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そう決めた祐羽は、身支度を終えるとさっそく柴犬がデザインされたエプロンを身につけた。
これは九条が祐羽にくれた物だ。
九条の会社には雑貨を取り扱っていたりするのだが、そこで出されている柴犬のシリーズがある。
その新商品を必ずプレゼントしてくれるのだが、それが増えに増えて今では祐羽の部屋は柴犬グッズで整えられていたりする。
当初の用意されていたオシャレな個人部屋はメルヘンな部屋に。
「九条さん、本当に柴犬好きだよね。何でだろう?」
理由は聞いたことはないが、犬派というか柴犬は特に好きな様だ。
「僕も好きだからいいんだけど」
そう言ってエプロンを見下ろした。
「あ。こんなことしてる場合じゃなかった」
祐羽は九条の為に朝ご飯を作る事にして、さっそく何を作ろうか考える。
「うーん。ここは簡単に出来る洋風にしよう」
最近は少し腕前が上がってきたとはいえ、やはり苦手は苦手。
より簡単に出来るに越したことはないので、祐羽はパンを焼いてベーコンエッグとサラダを作る事にした。
「これなら僕でも余裕だもんね」
今から作って九条を起こせば、目覚めるには丁度いい時間だろう。
「まずはサラダを作ろう。レタスとかがあったはず。あとは…」
複数の材料を取り出し、葉ものは手で剥いてボウルに入れて混ぜる。
それからサラダを皿に盛ったらオニオンフライをパラパラ。
彩りにプチトマトを添えたら完成。
「ドレッシングは好きなの選んで貰おう」
それからベーコンエッグだ。
これは何度も特訓を重ねたので、ちゃんと目玉焼きも上手く出来る様になった。
「あっ!双子だ!!」
割った玉子は双子玉子で、興奮した祐羽は思わず「九条さん見てください!!」と後ろを向いて、そこに九条が居ない事を思い出してカーッとひとり赤面した。
これは九条が祐羽にくれた物だ。
九条の会社には雑貨を取り扱っていたりするのだが、そこで出されている柴犬のシリーズがある。
その新商品を必ずプレゼントしてくれるのだが、それが増えに増えて今では祐羽の部屋は柴犬グッズで整えられていたりする。
当初の用意されていたオシャレな個人部屋はメルヘンな部屋に。
「九条さん、本当に柴犬好きだよね。何でだろう?」
理由は聞いたことはないが、犬派というか柴犬は特に好きな様だ。
「僕も好きだからいいんだけど」
そう言ってエプロンを見下ろした。
「あ。こんなことしてる場合じゃなかった」
祐羽は九条の為に朝ご飯を作る事にして、さっそく何を作ろうか考える。
「うーん。ここは簡単に出来る洋風にしよう」
最近は少し腕前が上がってきたとはいえ、やはり苦手は苦手。
より簡単に出来るに越したことはないので、祐羽はパンを焼いてベーコンエッグとサラダを作る事にした。
「これなら僕でも余裕だもんね」
今から作って九条を起こせば、目覚めるには丁度いい時間だろう。
「まずはサラダを作ろう。レタスとかがあったはず。あとは…」
複数の材料を取り出し、葉ものは手で剥いてボウルに入れて混ぜる。
それからサラダを皿に盛ったらオニオンフライをパラパラ。
彩りにプチトマトを添えたら完成。
「ドレッシングは好きなの選んで貰おう」
それからベーコンエッグだ。
これは何度も特訓を重ねたので、ちゃんと目玉焼きも上手く出来る様になった。
「あっ!双子だ!!」
割った玉子は双子玉子で、興奮した祐羽は思わず「九条さん見てください!!」と後ろを向いて、そこに九条が居ない事を思い出してカーッとひとり赤面した。
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