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第一章 アルバ大森林での修行編
第6-2話 創造神様
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《まあ、せっかくの異世界じゃ、お主達の好きなように生きてくれ。観光するも良し。ひっそりと山奥で暮らすも良し。自由にしてくれて構わんよ。ふぉふぉふぉ》
「ありがとうございます。特に何をしたいかも決まっていないので、これからユヅキと考えます」
俺はユヅキの方をチラッとみて創造神様にそう答えた。ユヅキもこちらをチラッとみてニコッと微笑んだ。やばいな。可愛過ぎて惚れてしまう。
《あっ、そうじゃな。強いて言うなら、地球の食べ物や酒、デザート等、美味しい物をこの世界に少しでいいから普及してもらえるとこちらの神々も喜ぶじゃろう。こちらの世界と地球では食文化に随分と差が開いてしまってな。まあ、無理にとは言わんが変に目立ってお主達が生きづらくなってもいかんしな》
ニコニコしながらそう言ったあと、創造神様は小声でボソボソつぶやいて言った。
《あやつら、地球は美味そうな物が沢山あってズルいズルいといつもうるさいからのう。美味しい物が増えれば文句言わんじゃろ………》
「創造神様、何かおっしゃいましたか?すいません。最後、声が小さくて聞き取れませんでした」
《ゴ、ゴホンっ。なんでもない。こっちの話じゃ》
創造神様は何かを誤魔化すように言う。
「は、はい。しかし美味しい物ですか。俺、実はちょっと料理が苦手でして………ご期待に答えられるかどうか………」
そう。俺は食べるのは好きだが、料理は苦手だ。うーむ、困った。こんなことならもっと料理を母親にちゃんと習っておくべきだった。
『ふふふ、それならこのユヅキちゃんに任せなさい。えへんっ』
ユヅキが誇らしげに両腕を腰に当て、見事な谷間の胸を張る。
「おお、ユヅキ!流石だ」
俺はユヅキの誇らしい柔らかそうな胸にまたも釘付けだ。ふと気配を感じ、チラリと横を見ると創造神様も同じく釘付けだ。
《おお、ユヅキよ。お主。ええもん持っとるのぉ》
創造神様はスケベ面をして、顔をユヅキの誇りに近づける。
即座にユヅキのチョップが創造神様の頭に炸裂する。
バキバキっ!ドンっ!
『こぉのエロじじい!どこ見てんのよっ!』
盛大に地面に顔をめり込ます創造神様。
おいっ、ユヅキ。大丈夫か創造神様にそんなことして。俺は流石に不安になる。
そして、起き上がる創造神様。
《いててててっ、ふむ、凄い馬鹿力じゃのう。ユヅキ、もっと年寄りをいたわらんかいっ!》
頭を押さえて痛がる創造神様。続けて、
《エロじじいって、わし一応創造神じゃぞ。こんなチョップ初めて喰らったわいっ。ふぉふぉふぉふぉ。あさひも気をつけるんじゃぞ。ユヅキは凶暴じゃわい。ふぉふぉふぉっ》
とても愉快そうに笑っている創造神様。
『こんなかわいいユヅキちゃんに向かって、凶暴って。創造神様がいけないんですよっ』
頬を赤くしながら、横を向いてプイッとするユヅキ。
ユヅキ、創造神様にチョップって、凄いな。
恐れを知らぬユヅキを別の意味で尊敬する俺であった。
『あっ、そうそう。話を戻しますけど、私日本にいた時、相当色々な料理とかレシピとか見たり調べたりしてますので、タイミング見て色々挑戦してみますね。もちろんあさひが行動しづらくならないのが前提ですが』
ユヅキ、なんて頼もしいんだ。食文化が低いらしいこの異世界での食事をまだ食べたことないけど、日本で食べてたような物をこの異世界でまた食べられるかもしれないなんて。
ユヅキ様ありがとうございます。感謝、感謝。ユヅキの柔らかそうな谷間のある誇りに向かって手を合わせる。
《そうか。そうか。それはありがたいのう》
創造神様も喜んでいる。そして俺同様にユヅキの柔らかそうな誇りに向かって手を合わせる。
『ちょっ、あんた達。どこ向かって拝んでんのよっ』
照れながらも呆れ顔のユヅキ。
『でもそんなに期待しないでくださいね。私も実際に作るのは初めてなので。見様見真似なところはあるけど、頑張ってみますね』
そう言ってユヅキは微笑む。
