24 / 25
~愛に性別なんて関係ない?!編~
しおりを挟む
「はっ、はじめまして、お邪魔してます!」
「いらっしゃい」
慌てて頭を下げる蒼真に、母親の涼子がイケメン蒼真にニコニコ顔だ。
その隣では父親の信一が視線を向け頷いた。
それを確認した真生は蒼真にペタッとくっつくと、とんでもない発言を。
「あのね聞いて~。このカッコいい蒼真くんは、なんと僕の彼氏でもあるのです~」とあっけなく両親に告白。
真生以外が衝撃を受けたのは言うまでもない。
「なっ、何を言っているんだお前達は!!男同士だぞ?!」
「男同士で何が悪いんだよ?!好きなんだから仕方ないでしょ、頭の堅い頑固親父なんて今時流行らないよ~っだ!」
怒鳴る信一に真生が子どもみたいに、あっかんべーをした。
「真生っ!!」
信一が叱りつけるが、真生は知らん顔だ。
「なら訊くけど、お父さんはお母さんが男だったら結婚しなかったってこと?好きでも?」
「そんなもしもの話をしても仕方ないだろ。お母さんと出会った時は女だった。だから結婚した」
信一がそう言った時だった。
しくしくと、わざとらしい泣き声が聴こえてきたのは。
「ぐすん、ぐすん。お父さんは私が男だったら結婚してなかったのね。私への愛はそんな薄っぺらい物だったなんて…!」
涼子が泣きながら慎の肩へと顔を伏せる。
「父さん、どうなの?」
明らかな嘘泣きの妻に戸惑う信一に、慎が視線をキッと向ける。
「えっ?いや、おい母さん。どうしたんだ?」
「どうしたじゃないわよ!ちゃんと答えてよ!貴方は性別ごときで無くなる程度の愛だったの?」
責め立てる涼子に信一は慌てて答えた。
「そんなワケないだろう?!お前が男でも女でも関係ない。…そのっ、愛、愛してないと結婚してない」
息子達の前でまさかの愛の告白に、信一は顔を羞恥に染めた。
すると、「やったわね、真生!!男同士でも好きならいいって!」
「わーい、お母さんありがとう!あっ、お父さんも認めてくれてありがとう!」
「いらっしゃい」
慌てて頭を下げる蒼真に、母親の涼子がイケメン蒼真にニコニコ顔だ。
その隣では父親の信一が視線を向け頷いた。
それを確認した真生は蒼真にペタッとくっつくと、とんでもない発言を。
「あのね聞いて~。このカッコいい蒼真くんは、なんと僕の彼氏でもあるのです~」とあっけなく両親に告白。
真生以外が衝撃を受けたのは言うまでもない。
「なっ、何を言っているんだお前達は!!男同士だぞ?!」
「男同士で何が悪いんだよ?!好きなんだから仕方ないでしょ、頭の堅い頑固親父なんて今時流行らないよ~っだ!」
怒鳴る信一に真生が子どもみたいに、あっかんべーをした。
「真生っ!!」
信一が叱りつけるが、真生は知らん顔だ。
「なら訊くけど、お父さんはお母さんが男だったら結婚しなかったってこと?好きでも?」
「そんなもしもの話をしても仕方ないだろ。お母さんと出会った時は女だった。だから結婚した」
信一がそう言った時だった。
しくしくと、わざとらしい泣き声が聴こえてきたのは。
「ぐすん、ぐすん。お父さんは私が男だったら結婚してなかったのね。私への愛はそんな薄っぺらい物だったなんて…!」
涼子が泣きながら慎の肩へと顔を伏せる。
「父さん、どうなの?」
明らかな嘘泣きの妻に戸惑う信一に、慎が視線をキッと向ける。
「えっ?いや、おい母さん。どうしたんだ?」
「どうしたじゃないわよ!ちゃんと答えてよ!貴方は性別ごときで無くなる程度の愛だったの?」
責め立てる涼子に信一は慌てて答えた。
「そんなワケないだろう?!お前が男でも女でも関係ない。…そのっ、愛、愛してないと結婚してない」
息子達の前でまさかの愛の告白に、信一は顔を羞恥に染めた。
すると、「やったわね、真生!!男同士でも好きならいいって!」
「わーい、お母さんありがとう!あっ、お父さんも認めてくれてありがとう!」
0
お気に入りに追加
139
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる