創造眼〜異世界転移で神の目を授かり無双する。勇者は神眼、魔王は魔眼だと?強くなる為に努力は必須のようだ〜

文字の大きさ
上 下
115 / 137
第三章 地下迷宮挑戦編

第99-2話 世界最強と呼ばれた竜騎士オスカー1

しおりを挟む
 ◆◇◆

 オスカー12歳

「よーし!今日から冒険者だ!アメリア、ソフィア!よろしくな!」

「うん。こちらこそ!オスカー、その服似合ってるじゃない!」

「おう!ミックさんがくれたんだ。いいだろ!アメリアもソフィアもなかなかいい感じだ!可愛いぞ」

「まぁ、私とアメリアは当然よ。ジーナさんがプレゼントしてくれたんだから♪オスカーぷぷ、馬子にも衣装ね♪」

「お前は素直に褒められないのかよ。とにかく俺達は今日からE級冒険者だ!」

「そうね。今日からは自分達でちゃんと稼がなきゃね」

「おう。その通り!さすがアメリアだ。難しい作戦は全部アメリアに任せる。俺は指示に従う。任せろ!おりゃおりゃー!魔物共ー待ってろよー!」

「相変わらず脳筋ね……アメリア、協力して頑張ろ♪」

「そ、そうね。でもオスカーとソフィアと私はバランス良いパーティよ。絶対大丈夫!なんとかなるわ」

「そうだね!ミックさんとジーナさんから言われたこと。ちゃんと守ろう。よーし!頑張るぞー♪」

 この頃からアメリアがパーティのまとめ役だった。

 攻撃魔法を得意とするアメリア。回復魔法を得意とするソフィア。

 そして才能溢れ、誰よりも屈強なオスカー。

 元A級冒険者だった。ミック夫妻もこの三人の才能に惚れ込んでいた。

 ミック夫妻に育ててもらったことも孤児の三人にとって最大の幸運であった。


 ◆◇◆

 オスカー達が冒険者になって一年後

 ラフ街冒険者ギルドにて


「おお、あれがオスカーパーティか!たった一年でEランクからBランクに上がったってよ」

「そりゃすげーな!」

「しかもまだ三人共13歳だってよ。あのオスカーってのが化け物みてーに強いってよ」

「ゲッ、まじか!それにしてもお嬢ちゃん二人はめちゃくちゃ可愛いな………ピンクの髪も紫の髪のお嬢ちゃんもたまんねえな。俺もパーティに入れてもらいてー」

「やめとけ、やめとけ、あのお嬢ちゃん二人もめちゃくちゃ強いって噂だぞ。二人共とんでもねー魔法使いだってよ」

 オスカー達は街中で瞬く間に有名になった。

 ◆◇◆

「ねー、オスカー!たまには教会に行って女神様にお祈りしようよ。私達が無事なのは女神様のおかげよ」

 ある日ソフィアが急に教会に行こうと提案してきた。今までそんな事言ったことはなかったから俺は驚いた。

「そうね!オスカー!たまには教会行きましょ」
 アメリアまで言い出した。

「ええ?それよりも迷宮行こうぜ!」

「ダメー!今日はなんか教会行かなきゃ行けない気がするのよ」

「はっ?なんだよそれ。ま、まぁ、たまにはいいか」

 俺はソフィアの直感は信じていた。ソフィアが危険を感じた時は間違いなく従った方がいい。道に迷った時なども全てソフィアの直感に従ってきた。俺達が無事でいられるのはアメリアの綿密な計画とソフィアの直感のおかげだ。

 そのソフィアが何かを感じ取っているようだ。俺は素直に従った。


 ◆◇◆

 教会にて


 俺達三人が女神像の前でお祈りをしていると、教会を中心にこの街全体が突然物凄いプレッシャーに襲われる。

「ぐっ、な、なんだこれは!」

 オスカーは恐怖した。いや、それ以上に神秘的な感覚…………色々な感情が乱れる。

 な、なんだ……この感覚は…………

 辺りを見回すと、ソフィアの周りが神々しく青く光っていた。

 アメリアも驚いて固まっていた。

 神父達、シスター達は驚愕のあまり跪き祈っていた。


 街中の人々にこの感覚が伝わっていた。近くにいた者で気絶した者もたくさんいた……

 この街始まって以来の大事件だった。


 オスカーとアメリアは感じていた。

 こ、この感じは人の者ではない…………
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~

味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。 しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。 彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。 故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。 そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。 これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。

パーティーを追放された落ちこぼれ死霊術士だけど、五百年前に死んだ最強の女勇者(18)に憑依されて最強になった件

九葉ユーキ
ファンタジー
クラウス・アイゼンシュタイン、二十五歳、C級冒険者。滅んだとされる死霊術士の末裔だ。 勇者パーティーに「荷物持ち」として雇われていた彼は、突然パーティーを追放されてしまう。 S級モンスターがうろつく危険な場所に取り残され、途方に暮れるクラウス。 そんな彼に救いの手を差しのべたのは、五百年前の勇者親子の霊魂だった。 五百年前に不慮の死を遂げたという勇者親子の霊は、その地で自分たちの意志を継いでくれる死霊術士を待ち続けていたのだった。 魔王討伐を手伝うという条件で、クラウスは最強の女勇者リリスをその身に憑依させることになる。 S級モンスターを瞬殺できるほどの強さを手に入れたクラウスはどうなってしまうのか!? 「凄いのは俺じゃなくて、リリスなんだけどなぁ」 落ちこぼれ死霊術士と最強の美少女勇者(幽霊)のコンビが織りなす「死霊術」ファンタジー、開幕!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが…… アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。 そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。  実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。  剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。  アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。

スマートシステムで異世界革命

小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 /// ★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★ 新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。 それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。 異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。 スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします! 序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです 第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練 第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い 第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚 第4章(全17話)ダンジョン探索 第5章(執筆中)公的ギルド? ※第3章以降は少し内容が過激になってきます。 上記はあくまで予定です。 カクヨムでも投稿しています。

転生したら王族だった

みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。 レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……

錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。

いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成! この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。 戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。 これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。 彼の行く先は天国か?それとも...? 誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。 小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中! 現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。

異世界転生漫遊記

しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は 体を壊し亡くなってしまった。 それを哀れんだ神の手によって 主人公は異世界に転生することに 前世の失敗を繰り返さないように 今度は自由に楽しく生きていこうと 決める 主人公が転生した世界は 魔物が闊歩する世界! それを知った主人公は幼い頃から 努力し続け、剣と魔法を習得する! 初めての作品です! よろしくお願いします! 感想よろしくお願いします!

処理中です...