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第三章 地下迷宮挑戦編
第95話 地下迷宮14 レベルアップ
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まだボーゼンとしているみんなに俺は念話を送る。
(みんな、ごめん。宝箱は空っぽだった)
俺は素直に謝る。謝る時は社長でも謝る。当たり前のことだ。
この当たり前の事ができない社長は、会見で失敗する。謝りながらも、自分の非を認めず誰かのせいにする。最低な社長が世の中には多い。ただ、謝ってるだけ。形式上謝ってるだけ。そんな社長は世間から更に非難される。
俺はそんな社長にはなりたくない。全ては俺の責任だ。辞任も辞さない。若い子達は育ってる。うちの会社は良い会社だ。俺がいなくても大丈夫。
辞任は考えていません。給料の三ヶ月分の三割をカットします。
バカヤロー!そんな中途半端な事で世間が納得すると思ってるのか!
よし、俺は今から辞任をしよう。
「さすが、あさひね。宝箱が空っぽとわかってて開けるなんて。誰かに開けさせるなんて可哀想だもんね」
う、うちの第一秘書が俺を庇ってる。くっ、涙が出る。一度でも嫉妬した俺が情けない。
あっ、みんなが我に返ったようだ。
「はっ!あさひ様お気遣いありがとうございます。ワタクシ、ボーゼンとして我を忘れてましたわ」
真っ先にカレンが俺に声をかける。
「ハッ!あの状況で平然としてるなんてさすがあさひ様です。このミケネ、まだまだ修行が足りません」
「あさひ、さすがよ。みんなの期待を背負った宝箱。空っぽだったなんてわたしが開けてたら耐えられないわ」
「あさひ、さすがだな!俺もだ。1000体も倒して空っぽなんて。王族辞めたくなるレベルだ」
くそっ、この王族兄弟は!俺だって耐えられなくて、社長辞めたくなってんだよ。
うちの第一秘書がニヤニヤしてるぞ。やはりまだお仕置きが足りてなかった………
(た、足りてた。社長。足りてました。満足してます)
ユヅキが慌てて両手を振っている。
お仕置きされて満足してどうすんだっ!
「す、凄い!凄くレベルが上がったようです!」
ミアが驚き、呟く。
「ほ、本当だ!私も!」
他のメイド達も実感しているようだ。
「あっ、俺も上がったみたいだ!」
「私もですわ」
「私も上がった………」
どうやら俺も上がったみたいだ!
1000体も倒してさらに【経験値倍化】これは凄いコンボだ。ウマウマだ。宝箱は空だったけど………
「私も上がりました」
ステラも上がったようだ。
「私レベル上がらなかったけど、強くなったみたい。みんなのパワーアップで相乗効果の影響ね」
ユヅキは上がらなかったのか。必要な経験値が桁違いなんだろう。もしくは敵が弱すぎてカウントされないのか?
「じゃあ、一回拠点に戻ろう!あさひもカレン達も今日はゆっくり拠点で休もうよ。先へ進むのは明日からでもいいじゃない!」
「ああ、そうだな!なんだかんだでずっと迷宮進んでたしな!」
「ユヅキ様とあさひ様のご意見に従いますわ」
カレンが答えるとミケネ、フーカ、サーシャも頷く。
すると、突然アメリアから全チャンネル回線で念話がきた。
(みんなお疲れ様!なんか今物凄く力が上がったんだけど?魔物部屋上手くいった?)
(ぐわはははっ!順調なようだな!俺様もパワーアップしたぞ!ゴホッ)
オスカー、相変わらずでかい声だ。念話なのにでかい。
ん?風邪でも引いたか?馬鹿は風邪引かないっていうが。まあ、オスカーは馬鹿ではないな。
(突然だったから私もびっくりしたわよ!ビクッてなっちゃった!誰にもバレないようにしたけど)
(おっ、ソフィア!念話に参加するの珍しいな!)
「せ、聖女ソフィア様?………」
「せ、聖女様まで。念話に………」
「つ、つまりご主人様の………」
メイド達がざわついている。そういえばソフィアの事はメイド達は知らなかったかも。
(みんな一回拠点戻ってきて!私も行くから今夜一緒にご飯でも食べましょ!ソフィアもどお?)
