闇の覇王と無垢な花嫁

満姫プユ

文字の大きさ
上 下
860 / 1,009

4※

しおりを挟む
 そんな自分の視線がいけなかったのか、それとも元からそのつもりだったのか。
  九条はベッドに乗り上がると、祐羽の頭を撫でながらキスを落としてきた。  
  その視線に熱がこもっているのが伝わり、祐羽は眠気と相まって、その気持ち良さにうっとりしながらキスを受ける。
「祐羽」
「九条さ…ん、むっ」
  両頬を包まれての優しいキスは、次第に濃厚な物へと変化していく。
  開いた唇を割って九条の舌が侵入し、口内を我が物顔で蹂躙されては、まだまだキスの下手な祐羽は溺れそうになる。
「アッ、ンッ」
  特に上顎を舌で愛撫されれば、ビクビクと腰に震えが走るし、舌を思い切り吸われれば気持ち良さに前が自然に反応してしまう。
  そして酸欠寸前まで追い込まれた頃には、祐羽のぺニスからの先走りで下着に染みが出来ていた。
「あっ…はぁっ、はぁっ、はぁっ」
  九条に唇を解放され酸素を一気に取り込む。 
  しかし、これで終わりではなく、まだまだ先は長い。
  キスの合間に脱がされたパジャマによって、祐羽の白い華奢な体が恋人の前に晒される。
  恥ずかしいけれど、今の祐羽に体を隠す余裕は無い。
  九条の唇が首筋から胸へと下りてくる。
「あっ、んっ…アッ」
  薄っぺらい胸元には小さな粒があり、それを舌で熱心に刺激される。
「アッ、アッ、ンッ…!」
  舌先で左右から嬲る様にして舐められ、噛んでそのまま吸い付かれれば切ない程に感じてしまう。
  反対の乳首も同じく指先で引っ掻かれ詰まんで引っ張られればプクリと主張し、早く吸って貰いたそうだ。
  まだ乳首を指で引っ張られたりするのは痛みの方が先だが、舐められ吸われる気持ち良さは既に感じる様になっていた。
しおりを挟む
感想 160

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

ヤクザに囚われて

BL
友達の借金のカタに売られてなんやかんやされちゃうお話です

処理中です...