173 / 229
第四章 エルフの国リーフィア編
内に巣食う『邪悪』
しおりを挟む
「わたくしは、既に覚悟できております。ですから、この場所・・わたくしの今世の始まりである『生命の泉』にお二人を連れてきたのです。・・敬愛する女神様!さあ!世界の為に最後の『黒の魔導結晶』を浄化してください!そして、どうかわたくしに安らぎをお与えください!!」
「・・そんなこと、できるわけないじゃない!!」
「そ・・そうよ、リフィアス!!早まる必要はないわ!!ハーティルティア様のお力があれば、きっと他にいい方法があるはずよ!!」
「・・それに・・今のところ『エメラダ』以来、新たな『邪神』は出現していないわ!!ということは、もう既にこの世界に存在する全ての『邪神』を滅ぼし終えているかもしれない!!」
「『黒の魔導結晶』だってリフィアスの身体に存在するもの以外は全て私が浄化したわ!!だから、きっと大丈夫よ!!」
「・・そうでしょうか??」
リフィアス自身もハーティの提案に決意が揺らいでいるのか、自信のなさそうな視線をハーティへ向けた。
「もちろんよ!大丈夫に決まっているわ!!」
そんなリフィアスに、ハーティはさらに力強く励ましの言葉をかけた。
「でも、リフィアスは五千年以上もの間、『邪神』復活に恐れながら生きてきたのね・・・・誰にも相談できず、たった一人で抱えて・・さぞ辛かったことでしょう?そんな思いをさせて本当にごめんなさい・・」
そして、ハーティはリフィアスの方へ歩み寄ると、彼女を力いっぱい抱きしめた。
「敬愛する主様!!違うのです!わたくしは『邪神』を抱えて生きていく事が、主様から示された使命だと思って生きてきました。そして、今こうして主様に全てをお伝えすることができた。それだけでわたくしは本当に報われたのです!!」
リフィアスはハーティのお詫びの言葉を否定すると、その潤んだ瞳でハーティを見つめながらハーティを抱き返した。
「リフィアス・・・」
その視線につられて、ハーティもリフィアスへと視線を合わせる。
そして、それぞれの潤んだ美しい双眸にお互いの顔が映り込んだ、その時・・・。
ドクン・・・!!
突如、ハーティは自分の心臓が大きく跳ねたような感覚を味わった。
そして、胸の中から言いようのない不快な黒い靄が湧きあがっているような不快さを感じ始めた。
直後、リフィアスの顔を映していたハーティの瞳から光がなくなり、その眼差しが濁り始めた。
「敬愛する主様・・・?」
そんな視線の変化をリフィアスが感じて、思わずハーティへと問いかけた・・その直後のことであった。
チュウウウ!
「むぐぅ!?」
虚ろな眼差しになったハーティはリフィアスの後頭部に手を添えると、そのまま彼女に激しく口づけをした。
「え!?ハーティルティア様!?突然何を!キ・・キ・・!」
リリスは目の前で起こった出来事に理解が追い付いていないようであった。
「むぐ!?むご!?」
そして、リフィアスは思いのほか強いハーティの力に為す術もなく、顔を赤く染め上げながらハーティにされるままとなっていた。
ズズズ・・・!!
「・・・っ!あれは!!」
しかし、その口づけを傍で見ていたリリスは、ハーティの口から黒い霧のようなものがリフィアスへと流れ込んでいるのを目撃していた。
そして、その黒い霧がリフィアスに飲み込まれていった瞬間、リフィアスの双眸が『ガッ!』と開かれた。
ドン!!