アメリアが提案する。
(行くー!絶対行くー!お酒飲もう♪今夜も浴びるほど飲むわっ!アメリア!ユヅキ!ステラ!付き合いなさいよー♪)
ソフィアはノリノリだ。こんな風に自分を出すのはこのメンバーの時だけだ。
「あ、あのソフィア様がお酒を浴びるように………」
「あの聖女様が………」
「聖女様が屋敷に………」
メイド達はまたざわついている。
このメンバーで話をしている時はカレン達は絶対に話には入ってこない。ルーシーもルイスも控える。
(ソフィア!いいわね!ユヅキちゃんも付き合うよ!今日は食後に美味しいケーキとチョコレートを出してあげる!うふふっ、楽しみにしてて♪)
(皆様、ユヅキ様のケーキとチョコレートはほっぺた落ちますよ。幸せな気分になりすぎますからね。くすくすくすっ)
おお!ユヅキ、ケーキとチョコも開発済みなのか。むむ、ステラはもう食べてるのか。また、報告がなかった………ま、まあいい。社員が自主的にやる会社。これが理想だ。素晴らしい会社に育ったじゃないか。俺は何も言うことはない。
(ちょうど戻ろうとしてたところだ!よし、夜ご飯は社員全員で食べよう!)
しまった。社員とか口走ってしまった。
(あさひ。社員って何?)
アメリア、質問が早いぞ。
(ぷぷぷっ。アメリア、気にしないで。じゃあ夜ね!準備して待ってるから!ソフィアは私に連絡して!迎えに行くわ!)
ユヅキが笑いを堪えながら、フォローしている。
こうして、久々にみんなで食事をする事になった。俺の宝箱空っぽ事件は上手い具合に揉み消せたようだ。
夕食時
アメリア、ソフィアが来たことでまたメイド達の緊張が増している。だが、メイド達も特殊な環境に少しは慣れてきたのかテキパキと料理の準備をする。素晴らしい成長だ。
「考えるな。感じろ。。。」
等とブツブツ呟いてる子もいるな。
オスカーは雑務に追われているため今日は欠席とアメリアから聞いた。
珍しいな。こういう場にオスカーが来ないなんて。
「オスカーも呼ぼう!食事の時間ぐらいなんとかなるだろ?」
俺はオスカーも呼びたかったのでアメリアに提案した。
「い、いいのよ!いつもサボってるから。それに今日は他国からの要人が来ててそっちで一緒に食べないといけないのよ」
他国の要人?それなら仕方ないか………あいつならそんなこともほっぽり出してこっちに来そうだけど、そんなに大事な用なのかな。まあ、仕方ない。また次回だ。
豪華な食事が並び皆で食事をする。
料理はユヅキ、ステラを中心に女性陣全員で用意したそうだ。
ふっ、うちの会社は女性陣が素晴らしい。女性が活躍できる会社は伸びると、テレビで胡散臭い評論家が言っていたが、奴の言っていることはあっているのだろう。
俺とルイス?卓球してたさ。負けたのが悔しくてね。あとは男の大事な会議をしていたさ。
「なにこの料理!すごーーーい!これも!あれも!全部めちゃくちゃ美味しいじゃない♪」
良い感じで酒が進んでいるソフィアは上機嫌だ。
「確かに凄いわ!本当見たことない料理ばかり。それよりもあのトイレ何よ?あれは革命よ!ルーシーが偉そうに私に説明してきたわ。ユヅキ!あれは王城にも設置して!急務よ!明日よ!」
「それよ!あれは欲しい!神殿にも設置して!お願いユヅキ!」
「むふふふ。凄いでしょ!?あれは私とマイテで作ったのよ。マイテ!こっちにおいで」
「は、はい!ユヅキ様」
ドワーフの小柄なマイテの手と足が同じ動きをして、ガチガチになりながら歩いている。緊張してるなマイテ。
「この子がマイテ。すっごい物作りの才能あるのよ」
「マ、マ、マ、マ、マ、マ、イテです。わ、わ、わ、私はユヅキ様のご指示に従っただけです」
「マイテ、かわいいじゃなーーい♪マイテ巫女になりなさい。あなた才能あるわ。わたしの側にいて。お願い」
酔っ払ったソフィアがマイテを抱きしめ、絡む。マイテの顔が真っ赤になり湯気が出ている。
「ダメよマイテ。あなたは王城に来るの!宮廷鍛治士として私が雇うわ!」
「きゅ、きゅ、宮廷鍛冶士ですか!?」
マイテの目が飛び出そうだ。宮廷鍛冶士といえば鍛冶士の最高の名誉だ。
それにしても珍しいな。ソフィアはいつもだがアメリアまであんなに酔っているのは。
俺は小さな違和感を感じていた…………
(みんな、ごめん。宝箱は空っぽだった)
俺は素直に謝る。謝る時は社長でも謝る。当たり前のことだ。
この当たり前の事ができない社長は、会見で失敗する。謝りながらも、自分の非を認めず誰かのせいにする。最低な社長が世の中には多い。ただ、謝ってるだけ。形式上謝ってるだけ。そんな社長は世間から更に非難される。
俺はそんな社長にはなりたくない。全ては俺の責任だ。辞任も辞さない。若い子達は育ってる。うちの会社は良い会社だ。俺がいなくても大丈夫。
辞任は考えていません。給料の三ヶ月分の三割をカットします。
バカヤロー!そんな中途半端な事で世間が納得すると思ってるのか!
