闇夜の訪問者

櫟 真威

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「何かの間違いです、うちの娘が悪魔憑きだなんて」

少女の両親は半狂乱だった。
神殿には村人たちが集まっていた。
三人の男は一命を取り留めたが、かなりの大怪我だった。
爆音に気づいた村人が発見したときには、裸の少女が涙を流しながら座り込んでいた。
少女はもちろん正直に話したが、村人たちの理解の及ばぬ状況に、神殿長が判断を下したのだった。

「心配するな。
私が悪魔祓いをしてやる」

神殿長は両親を説き伏せ、少女の身柄を神殿に預けさせた。
少女はすっかり身を清められ、神官服に身を包んでいた。
両親から話があったのだろう、少女の瞳は覚悟を決めたように落ち着いている。

「娘、お前を悪魔から解放してやろう」

「ありがとうございます」

「神に仕える私は、最も神に近い存在だ。
悪魔と対極の立場なのだよ」

「はい」

「その私から情けを受けることで、お前は浄化される」

「……?」

神殿長は少女を奥の神殿長室へ連れていった。
豪奢な椅子と机、奥には天蓋のついた大きなベッドがあった。
神殿長は椅子に腰掛け、少女に云った。

「では、儀式を行う。
衣を取りなさい」

「え」

「浄化のために必要なことだ。
全てを取り去り、私に見せなさい」

「はい……」

村一番の権力を持つ神殿長に逆らうという気持ちは元よりない。
少女はおずおずと脱ぎ出した。
冷気が肌を刺し、羞恥といたたまれなさにもじもじと太ももを擦り合わせた。
舐めるように少女の白い肌を見た神殿長は、自分の唇を舐めた。
その目に、先程の悪漢と同じ臭いを感じ、少女は怯えた。
だが、両親のためにも悪魔祓いをしてもらわねばならない。
少女は、身体を隠していた両手を下ろした。
神殿長は、手を伸ばし、少女の股間に触れた。
ぴったり閉じられたそこへ指を捩じ込み、擦り付ける。

「あ……っ」

「動くな」

「は、はい……ん……っ」

神殿長は、少女の足を手で開き、指を奥に忍ばせる。
親指で蕾を潰し、中指を奥にぬぷりと挿入した。

「ひぁう」

蠢く指に与えられる刺激に、少女は呼吸を乱す。

「村一番の美少女が悪魔憑きとは」

神殿長の呟きは少女には届かない。
神殿長は少女のささやかな胸にかぶりついた。

「あっ……ひぁ……」

胸を吸われ、少女は吐息を漏らす。
指がゆっくりと出し入れを始めると、少女から溢れる蜜で濡れた。
その指を神殿長はべろりと舐めた。
神殿長は喉の奥でくくっと笑った。
神殿長は立ち上がり、少女の首筋から丹念に愛撫を始めた。
指は抜き差しを繰り返している。
少女は神殿長の与える刺激に、小さな喘ぎ声を立てた。
耐えきれず漏れてしまうようだった。
少女の肌がピンク色に染まったとき、神殿長は自分のものを取り出した。
今すぐ小さな秘裂を貫いてしまいたいが、悪魔の独占欲が恐ろしい。
少女をひざまずかせる。

「儀式の仕上げだ。
私から情けを与える。
全て飲み干すように」

「はい……」

少女は、神殿長の指示通りに両手と口を使い奉仕した。
この美しい少女に尽くさせる。
慣れない、つたない少女の動きに、神殿長は満足していた。
その可愛らしい頭をつかんで喉奥まで咥えさせる。
少女はむせるが大人しく従っている。
悪魔は乙女を好む。
汚してしまえばもう寄りつくまい。
そうなれば理由を尽くして少女を神殿に留め置き、身体が成熟した頃に美味しくいただけばよいのだ。
今でさえこんなに感度がいいのだ、楽しみだ。
神殿長は自分の展望に笑いが止まらなかった。


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