それから、リフィアスはニヤリと不敵な笑みを浮かべると、今まで抱き合っていたハーティを突き飛ばした。
「っきゃ!?」
リフィアスに突き飛ばされて尻餅をついたハーティは驚きの声をあげる。
そして、ハーティはその衝撃で正気を取り戻したようであった。
「リフィ・・アス??」
ハーティを突き飛ばしたリフィアスは、見るからにいつもとは全く異なる雰囲気を纏っていた。
ハーティとリリスがリフィアスの様子を見て困惑する中、彼女はゆっくりとその口を開いた。
「憎たらしい『女神』だけど・・今回ばかりは感謝しないといけないねぇ・・『女神ハーティルティア』!!」
リフィアスから発せられる声は普段の美しいものだったが、綴られる言葉からは言いようのない邪悪さが含まれていた。
「・・・あなた!!!もしや!?」
そして、嫌な確信を得たハーティはリフィアス自身ではなく、その言葉の主へと声をかけた。
「あのときは、よくもまあ散々な目に遭わせてくれたじゃあないか!このクソビッチが!!」
「エメラダ・・・どうして!?」
ハーティが狼狽えている様子を楽しそうに眺める『エメラダ』はにやりと口を歪めた。
「おやぁ?もしかして忘れてしまったのかしらぁ?この『リフィアス』に接吻する前に、その憎たらしい唇を奪ったのは誰だったのかしらぁ?」
エメラダの言葉を聞いたハーティの脳裏に、彼女と初めて戦ったときの一幕がよぎった。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・。
「グアァァァ!グルゥアアアア!グルルル!」
「うーん・・まだ早かったみたいねぇ。思ったより『黒竜』の力が強かったと言う事かしら?」
「んもう、ペットはペットらしくしていればいいのに・・困ったものだわ・・・」
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
「残念だけど、『女神ハーティルティア』を嬲るのはまた今度にするわぁ」
「まっ・・て・・えめ・・ら・・」
「た・・だ・・し!あんたに一つ、わたくしからのプレゼントよ」
「うーん、本当はこんなこと、私の趣味じゃないんだけどね」
・・・・・・・。
・・・・・。
「やだっ!こんなにギャラリーがいたら恥ずかしいわあ!」
「じゃあ、行くわよぉ」
グイッ!
「むぐうっ!?」
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
「・・っ!あの時の口づけ・・!」
「あはは!!そうそう!あのとき、わたくしの一部をクソビッチに送り込んだのよぉ!!」
「あのあと、わたくしの本体を散々な目にして、さぞ喜んだんじゃあない?・・だけど、残念だったわねぇ??」
「本当はてめぇの憎たらしい肉体で力を付けたら、その肉体を犯しつくして乗っ取ってやろうと思ったんだけどねぇ・・?流石は『女神』というか?そこまでは及ばなかったわぁ」
「だ・・か・・ら、わたくしはのうのうとしている『ハーティルティア』の中でずーっとチャンスをうかがっていた、というわけ!」
『エメラダ』はリフィアスの身体を操り、その手を開いたり閉じたりして感覚を確かめると再びニヤリと嗤った。
「だけど、この『リフィアス』が『黒の魔導結晶』の在処をご丁寧に教えてくれて助かったわあ!こっちは探す手間が省けたってものよ!!」
「本当に感謝するわあ・・じゃあ、さっそく目的の物を頂くとしようじゃあないか!!」
『エメラダ』はそう言うと、リフィアス身体を操って右手の指先を揃えながら、その腕を横に上げて伸ばした。
「待って!エメラダ!!あなた一体、何を!?」
ハーティは『エメラダ』の不審な動きを見て、慌てて声をかける。
「どうやら『リフィアス』は死ぬ気満々だったみたいだし、いいわよねえ?」
「思えば『神界大戦』では『リフィアス』も滅ぼし損ねていたし、ちょうどいいわぁ・・!」
「っ!!!もしや・・・!?やめなさい!エメラダっ・・・!!!!」
ズブシュウウウウウ!!!!
