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1話 カルロス、学園から追放される
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ある学園の一室で、身長が少し高く、体格の良い男が研究を行っていた。
その男の名は、カルロス・トーマス。学園に通う学生である。
カルロスは、とある研究を行っていた。それは、魔物を操る研究である。だが、その研究は失敗ばかりを繰り返していた。
「くそ、今度も失敗した。どうしたら魔物を操れるようになれるんだ。」
俺は、失敗ばかりを繰り返し、いらだっていた。
「なんとしても、魔物を操れるようになるんだ。でないと、俺の野望は成就しない。」
カルロスが通う学園は、プロミスナイト学園。学園がある大陸、ミント大陸の中で一番大きな学園である。そのため、将来を有望視された者達や貴族などが通っていた。
その者達に比べると、カルロスは魔法が使えないため、弱かった。そのため、魔物を操る研究と王族護衛の剣術の鍛錬を行っていた。
「もし、魔物を操れるようになれば、俺はこの学園の中でもトップクラスに強くなれるんだ。そうなれば俺を見下している連中を見返せる。それだけではない、もしかしたら注目されて王女様から求婚されるかもしれない」
俺は、魔法を使えないと見下している連中を見返すこと。この研究で一躍力をつけて影の支配者になりたいと思い研究を続けている。
しかし、研究を続けていても失敗ばかりを繰り返していたために大勢の者に笑われていた。
だが、そんな俺を応援してくれる者もいた。これは、一年ほど前の話になるが、その者は重要人物として学園に訪れたのである。
その者はこの王国の王女様であった。
王女様は、学園の授業風景や魔法・剣術の特訓、研究を見学のために訪問されたのである。
王女様は、魔物を操る以外の他の研究を見てくださった。だが、俺は失敗した者を見せてしまったのだ。それをみて、他の見学者は苦笑いやあざけり笑う者もいた。
しかし、王女様は微笑みながらこう言ってくださった。
「失敗しましたが‥‥‥素晴らしい研究成果を見させていただきました。この研究を続ければきっと人々のためになる結果を出すでしょう。頑張ってくださいね!」
優しく誰に対しても公平に見てくださる王女様に俺は惚れた。いずれ研究に成功して、影の支配者になり、王女様を支えようと思うようになっていた。
その後、俺は研究を続けた。研究に成功して自分の思いを成就するために‥‥‥
しかし、全然成果が出ない。このままでは、卒業までに成果が出せないのではとないかと思った。そうなると、一生ここの学生から見下されると嫌な想像をしてしまい、焦っていた。
だが、その後も研究を続けたがやはり、失敗を繰り返すだけだった。
「畜生、やっぱり失敗する。いかん、なんか、いらいらしかしない。‥‥‥今日は続けてもろくな進展がないかもしれない。‥‥‥今日の研究はここまでにしとくか‥‥‥」
俺は、いらいらしていたので、いったん研究をやめた。その後、学園の中央ロビーにより、親しくしていた学生に、愚痴を話したくなり、俺の研究と願望について話した。
しかし、それが災いしたのか、その1週間後、俺は学園長室に呼び出された。
目の前には、学園長と管理指導部の人たちがいた。また生徒には、生徒会長と副会長、風紀委員長がいた。
「なぜ呼び出されたか分かりますか?」
「分かりません。私には心あたりがありません。」
相手する者達は、一斉にため息をついた。
「ならば、学園長である私が呼び出した理由について語ります。何故呼び出されたのか、胸に手をあててよく聞きなさい。」
「はい、わかりました。」
俺は胸に手を当てた。
「あなたを呼び出したのは、学園の退学を通告するためです。その理由は、禁断の研究を秘密裏にしていたこと。そして、王女様に対して結婚の願望を持っていたことです。」
「魔物を操る研究は、法律で禁じられています。その研究を行うだけでも退学の理由としてはもっともな理由です。それに飽き足らず、王女様に結婚の願望を持つとは恥を知りなさい。」
俺は、退学を通告され、非常に驚いた。しかも、俺の研究や王女様と結婚をしたいという願望を、ここにいる一同は知っていたようで、さらに驚いた。
(なぜ、‥‥‥なぜ俺の研究や願望について知っているんだ)
「なぜ私たちが、研究や願望について知っているのか困惑した表情をしていますね。何故、私たちが知ったのか、風紀委員長から話を聞きなさい。」
学園長が発言を終えると、風紀委員長が話を始めた。
「私たちが、お前の恐ろしい情報を入手できたのは、噂話が発端だった。ある学生同士で、お前の研究や願望について、話していたのだ。最初は半信半疑だったが、詳しく調べていくと、それが本当の話であることがわかった。」
(そうか、‥‥‥俺が愚痴で話したのが原因だったのか‥‥‥畜生‥‥‥親しくしていたからって、話すんじゃなかったな)
その後、風紀委員長→生徒会長→管理指導部→学園長へと順次、調査報告が行われたことを聞いた。
「そして、報告を受けた私は、このようなものを学園には置いておけないとすぐに判断しました。そして、あなたの退学の手続きをすぐさま行い、退学が決定しました。その報告として、あなたを呼び出した次第です。」
「あ‥‥‥あの‥‥‥ということは、私はもうこの学園にはいられないのですか。」
一応聞いてみた。
「当たり前です。あなたのような不届きものを、学園に置いておく理由なんてないでしょう。今すぐこの学園から出ていきなさい。」
俺はその言葉を聞き、ショックを受けた。
「あと、あなたの研究していた資料と材料はすぐに処分しなさい。また、あなたがちゃんと処分するのか、風紀委員長や管理指導部のものが付き添います。いいですね。」
研究の資料と材料を処分しなさいと言われ、さらにショックを受けることになった。
処分したくないが、風紀委員長と管理指導部が監視するとなると、処分せざるを得ない。
(魔法が使えないから禁断の研究に手を染めたっていいじゃないか‥‥‥魔法を使えないものの気持を理解しやがれってんだ‥‥‥糞ったれ)
その後、俺は監視付きで、研究室に行き、研究資料と材料を処分した。また、学生寮の自分の部屋に向かい部屋を整理して、自分の荷物をすべてバッグに入れて、学園を出ることになった。
(畜生、研究ぐらいいいじゃないか、王女と結婚したいと願望をもったっていいじゃないか、なんで退学までされなくちゃいけないんだ。学園どもめ、覚えていろよ~~!!)