よし、俺は今から辞任をしよう。
「さすが、あさひね。宝箱が空っぽとわかってて開けるなんて。誰かに開けさせるなんて可哀想だもんね」
う、うちの第一秘書が俺を庇ってる。くっ、涙が出る。一度でも嫉妬した俺が情けない。
あっ、みんなが我に返ったようだ。
「はっ!あさひ様お気遣いありがとうございます。ワタクシ、ボーゼンとして我を忘れてましたわ」
真っ先にカレンが俺に声をかける。
「ハッ!あの状況で平然としてるなんてさすがあさひ様です。このミケネ、まだまだ修行が足りません」
「あさひ、さすがよ。みんなの期待を背負った宝箱。空っぽだったなんてわたしが開けてたら耐えられないわ」
「あさひ、さすがだな!俺もだ。1000体も倒して空っぽなんて。王族辞めたくなるレベルだ」
くそっ、この王族兄弟は!俺だって耐えられなくて、社長辞めたくなってんだよ。
うちの第一秘書がニヤニヤしてるぞ。やはりまだお仕置きが足りてなかった………
(た、足りてた。社長。足りてました。満足してます)
ユヅキが慌てて両手を振っている。
お仕置きされて満足してどうすんだっ!
「す、凄い!凄くレベルが上がったようです!」
ミアが驚き、呟く。
「ほ、本当だ!私も!」
他のメイド達も実感しているようだ。
「あっ、俺も上がったみたいだ!」
「私もですわ」
「私も上がった………」
どうやら俺も上がったみたいだ!
1000体も倒してさらに【経験値倍化】これは凄いコンボだ。ウマウマだ。宝箱は空だったけど………
「私も上がりました」
ステラも上がったようだ。
「私レベル上がらなかったけど、強くなったみたい。みんなのパワーアップで相乗効果の影響ね」
ユヅキは上がらなかったのか。必要な経験値が桁違いなんだろう。もしくは敵が弱すぎてカウントされないのか?
「じゃあ、一回拠点に戻ろう!あさひもカレン達も今日はゆっくり拠点で休もうよ。先へ進むのは明日からでもいいじゃない!」
「ああ、そうだな!なんだかんだでずっと迷宮進んでたしな!」
「ユヅキ様とあさひ様のご意見に従いますわ」
カレンが答えるとミケネ、フーカ、サーシャも頷く。
すると、突然アメリアから全チャンネル回線で念話がきた。
(みんなお疲れ様!なんか今物凄く力が上がったんだけど?魔物部屋上手くいった?)
(ぐわはははっ!順調なようだな!俺様もパワーアップしたぞ!ゴホッ)
オスカー、相変わらずでかい声だ。念話なのにでかい。
ん?風邪でも引いたか?馬鹿は風邪引かないっていうが。まあ、オスカーは馬鹿ではないな。
(突然だったから私もびっくりしたわよ!ビクッてなっちゃった!誰にもバレないようにしたけど)
(おっ、ソフィア!念話に参加するの珍しいな!)
「せ、聖女ソフィア様?………」
「せ、聖女様まで。念話に………」
「つ、つまりご主人様の………」
メイド達がざわついている。そういえばソフィアの事はメイド達は知らなかったかも。
(みんな一回拠点戻ってきて!私も行くから今夜一緒にご飯でも食べましょ!ソフィアもどお?)
