異世界までついてくる俺の大嫌いな先輩

戦力訓練

※

「ヒァ…、ンクッ。」

先輩は俺の股間に顔を埋めて陰茎を口に含んでいる。
先端を舌で弄んだり、上下に口を動かして全体を刺激したり、好き放題していた。

俺は左腕の二の腕を噛んで声を我慢した。
感じる自分に恥じていた。
こんな男に好き放題されて、悔しくないはずがない。

数分間快感に耐え忍んだところで、彼が陰茎を口内から開放した。

「感じてくれてるね。ほら、もっとしてって言ってるよ。」

口から離したと安堵すれば、今度は手で刺激される。
ツンツンと突かれるだけでも、感度良く反応している俺の一部に苛立つ。


そこからが、地獄だった。
手でいじられ、俺の陰茎も興奮が冷めてきたと思ったら、再度口に含まれ刺激される。それを交互に繰り返された。
緊張と緩和の繰り返しに、汗と涎が止まらなかった。

はじめは抵抗していた両足も疲れて、今は伸びたままになっている。

「ちょっと疲れちゃったかな？これからが本番なのに。」

彼は陰茎への刺激を中断すると、肛門に手を伸ばしてきた。
腹筋はすでに悲鳴を上げていて、俺は起き上がることもできない。

「っやめろ！」

噛んでいた二の腕から口を話し、拒絶を示した。

「だーめ。大人しくして。」

「んん…。」

肛門に指が入る。異物の挿入に、全身が鳥肌立った。

「久しぶりだからかな、筋トレしてるからかな。キツイね。」

そう言いながら、彼は1本の指で内臓を搔き乱した。
奥に入っていくにつれ、俺の陰茎が再び反応し始める。

「ここかな。」

腹部に向かって俺の体内に入ってる指を押し上げた。

「ウァッ…！」

尿意を催すような強烈な刺激が巡って、声が漏れてしまう。

「ふふ、ここだね。」

彼はいつの間にか俺の顔をみて反応を楽しんでいた。
そのまま顔が近づいてきて、深いキスが始まる。

(俺の咥えてた口、そのままかよ…！)

彼とのキスってだけで不快なのに、自分の陰部を舐めていた口内と思うと吐き気がする。

(悔しい。このまま最後までさせられるんだ…。)

考えることを放棄して身体だけこの場に置いて、精神はどこかに行ってしまいたい。

(何もかも不快だ。この男の言いなりになるのも、勝てない自分も。)

俺は両手を合わせて握った。爪を左右の手に食い込ませて、苦痛を痛みで緩和する。

(離れたい。逃げたい。)

強く思う。
すると、身体が軽くなった。

目を開けると、そこは部屋ではなく、先ほどまでハスキーと練習していた野外だった。