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「実は中瀬くんと祐羽くんと一緒にお出掛けした時の為にと思って時々、ね」
外崎はどこか得意気な表情を浮かべると、次に「でもこの前…」と続けた。
「楽しみで仕方ないからついつい夢中で長時間探しちゃって、隆成さんに声掛けられてるのに気がつかなくてね。いい加減にしろ、って怒られちゃった」
そう言った外崎は紫藤の口真似をし、年齢よりも幼い仕草で項垂れて見せた。
「いつも美味しいお店を探してくれて、本当にありがとうございます。」
「ううん、僕が楽しくてしてるだけだから」
礼を述べた祐羽に外崎が軽く首を振って謙遜すると、隣で中瀬が腕を組んで何やら納得顔を見せた。
「でも確かにスマホって便利だから長時間使っちゃうの分かります。俺も気がついたら手に持って何か観たり調べてますもん」
中瀬の言葉に祐羽はウンウンと頷いて同意を示した。
「僕は最近寝る前に『動物もふもふ大行進』っていうのを観てます。とっても可愛いし、動物の知識が増えて為にもなるチャンネルなんです。中瀬さんと外崎さんは何を観てるんですか?」
「俺?俺は色々観てるな。ゲーム実況とかスポーツとか多いかな?外崎さんは?」
「僕はお料理動画と、あとは日本だけでなく世界の街や観光地をひたすら歩いてる動画かな?旅行気分が味わえるからね」
「旅行気分か~って、そうだ!今度また旅行しませんか?!遠くが無理なら近場でもいいし!」
話を聞いてピンときたらしい中瀬が名案とばかりに祐羽と外崎の顔を交互に見比べながら提案した。
外崎はどこか得意気な表情を浮かべると、次に「でもこの前…」と続けた。
「楽しみで仕方ないからついつい夢中で長時間探しちゃって、隆成さんに声掛けられてるのに気がつかなくてね。いい加減にしろ、って怒られちゃった」
そう言った外崎は紫藤の口真似をし、年齢よりも幼い仕草で項垂れて見せた。
「いつも美味しいお店を探してくれて、本当にありがとうございます。」
「ううん、僕が楽しくてしてるだけだから」
礼を述べた祐羽に外崎が軽く首を振って謙遜すると、隣で中瀬が腕を組んで何やら納得顔を見せた。
「でも確かにスマホって便利だから長時間使っちゃうの分かります。俺も気がついたら手に持って何か観たり調べてますもん」
中瀬の言葉に祐羽はウンウンと頷いて同意を示した。
「僕は最近寝る前に『動物もふもふ大行進』っていうのを観てます。とっても可愛いし、動物の知識が増えて為にもなるチャンネルなんです。中瀬さんと外崎さんは何を観てるんですか?」
「俺?俺は色々観てるな。ゲーム実況とかスポーツとか多いかな?外崎さんは?」
「僕はお料理動画と、あとは日本だけでなく世界の街や観光地をひたすら歩いてる動画かな?旅行気分が味わえるからね」
「旅行気分か~って、そうだ!今度また旅行しませんか?!遠くが無理なら近場でもいいし!」
話を聞いてピンときたらしい中瀬が名案とばかりに祐羽と外崎の顔を交互に見比べながら提案した。
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