また、話をした親しくしていた学生は俺の前に姿を現さなかった。
(くそ~、あいつ謝りにも来ないぞ。バックれやがった)
こうして、いろいろな感情をいだきながら、俺は自分の多くの荷物が入ったバッグを担ぎ、学園を出た。しかし学園を出ると、何故か牢屋みたいな馬車が俺を待っていた。
「お待ちしていましたよ。カルロスさん」
「なぜ私の名前を知っているのですか?あなたたちは一体何者なのですか?」
「私たちは、王族護衛のものです。あなたの行いについて、学園長から王宮に連絡が入りました。王妃は激怒して、あなたをミント大陸の東の端の街、クリエント街の近くに移送するように命令されました。よって、あなたを移送するため、お待ちしていたのですよカルロスさん。」
どうやら俺の行いを聞いた王妃が、俺を学園どころか同じ王国にいるのも毛嫌いして、俺をクリエント街まで放りだすために使いを出したようだ。
(そこまでするか、ただ王女と結婚したいと願望を持ったくらいで‥‥‥)
俺は、この先のことを考えていろいろ絶望して、ため息が出たのであった。
その後、俺は、移送用の牢屋の馬車に乗せられ、護衛のもと、クリエント街まで移送されることになった。
その男の名は、カルロス・トーマス。学園に通う学生である。
カルロスは、とある研究を行っていた。それは、魔物を操る研究である。だが、その研究は失敗ばかりを繰り返していた。
「くそ、今度も失敗した。どうしたら魔物を操れるようになれるんだ。」
俺は、失敗ばかりを繰り返し、いらだっていた。
「なんとしても、魔物を操れるようになるんだ。でないと、俺の野望は成就しない。」
カルロスが通う学園は、プロミスナイト学園。学園がある大陸、ミント大陸の中で一番大きな学園である。そのため、将来を有望視された者達や貴族などが通っていた。
その者達に比べると、カルロスは魔法が使えないため、弱かった。そのため、魔物を操る研究と王族護衛の剣術の鍛錬を行っていた。
「もし、魔物を操れるようになれば、俺はこの学園の中でもトップクラスに強くなれるんだ。そうなれば俺を見下している連中を見返せる。それだけではない、もしかしたら注目されて王女様から求婚されるかもしれない」
俺は、魔法を使えないと見下している連中を見返すこと。この研究で一躍力をつけて影の支配者になりたいと思い研究を続けている。
しかし、研究を続けていても失敗ばかりを繰り返していたために大勢の者に笑われていた。
だが、そんな俺を応援してくれる者もいた。これは、一年ほど前の話になるが、その者は重要人物として学園に訪れたのである。
その者はこの王国の王女様であった。
王女様は、学園の授業風景や魔法・剣術の特訓、研究を見学のために訪問されたのである。
王女様は、魔物を操る以外の他の研究を見てくださった。だが、俺は失敗した者を見せてしまったのだ。それをみて、他の見学者は苦笑いやあざけり笑う者もいた。
しかし、王女様は微笑みながらこう言ってくださった。
「失敗しましたが‥‥‥素晴らしい研究成果を見させていただきました。この研究を続ければきっと人々のためになる結果を出すでしょう。頑張ってくださいね!」
優しく誰に対しても公平に見てくださる王女様に俺は惚れた。いずれ研究に成功して、影の支配者になり、王女様を支えようと思うようになっていた。
その後、俺は研究を続けた。研究に成功して自分の思いを成就するために‥‥‥
しかし、全然成果が出ない。このままでは、卒業までに成果が出せないのではとないかと思った。そうなると、一生ここの学生から見下されると嫌な想像をしてしまい、焦っていた。
だが、その後も研究を続けたがやはり、失敗を繰り返すだけだった。
「畜生、やっぱり失敗する。いかん、なんか、いらいらしかしない。‥‥‥今日は続けてもろくな進展がないかもしれない。‥‥‥今日の研究はここまでにしとくか‥‥‥」
俺は、いらいらしていたので、いったん研究をやめた。その後、学園の中央ロビーにより、親しくしていた学生に、愚痴を話したくなり、俺の研究と願望について話した。
しかし、それが災いしたのか、その1週間後、俺は学園長室に呼び出された。
目の前には、学園長と管理指導部の人たちがいた。また生徒には、生徒会長と副会長、風紀委員長がいた。
「なぜ呼び出されたか分かりますか?」
「分かりません。私には心あたりがありません。」
