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第三章 地下迷宮挑戦編
第101-2話 世界最強と呼ばれた竜騎士オスカー3
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★【新作】もよろしくお願いします。
『無能と言われ騎士学園を追放されたが【ゴッドハンド】スキルがとんでもないスキルだった。マッサージ店をやりたかったが、気がついたら最強になっていた。お戻り下さいと言われてももう遅い!』
※エッチな描写がありますので苦手な方は見ないでください。
________________
◆◇◆
ホーリン神聖国にて
大勢の教会関係者達が見守る中、3年振りに俺達はSS級冒険者としてソフィアと会った。
忘れもしない、あのハゲ頭の太ったおっさんもいた。あの時よりもさらに欲に塗れた醜い顔をしてやがった。俺は奴に【威圧】してやった。奴はビビってたじろいでいた。
「ダメよ。オスカー。問題を起こさないで」
小声で俺に注意をするアメリア。
「ああ、少し脅してやっただけだ」
久々に会ったソフィアは大人びていた。
神秘的でとても美しい女性になっていた。
しかしあの明るかった、笑顔の似合うソフィアでは無かった。
無機質で、何の感情も持たないような………別人………まるで人形だ………
祭壇にいるソフィアが話し始めた。
俺とアメリアはソフィアからかなり離れた場所で跪いている。
「女神様から神託が下りました。女神様のギフト【神眼】を授かった人族の勇者様がとある場所に誕生しました。勇者様はいずれ人族の危機を救う方だと女神様は仰いました。SS級冒険者である竜騎士オスカー、賢者アメリア、わたくしと共に勇者様の元に行き、あなた達が勇者様を育てるのです」
「ゆ、勇者様………」
「【神眼】………」
ざわざわざわざわざわざわ………
教会関係者共がざわついていた。
「承知致しました。このアメリア、女神様の神託に従います」
アメリアが即座に反応した。お、俺も何か言わねば……
「しょ、承知しました」
その時、あのハゲ頭の太った醜いおっさんが口を開いた。
「お、お待ち下さい!聖女様!それでは聖女様の身に危険がっ!神殿騎士団が護衛します。こ、この者達は信頼出来ませぬ!」
「黙りなさいハゲータ。これは神託です。あなたは女神様の神託に逆らうのですか?それにこの者達は各国から認められたSS級冒険者です。信頼できます」
無機質な表情のソフィアが刺すような視線でハゲータを睨み付けた。
「い、いえ。そ、そのようなことは………せ、聖女様の身を案じるあまり……で、出過ぎた真似を……お、お許し下さい」
ハゲータか。ぴったりの名前じゃないか。名は体を表すと言うが正にその通りだ。奴は腕を振るわせ俺様を睨み付けている。
「聖女ソフィア様、出発はいつになりますでしょうか?」
アメリアがソフィアに尋ねる。
「今です。女神様は急いでおられました。竜騎士オスカー。竜をここへ呼びなさい。わたくしも乗っていきます。これは神託です」
い、今だと!?正気かソフィア?こ、こんなところに火竜を………
ざわざわざわざわざわざわ………
「そ、そんな!聖女様!お考え直しを!!」
「せ、聖女様!そ、それはあまりにも危険です!」
「せ、せめてお時間を!」
「と、途中まででも神殿騎士団がっ!」
教会関係者共がさらにざわつく。
ざわざわざわざわざわざわ………
「オスカー。早く。バハナーガを呼ぶのよ」
小声でアメリアが俺に呟く。
い、いいのか?わ、わかった。俺はバハナーガを呼んだ。知らん。どうにでもなれっ!
