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1章 異世界…ロザリア

プロローグ

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「チュン、チュンチュンチュン」


   何処から鳥の鳴き声が、聞こえてくる。


「ん、ここは、いったいどこだ?いや、まず、俺は、なにをしていたんだ?」


   俺は、辺りを見回した。
   すると、ここが森という事に気付いた。
   さらに、土が湿っており後ろから水の音が聞こえてきた。
   振り返ると滝があった。


「まずは、今俺が置かれている状況を整理しよう。」


   まず、一番の疑問は俺がやっていたゲーム『アビス・オブ・ソードマジック』通称『アビス』のウインドウが見えている事だ。
   まぁ、どうせゲーム中に寝落ちでもしたんだろうが、がだ。


「ログアウトができない、それにGMコールもできないし一体全体どうなってんだよ!!」

    
    俺は、一度冷静になって考えてみた。
    結論は、
    うん、多分最近流行の異世界転移ってやつだろう。
    俺を誰かが、召喚して何らかの原因で、座標が変わったのか?
    それじゃなかったら神様がしたはず。
    どのみち、高確率で神様が関係しているのだろう。
     もしそうだったとしても……


「納得できるカアァァッッーーー」


   っと、ステータスを確認してみると……

【ステータス】No.10

種族:エンシェント・エルフ

名前:サクヤ       性別:男

カルマ値:1000

   HP:168076

   MP:85253

   STR:107589

   MAG:110000

    VIT:4589

   MND:5845

   AGI:855646
   
   DEX:105585

   INT:599

   LUK:284

   CHA:16805
《称号》
        超級職保持者
        神速へと至りし者
        剣術を極めし者
        魔導を極めし者
        ???         
職業クラス》     
【超級職】
    大賢者Lv.300
    剣王Lv.289
    抜刀神Lv.276
【上級職】
    拳戦士フィスト・ウォーリアLv.290
    四大魔導師Lv.246
    剣豪Lv.237
    精霊使いLv.236
【下級職】
    魔法使いウィザードLv.200
    侍Lv.196
    拳師Lv.176
    盗賊シーフLv.173
《魔法》
        火   水   風   土   樹   精霊   聖霊
《装備》
頭:精霊の髪飾り   MND+1000  MP:500/500   スキル:空気抵抗軽減    MP自動回復   自動修復
体:精霊の羽衣   VIT+1000   MP:1000/1000   スキル:HP自動高速回復   自動修復
右腕:精霊の小手 右   STR+500  スキル: CRI率LUK×0.5%UP   自動修復   左腕:精霊の小手 左   STR+500   スキル:痛覚遮断   自動修復
右手:精霊の指輪    MAD+100   MP:1000/1000   スキル:自動修復   MP25%カット   左手:精霊の腕輪   DEX+500   MP:1000/1000   スキル:自動修復
靴:精霊の靴   AGI+500   スキル:悪路走破   自動修復
その他:精霊の耳飾り  INT+150    スキル:自動修復   不屈のブローチ   スキル:蘇生   99.9%崩壊
武器:名刀  政宗めいとう  まさむね   STR+10000   スキル:瞬発力超強化   全ステータス+10%   HP&MP超回復   自動修復

   俺は、ステータスを見た瞬間…


「ありがとう…神様…さっきの事は、忘れてください……」


「てか、今俺エルフなのか!」


   っと、なんやかんやあって……


       ~10分後~


   全ての機能の確認を終えて


「だがまさか全ての機能がそのままになっているとわな」


   それに、まだ試していないが機能も残っているようだしなーーーー


    すると、突然


「キャァァーーーー」


  さけび声が聞こえてきた……


   俺は、とっさにさけび声が聞こえてきた方向に走り出した。
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