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第三章 地下迷宮挑戦編
第99-2話 世界最強と呼ばれた竜騎士オスカー1
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◆◇◆
オスカー12歳
「よーし!今日から冒険者だ!アメリア、ソフィア!よろしくな!」
「うん。こちらこそ!オスカー、その服似合ってるじゃない!」
「おう!ミックさんがくれたんだ。いいだろ!アメリアもソフィアもなかなかいい感じだ!可愛いぞ」
「まぁ、私とアメリアは当然よ。ジーナさんがプレゼントしてくれたんだから♪オスカーぷぷ、馬子にも衣装ね♪」
「お前は素直に褒められないのかよ。とにかく俺達は今日からE級冒険者だ!」
「そうね。今日からは自分達でちゃんと稼がなきゃね」
「おう。その通り!さすがアメリアだ。難しい作戦は全部アメリアに任せる。俺は指示に従う。任せろ!おりゃおりゃー!魔物共ー待ってろよー!」
「相変わらず脳筋ね……アメリア、協力して頑張ろ♪」
「そ、そうね。でもオスカーとソフィアと私はバランス良いパーティよ。絶対大丈夫!なんとかなるわ」
「そうだね!ミックさんとジーナさんから言われたこと。ちゃんと守ろう。よーし!頑張るぞー♪」
この頃からアメリアがパーティのまとめ役だった。
攻撃魔法を得意とするアメリア。回復魔法を得意とするソフィア。
そして才能溢れ、誰よりも屈強なオスカー。
元A級冒険者だった。ミック夫妻もこの三人の才能に惚れ込んでいた。
ミック夫妻に育ててもらったことも孤児の三人にとって最大の幸運であった。
◆◇◆
オスカー達が冒険者になって一年後
ラフ街冒険者ギルドにて
「おお、あれがオスカーパーティか!たった一年でEランクからBランクに上がったってよ」
「そりゃすげーな!」
「しかもまだ三人共13歳だってよ。あのオスカーってのが化け物みてーに強いってよ」
「ゲッ、まじか!それにしてもお嬢ちゃん二人はめちゃくちゃ可愛いな………ピンクの髪も紫の髪のお嬢ちゃんもたまんねえな。俺もパーティに入れてもらいてー」
「やめとけ、やめとけ、あのお嬢ちゃん二人もめちゃくちゃ強いって噂だぞ。二人共とんでもねー魔法使いだってよ」
オスカー達は街中で瞬く間に有名になった。
◆◇◆
「ねー、オスカー!たまには教会に行って女神様にお祈りしようよ。私達が無事なのは女神様のおかげよ」
ある日ソフィアが急に教会に行こうと提案してきた。今までそんな事言ったことはなかったから俺は驚いた。
「そうね!オスカー!たまには教会行きましょ」
アメリアまで言い出した。
「ええ?それよりも迷宮行こうぜ!」
「ダメー!今日はなんか教会行かなきゃ行けない気がするのよ」
「はっ?なんだよそれ。ま、まぁ、たまにはいいか」
俺はソフィアの直感は信じていた。ソフィアが危険を感じた時は間違いなく従った方がいい。道に迷った時なども全てソフィアの直感に従ってきた。俺達が無事でいられるのはアメリアの綿密な計画とソフィアの直感のおかげだ。
そのソフィアが何かを感じ取っているようだ。俺は素直に従った。
◆◇◆
教会にて
俺達三人が女神像の前でお祈りをしていると、教会を中心にこの街全体が突然物凄いプレッシャーに襲われる。
「ぐっ、な、なんだこれは!」
オスカーは恐怖した。いや、それ以上に神秘的な感覚…………色々な感情が乱れる。
な、なんだ……この感覚は…………
辺りを見回すと、ソフィアの周りが神々しく青く光っていた。
アメリアも驚いて固まっていた。
神父達、シスター達は驚愕のあまり跪き祈っていた。
街中の人々にこの感覚が伝わっていた。近くにいた者で気絶した者もたくさんいた……
この街始まって以来の大事件だった。
オスカーとアメリアは感じていた。
こ、この感じは人の者ではない…………
オスカー12歳
「よーし!今日から冒険者だ!アメリア、ソフィア!よろしくな!」
「うん。こちらこそ!オスカー、その服似合ってるじゃない!」
「おう!ミックさんがくれたんだ。いいだろ!アメリアもソフィアもなかなかいい感じだ!可愛いぞ」
「まぁ、私とアメリアは当然よ。ジーナさんがプレゼントしてくれたんだから♪オスカーぷぷ、馬子にも衣装ね♪」
「お前は素直に褒められないのかよ。とにかく俺達は今日からE級冒険者だ!」
「そうね。今日からは自分達でちゃんと稼がなきゃね」
「おう。その通り!さすがアメリアだ。難しい作戦は全部アメリアに任せる。俺は指示に従う。任せろ!おりゃおりゃー!魔物共ー待ってろよー!」
「相変わらず脳筋ね……アメリア、協力して頑張ろ♪」
「そ、そうね。でもオスカーとソフィアと私はバランス良いパーティよ。絶対大丈夫!なんとかなるわ」
「そうだね!ミックさんとジーナさんから言われたこと。ちゃんと守ろう。よーし!頑張るぞー♪」
この頃からアメリアがパーティのまとめ役だった。
攻撃魔法を得意とするアメリア。回復魔法を得意とするソフィア。
そして才能溢れ、誰よりも屈強なオスカー。
元A級冒険者だった。ミック夫妻もこの三人の才能に惚れ込んでいた。
ミック夫妻に育ててもらったことも孤児の三人にとって最大の幸運であった。
◆◇◆
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「そりゃすげーな!」
「しかもまだ三人共13歳だってよ。あのオスカーってのが化け物みてーに強いってよ」
「ゲッ、まじか!それにしてもお嬢ちゃん二人はめちゃくちゃ可愛いな………ピンクの髪も紫の髪のお嬢ちゃんもたまんねえな。俺もパーティに入れてもらいてー」
「やめとけ、やめとけ、あのお嬢ちゃん二人もめちゃくちゃ強いって噂だぞ。二人共とんでもねー魔法使いだってよ」
オスカー達は街中で瞬く間に有名になった。
◆◇◆
「ねー、オスカー!たまには教会に行って女神様にお祈りしようよ。私達が無事なのは女神様のおかげよ」
ある日ソフィアが急に教会に行こうと提案してきた。今までそんな事言ったことはなかったから俺は驚いた。
「そうね!オスカー!たまには教会行きましょ」
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「ええ?それよりも迷宮行こうぜ!」
「ダメー!今日はなんか教会行かなきゃ行けない気がするのよ」
「はっ?なんだよそれ。ま、まぁ、たまにはいいか」
俺はソフィアの直感は信じていた。ソフィアが危険を感じた時は間違いなく従った方がいい。道に迷った時なども全てソフィアの直感に従ってきた。俺達が無事でいられるのはアメリアの綿密な計画とソフィアの直感のおかげだ。
そのソフィアが何かを感じ取っているようだ。俺は素直に従った。
◆◇◆
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「ぐっ、な、なんだこれは!」
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な、なんだ……この感覚は…………
辺りを見回すと、ソフィアの周りが神々しく青く光っていた。
アメリアも驚いて固まっていた。
神父達、シスター達は驚愕のあまり跪き祈っていた。
街中の人々にこの感覚が伝わっていた。近くにいた者で気絶した者もたくさんいた……
この街始まって以来の大事件だった。
オスカーとアメリアは感じていた。
こ、この感じは人の者ではない…………
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