アメリアが提案する。
(行くー!絶対行くー!お酒飲もう♪今夜も浴びるほど飲むわっ!アメリア!ユヅキ!ステラ!付き合いなさいよー♪)
ソフィアはノリノリだ。こんな風に自分を出すのはこのメンバーの時だけだ。
「あ、あのソフィア様がお酒を浴びるように………」
「あの聖女様が………」
「聖女様が屋敷に………」
メイド達はまたざわついている。
このメンバーで話をしている時はカレン達は絶対に話には入ってこない。ルーシーもルイスも控える。
(ソフィア!いいわね!ユヅキちゃんも付き合うよ!今日は食後に美味しいケーキとチョコレートを出してあげる!うふふっ、楽しみにしてて♪)
(皆様、ユヅキ様のケーキとチョコレートはほっぺた落ちますよ。幸せな気分になりすぎますからね。くすくすくすっ)
おお!ユヅキ、ケーキとチョコも開発済みなのか。むむ、ステラはもう食べてるのか。また、報告がなかった………ま、まあいい。社員が自主的にやる会社。これが理想だ。素晴らしい会社に育ったじゃないか。俺は何も言うことはない。
(ちょうど戻ろうとしてたところだ!よし、夜ご飯は社員全員で食べよう!)
しまった。社員とか口走ってしまった。
(あさひ。社員って何?)
アメリア、質問が早いぞ。
(ぷぷぷっ。アメリア、気にしないで。じゃあ夜ね!準備して待ってるから!ソフィアは私に連絡して!迎えに行くわ!)
ユヅキが笑いを堪えながら、フォローしている。
こうして、久々にみんなで食事をする事になった。俺の宝箱空っぽ事件は上手い具合に揉み消せたようだ。
夕食時
アメリア、ソフィアが来たことでまたメイド達の緊張が増している。だが、メイド達も特殊な環境に少しは慣れてきたのかテキパキと料理の準備をする。素晴らしい成長だ。
「考えるな。感じろ。。。」
等とブツブツ呟いてる子もいるな。
オスカーは雑務に追われているため今日は欠席とアメリアから聞いた。
珍しいな。こういう場にオスカーが来ないなんて。
「オスカーも呼ぼう!食事の時間ぐらいなんとかなるだろ?」
俺はオスカーも呼びたかったのでアメリアに提案した。
「い、いいのよ!いつもサボってるから。それに今日は他国からの要人が来ててそっちで一緒に食べないといけないのよ」
他国の要人?それなら仕方ないか………あいつならそんなこともほっぽり出してこっちに来そうだけど、そんなに大事な用なのかな。まあ、仕方ない。また次回だ。
豪華な食事が並び皆で食事をする。
料理はユヅキ、ステラを中心に女性陣全員で用意したそうだ。
ふっ、うちの会社は女性陣が素晴らしい。女性が活躍できる会社は伸びると、テレビで胡散臭い評論家が言っていたが、奴の言っていることはあっているのだろう。
俺とルイス?卓球してたさ。負けたのが悔しくてね。あとは男の大事な会議をしていたさ。
「なにこの料理!すごーーーい!これも!あれも!全部めちゃくちゃ美味しいじゃない♪」
良い感じで酒が進んでいるソフィアは上機嫌だ。
「確かに凄いわ!本当見たことない料理ばかり。それよりもあのトイレ何よ?あれは革命よ!ルーシーが偉そうに私に説明してきたわ。ユヅキ!あれは王城にも設置して!急務よ!明日よ!」
「それよ!あれは欲しい!神殿にも設置して!お願いユヅキ!」
「むふふふ。凄いでしょ!?あれは私とマイテで作ったのよ。マイテ!こっちにおいで」
「は、はい!ユヅキ様」
ドワーフの小柄なマイテの手と足が同じ動きをして、ガチガチになりながら歩いている。緊張してるなマイテ。
「この子がマイテ。すっごい物作りの才能あるのよ」
「マ、マ、マ、マ、マ、マ、イテです。わ、わ、わ、私はユヅキ様のご指示に従っただけです」
「マイテ、かわいいじゃなーーい♪マイテ巫女になりなさい。あなた才能あるわ。わたしの側にいて。お願い」
酔っ払ったソフィアがマイテを抱きしめ、絡む。マイテの顔が真っ赤になり湯気が出ている。
「ダメよマイテ。あなたは王城に来るの!宮廷鍛治士として私が雇うわ!」
「きゅ、きゅ、宮廷鍛冶士ですか!?」
マイテの目が飛び出そうだ。宮廷鍛冶士といえば鍛冶士の最高の名誉だ。
それにしても珍しいな。ソフィアはいつもだがアメリアまであんなに酔っているのは。
俺は小さな違和感を感じていた…………
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