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始まるショータイム
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そして決定的に怒りが達したのは、その男子の連れが大人のしかも見た目からしてパーフェクトと言って過言でない男だった事だ。
自分の彼氏とは比べようもない男に、笑琉は一目惚れだった。
ふたりの関係性は知らないが、とにかく隣で甘えている男子が目に余って憎らしくて、仕方なかった。
自分より上位に立たれている気分になり許せない。
普段から気に入らないと絡むタイプの笑琉だが、流石に初対面相手にはしない。
しかしどうしても我慢出来ずに、直接文句を言ってしまった。
案の定、話した感じもモジモジしていて余計に腹が立つだけだった。
だからといって今の自分では、これ以上はどうしようもない。
あの人の事、少しでもアイツに聞いとけば良かった…。
隣に座る自分の彼氏の話しなど聞く気も起きず、笑琉は悔しさに鋭い視線をふたりへと投げるのだった。
「おい、始まるぞ」
「へっ?!」
そうだった、これからショーが始まるんだった!
九条の肩が心地よくついそのまま目を閉じていた祐羽は、声を掛けられてハッと瞼を押し上げた。
それと同時に顎を掬われて、驚きに目を見開いた。
唇が震えてしまうが、それを九条の親指が弄んでくる。
触り方がなんだか意味を含んでいると思うのは、考えすぎだろうか。
「フッ…見なくていいのか?」
「み、見ます見ます…っ!」
またしても鼻先がつきそうな位置で囁かれて、息が止まりそうになった。
※フォロワー様限定先行公開の番外編をTwitterのぷらいべったーで固定で公開しました。30分クオリティですw今回は【祐羽のひなまつり】興味ありましたらどうぞ♪
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だからといって今の自分では、これ以上はどうしようもない。
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「フッ…見なくていいのか?」
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またしても鼻先がつきそうな位置で囁かれて、息が止まりそうになった。
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