相手する者達は、一斉にため息をついた。
「ならば、学園長である私が呼び出した理由について語ります。何故呼び出されたのか、胸に手をあててよく聞きなさい。」
「はい、わかりました。」
俺は胸に手を当てた。
「あなたを呼び出したのは、学園の退学を通告するためです。その理由は、禁断の研究を秘密裏にしていたこと。そして、王女様に対して結婚の願望を持っていたことです。」
「魔物を操る研究は、法律で禁じられています。その研究を行うだけでも退学の理由としてはもっともな理由です。それに飽き足らず、王女様に結婚の願望を持つとは恥を知りなさい。」
俺は、退学を通告され、非常に驚いた。しかも、俺の研究や王女様と結婚をしたいという願望を、ここにいる一同は知っていたようで、さらに驚いた。
(なぜ、‥‥‥なぜ俺の研究や願望について知っているんだ)
「なぜ私たちが、研究や願望について知っているのか困惑した表情をしていますね。何故、私たちが知ったのか、風紀委員長から話を聞きなさい。」
学園長が発言を終えると、風紀委員長が話を始めた。
「私たちが、お前の恐ろしい情報を入手できたのは、噂話が発端だった。ある学生同士で、お前の研究や願望について、話していたのだ。最初は半信半疑だったが、詳しく調べていくと、それが本当の話であることがわかった。」
(そうか、‥‥‥俺が愚痴で話したのが原因だったのか‥‥‥畜生‥‥‥親しくしていたからって、話すんじゃなかったな)
その後、風紀委員長→生徒会長→管理指導部→学園長へと順次、調査報告が行われたことを聞いた。
「そして、報告を受けた私は、このようなものを学園には置いておけないとすぐに判断しました。そして、あなたの退学の手続きをすぐさま行い、退学が決定しました。その報告として、あなたを呼び出した次第です。」
「あ‥‥‥あの‥‥‥ということは、私はもうこの学園にはいられないのですか。」
一応聞いてみた。
「当たり前です。あなたのような不届きものを、学園に置いておく理由なんてないでしょう。今すぐこの学園から出ていきなさい。」
俺はその言葉を聞き、ショックを受けた。
「あと、あなたの研究していた資料と材料はすぐに処分しなさい。また、あなたがちゃんと処分するのか、風紀委員長や管理指導部のものが付き添います。いいですね。」
研究の資料と材料を処分しなさいと言われ、さらにショックを受けることになった。
処分したくないが、風紀委員長と管理指導部が監視するとなると、処分せざるを得ない。
(魔法が使えないから禁断の研究に手を染めたっていいじゃないか‥‥‥魔法を使えないものの気持を理解しやがれってんだ‥‥‥糞ったれ)
その後、俺は監視付きで、研究室に行き、研究資料と材料を処分した。また、学生寮の自分の部屋に向かい部屋を整理して、自分の荷物をすべてバッグに入れて、学園を出ることになった。
(畜生、研究ぐらいいいじゃないか、王女と結婚したいと願望をもったっていいじゃないか、なんで退学までされなくちゃいけないんだ。学園どもめ、覚えていろよ~~!!)
また、話をした親しくしていた学生は俺の前に姿を現さなかった。
(くそ~、あいつ謝りにも来ないぞ。バックれやがった)
こうして、いろいろな感情をいだきながら、俺は自分の多くの荷物が入ったバッグを担ぎ、学園を出た。しかし学園を出ると、何故か牢屋みたいな馬車が俺を待っていた。
「お待ちしていましたよ。カルロスさん」
「なぜ私の名前を知っているのですか?あなたたちは一体何者なのですか?」
「私たちは、王族護衛のものです。あなたの行いについて、学園長から王宮に連絡が入りました。王妃は激怒して、あなたをミント大陸の東の端の街、クリエント街の近くに移送するように命令されました。よって、あなたを移送するため、お待ちしていたのですよカルロスさん。」
どうやら俺の行いを聞いた王妃が、俺を学園どころか同じ王国にいるのも毛嫌いして、俺をクリエント街まで放りだすために使いを出したようだ。
(そこまでするか、ただ王女と結婚したいと願望を持ったくらいで‥‥‥)
俺は、この先のことを考えていろいろ絶望して、ため息が出たのであった。
その後、俺は、移送用の牢屋の馬車に乗せられ、護衛のもと、クリエント街まで移送されることになった。
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