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00.ちょっと寄り道⋯⋯キルケー達の情報をチラッと
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★★★★
【キルケー】
太陽神へーリオスの子であり、ニュンペーだが、『秘薬を使う魔女・恐るべき女神・髪麗しい女神』などの異名を持つ。不真面目な愛の女神に相当する存在だったと考えられている。
アイアイエー島にある小高い山の上に立つ広い屋敷に住み、薬草学と薬学について膨大な知識を持っている。惚れやすく嫉妬深い、多情で身勝手な魔女。
キュケオーンと呼ばれる向精神的醸造酒を作り、毒・軟膏・杖・呪文を用いて魔法を使う。
薬草や薬学に深く関心を寄せたが、特に注目したのは毒を持つ根類。
人を動物に変身させて家畜とし怪物に変える。
グラウコスに執着してスキュラを怪物に変え、ピークス王を啄木鳥に変えて屋敷に連れ帰った。
オデュッセウスの冒険を様々な知恵で助け3人の子を成した。彼の死後、遺体に薬草を使って蘇生させた。
★★★★
【スキュラ】
かつてはニュンペーだったが、海の神グラウコスに見初められ逃げ出した。諦めきれなかったグラウコスは呪文や薬草の力でスキュラを手に入れたいとキルケーに願ったが、グラウコスを気に入ったキルケーは、彼女のお気に入りの淵に毒薬を仕込み、怪物に変えた。
女性の上半身と魚の下半身を持ち、腰から複数の犬の前半身が生えた姿。
オデュッセウスにキルケーが語った言葉。
『よほど剛力の男でも、虚ろに揺れる船から矢を放って洞窟の奥まで届かせることはできぬが、あれが不気味な声で吼えるスキュラの棲家。
生れたての仔犬の声の恐るべき怪物、その姿を見て嬉しがる者は一人もおるまい。
足は12本、いずれもがぶらりと垂れ下がり、長い頸6つには見るも怖ろしい首が載っておる。3列に並んだ歯は剥き出しにして唸り続ける』
スキュラは海峡の岩礁を象徴し、近くを通る船は必ず6人が犠牲になる。
★★★★
【カリュブディス】
ポセイドーンとガイアの娘。
並外れて大食だったためにゼウスの罰を受けて怪物の姿になり、海峡で船乗りを襲うようになった。
1日3回の食事の度に海水ごとあらゆるものを吸い込み、吐き出す時に出る渦が船を取り込む。近くを通る船はこの渦潮に巻き込まれ必ず全滅する。
スキュラと同じ海域に住み、カリュブディスは潮流を象徴していると言われている。
★★★★
【セイレーン】
上半身が人間の女性で下半身は鳥の姿。大きな羽根を持つ怪物。
海の航路上の岩礁から美しい歌声で航行中の人を惑わし、歌声に魅惑された挙句喰い殺された船人たちの骨は、島に山をなしている。
キルケーの住むアイアイエー島と、カリュブディスとスキュラの棲む海域の間に住んでいる。
セイレーンが歌を聞かせて生き残った人間が現れると死ぬ運命だと定められており、キルケーからその話を聞いていたオデュッセウスが生き残った後に、海に身を投げて自殺した。
死体は岩となって岩礁の一部になった。
★★★★
【フェイ】
魔法と薬学に詳しく、永遠の美貌と若さを保つ精霊。次元を超える術を持つ。
★★★★
【グラウコス】
漁師だったが薬草を食べて人々に予言をする海の神になった。
青緑色の長い髪と長い髭、水色の腕と魚の尾を持った姿をしているが、傷ついた身体には貝殻や海藻、岩などが付着した醜い姿をしている。
美少女スキュラに振られ、キルケーに『薬草や呪文の力で恋を成就させてほしい』と依頼したが、グラウコスを気に入ったキルケーはスキュラに嫉妬して海の怪女にしてしまった。
グラウカスは多くの恋人がおりその中には男性の恋人も。グラウコスはメリケルテスを愛しすぎて海に身を投げた。
★★★★
【レヴィアタン】
別名リヴァイアサンは、巨大なクジラのような姿。
心臓は石のように硬く、腹は陶器の破片を並べたように凸凹としている。背中には盾の列のような鱗が密に並び、口には恐ろしい歯が生えている。
口からは炎を噴き出し鼻からは煙を吹き、その息は炭に火を点ける。深い淵を白い髪のような光の筋を残しながら泳ぐ。
終末の後のために神が用意した食物と語られる。
★★★★
【クロケル】
呼び出されると、銀の髪と金色の猫のような目、黒衣の天使の姿で現れる。
決して溶けることのない氷の剣を持ち、この剣でつけられた傷は治ることはなく、凍傷で最後には腐ってしまう。
クロケルの本来の姿は水神またはドラゴンであり、召喚者の前に現れる時に川の本流を流れる水の音をたてる。
水を操ることに長けており、水を温める。
流れを支配することで荒れた海を静めたり、大水が押し寄せる轟音を幻聴として聞かせることもできる。
『浴槽公爵』という呼び名は、温泉を見つけ発掘することができる。即ち、人間の隠された才能を見つけだすことができることの比喩だともされている。
隠された物事について謎めいた口調で語り、幾何学と教養学について教わることができる。
芸術を好み幾何学や教養学に長け、科学全般にも詳しく、特に数学を専門としている。それらの知識を教えることによって召喚者の埋もれた才能を発掘する能力がある。
【キルケー】
太陽神へーリオスの子であり、ニュンペーだが、『秘薬を使う魔女・恐るべき女神・髪麗しい女神』などの異名を持つ。不真面目な愛の女神に相当する存在だったと考えられている。
