さなメモ書きを捨てず宝物として大切に保管し、話した事や指示された事を全て日記に書き残していた。セオドアがいなくなったと聞いたステファンはこっそり部屋に忍び込んでそれを見つけた時からいざという時の為に隠し込んでいた。
「人に見つかったらまずいだろうな~って思ってメイルーンの為に隠しておいたんだぜ? 年代もんだし~値打ちは凄えと思うんだよな~」
(隠してからす~っかり忘れてだんだけどな)
「言っとくけどここには持ってきてねえぜ、無事にこの島を出てメイルーンが約束を果たしたら返してやる。俺の身に何かあったり約束が守られねえ時にはマルティン枢機卿に届くようになってる。お前は知らねえだろうが結構仲良しなんでね」
0
お気に入りに追加
631
あなたにおすすめの小説

【完結】婚約者が私以外の人と勝手に結婚したので黙って逃げてやりました〜某国の王子と珍獣ミミルキーを愛でます〜
平川
恋愛
侯爵家の莫大な借金を黒字に塗り替え事業を成功させ続ける才女コリーン。
だが愛する婚約者の為にと寝る間を惜しむほど侯爵家を支えてきたのにも関わらず知らぬ間に裏切られた彼女は一人、誰にも何も告げずに屋敷を飛び出した。
流れ流れて辿り着いたのは獣人が治めるバムダ王国。珍獣ミミルキーが生息するマサラヤマン島でこの国の第一王子ウィンダムに偶然出会い、強引に王宮に連れ去られミミルキーの生態調査に参加する事に!?
魔法使いのウィンロードである王子に溺愛され珍獣に癒されたコリーンは少しずつ自分を取り戻していく。
そして追い掛けて来た元婚約者に対して少女であった彼女が最後に出した答えとは…?
完結済全6話
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
毒を盛られて生死を彷徨い前世の記憶を取り戻しました。小説の悪役令嬢などやってられません。
克全
ファンタジー
公爵令嬢エマは、アバコーン王国の王太子チャーリーの婚約者だった。だがステュワート教団の孤児院で性技を仕込まれたイザベラに籠絡されていた。王太子達に無実の罪をなすりつけられエマは、修道院に送られた。王太子達は執拗で、本来なら侯爵一族とは認められない妾腹の叔父を操り、父親と母嫌を殺させ公爵家を乗っ取ってしまった。母の父親であるブラウン侯爵が最後まで護ろうとしてくれるも、王国とステュワート教団が協力し、イザベラが直接新種の空気感染する毒薬まで使った事で、毒殺されそうになった。だがこれをきっかけに、異世界で暴漢に腹を刺された女性、美咲の魂が憑依同居する事になった。その女性の話しでは、自分の住んでいる世界の話が、異世界では小説になって多くの人が知っているという。エマと美咲は協力して王国と教団に復讐する事にした。
公爵令嬢アナスタシアの華麗なる鉄槌
招杜羅147
ファンタジー
「婚約は破棄だ!」
毒殺容疑の冤罪で、婚約者の手によって投獄された公爵令嬢・アナスタシア。
彼女は獄中死し、それによって3年前に巻き戻る。
そして…。
釣り合わないと言われても、婚約者と別れる予定はありません
しろねこ。
恋愛
幼馴染と婚約を結んでいるラズリーは、学園に入学してから他の令嬢達によく絡まれていた。
曰く、婚約者と釣り合っていない、身分不相応だと。
ラズリーの婚約者であるファルク=トワレ伯爵令息は、第二王子の側近で、将来護衛騎士予定の有望株だ。背も高く、見目も良いと言う事で注目を浴びている。
対してラズリー=コランダム子爵令嬢は薬草学を専攻していて、外に出る事も少なく地味な見た目で華々しさもない。
そんな二人を周囲は好奇の目で見ており、時にはラズリーから婚約者を奪おうとするものも出てくる。
おっとり令嬢ラズリーはそんな周囲の圧力に屈することはない。
「釣り合わない? そうですか。でも彼は私が良いって言ってますし」
時に優しく、時に豪胆なラズリー、平穏な日々はいつ来るやら。
ハッピーエンド、両思い、ご都合主義なストーリーです。
ゆっくり更新予定です(*´ω`*)
小説家になろうさん、カクヨムさんでも投稿中。
旦那様には愛人がいますが気にしません。
りつ
恋愛
イレーナの夫には愛人がいた。名はマリアンヌ。子どものように可愛らしい彼女のお腹にはすでに子どもまでいた。けれどイレーナは別に気にしなかった。彼女は子どもが嫌いだったから。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」様で作成しました。

人質王女の婚約者生活(仮)〜「君を愛することはない」と言われたのでひとときの自由を満喫していたら、皇太子殿下との秘密ができました〜
清川和泉
恋愛
幼い頃に半ば騙し討ちの形で人質としてブラウ帝国に連れて来られた、隣国ユーリ王国の王女クレア。
クレアは皇女宮で毎日皇女らに下女として過ごすように強要されていたが、ある日属国で暮らしていた皇太子であるアーサーから「彼から愛されないこと」を条件に婚約を申し込まれる。
(過去に、婚約するはずの女性がいたと聞いたことはあるけれど…)
そう考えたクレアは、彼らの仲が公になるまでの繋ぎの婚約者を演じることにした。
移住先では夢のような好待遇、自由な時間をもつことができ、仮初めの婚約者生活を満喫する。
また、ある出来事がきっかけでクレア自身に秘められた力が解放され、それはアーサーとクレアの二人だけの秘密に。行動を共にすることも増え徐々にアーサーとの距離も縮まっていく。
「俺は君を愛する資格を得たい」
(皇太子殿下には想い人がいたのでは。もしかして、私を愛せないのは別のことが理由だった…?)
これは、不遇な人質王女のクレアが不思議な力で周囲の人々を幸せにし、クレア自身も幸せになっていく物語。
【完結】魔力がないと見下されていた私は仮面で素顔を隠した伯爵と結婚することになりました〜さらに魔力石まで作り出せなんて、冗談じゃない〜
光城 朱純
ファンタジー
魔力が強いはずの見た目に生まれた王女リーゼロッテ。
それにも拘わらず、魔力の片鱗すらみえないリーゼロッテは家族中から疎まれ、ある日辺境伯との結婚を決められる。
自分のあざを隠す為に仮面をつけて生活する辺境伯は、龍を操ることができると噂の伯爵。
隣に魔獣の出る森を持ち、雪深い辺境地での冷たい辺境伯との新婚生活は、身も心も凍えそう。
それでも国の端でひっそり生きていくから、もう放っておいて下さい。
私のことは私で何とかします。
ですから、国のことは国王が何とかすればいいのです。
魔力が使えない私に、魔力石を作り出せだなんて、そんなの無茶です。
もし作り出すことができたとしても、やすやすと渡したりしませんよ?
これまで虐げられた分、ちゃんと返して下さいね。
表紙はPhoto AC様よりお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる