心の穴を埋めるには

こぐま

文字の大きさ
上 下
1 / 2

思い出

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

「いち」の年 DECADE

あおみなみ
青春
人生にはいつでも「メモリー」と「目盛り」がある。 1981年、中学生の小原あかりは同級生の花田弘安のことが好きで、花田を含むみんなに好かれているサバサバ系女子・篠田香苗が嫌いだった。

おてんばプロレスの女神たち

ちひろ
青春
 温泉で有名なおてんば市を拠点に、女子プロレスごっこ団体・おてんばプロレスを旗揚げした木下涼子。同じ大学の船橋浅子らとともに、明るく楽しく可憐なリングをめざすも、そこには予期せぬライバルたちの出現が――。女子大生パワーをいかんなく発揮しながら、可能性という名の花道を駆けぬける青春派プロレスノベル。

冬の夕暮れに君のもとへ

まみはらまさゆき
青春
紘孝は偶然出会った同年代の少女に心を奪われ、そして彼女と付き合い始める。 しかし彼女は複雑な家庭環境にあり、ふたりの交際はそれをさらに複雑化させてしまう・・・。 インターネット普及以後・ケータイ普及以前の熊本を舞台に繰り広げられる、ある青春模様。 20年以上前に「774d」名義で楽天ブログで公表した小説を、改稿の上で再掲載します。 性的な場面はわずかしかありませんが、念のためR15としました。 改稿にあたり、具体的な地名は伏せて全国的に通用する舞台にしようと思いましたが、故郷・熊本への愛着と、方言の持つ味わいは捨てがたく、そのままにしました。 また同様に現在(2020年代)に時代を設定しようと思いましたが、熊本地震以後、いろいろと変わってしまった熊本の風景を心のなかでアップデートできず、1990年代後半のままとしました。

箱入り息子はサイコパス

広川ナオ
青春
 病院育ちの御曹司、天王皇帝(あもう こうだい)。  アイドルを目指す気まぐれ女子高生、緑川エリカ。  高校に進学するために上京してきたコーダイは、ある日、向かいに住むエリカが変装をして配信活動をしていたところを目撃し、秘密を知られた彼女に目をつけられてしまう。だがコーダイの聡明さを知ったエリカは、逆にコーダイを自身のプロデューサーに無理やり任命する。  ちょっぴりサイコパスな箱入り息子と天衣無縫の気まぐれ少女。二人は噛み合わないながらも配信活動を成功させていき、1年が経過した頃にはエリカはネット上で有名な女子高生アイドルになっていた。  だがそんなある日、些細なことがきっかけで二人は喧嘩別れをしてしまう。  そしてその直後から、エリカの身に異変が起き始める。秘密にしていたはずの実名や素顔、自宅の住所をネット上にばら撒かれ、学校中で虐めの標的にされ、SNSで悪口を書かれーー  徐々に心を蝕まれていく少女と、その様子を見てほくそ笑むサイコパス。  果たして生きる希望を失った少女が向かった先はーー

鶸色

悠行
青春
 ある夏に海で手伝いをすることになった女の子と、少年の話です。

海に向かって

ひふみん
青春
「海に向かって」 ――この言葉の続きは、旅の終わりに待っている。 高校三年生の夏、澤島昇は、中学の同級生四人と、自転車で海に向かう旅を計画する。しかし、そこにはなぜかもう一人、犬猿の仲で幼馴染の芹沢桜の姿があった。 思いがけない参加者に、動揺を隠せない昇と、この旅に一つの決意を抱いてきた桜。旅の中で、さざ波のように変化していく二人の関係だったが、その波は次第に周りも巻き込んでいく・・・ 多くの少年,少女たちが思い描いた夏の想い出を、自転車と共に駆け抜けていく。 海×自転車×夏の物語。

お嬢様なんて、冗談じゃない!

スズキアカネ
青春
本編連載中の【お嬢様なんて柄じゃない】の主人公がもしも男の子だったら? という設定で書かれたコメディ話。 脳筋男子バレー部員である男子高生がセレブ校のお嬢様に憑依してしまった!? 果たして彼はどう生きる?(全10話) ※※※ 憑依TS表現がありますので、苦手な方はご注意ください。物語の特性上、同性愛風味(誤解)もあるのでご了承くださいませ。 単体でも楽しめるかなと思います。 著作権は放棄してません。無断転載転用は禁止致しております。Do not repost.

光の河

森山葵
青春
グルメ小説 「光の河」は死んだひいばあちゃんが僕が小さい頃に一度だけ話してくれた話だ。戦後間もない頃、若かったひいばあちゃんは死にたいくらい辛い思いをして生きる中で、それはそれは綺麗な、闇に宝石が浮かぶような河、「光の河」を見て、生きる気力を取り戻したという。 僕こと井藤康輝は長野県の高校の地学部に所属しながら、ひいばあちゃんが話していた、「光の河」に興味を持ち、漠然としたヒントの中から「光の河」の正体を見つけようとしていた。 「光の河」を探しながら地学部として過ごす高校生活は、グルメに溢れていた。放課後に地学教室で紅茶を入れて食べるマフィン、シャインマスカットタルト、僕の行きつけの「吉弥食堂」の名物キャベツラーメン、コーヒーとアーモンドチョコレート、天体観測で食べたカップラーメン。 そして、地学部の仲間は愉快な奴も沢山いた。お菓子を差し入れしてくれる顧問の藤原先生。ちょっとスケベでお調子者だけど、コーヒー淹れるのが抜群にうまい親友のギンガ。そしてダンス部と兼部する地学部のマドンナ、ツバサさん。僕はツバサさんに密かな恋心を抱いていつつも、想いをうまく伝えられず、悶々とした日々を送っていた。 もどかしい日々を過ごしているうちに学園祭も近づき、学園祭の準備に勤しんでいたある日、ツバサさんが倒れてしまう。病院で悪性の腫瘍が足にあると診断され、ダンスが踊れなくなってしまったツバサさんはひどく落ち込む。 彼女の不幸に同調し悩み落ち込んだ僕とギンガは、彼女をなんとかしてあげようと思って、思いつきで「吉弥食堂」に行って天ぷら蕎麦を平らげると、元気を取り戻して、ある計画を思いつく。かつてひいばあちゃんが死にそうな時に見た「光の河」を彼女に見せ、元気を取り戻してもらうというものだ。今までの学校生活で光の河の実態を掴んだ僕は、周りの協力も得て、ツバサさんを光の河のある場所に連れて行った。 しかし、彼女に見せた光の河は、僕の想像とは遠くかけ離れていた。光の河の正体を知った時、僕らは大きな感動に包まれるのだった。

処理中です...