アイアイエー島にある小高い山の上に立つ広い屋敷に住み、薬草学と薬学について膨大な知識を持っている。惚れやすく嫉妬深い、多情で身勝手な魔女。
キュケオーンと呼ばれる向精神的醸造酒を作り、毒・軟膏・杖・呪文を用いて魔法を使う。
薬草や薬学に深く関心を寄せたが、特に注目したのは毒を持つ根類。
人を動物に変身させて家畜とし怪物に変える。
グラウコスに執着してスキュラを怪物に変え、ピークス王を啄木鳥に変えて屋敷に連れ帰った。
オデュッセウスの冒険を様々な知恵で助け3人の子を成した。彼の死後、遺体に薬草を使って蘇生させた。
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【スキュラ】
かつてはニュンペーだったが、海の神グラウコスに見初められ逃げ出した。諦めきれなかったグラウコスは呪文や薬草の力でスキュラを手に入れたいとキルケーに願ったが、グラウコスを気に入ったキルケーは、彼女のお気に入りの淵に毒薬を仕込み、怪物に変えた。
女性の上半身と魚の下半身を持ち、腰から複数の犬の前半身が生えた姿。
オデュッセウスにキルケーが語った言葉。
『よほど剛力の男でも、虚ろに揺れる船から矢を放って洞窟の奥まで届かせることはできぬが、あれが不気味な声で吼えるスキュラの棲家。
生れたての仔犬の声の恐るべき怪物、その姿を見て嬉しがる者は一人もおるまい。
足は12本、いずれもがぶらりと垂れ下がり、長い頸6つには見るも怖ろしい首が載っておる。3列に並んだ歯は剥き出しにして唸り続ける』
スキュラは海峡の岩礁を象徴し、近くを通る船は必ず6人が犠牲になる。
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【カリュブディス】
ポセイドーンとガイアの娘。
並外れて大食だったためにゼウスの罰を受けて怪物の姿になり、海峡で船乗りを襲うようになった。
1日3回の食事の度に海水ごとあらゆるものを吸い込み、吐き出す時に出る渦が船を取り込む。近くを通る船はこの渦潮に巻き込まれ必ず全滅する。
スキュラと同じ海域に住み、カリュブディスは潮流を象徴していると言われている。
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【セイレーン】
上半身が人間の女性で下半身は鳥の姿。大きな羽根を持つ怪物。
海の航路上の岩礁から美しい歌声で航行中の人を惑わし、歌声に魅惑された挙句喰い殺された船人たちの骨は、島に山をなしている。
キルケーの住むアイアイエー島と、カリュブディスとスキュラの棲む海域の間に住んでいる。
セイレーンが歌を聞かせて生き残った人間が現れると死ぬ運命だと定められており、キルケーからその話を聞いていたオデュッセウスが生き残った後に、海に身を投げて自殺した。
死体は岩となって岩礁の一部になった。
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【フェイ】
魔法と薬学に詳しく、永遠の美貌と若さを保つ精霊。次元を超える術を持つ。
★★★★
【グラウコス】
漁師だったが薬草を食べて人々に予言をする海の神になった。
青緑色の長い髪と長い髭、水色の腕と魚の尾を持った姿をしているが、傷ついた身体には貝殻や海藻、岩などが付着した醜い姿をしている。
美少女スキュラに振られ、キルケーに『薬草や呪文の力で恋を成就させてほしい』と依頼したが、グラウコスを気に入ったキルケーはスキュラに嫉妬して海の怪女にしてしまった。
グラウカスは多くの恋人がおりその中には男性の恋人も。グラウコスはメリケルテスを愛しすぎて海に身を投げた。
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【レヴィアタン】
別名リヴァイアサンは、巨大なクジラのような姿。
心臓は石のように硬く、腹は陶器の破片を並べたように凸凹としている。背中には盾の列のような鱗が密に並び、口には恐ろしい歯が生えている。
口からは炎を噴き出し鼻からは煙を吹き、その息は炭に火を点ける。深い淵を白い髪のような光の筋を残しながら泳ぐ。
終末の後のために神が用意した食物と語られる。
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【クロケル】
呼び出されると、銀の髪と金色の猫のような目、黒衣の天使の姿で現れる。
決して溶けることのない氷の剣を持ち、この剣でつけられた傷は治ることはなく、凍傷で最後には腐ってしまう。
クロケルの本来の姿は水神またはドラゴンであり、召喚者の前に現れる時に川の本流を流れる水の音をたてる。
水を操ることに長けており、水を温める。
流れを支配することで荒れた海を静めたり、大水が押し寄せる轟音を幻聴として聞かせることもできる。
『浴槽公爵』という呼び名は、温泉を見つけ発掘することができる。即ち、人間の隠された才能を見つけだすことができることの比喩だともされている。
隠された物事について謎めいた口調で語り、幾何学と教養学について教わることができる。
芸術を好み幾何学や教養学に長け、科学全般にも詳しく、特に数学を専門としている。それらの知識を教えることによって召喚者の埋もれた才能を発掘する能力がある。
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