学園追放者は影の支配者になる ~ ダンジョンを攻略しながら、悪者を成敗する物語

ジョーカー

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42話 カルロス VS ゴブリンナイト ①

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 エマの表情は再び怯えた表情になった。

「いけない‥‥‥このまま行ったら‥‥‥ゴブリンナイトに殺されてしまうわ‥‥‥」

 エマの心配はよそに、カルロスはゴブリンナイトの手前に出てきて、刀を振るった。

 ゴブリンナイトは、先ほど挑んできた剣士のように吹き飛ばそうと思っていたが、振り下ろす速度が速くて、剣でしのごうとした。

 カルロスの刀とゴブリンナイトの剣があたった。互いの力が互角なのか、剣と刀は弾かれず、拮抗していた。

 ゴブリンナイトはカルロスから一旦距離を取るため、力を一時的にさらにだして、カルロスを少しのけぞらせた。

 その間にゴブリンナイトは後方に下がり、距離を取った。

 ゴブリンナイトに立ち向かえたカルロスの実力に、エマは心底驚いていた。

(カルロスは学園でも底辺の実力だったはず‥‥‥‥‥‥実力を隠していた‥‥‥それとも、学園を追い出された後に強くなったの‥‥‥)

 エマが俺ことカルロスの実力に対する考えを変えている頃、ゴブリンナイトが俺に向かって発言した。

「これ程の実力を持つものがまだいたとは、私の実力を試す相手には丁度よい。楽しませてもらうぞ!!」

 俺ことカルロスはゴブリンナイトが人間語を話したのでびっくりした。それと同時に高い知能を持っていると判断した。

 一方、ゴブリンナイトは発言を終えると、俺に攻撃をしかけてきた。

 剣を振る速度がとても早かったが、自分も反応して刀でしのいでいた。
 
 ゴブリンナイトは刀でしのがれたあと、連続斬りをしてきた。俺もそれに反応して、しのいでいた。

 剣と刀が何回もぶつかり合っていた。互いの攻撃は拮抗していて、火花が散るかもしれないほどであった。

 少しした後も、互いの攻撃は続いていた。刀と剣は何度もぶつかってはいたが、相手にとどいてはいなかった。

 その様子を見ていたエマは、俺ことカルロスとゴブリンナイトの戦いぶりを熱中してみていた。

(カルロスもゴブリンナイトも剣さばきが見事だわ。)

 やがて、連続して斬り合っていたので、互いに少し疲れていた。その後、俺とゴブリンナイトは一時力を込めてぶつかり、反動でのけぞった。お互いにその瞬間に後退した。

 後退した後、ゴブリンナイトはにやついていた。

 俺も、相まみえているゴブリンナイトがとても手ごわいと感じ、険しい表情になっていた。

(健康な状態であれば、このまま戦えるかもしれない‥‥‥‥‥‥だが、先ほどのミジョンとの戦いで俺は大けがを負っている‥‥‥できるだけ長く戦いたくはない‥‥‥)

 俺は腹部に大けがを負っている。長い戦いは難しいと判断した。

 しかし、ゴブリンナイトは強敵である。そう簡単にやられる相手ではない。

 そのため、厳しい戦いになると俺ことカルロスは思い、険しい表情になっていたのである。
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