「うふふぅ・・・ゴブフッ!」
しかし、ハーティの声も空しく、リフィアスの右手は自らの下腹部へと深く突き刺さっていった。
「・・そんなこと、できるわけないじゃない!!」
「そ・・そうよ、リフィアス!!早まる必要はないわ!!ハーティルティア様のお力があれば、きっと他にいい方法があるはずよ!!」
「・・それに・・今のところ『エメラダ』以来、新たな『邪神』は出現していないわ!!ということは、もう既にこの世界に存在する全ての『邪神』を滅ぼし終えているかもしれない!!」
「『黒の魔導結晶』だってリフィアスの身体に存在するもの以外は全て私が浄化したわ!!だから、きっと大丈夫よ!!」
「・・そうでしょうか??」
リフィアス自身もハーティの提案に決意が揺らいでいるのか、自信のなさそうな視線をハーティへ向けた。
「もちろんよ!大丈夫に決まっているわ!!」
そんなリフィアスに、ハーティはさらに力強く励ましの言葉をかけた。
「でも、リフィアスは五千年以上もの間、『邪神』復活に恐れながら生きてきたのね・・・・誰にも相談できず、たった一人で抱えて・・さぞ辛かったことでしょう?そんな思いをさせて本当にごめんなさい・・」
そして、ハーティはリフィアスの方へ歩み寄ると、彼女を力いっぱい抱きしめた。
「敬愛する主様!!違うのです!わたくしは『邪神』を抱えて生きていく事が、主様から示された使命だと思って生きてきました。そして、今こうして主様に全てをお伝えすることができた。それだけでわたくしは本当に報われたのです!!」
リフィアスはハーティのお詫びの言葉を否定すると、その潤んだ瞳でハーティを見つめながらハーティを抱き返した。
「リフィアス・・・」
その視線につられて、ハーティもリフィアスへと視線を合わせる。
そして、それぞれの潤んだ美しい双眸にお互いの顔が映り込んだ、その時・・・。
ドクン・・・!!
突如、ハーティは自分の心臓が大きく跳ねたような感覚を味わった。
そして、胸の中から言いようのない不快な黒い靄が湧きあがっているような不快さを感じ始めた。
直後、リフィアスの顔を映していたハーティの瞳から光がなくなり、その眼差しが濁り始めた。
「敬愛する主様・・・?」
そんな視線の変化をリフィアスが感じて、思わずハーティへと問いかけた・・その直後のことであった。
チュウウウ!
「むぐぅ!?」
虚ろな眼差しになったハーティはリフィアスの後頭部に手を添えると、そのまま彼女に激しく口づけをした。
「え!?ハーティルティア様!?突然何を!キ・・キ・・!」
リリスは目の前で起こった出来事に理解が追い付いていないようであった。
「むぐ!?むご!?」
そして、リフィアスは思いのほか強いハーティの力に為す術もなく、顔を赤く染め上げながらハーティにされるままとなっていた。
ズズズ・・・!!
「・・・っ!あれは!!」
しかし、その口づけを傍で見ていたリリスは、ハーティの口から黒い霧のようなものがリフィアスへと流れ込んでいるのを目撃していた。
そして、その黒い霧がリフィアスに飲み込まれていった瞬間、リフィアスの双眸が『ガッ!』と開かれた。
ドン!!
それから、リフィアスはニヤリと不敵な笑みを浮かべると、今まで抱き合っていたハーティを突き飛ばした。
「っきゃ!?」
リフィアスに突き飛ばされて尻餅をついたハーティは驚きの声をあげる。
そして、ハーティはその衝撃で正気を取り戻したようであった。
「リフィ・・アス??」
ハーティを突き飛ばしたリフィアスは、見るからにいつもとは全く異なる雰囲気を纏っていた。
ハーティとリリスがリフィアスの様子を見て困惑する中、彼女はゆっくりとその口を開いた。
「憎たらしい『女神』だけど・・今回ばかりは感謝しないといけないねぇ・・『女神ハーティルティア』!!」
リフィアスから発せられる声は普段の美しいものだったが、綴られる言葉からは言いようのない邪悪さが含まれていた。
「・・・あなた!!!もしや!?」
そして、嫌な確信を得たハーティはリフィアス自身ではなく、その言葉の主へと声をかけた。
「あのときは、よくもまあ散々な目に遭わせてくれたじゃあないか!このクソビッチが!!」
「エメラダ・・・どうして!?」
ハーティが狼狽えている様子を楽しそうに眺める『エメラダ』はにやりと口を歪めた。
「おやぁ?もしかして忘れてしまったのかしらぁ?この『リフィアス』に接吻する前に、その憎たらしい唇を奪ったのは誰だったのかしらぁ?」
エメラダの言葉を聞いたハーティの脳裏に、彼女と初めて戦ったときの一幕がよぎった。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・。
「グアァァァ!グルゥアアアア!グルルル!」
「うーん・・まだ早かったみたいねぇ。思ったより『黒竜』の力が強かったと言う事かしら?」
「んもう、ペットはペットらしくしていればいいのに・・困ったものだわ・・・」
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
「残念だけど、『女神ハーティルティア』を嬲るのはまた今度にするわぁ」
「まっ・・て・・えめ・・ら・・」
「た・・だ・・し!あんたに一つ、わたくしからのプレゼントよ」
「うーん、本当はこんなこと、私の趣味じゃないんだけどね」
・・・・・・・。
・・・・・。
「やだっ!こんなにギャラリーがいたら恥ずかしいわあ!」
「じゃあ、行くわよぉ」
グイッ!
