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~なんだか心が弾むよ混乱編~
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何だか急にワイワイガヤガヤし始めた剣道部員を不思議に思いつつも気にならない真生。
視線は一心に蒼真へと注がれる。
ワヤワヤしていた部員も何故か急に落ち着きを取り戻す。
こちらをチラチラ見ながら練習を再開し始めた。
「…蒼真くん」
そんな部員に目もくれず。
こっちを見てくれない蒼真へ真生の視線は釘付けだ。
竹刀を操り素早く相手を打つ。
その逞しさに惚れ惚れしてしまう。
剣道なんて興味なかったが、それが蒼真だというだけの理由で意味を持つ。
「カッコいい…」
「って兄貴…」
ぽや~としながら呟いた真生を慎が訝し気に見つめた。
「ううっ…何…慎~っ!」
「えっ、ちょ、兄貴どうしたんだよ、大丈夫か?!」
急にベソをかきながらもたれ掛かって来た真生を慎は慌てて受け止めた。
真生は顔を上げると情けない声を出した。
「蒼真くんが…カッコよくて僕…もう心臓痛いよぉ~っ」
無駄に色気を放つそのエッチな顔。
その顔に慌ててしまう。
「兄貴!ここでその顔は不味いヤメロ!!」
しかし慎は有り難い事に弟特性か効力なし。
肩を揺すって正気に戻させようとする。
「なんだかムズムズするよぉ~」
「兄貴…」
まさかの兄の発情と、親友との恋の始まりを予感して『無』の境地に辿り着きそうになった慎だった。
視線は一心に蒼真へと注がれる。
ワヤワヤしていた部員も何故か急に落ち着きを取り戻す。
こちらをチラチラ見ながら練習を再開し始めた。
「…蒼真くん」
そんな部員に目もくれず。
こっちを見てくれない蒼真へ真生の視線は釘付けだ。
竹刀を操り素早く相手を打つ。
その逞しさに惚れ惚れしてしまう。
剣道なんて興味なかったが、それが蒼真だというだけの理由で意味を持つ。
「カッコいい…」
「って兄貴…」
ぽや~としながら呟いた真生を慎が訝し気に見つめた。
「ううっ…何…慎~っ!」
「えっ、ちょ、兄貴どうしたんだよ、大丈夫か?!」
急にベソをかきながらもたれ掛かって来た真生を慎は慌てて受け止めた。
真生は顔を上げると情けない声を出した。
「蒼真くんが…カッコよくて僕…もう心臓痛いよぉ~っ」
無駄に色気を放つそのエッチな顔。
その顔に慌ててしまう。
「兄貴!ここでその顔は不味いヤメロ!!」
しかし慎は有り難い事に弟特性か効力なし。
肩を揺すって正気に戻させようとする。
「なんだかムズムズするよぉ~」
「兄貴…」
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