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50話 ディーン VS ミジョン ②
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ディーラーは、さらにけりをいれられていた。
”墓荒らしのデューン”が守っているもののデューンがダメージを受けるたび、ディーラーにもダメージが入っていく。
ディーラーは、痛みが何度きても我慢して、この状況を抜け出す方法を考えていた。
(ぐっ‥‥‥何かいい方法があるはずだ‥‥‥この状況を抜け出す方法が‥‥‥)
その間も、赤い鳥人はけりをいれていた。そのたびにディーラーもダメージをうけつづけている。
ダメージを受け続けながらも、床を見て考えていた。
(何か術‥‥‥‥‥‥はっ!! ‥‥‥‥‥‥)
ディーラーは、床を見てこの状況を抜け出す方法をひらめいた。そして、実行に移そうとした。
まず、ミジョンは赤い鳥人で蹴りをいれつづけていたため、ディーラーが何をしでかすかあまり考えていなかったようである。これなら少し変な動きをしても悟られないだろう!!
ディーラーは、ダメージを受け続けながらも、”墓荒らしのデューン”程の面積の床を切りとった。そして、その切りとった床を”墓荒らしのデューン”が手にもって、あおぐように振った。
ミジョンは火の玉や赤い鳥人によって前が見えておらず、切りとった床には気づいていなかった。気づかなかった他の理由として、赤い鳥人が優勢になったことで、調子に乗ったという点も挙げられる。
ともかく、切りとった床を仰いだ。面積が結構あったため、火の玉をはじき返すのみならず、赤い鳥人を何回もはたき続けた。
赤い鳥人は何度もはたかれ、ダメージを受けながらのけぞっていた。ミジョンもダメージを受けていたが、再び呪文を唱えだした。
赤い鳥人は一度ダメージを回避するため、後退した。ディーラーは赤い鳥人を追おうとしたが、周りの床が抜けていて、下の階層が見えていたため追えなかった。
チャンスを逃したと思いながらも先の方の床に倒れている組織のもの達を見て、策を考え、小さい声でぶつぶつと呪文を唱えた。
ディーラーは、下の階層を見ながら落ちないように、”墓荒らしのデューン”に持ち上げてもらい、床があるところにおりた。それと同時に、呪文を唱えるのを終えた。
するとミジョンも呪文を唱えるのを終えて、発言した。
「”火をまといし弾丸”」
再び赤い鳥人が火の玉を無数に放った。それと同時に攻撃してきた。
”墓荒らしのデューン”は、切り取った床を再び仰いだ。火の玉をはじき返していたが、少しして、仰いでいた床が燃えてだんだんと面積が狭くなっていった。
さらに、近づいてきた赤い鳥人はパンチを繰り出してきた。切り取った床でその攻撃もしのごうとしたが、もろくなっていた切り取った床はパンチをくらい粉々に砕け散った。
赤い鳥人はそのまま”墓荒らしのデューン”を蹴ってきた。どうすることもできず、ただダメージを受けながら痛みに耐えることしかできなかった。
その様子を見ていたミジョンは嬉しそうな表情をしながら発言した。
「どうだ!! 思い知ったか!! お前が同じ力を手に入れても、私はこの力をずっと使っていた。経験年数が違うわ!! フハハハハハ!!」
ミジョンはさらに嬉しそうに笑っていた。
一方、ディーラーはピンチで困った表情をしているかと思いきや、冷静な顔をしていた。何か狙っている顔をしている。
すると、笑っていたミジョンの背後に何やら人影が見えた。すると、その者は、次の瞬間、ミジョンにナイフを刺した。
刺されたミジョンは吐血した。
「がはあああ~~!! い‥‥‥一体‥‥‥何者だ‥‥‥誰が私を刺した!!」
ミジョンは苦痛の表情をしながら、刺した方に顔を向けた。
すると、背後には、ミジョンが攻撃から守るために盾代わりとした組織の男が立っていた。
「な‥‥‥なぜ‥‥‥お前が立っている‥‥‥確か身代わりとなって‥‥‥死んだはずじゃ」
ミジョンは驚愕の顔をしていた。
”墓荒らしのデューン”が守っているもののデューンがダメージを受けるたび、ディーラーにもダメージが入っていく。
ディーラーは、痛みが何度きても我慢して、この状況を抜け出す方法を考えていた。
(ぐっ‥‥‥何かいい方法があるはずだ‥‥‥この状況を抜け出す方法が‥‥‥)
その間も、赤い鳥人はけりをいれていた。そのたびにディーラーもダメージをうけつづけている。
ダメージを受け続けながらも、床を見て考えていた。
(何か術‥‥‥‥‥‥はっ!! ‥‥‥‥‥‥)
ディーラーは、床を見てこの状況を抜け出す方法をひらめいた。そして、実行に移そうとした。
まず、ミジョンは赤い鳥人で蹴りをいれつづけていたため、ディーラーが何をしでかすかあまり考えていなかったようである。これなら少し変な動きをしても悟られないだろう!!
