我が輩は石である。名前など有るわけが無い。
人生を棒に振った男が転生したのは、異世界の『石』だった。
何も起こらず、何事も起こせず、朽ちること無く、延々と時間だけが過ぎ去る地獄だった。
男はただ思考する。
「異世界」を定義するものは、何なのか。
この世界の「自己という存在」は何なのか?
自虐と後悔の念にまみれながら、異世界の哲学と呼ぶような推察と、
ただ願うだけの言葉を流し続ける。
※散文、一人称のエッセイのような内容になっています。
異世界に対して哲学的な考察を延々と繰り返す内容です。
目次
感想
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