聖都は伝説の火竜が来て大混乱になった。
バハナーガはソフィアを背に乗せることを了承してくれた。
飛び立つ時、教会関係者からいくつもの殺気が俺達に刺さっていた事は気づいていた。
その中の一人にハゲータがいた。
俺は飛び立つ寸前、奴一人だけを威圧してやった。
奴が震えて漏らしているのを確認して飛び立った。ざまあみやがれ!クソ野郎!いやらしい目でソフィアをみやがって。本当は殺してやりたいとさえ思った。
俺はソフィアとアメリアを乗せて火竜バハナーガで大空へ飛び立った。
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『無能と言われ騎士学園を追放されたが【ゴッドハンド】スキルがとんでもないスキルだった。マッサージ店をやりたかったが、気がついたら最強になっていた。お戻り下さいと言われてももう遅い!』
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※エッチな描写がありますので苦手な方は見ないでください。
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◆◇◆
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大勢の教会関係者達が見守る中、3年振りに俺達はSS級冒険者としてソフィアと会った。
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「ダメよ。オスカー。問題を起こさないで」
小声で俺に注意をするアメリア。
「ああ、少し脅してやっただけだ」
久々に会ったソフィアは大人びていた。
神秘的でとても美しい女性になっていた。
しかしあの明るかった、笑顔の似合うソフィアでは無かった。
無機質で、何の感情も持たないような………別人………まるで人形だ………
祭壇にいるソフィアが話し始めた。
俺とアメリアはソフィアからかなり離れた場所で跪いている。
「女神様から神託が下りました。女神様のギフト【神眼】を授かった人族の勇者様がとある場所に誕生しました。勇者様はいずれ人族の危機を救う方だと女神様は仰いました。SS級冒険者である竜騎士オスカー、賢者アメリア、わたくしと共に勇者様の元に行き、あなた達が勇者様を育てるのです」
「ゆ、勇者様………」
「【神眼】………」
ざわざわざわざわざわざわ………
教会関係者共がざわついていた。
「承知致しました。このアメリア、女神様の神託に従います」
アメリアが即座に反応した。お、俺も何か言わねば……
「しょ、承知しました」
その時、あのハゲ頭の太った醜いおっさんが口を開いた。
「お、お待ち下さい!聖女様!それでは聖女様の身に危険がっ!神殿騎士団が護衛します。こ、この者達は信頼出来ませぬ!」
「黙りなさいハゲータ。これは神託です。あなたは女神様の神託に逆らうのですか?それにこの者達は各国から認められたSS級冒険者です。信頼できます」
無機質な表情のソフィアが刺すような視線でハゲータを睨み付けた。
「い、いえ。そ、そのようなことは………せ、聖女様の身を案じるあまり……で、出過ぎた真似を……お、お許し下さい」
ハゲータか。ぴったりの名前じゃないか。名は体を表すと言うが正にその通りだ。奴は腕を振るわせ俺様を睨み付けている。
「聖女ソフィア様、出発はいつになりますでしょうか?」
アメリアがソフィアに尋ねる。
「今です。女神様は急いでおられました。竜騎士オスカー。竜をここへ呼びなさい。わたくしも乗っていきます。これは神託です」
い、今だと!?正気かソフィア?こ、こんなところに火竜を………
ざわざわざわざわざわざわ………
「そ、そんな!聖女様!お考え直しを!!」
「せ、聖女様!そ、それはあまりにも危険です!」
「せ、せめてお時間を!」
「と、途中まででも神殿騎士団がっ!」
教会関係者共がさらにざわつく。
ざわざわざわざわざわざわ………
「オスカー。早く。バハナーガを呼ぶのよ」
小声でアメリアが俺に呟く。
い、いいのか?わ、わかった。俺はバハナーガを呼んだ。知らん。どうにでもなれっ!
聖都は伝説の火竜が来て大混乱になった。
バハナーガはソフィアを背に乗せることを了承してくれた。
飛び立つ時、教会関係者からいくつもの殺気が俺達に刺さっていた事は気づいていた。
その中の一人にハゲータがいた。
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奴が震えて漏らしているのを確認して飛び立った。ざまあみやがれ!クソ野郎!いやらしい目でソフィアをみやがって。本当は殺してやりたいとさえ思った。
俺はソフィアとアメリアを乗せて火竜バハナーガで大空へ飛び立った。
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