「むぐうっ!?」
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
「・・っ!あの時の口づけ・・!」
「あはは!!そうそう!あのとき、わたくしの一部をクソビッチに送り込んだのよぉ!!」
「あのあと、わたくしの本体を散々な目にして、さぞ喜んだんじゃあない?・・だけど、残念だったわねぇ??」
「本当はてめぇの憎たらしい肉体で力を付けたら、その肉体を犯しつくして乗っ取ってやろうと思ったんだけどねぇ・・?流石は『女神』というか?そこまでは及ばなかったわぁ」
「だ・・か・・ら、わたくしはのうのうとしている『ハーティルティア』の中でずーっとチャンスをうかがっていた、というわけ!」
『エメラダ』はリフィアスの身体を操り、その手を開いたり閉じたりして感覚を確かめると再びニヤリと嗤った。
「だけど、この『リフィアス』が『黒の魔導結晶』の在処をご丁寧に教えてくれて助かったわあ!こっちは探す手間が省けたってものよ!!」
「本当に感謝するわあ・・じゃあ、さっそく目的の物を頂くとしようじゃあないか!!」
『エメラダ』はそう言うと、リフィアス身体を操って右手の指先を揃えながら、その腕を横に上げて伸ばした。
「待って!エメラダ!!あなた一体、何を!?」
ハーティは『エメラダ』の不審な動きを見て、慌てて声をかける。
「どうやら『リフィアス』は死ぬ気満々だったみたいだし、いいわよねえ?」
「思えば『神界大戦』では『リフィアス』も滅ぼし損ねていたし、ちょうどいいわぁ・・!」
「っ!!!もしや・・・!?やめなさい!エメラダっ・・・!!!!」
ズブシュウウウウウ!!!!
「うふふぅ・・・ゴブフッ!」
しかし、ハーティの声も空しく、リフィアスの右手は自らの下腹部へと深く突き刺さっていった。
0
お気に入りに追加
335
あなたにおすすめの小説
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
実家が没落したので、こうなったら落ちるところまで落ちてやります。
黒蜜きな粉
ファンタジー
ある日を境にタニヤの生活は変わってしまった。
実家は爵位を剥奪され、領地を没収された。
父は刑死、それにショックを受けた母は自ら命を絶った。
まだ学生だったタニヤは学費が払えなくなり学校を退学。
そんなタニヤが生活費を稼ぐために始めたのは冒険者だった。
しかし、どこへ行っても元貴族とバレると嫌がらせを受けてしまう。
いい加減にこんな生活はうんざりだと思っていたときに出会ったのは、商人だと名乗る怪しい者たちだった。
騙されていたって構わない。
もう金に困ることなくお腹いっぱい食べられるなら、裏家業だろうがなんでもやってやる。
タニヤは商人の元へ転職することを決意する。
無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~
甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって?
そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。
スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!!
僕は異世界転生してしまう
大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった
仕事とゲームで過労になってしまったようだ
とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた
転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった
住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる
◇
HOTランキング一位獲得!
皆さま本当にありがとうございます!
無事に書籍化となり絶賛発売中です
よかったら手に取っていただけると嬉しいです
これからも日々勉強していきたいと思います
◇
僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました
毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます
余命半年のはずが?異世界生活始めます
ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明…
不運が重なり、途方に暮れていると…
確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。
異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。
星の国のマジシャン
ファンタジー
引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。
そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。
本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。
この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!