ディーラーは、ダメージを受け続けながらも、”墓荒らしのデューン”程の面積の床を切りとった。そして、その切りとった床を”墓荒らしのデューン”が手にもって、あおぐように振った。
ミジョンは火の玉や赤い鳥人によって前が見えておらず、切りとった床には気づいていなかった。気づかなかった他の理由として、赤い鳥人が優勢になったことで、調子に乗ったという点も挙げられる。
ともかく、切りとった床を仰いだ。面積が結構あったため、火の玉をはじき返すのみならず、赤い鳥人を何回もはたき続けた。
赤い鳥人は何度もはたかれ、ダメージを受けながらのけぞっていた。ミジョンもダメージを受けていたが、再び呪文を唱えだした。
赤い鳥人は一度ダメージを回避するため、後退した。ディーラーは赤い鳥人を追おうとしたが、周りの床が抜けていて、下の階層が見えていたため追えなかった。
チャンスを逃したと思いながらも先の方の床に倒れている組織のもの達を見て、策を考え、小さい声でぶつぶつと呪文を唱えた。
ディーラーは、下の階層を見ながら落ちないように、”墓荒らしのデューン”に持ち上げてもらい、床があるところにおりた。それと同時に、呪文を唱えるのを終えた。
するとミジョンも呪文を唱えるのを終えて、発言した。
「”火をまといし弾丸”」
再び赤い鳥人が火の玉を無数に放った。それと同時に攻撃してきた。
”墓荒らしのデューン”は、切り取った床を再び仰いだ。火の玉をはじき返していたが、少しして、仰いでいた床が燃えてだんだんと面積が狭くなっていった。
さらに、近づいてきた赤い鳥人はパンチを繰り出してきた。切り取った床でその攻撃もしのごうとしたが、もろくなっていた切り取った床はパンチをくらい粉々に砕け散った。
赤い鳥人はそのまま”墓荒らしのデューン”を蹴ってきた。どうすることもできず、ただダメージを受けながら痛みに耐えることしかできなかった。
その様子を見ていたミジョンは嬉しそうな表情をしながら発言した。
「どうだ!! 思い知ったか!! お前が同じ力を手に入れても、私はこの力をずっと使っていた。経験年数が違うわ!! フハハハハハ!!」
ミジョンはさらに嬉しそうに笑っていた。
一方、ディーラーはピンチで困った表情をしているかと思いきや、冷静な顔をしていた。何か狙っている顔をしている。
すると、笑っていたミジョンの背後に何やら人影が見えた。すると、その者は、次の瞬間、ミジョンにナイフを刺した。
刺されたミジョンは吐血した。
「がはあああ~~!! い‥‥‥一体‥‥‥何者だ‥‥‥誰が私を刺した!!」
ミジョンは苦痛の表情をしながら、刺した方に顔を向けた。
すると、背後には、ミジョンが攻撃から守るために盾代わりとした組織の男が立っていた。
「な‥‥‥なぜ‥‥‥お前が立っている‥‥‥確か身代わりとなって‥‥‥死んだはずじゃ」
ミジョンは驚愕の顔をしていた。
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