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28.セッション
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※この回はスパンキングのみではありますが、A×レスターなので、お嫌いな方は飛ばしてお読みください。
貞操帯の鍵を任せてから、レスターはAと同じホテルに泊まり込むことにしたらしい。朝起きると、執事とメイドの代わりにレスターが枕元に立っているので、心臓に悪い。
レースカーテンを引いた嵌め殺しの大窓から、柔らかな陽光が差し込んでいるのに、抜き身のナイフをかざされているようなものだ。
とても二度寝する気になれず、Aは身体を起こした。
「あのふたりは辞めたのか?」
「いえ、他の仕事を手伝って貰っています。
さあこちらへどうぞ」
部屋の暖炉にはもう火が入れてあった。最初、暖炉を見たときは、ただのインテリアかと思っていたのだが、実際にメイドが火を入れたときは随分と驚かされた。うっかり「原始人かよ」と口走ってしまった。
メイドはあくまでも澄ました様子だったが、退出する前の一礼で顔を俯かせたままだった。笑いをかみ殺していたのだろう。
原始人なのはAの方だったらしい。
暖炉の前でレスターに着替えを手伝ってもらいながら、その温かさにあくびが出る。
「店に行く前に、テーラーに寄りましょう。会食まであと二日しかありません」
「ああ」
「お手を」
Aは言われたまま手を差し出した。レスターがチェーンのついたカフスを付ける。
「いつものじゃないな」
レスターが「おや」と言わんばかりにAを見る。軽く見開かれた瞳にまつ毛の影が落ちていた。眼の粘膜の赤いぬめりと白目の対比が生々しい。
確かに少し前のAなら興味も示さなかっただろう。
「これは付けるのが難しいんです。使用人でもいない限りは。
私の執着心の塊みたいなものです」
これがレスターなりの首輪なのだろう。ぞっとしないが、ヴィクトルの犬みたいに、誰が見ても一見して分かる首輪よりはマシかと思い直す。
AがUsualでなくSubだったら、このカフスももっと喜べたのだろうか。
逆にレスターはUsualのAに首輪の代替品を付けて、Dom性は満足するのだろうか。するのかもしれない。どう見ても彼の機嫌は良さそうだった。
「ん?」
「どうかしましたか」
ということは、今のAはレスターの所有物であると全力で主張しているということになる。あくまでも見る人が見れば、に限るのだが。
……ドクターに見られたら、最悪じゃないか?
もしやフラグが立ったのでは、とAは身構える。
Eからどちらか選べと助言されたが、未だに心が定まっていない。
「今、Eのことを考えました?」
「こわっ」
一転して地を這うような声で詰問され、Aはビビった。当たらずとも遠からずといったところなので、頭の中を読まれたのかと思った。
「鞭の話なんですが」
まだ引っ張るのか。Aは些かうんざりした。
「あなたが私を打ってください」
「えっ」
突然、何を言い出すんだという気持ちになった。それはEへの対抗意識なのか。そんな妙なものは今すぐ暖炉の中に投げ捨ててしまえ、とも。
第一、打つ理由がない。
Aだって治安の悪いところで生まれ育った卑しい身だ。暴力沙汰には慣れている。だが、それはあくまで正当防衛での話だ。ちょっと虫の居所が悪いから、その辺のやつを殴って憂さ晴らしをしよう、なんてことは考えたこともない。
「やだ」
嫌悪感からくる反発心のせいか、意図せず子供っぽい返事が出た。
憮然とするAの両肩に、レスターが手を置く。いつもの黒い手袋を嵌めていた。
「あなたはすでに打たれる側の立場を知りました。今度は打つ側に立たなければなりません」
「レスターが共同経営者をリスペクトしてるのは聞いたけどさ、だからといって、俺はお前の生徒になるつもりないんだけど」
「今の私はあなたの従者です。あなたの手足と言っても良い。自分の手足を打つのに誰に遠慮する必要がありますか」
「俺は痛がりなんだよ、自傷の趣味はない」
「A」
言い募られて、Aは痺れを切らせた。言う通りにしなければ、終わりが来ない気がしてきた。
「分かった、分かった」
Aは肩に置かれた手を引き剥がした。
ベッドを指さして座るように命じる。レスターの方が背が高いからだ。
端に座ったレスターの前に、Aは立った。彼が急に言い出したことなので、もちろん鞭などここにはない。平手打ちになってしまうが仕方がない。
Aはレスターの顔から眼鏡を抜き取った。眼鏡という人工物が無くなると、過ぎる美貌のためにいっそう人間味が失せた。しかし、彼の眼に宿る感情は間違いなく人間だった。期待に淡いピンクの瞳が潤んでいる。
『そういう態度を示されて、可愛く思わないDomはいない』
あの時Eはそう言った。
けれど、レスターにサービスしてやっても良いとは、少しも思えなかった。
期待されているのは、じっと顔を持ち上げて待っているレスターを見ればひしひしと感じる。期待されれば、Aだってそれなりに答えなくてはと思う。
ただ、期待のされ方が気に入らないのだ。
「今からEのやり方でお前を打つ。どうしてか分かるよな?」
宣言を受けても、レスターは表情筋をまったく動かさなかった。
だがAは、彼の瞳孔がきゅっと狭まったのを見止めた。緊張したのだ。
それはそうだろう。気に入らない男のやり方で打たれるのだ。プライドの高いレスターが頭にこないわけがない。
彼はそれでも白々しく取り繕うと口を開いた。
「仕方ありません。Aはまだ初心者、」
「違う」
Aは最後まで言わせなかった。
「お前は俺が初めて鞭で打たれた日、すぐに気付いたと言ったよな。俺だって気づいてた」
レスターの白い顎に手を添える。その瞬間、ぎくりと彼の咽喉が動いた。生唾を飲んだのだ。
「お前、俺を羨ましそうに見てただろ?」
「まさか、」
「いや、見てたよ。お前は見てた」
Aがレスターの咥内に指を押し入れ、例のピアスに触れると、彼は露骨に動揺して高い声を上げた。輪に指を引っ掛けて引っ張る。ぶるぶると咥内の粘膜が震え始め、唾液が溢れ出してきた。
これがレスターにとっての首輪なのか。Aは直感した。
Aから遠ざかろうとしているのか、彼は腰を浮かせて後ずさる。シーツの衣擦れがやけに大きく響いた。
「これから打たれる理由を言え」
「……ええ、そうです」
ピアスから指を放すと、レスターは少しだけ舌足らずに認めた。
ベッドの上で逃げを打つような、それでいて、女が男に正常位を迫られている途中のようなポーズを取っている。
「あなたが羨ましくて、難癖をつけて打っていただけるよう、仕向けました。
お仕置きください」
白皙の肌にじんわりと血が昇ってきている。
「それだけじゃない」
Aはレスターの胸倉を掴み、左頬を打った。
パシンッ! という破裂音が室内に響く。
レスターは姿勢を崩し、右手で強くシーツを掴んだ。
痩せ気味の彼の頬に肉の手応えは薄く、頬骨と顎の骨の感触が手のひらに残る。
「お前が打って欲しいのは、先生だろ!
俺を勝手に当て馬にすんな!」
今度は反対側の頬を打つ。手の甲だったので、Aの指の骨にも響いた。右手全体が熱を持つ。
レスターがベッドに倒れた。
寝具が白で統一されているから、暗色系のスーツを着たレスターの姿が浮き出て見える。いつも縦になっているものが横になるだけで、妙にいやらしく思える。
利き腕で顔を隠しているせいで、彼がどんな顔をしているのか見ることは適わなかった。
Aは息を弾ませながら、その姿を見下ろす。打ちながらテンションが上がってしまい、思っていたより強く打ってしまった。
ひりつく手を振って、少しでも痛みを散らそうとする。
Eのやり方でとは言ったが、一朝一夕で真似できるものじゃないな、と内省する。Eのように始終冷静に相手の状態を管理するなんて、性格的にも向いていない気がする。
「満足したかよ」
Aは辟易しながらレスターに声を掛けた。
彼は腕の間から、少しだけ顔を覗かせてAを見る。
「こんなに遠慮なしに叩かれたの、先生以来かもしれません」
「……お前がやらせたんだろ。
言っとくけど、お前もあんまり良い相手じゃなかったからな。俺をムカつかせて殴らせようとか、思い通りに動かしてやろうって魂胆が見え透いてて、可愛げがないっていうか、」
言いながら、まだ打ち足りないような気がしてきた。
「辛辣ですね、」
倒れたまま、レスターが苦笑いを浮かべた。叩かれたせいで顔が赤くなっているのはともかく、目の淵に薄く涙が滲んでいる。
可愛げのないところが共同経営者の寵愛を得られなかった理由だったとか、そういうことを考えているのだろう。そのくらいはAにも察せられた。
なんだか気まずくなって、Aはレスターの腕を引っ張って上半身を起こさせた。乱れた髪の上からこめかみに軽く口付ける。
それを彼が欲しいかどうか分からないが、そうしたかったのでそうした。なにしろ今のAはレスターの主人なのだ。どんなやり方で労わろうが勝手なはずだった。
貞操帯の鍵を任せてから、レスターはAと同じホテルに泊まり込むことにしたらしい。朝起きると、執事とメイドの代わりにレスターが枕元に立っているので、心臓に悪い。
レースカーテンを引いた嵌め殺しの大窓から、柔らかな陽光が差し込んでいるのに、抜き身のナイフをかざされているようなものだ。
とても二度寝する気になれず、Aは身体を起こした。
「あのふたりは辞めたのか?」
「いえ、他の仕事を手伝って貰っています。
さあこちらへどうぞ」
部屋の暖炉にはもう火が入れてあった。最初、暖炉を見たときは、ただのインテリアかと思っていたのだが、実際にメイドが火を入れたときは随分と驚かされた。うっかり「原始人かよ」と口走ってしまった。
メイドはあくまでも澄ました様子だったが、退出する前の一礼で顔を俯かせたままだった。笑いをかみ殺していたのだろう。
原始人なのはAの方だったらしい。
暖炉の前でレスターに着替えを手伝ってもらいながら、その温かさにあくびが出る。
「店に行く前に、テーラーに寄りましょう。会食まであと二日しかありません」
「ああ」
「お手を」
Aは言われたまま手を差し出した。レスターがチェーンのついたカフスを付ける。
「いつものじゃないな」
レスターが「おや」と言わんばかりにAを見る。軽く見開かれた瞳にまつ毛の影が落ちていた。眼の粘膜の赤いぬめりと白目の対比が生々しい。
確かに少し前のAなら興味も示さなかっただろう。
「これは付けるのが難しいんです。使用人でもいない限りは。
私の執着心の塊みたいなものです」
これがレスターなりの首輪なのだろう。ぞっとしないが、ヴィクトルの犬みたいに、誰が見ても一見して分かる首輪よりはマシかと思い直す。
AがUsualでなくSubだったら、このカフスももっと喜べたのだろうか。
逆にレスターはUsualのAに首輪の代替品を付けて、Dom性は満足するのだろうか。するのかもしれない。どう見ても彼の機嫌は良さそうだった。
「ん?」
「どうかしましたか」
ということは、今のAはレスターの所有物であると全力で主張しているということになる。あくまでも見る人が見れば、に限るのだが。
……ドクターに見られたら、最悪じゃないか?
もしやフラグが立ったのでは、とAは身構える。
Eからどちらか選べと助言されたが、未だに心が定まっていない。
「今、Eのことを考えました?」
「こわっ」
一転して地を這うような声で詰問され、Aはビビった。当たらずとも遠からずといったところなので、頭の中を読まれたのかと思った。
「鞭の話なんですが」
まだ引っ張るのか。Aは些かうんざりした。
「あなたが私を打ってください」
「えっ」
突然、何を言い出すんだという気持ちになった。それはEへの対抗意識なのか。そんな妙なものは今すぐ暖炉の中に投げ捨ててしまえ、とも。
第一、打つ理由がない。
Aだって治安の悪いところで生まれ育った卑しい身だ。暴力沙汰には慣れている。だが、それはあくまで正当防衛での話だ。ちょっと虫の居所が悪いから、その辺のやつを殴って憂さ晴らしをしよう、なんてことは考えたこともない。
「やだ」
嫌悪感からくる反発心のせいか、意図せず子供っぽい返事が出た。
憮然とするAの両肩に、レスターが手を置く。いつもの黒い手袋を嵌めていた。
「あなたはすでに打たれる側の立場を知りました。今度は打つ側に立たなければなりません」
「レスターが共同経営者をリスペクトしてるのは聞いたけどさ、だからといって、俺はお前の生徒になるつもりないんだけど」
「今の私はあなたの従者です。あなたの手足と言っても良い。自分の手足を打つのに誰に遠慮する必要がありますか」
「俺は痛がりなんだよ、自傷の趣味はない」
「A」
言い募られて、Aは痺れを切らせた。言う通りにしなければ、終わりが来ない気がしてきた。
「分かった、分かった」
Aは肩に置かれた手を引き剥がした。
ベッドを指さして座るように命じる。レスターの方が背が高いからだ。
端に座ったレスターの前に、Aは立った。彼が急に言い出したことなので、もちろん鞭などここにはない。平手打ちになってしまうが仕方がない。
Aはレスターの顔から眼鏡を抜き取った。眼鏡という人工物が無くなると、過ぎる美貌のためにいっそう人間味が失せた。しかし、彼の眼に宿る感情は間違いなく人間だった。期待に淡いピンクの瞳が潤んでいる。
『そういう態度を示されて、可愛く思わないDomはいない』
あの時Eはそう言った。
けれど、レスターにサービスしてやっても良いとは、少しも思えなかった。
期待されているのは、じっと顔を持ち上げて待っているレスターを見ればひしひしと感じる。期待されれば、Aだってそれなりに答えなくてはと思う。
ただ、期待のされ方が気に入らないのだ。
「今からEのやり方でお前を打つ。どうしてか分かるよな?」
宣言を受けても、レスターは表情筋をまったく動かさなかった。
だがAは、彼の瞳孔がきゅっと狭まったのを見止めた。緊張したのだ。
それはそうだろう。気に入らない男のやり方で打たれるのだ。プライドの高いレスターが頭にこないわけがない。
彼はそれでも白々しく取り繕うと口を開いた。
「仕方ありません。Aはまだ初心者、」
「違う」
Aは最後まで言わせなかった。
「お前は俺が初めて鞭で打たれた日、すぐに気付いたと言ったよな。俺だって気づいてた」
レスターの白い顎に手を添える。その瞬間、ぎくりと彼の咽喉が動いた。生唾を飲んだのだ。
「お前、俺を羨ましそうに見てただろ?」
「まさか、」
「いや、見てたよ。お前は見てた」
Aがレスターの咥内に指を押し入れ、例のピアスに触れると、彼は露骨に動揺して高い声を上げた。輪に指を引っ掛けて引っ張る。ぶるぶると咥内の粘膜が震え始め、唾液が溢れ出してきた。
これがレスターにとっての首輪なのか。Aは直感した。
Aから遠ざかろうとしているのか、彼は腰を浮かせて後ずさる。シーツの衣擦れがやけに大きく響いた。
「これから打たれる理由を言え」
「……ええ、そうです」
ピアスから指を放すと、レスターは少しだけ舌足らずに認めた。
ベッドの上で逃げを打つような、それでいて、女が男に正常位を迫られている途中のようなポーズを取っている。
「あなたが羨ましくて、難癖をつけて打っていただけるよう、仕向けました。
お仕置きください」
白皙の肌にじんわりと血が昇ってきている。
「それだけじゃない」
Aはレスターの胸倉を掴み、左頬を打った。
パシンッ! という破裂音が室内に響く。
レスターは姿勢を崩し、右手で強くシーツを掴んだ。
痩せ気味の彼の頬に肉の手応えは薄く、頬骨と顎の骨の感触が手のひらに残る。
「お前が打って欲しいのは、先生だろ!
俺を勝手に当て馬にすんな!」
今度は反対側の頬を打つ。手の甲だったので、Aの指の骨にも響いた。右手全体が熱を持つ。
レスターがベッドに倒れた。
寝具が白で統一されているから、暗色系のスーツを着たレスターの姿が浮き出て見える。いつも縦になっているものが横になるだけで、妙にいやらしく思える。
利き腕で顔を隠しているせいで、彼がどんな顔をしているのか見ることは適わなかった。
Aは息を弾ませながら、その姿を見下ろす。打ちながらテンションが上がってしまい、思っていたより強く打ってしまった。
ひりつく手を振って、少しでも痛みを散らそうとする。
Eのやり方でとは言ったが、一朝一夕で真似できるものじゃないな、と内省する。Eのように始終冷静に相手の状態を管理するなんて、性格的にも向いていない気がする。
「満足したかよ」
Aは辟易しながらレスターに声を掛けた。
彼は腕の間から、少しだけ顔を覗かせてAを見る。
「こんなに遠慮なしに叩かれたの、先生以来かもしれません」
「……お前がやらせたんだろ。
言っとくけど、お前もあんまり良い相手じゃなかったからな。俺をムカつかせて殴らせようとか、思い通りに動かしてやろうって魂胆が見え透いてて、可愛げがないっていうか、」
言いながら、まだ打ち足りないような気がしてきた。
「辛辣ですね、」
倒れたまま、レスターが苦笑いを浮かべた。叩かれたせいで顔が赤くなっているのはともかく、目の淵に薄く涙が滲んでいる。
可愛げのないところが共同経営者の寵愛を得られなかった理由だったとか、そういうことを考えているのだろう。そのくらいはAにも察せられた。
なんだか気まずくなって、Aはレスターの腕を引っ張って上半身を起こさせた。乱れた髪の上からこめかみに軽く口付ける。
それを彼が欲しいかどうか分からないが、そうしたかったのでそうした。なにしろ今のAはレスターの主人なのだ。どんなやり方で労わろうが勝手なはずだった。
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