創造眼〜異世界転移で神の目を授かり無双する。勇者は神眼、魔王は魔眼だと?強くなる為に努力は必須のようだ〜

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第三章 地下迷宮挑戦編

第107-2話 地下迷宮15 21階層到達

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 も、もちろん考えているさ。戦闘で俺は皆の視点を利用しながら戦ってみた。こりゃチートだ。

 自分の視点、クランメンバーの視点、三人称視点、多画面で戦ってみた。俺に死角はほぼない。さらにクランメンバーの一人称視点を使っている時も先読みが作動する。【千里眼】に進化したことで先読みの性能が遙かに上がった。ダメージを受けることがほぼ無くなってしまった………

 先読みの進化で俺はついにジャンケンの帝王になってしまったのだ。男気ジャンケンで勝ち続けることができてしまう。男気を見せたいが、貧乏な俺は破産確定だ。

 どこかのアイドルグループのジャンケン大会にでれば俺は間違いなく優勝できる。センターポジションでCDを出すことは確定だ。ただし、CDは売れないだろう………

 ふざけた事ばかり考えてしまう………


 さて、そろそろ真面目な事を考えよう。

【地下迷宮】に挑戦する前の最初の目標である21階層にやっと着くことができた。

 現在の【地下迷宮】内の分布
 1階 から10階 約85%  D、Eランク以上の冒険者
 11階から20階 約12%  Cランク以上の冒険者
 20階から30階 約2%   Bランク以上の冒険者
 30階以降はほぼいない   A、Sランク以上の冒険者

 アレクの記憶では10階層毎のボスのCPの目安は
 10階 CP200
 20階 CP400
 30階 CP1000
 40階 CP2000
 50階 CP3500
 60階 CP5000

 当初の予定では人の極端に少なくなる21階層以降でレベリングを行う。できれば31階層以降が望ましいと決めていた。

 その為に、ミケネ、カレン、フーカ、サーシャと俺で王国の調査チームとして【地下迷宮】に入る。31階層以降の良さそうな場所に拠点を作り、魔方陣の設置をする予定だった。

 しかし、今後のことを考えると迷宮攻略のスピードアップを図るべきと幹部会議で決定した。もちろんその会議に俺は呼ばれていない。

 俺は現場で泥にまみれるのが仕事だ。うちの優秀な幹部達は俺がいなくても、どんどんクランの方針を決めてしまう。さ、寂しくなんてない。俺には現場がある。

 幹部会議で決定した今後の方針を話す前に、ソフィアを匿う件をお話しよう。

 俺達が20階層を超えたら、イーグリア王国の護衛、つまり俺とカレン、サーシャを連れて大々的にこの国を出てホーリン神聖国に行く。そう見せかけて、途中で【テレポート】で拠点に戻ってきて、匿うという作戦は決行された。

 暗殺者達に襲われるイベント?そんなフラグを俺は回収しない。国境を越えたらササッと隠れてさっさと【テレポート】して拠点に戻ってきた。

 今頃暗殺者達は血眼になって聖女様を探している頃だろう。ざまーみろ。一生探していなさい。

 それとは別行動でミケネとフーカにホーリン神聖国に向かってもらった。二人には変装して普通の旅人として向かってもらっている。ホーリン神聖国に【テレポート】用の魔法陣を設置する為だ。

 いつまでもソフィアの命を狙うようなら、こちらから仕掛ける必要がある。道中の街付近等にも俺が【視察】でミケネ、フーカのところに行き【テレポート】用の魔法陣を設置する予定だ。念の為、ユヅキ、アメリアにも来てもらい魔法陣を設置しておく。

 もちろん、ミケネ、フーカはずっと行きっぱなしではなく、魔物部屋討伐等の時はこちらに戻って来てもらう。

 そんな感じではあるが半年後にはホーリン神聖国家に魔法陣を設置することができるだろう。

 というわけで、ソフィアは現在屋敷にいる。

 ソフィアは屋敷で生き生きとしている。ユヅキと色々やっているようだ。カレン、ルーシー、ミア、アイナ達の訓練を見たり、個人的にもユヅキと訓練しているそうだ。

 ライジングサンのクランメンバー達の回復魔法の向上に欠かせない人材だ。

 晩酌は毎晩欠かさないらしい。最近はユヅキに教えて貰いながら、日本の酒の肴を作ることに情熱を燃やしているそうだ。

 聖女のプレッシャーから解放されて楽しんでいるのはいいことだ。

 さて、次話では我がクランの今後の方針を説明しよう。
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