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おまけ
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【おまけ】
後日。
「祐羽?どうしたの急に?」
押し入れのアルバムを漁る祐羽に、母の香織が不思議そうに訊ねる。
「ん~ちょっとね」
先日、幼稚園時代の仲良しと再会して喜んだものの九条には面白くなかった様子だ。
あの日の夕方も祐羽が知らない男に絡まれていたと思ったらしい。
説明をすると納得してはくれたが、
「お前のチビの頃の写真見せろ」
と言われてアルバムを漁っている。
「この辺のでいいかな?」
そうして取り出したのは、生まれてから幼稚園時代までが納められている物、数冊。
父・亮介が飽きもせずパシャパシャお高いカメラで撮り捲ったお陰だ。
その十数冊のうちの数冊。
幼稚園時代の載ったアルバムのページを開いてみると、やっぱり直人と慶太郎が一緒によく写っていた。
「懐かしいなぁ…」
懐かしさに思いを馳せる祐羽。
だが、これを見せた九条が自分が知らない時代の祐羽に関わった男に、再びおかしな嫉妬をすることを今は知るはずもなく。
「今度、九条さんの小さい時の写真見せて貰えるか聞いてみようかな…やっぱり無理かな?」
そして、小さな九条を想像してクスリと呑気に笑う祐羽だった。
後日。
「祐羽?どうしたの急に?」
押し入れのアルバムを漁る祐羽に、母の香織が不思議そうに訊ねる。
「ん~ちょっとね」
先日、幼稚園時代の仲良しと再会して喜んだものの九条には面白くなかった様子だ。
あの日の夕方も祐羽が知らない男に絡まれていたと思ったらしい。
説明をすると納得してはくれたが、
「お前のチビの頃の写真見せろ」
と言われてアルバムを漁っている。
「この辺のでいいかな?」
そうして取り出したのは、生まれてから幼稚園時代までが納められている物、数冊。
父・亮介が飽きもせずパシャパシャお高いカメラで撮り捲ったお陰だ。
その十数冊のうちの数冊。
幼稚園時代の載ったアルバムのページを開いてみると、やっぱり直人と慶太郎が一緒によく写っていた。
「懐かしいなぁ…」
懐かしさに思いを馳せる祐羽。
だが、これを見せた九条が自分が知らない時代の祐羽に関わった男に、再びおかしな嫉妬をすることを今は知るはずもなく。
「今度、九条さんの小さい時の写真見せて貰えるか聞いてみようかな…やっぱり無理かな?」
そして、小さな九条を想像してクスリと呑気に笑う祐羽だった。
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