酔っぱらった神のせいで美醜が逆転している異世界へ転生させられた!
よっしぃ
ファンタジー
僕は平高 章介(ひらたか しょうすけ)20歳。
山奥にある工場に勤めています。
仕事が終わって車で帰宅途中、突然地震が起こって、気が付けば見知らぬ場所、目の前に何やら机を囲んでいる4人の人・・・・?
僕を見つけて手招きしてきます。
う、酒臭い。
「おうおうあんちゃんすまんな!一寸床に酒こぼしちまってよ!取ろうとしたらよ、一寸こけちまってさ。」
「こけた?!父上は豪快にすっころんでおった!うはははは!」
何でしょう?酒盛りしながらマージャンを?
「ちょっとその男の子面くらってるでしょ?第一その子あんたのミスでここにいるの!何とかしなさいね!」
髪の毛短いし男の姿だけど、この人女性ですね。
「そういう訳であんちゃん、さっき揺れただろ?」
「え?地震かと。」
「あれな、そっちに酒瓶落としてよ、その時にあんちゃん死んだんだよ。」
え?何それ?え?思い出すと確かに道に何か岩みたいのがどかどか落ちてきてたけれど・・・・
「ごめんなさい。私も見たけど、もうぐちゃぐちゃで生き返れないの。」
「あの言ってる意味が分かりません。」
「なあ、こいつ俺の世界に貰っていい?」
「ちょっと待て、こいつはワシの管轄じゃ!勝手は駄目じゃ!」
「おまえ負け越してるだろ?こいつ連れてくから少し負け減らしてやるよ。」
「まじか!いやでもなあ。」
「ねえ、じゃあさ、もうこの子死んでるんだしあっちの世界でさ、体再構築してどれだけ生きるか賭けしない?」
え?死んでる?僕が?
「何!賭けじゃと!よっしゃ乗った!こいつは譲ろう。」
「じゃあさレートは?賭けって年単位でいい?最初の1年持たないか、5年、10年?それとも3日持たない?」
「あの、僕に色々な選択肢はないのでしょうか?」
「あ、そうね、あいつのミスだからねえ。何か希望ある?」
「希望も何も僕は何処へ行くのですか?」
「そうねえ、所謂異世界よ?一寸あいつの管理してる世界の魔素が不安定でね。魔法の元と言ったら分かる?」
「色々突っ込みどころはありますが、僕はこの姿ですか?」
「一応はね。それとね、向こうで生まれ育ったのと同じように、あっちの常識や言葉は分かるから。」
「その僕、その人のミスでこうなったんですよね?なら何か物とか・・・・異世界ならスキル?能力ですか?何か貰えませんか?」
「あんた生き返るのに何贅沢をってそうねえ・・・・あれのミスだからね・・・・いいわ、何とかしてあげるわ!」
「一寸待て!良い考えがある!ダイスで向こうへ転生する時の年齢や渡すアイテムの数を決めようではないか!」
何ですかそれ?どうやら僕は異世界で生まれ変わるようです。しかもダイス?意味不明です。
レベル9999の転生魔導士~世界最強の俺、辺境でひっそりとスローライフを送る~
未来人A
ファンタジー
主人公ライズ・プライスは転生者だ。
魔王打倒の目標をかかげ、実力を磨いて15年の時をライズは過ごした。
異世界生活にあこがれを持っていたライズに取って、充実した毎日だったが、ある日、神を名乗る存在に転生特典を上げ忘れていたと、言われレベルを9999に上げられてしまう。
チートには興味がなく、努力して実力を掴み取りたかったライズは、元に戻せと憤慨するが、神は無理だと良い去っていく。
レベル9999になったライズの力は凄まじく、全ての敵を一撃で倒していく。
魔王も例外ではなく、瞬殺する。
長年目標としてことがあっさり叶ってしまい、さらにこれ以上強くなりようがないと気づいたライズは、戦う気を失くした。
人がほとんど来ないような辺境の湖の近くに家を建て、のんびり釣りをしながら暮らすと決意をする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる