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小石井家

あきら 《土曜日2》

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「あきらぁ、責任とってよ」

「責任?」

「あきらのせいでこんなんなっちゃったんだからぁ」

前言撤回。
どこが大人なのか。

そりゃあ、親亀子亀したあきらは悪い、かもしれない。
でも、その前にセクハラぽいことをしたのは昌武だ。

昌武は、大きくなったものを、布越しとはいえあきらに見せた。
あきらは、それでもっとすごいことをされたのに、直視できない。
しかし、ぼやぼやしていたら、昌武は脱いでしまうだろう。
直に見たり触れたりする勇気はまだない。

そっと手を伸ばして撫でてみる。
昌武が呻いた。
あれ。
もしかして、弱点?
なおも撫でてみる。
昌武の反応が新鮮で面白い。
あきらはひたすら撫でてみる。

「この、小悪魔……っ」

「えっ」

昌武はあきらの手を握り、自分のものをしごかせた。

「ひぁっ」

固く熱を持っているそれを、半強制とはいえ自分の手が快楽を与えている。
昌武は下着を脱いだ。
あきらの手が直接触れる。

「あああああの」

慌てるあきらの耳元に、昌武は囁く。

「あきらの手、気持ちいい。
そのままいかせてよ」

「ええっ」

ってつまり、そういうことよね。
……できるのだろうか。
戸惑うあきらを自分の股の間にちょこんと座らせ、昌武は楽しそうに眺めた。

「少しよだれ垂らして。
直にだと痛いから、滑りよくしないと」

「す、滑り……」

涎、というのがものすごく抵抗を感じる。
しかし確かに滑らない。
もうそれ以上のことしちゃってるんだから、を合言葉に、あきらは自分を励ます。
涎を垂らすと、なるほど、手の動きがスムーズだ。
そして昌武が気持ち良さそうだ。

「今、俺が気持ち良さそうだからがんばろうって思ってるでしょ」

「超能力っ」

「違うって。
……いい子だね、あきら」

いい子、と評される年齢はとうに越したのだが、でもやはり嬉しい。
撫でてくれるかと期待して、頭を昌武の方へ寄せる。
しかし伸びてきた手はあきらの胸をふにふにと揉んだ。

「もうっ」

あきらは膨れる。

「視覚からの刺激もあるから、脱ぎましょ」

昌武のふざけた口調に、抗う気も起きない。
わざと膨れっ面をしたまま、部屋着を脱いだ。
昌武が形がよいと云ってくれた胸が揺れた。
手の中の昌武のものが、どくんと動いた。
あきらは目を丸くした。
視覚からの刺激、ということだろうか。
昌武は、あきらの身体を見ても感じてくれるのだ。

これは、なんとしても使命を果たさねば。

そんなあきらの決意とは裏腹に。
じれったくなったのか、奉仕するあきらに萌え萌えなのか、昌武は、あきらの腰を持ち上げ、下着を剥ぎ取る。
そのまま一息に挿入した。
自身の涎が潤滑油になり、易々と受け入れる。

「ひぁぁぁ!」

あきらは上体を垂直に保つことができず、繋がったまま、昌武の胸に抱きついた。

「ごめん、我慢できなかった」

激しく打ち付けられると、あきらは昌武にしがみつく。
昌武は謝罪を口にしながらも、あきらを解放する気はないらしい。
下からあきらの胸を食む。
舌の動きにあきらは悶える。

昌武の手指はあきらを絶頂に導く方法を知り尽くしている。
あきらは声が枯れそうなほど喘がねばならなかった。


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