《かまわん。かまわん。ではワシからもお礼をせねばな。お主達にあっさり死なれても寂しいしの》
こうして、創造神様に【創造眼】と【加護】について教わるのであった。
「ありがとうございます。特に何をしたいかも決まっていないので、これからユヅキと考えます」
俺はユヅキの方をチラッとみて創造神様にそう答えた。ユヅキもこちらをチラッとみてニコッと微笑んだ。やばいな。可愛過ぎて惚れてしまう。
《あっ、そうじゃな。強いて言うなら、地球の食べ物や酒、デザート等、美味しい物をこの世界に少しでいいから普及してもらえるとこちらの神々も喜ぶじゃろう。こちらの世界と地球では食文化に随分と差が開いてしまってな。まあ、無理にとは言わんが変に目立ってお主達が生きづらくなってもいかんしな》
ニコニコしながらそう言ったあと、創造神様は小声でボソボソつぶやいて言った。
《あやつら、地球は美味そうな物が沢山あってズルいズルいといつもうるさいからのう。美味しい物が増えれば文句言わんじゃろ………》
「創造神様、何かおっしゃいましたか?すいません。最後、声が小さくて聞き取れませんでした」
《ゴ、ゴホンっ。なんでもない。こっちの話じゃ》
創造神様は何かを誤魔化すように言う。
「は、はい。しかし美味しい物ですか。俺、実はちょっと料理が苦手でして………ご期待に答えられるかどうか………」
そう。俺は食べるのは好きだが、料理は苦手だ。うーむ、困った。こんなことならもっと料理を母親にちゃんと習っておくべきだった。
『ふふふ、それならこのユヅキちゃんに任せなさい。えへんっ』
ユヅキが誇らしげに両腕を腰に当て、見事な谷間の胸を張る。
「おお、ユヅキ!流石だ」
俺はユヅキの誇らしい柔らかそうな胸にまたも釘付けだ。ふと気配を感じ、チラリと横を見ると創造神様も同じく釘付けだ。
《おお、ユヅキよ。お主。ええもん持っとるのぉ》
創造神様はスケベ面をして、顔をユヅキの誇りに近づける。
即座にユヅキのチョップが創造神様の頭に炸裂する。
バキバキっ!ドンっ!
『こぉのエロじじい!どこ見てんのよっ!』
盛大に地面に顔をめり込ます創造神様。
おいっ、ユヅキ。大丈夫か創造神様にそんなことして。俺は流石に不安になる。
そして、起き上がる創造神様。
《いててててっ、ふむ、凄い馬鹿力じゃのう。ユヅキ、もっと年寄りをいたわらんかいっ!》
頭を押さえて痛がる創造神様。続けて、
《エロじじいって、わし一応創造神じゃぞ。こんなチョップ初めて喰らったわいっ。ふぉふぉふぉふぉ。あさひも気をつけるんじゃぞ。ユヅキは凶暴じゃわい。ふぉふぉふぉっ》
とても愉快そうに笑っている創造神様。
『こんなかわいいユヅキちゃんに向かって、凶暴って。創造神様がいけないんですよっ』
頬を赤くしながら、横を向いてプイッとするユヅキ。
ユヅキ、創造神様にチョップって、凄いな。
恐れを知らぬユヅキを別の意味で尊敬する俺であった。
『あっ、そうそう。話を戻しますけど、私日本にいた時、相当色々な料理とかレシピとか見たり調べたりしてますので、タイミング見て色々挑戦してみますね。もちろんあさひが行動しづらくならないのが前提ですが』
ユヅキ、なんて頼もしいんだ。食文化が低いらしいこの異世界での食事をまだ食べたことないけど、日本で食べてたような物をこの異世界でまた食べられるかもしれないなんて。
ユヅキ様ありがとうございます。感謝、感謝。ユヅキの柔らかそうな谷間のある誇りに向かって手を合わせる。
《そうか。そうか。それはありがたいのう》
創造神様も喜んでいる。そして俺同様にユヅキの柔らかそうな誇りに向かって手を合わせる。
『ちょっ、あんた達。どこ向かって拝んでんのよっ』
照れながらも呆れ顔のユヅキ。
『でもそんなに期待しないでくださいね。私も実際に作るのは初めてなので。見様見真似なところはあるけど、頑張ってみますね』
そう言ってユヅキは微笑む。
《かまわん。かまわん。ではワシからもお礼をせねばな。お主達にあっさり死なれても寂しいしの》
こうして、創造神様に【創造眼】と【加護】について教わるのであった。
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