笑う狂人の転移者には福来る

ジョーカー

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2話 VS オーク

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 僕は、女神によって異世界に転移させられた。

 目を覚ますと、木や植物がおいしげっていた。どうやら森の中のようだ。

(あの女神、まさか森に転移するなんて!! 街の近くにでも転移していてくれたらよかったのに)

 僕は女神に対して不満に思いながらも、自分の格好を確認した。

 上の服は襟が赤色で全体が黄緑色の服だった。下も上の服と同じように黄緑色のズボンだった。

 頭の上にもなにかのっていた。さわると上は柔らかいがとがっていた。

 僕はその帽子をとった。見たら、ピエロハットだった。色は白色だった。

 そのピエロハットを再び被ると、気をよくして、スキップしながら、森を歩いていた。

「ふん、ふふふーん!!」
 僕は鼻歌をしながらスキップしていた。

 すると、目の前に顔が猪の化け物が現れた。

「おっ、さっそくバトル開始か!! 女神から与えられた能力を試すにはちょうどいい!!」

 僕はさっそく、イメージして能力を発動しようとした。

 すると、猪顔の化け物・・・めんどくさいのでオークと呼ぶことにした。そのオークが突撃してきた。

「いきなり突進か!! いいだろう僕の力を見せてやる」

 イメージしてその能力を発動しようとした。
 その間に、オークが突っ込んできていた。

「くそ、オークが突っ込んできている。早く発動するんだ。エイ、エイ」

 康介は何度も能力を発動させようとしたが、全く発動しなかった。

「なんで発動しないんだ!! この~~~~ってか、オークが迫って・・・・・・」

 すると、オークが持っている長槍で刺そうとしてきた。僕は能力を発動できずにいた・・・

「や・・・やめろ~~~~!!」

 だが、オークは攻撃するのを止めず長槍を突き刺してきた。

「ぐは~~~~~~!!」

 康介に長槍が刺さってしまった。

「う・・・・・・ぐは・・・・・・」
 
 しかし、康介の様子を見ていると過剰な反応をしているようだった。
 そして、次の瞬間、康介は手を大きく広げた。

「ぜ―――ん、ぜんいた―――くな~~~い!!」

 康介は笑顔の表情で発言した。
 
 また、自分に刺さった長槍を抜いた。すると、槍の刺さったところが 空洞だった。それは、長槍が刺さった影響ではなく、能力で開けた穴であった。

「さて、能力のウオーミングも終わったことだし、本気でおわらせようかな!!」

 冷や汗をかきながら心の中で思っていたことがある。

(あ・・・危なかったぜ・・・刺される前に能力が目覚めた・・・もう少ししていたら死んでたぞ・・・まあ、いいか、楽しかったし、結果オーライだ) 

 結果オーライということでさらに笑顔になった。

「さて、ではくらってもらいましょう!! ロケットランチャー!!」
 
 すると、康介は片手でロケットランチャーを持っていた。ロケットランチャーは能力によって生み出したようだ。

 その、ロケットランチャーを康介は放った。放たれたロケットランチャーは、オークに直撃した。

「ぐほおおおおお~~~~~~」
 
 オークは爆散した。

「よし、能力も確かめれたし、これにて一件落着!!」

 康介は能力によって持っていたロケットランチャーを消した。

 その後、スキップしながら森を進んだのである。
 
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