闇の覇王と無垢な花嫁

満姫プユ

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「そうだな」

「あっ!?」

後ろから九条に抱きしめられる。
驚く祐羽の頬に、九条の頬がくっついた。

「サッパリするのは後でもいいだろう」

九条が耳元でその魅惑的な低音で呟く。
その声にドキッとしたのも束の間、

「アッ、ん…っ」

九条に耳を甘噛みされた祐羽はゾクゾクと体を震わせ吐息を漏らした。
そのまま舌で舐められてしまう。
そうなれば意識の行き着く先はひとつしかなかった。

少し前まで何も知らなかった幼い子どもそのものの祐羽も、九条と肌を合わせたことでエッチなことに脳が反応を示す様になってしまっていた。

あ、これからエッチなことするんだ…っ。

そう思うと勝手に脳と体が前に与えられた快楽を思い出してしまう。
九条の指や舌、そして自分の中を穿つ大きく逞しい雄の感覚も。

「今度は優しくしてやる」

そう言うや否や九条は祐羽の胸へと指を滑らせ、その小さな粒を摘まみ上げた。

「アッ!…ンン、…っ」

片方の手で顔を無理矢理向けられて唇を捕らえられ、その深い貪るキスで祐羽はあっという間に溺れてしまう。
されるがままにキスを交わしている間も乳首は指先で掻かれ捏ねられプックリと主張して、そのコリコリとした感触で九条の手を楽しませていた。

乳首とは反対の手は祐羽の体のラインを楽しむように次第に下へと向かっていた。
腰骨辺りを撫でられた祐羽は堪らずビクッと体を震わせ九条のキスから逃れる形になると、そこで初めて自分の分身が頭を上げはじめていることに気がついた。

「相変わらずお前のここは可愛いな」

「あ…」

九条に笑いを含んだ風にそう言われる。
小さなものを恋人の手に包まれて、一気に羞恥心が舞い戻ってきた。
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