85 / 137
第三章 地下迷宮挑戦編
第73話 ルイスとの交流
しおりを挟む
屋敷に戻った俺は早速ルイスの部屋に向かった。
俺は唯一パーティーに入っていないルイスの事が気になっていた。
コンコンッ
「ルイス、いるか?入ってもいいか?」
「はい!います。どうぞ。」
「あさひ様どうかしましたか?」
ルイスが俺に対して様を付けて敬語になっている。
「ルイス!様はつけないで、敬語も使わないでくれ!」
「いや、しかし……あさひ様は父上、母上と共に戦った伝説の英雄ですから。そういう訳にはいきません。オレはずっと英雄達を尊敬して育ってきました!今この国があり、オレが王子なのはあさひ様達のおかげです」
ルイスなりに俺の事を考えて、理解して、対応してくれているんだな。その気持ちは嬉しい。だが俺が望んでいるのはそんな関係じゃない。
よし、俺も腹を割って話そう。
「ルイス聞いて欲しいんだ。俺は確かにアレクの記憶も持ってるし、魂は同じだ。でも………聞いていると思うが、俺は異世界の日本で育った。19歳の新堂あさひなんだ。記憶や知識はあっても19歳で、ルイスと生きてきた時間もそんなに変わらない」
「はい」
ルイスは俺の表情を見ながら返事をする。
「俺がこの世界に来て初めてなんだ」
「初めてですか?」
ルイスは不思議そうな顔をする。
「ああ、ルイスが初めて俺に友達になろうって言ってくれた。俺はあの時嬉しかったんだ。だから、王子のルイスにも敬語を使うのをやめようと思った。俺にとって、あさひにとってこの世界で最初の友達はルイスだ!だから……これからもよろしく頼むよ!」
ルイスは驚いた顔をしながら、徐々に微笑む。
「わかりました。いえ、ああ、わかった!あさひ!こちらこそよろしく!」
俺とルイスは改めてグッと力強く握手をした。
そして俺は小声でルイスに話をする。
「それに、この家。女子率高すぎるだろ。しかも美女や美少女ばかり………俺達は協力しよう。コソコソ、コソコソ」
「そ、そうだな。実はオレも思ってた。こんなに美女に囲まれて落ち着かん、コソコソッ」
「だよな。因みに………最初に言っておくが………ユヅキとステラは俺の彼女なので手はださないでくれっ」
コソコソコソコソっ
「なっ!なにっ!やっぱり!聞いておいて良かった。ユヅキ様もステラ様も美し過ぎるからな。あさひが羨ましい………」
この世界では彼女が何人かいることはよくあることだ。ルイスは俺に彼女が二人いることを全く気にしない。
ユヅキとステラを褒められて嬉しくなる俺。
そういえばこんな風に男子トークをしたのは久しぶりだ。妙に嬉しいぞ!テンションが上がる。
「ルイスはこの屋敷に好みの子はいるか?こういうのは初めに聞いておかないとな!俺は協力する」
そう。俺は男の友情は大切にする。日本で爺ちゃんにも口酸っぱく言われてきた。
「オ、オレは………」
ルイスが照れている。王子でこんなイケメンなのに恋愛の免疫とか、もしかしたら少ないのかも?王子だからあまり悪さもできなさそうだしな。
「ルイス!言え!言ってしまえ!」
「オ、オレの好みはサーシャとメイドのダリアっていう子が好みだ。コソコソッ」
「おお!そうか!そうなのか!サーシャか!うん、わかるぞっ」
「お、おいっ!あさひ!声がでかい!シーッ」
ルイスが慌てて俺の口を塞ごうとする。
「あっ、ごめんごめん。サーシャとダリアっていう子の共通点………ふふふ………ルイスは背が低くておっぱいの大きい子が好きなんだな。わかる。その気持ちは分かるぞ。男のロマンだ」
「お、おい、そんな直接的に言うな!ま、まあ、合ってるけど。顔も二人共好みだ。内緒だぞ!こんなこと誰かに話ししたの初めてなんだからなっ!」
「ああ、まかせろ!俺達はこれからお互いの秘密を墓場まで持って行く同志だ。あっ、じゃあ【地下迷宮】も早くルイスとサーシャが一緒に回れるように頑張るよ!グッ」
「あはははっ」
突然ルイスが笑い出す。
「ルイスどうした?」
「いや、オレは王子として育って、対等な友達も作ったことなくて、こんな会話をしたこともなかったから。嬉しくて、ありがとうあさひ!」
「いや、俺も嬉しい。こちらこそありがとう!」
「ところであさひ……ユヅキ様とステラ様が彼女なのはわかったけど、ルーシーはどうなんだ?ルーシーはあさひの事が……」
あっ、その件もあったか。確かに俺もルーシーのことは可愛いと思うし好きだ。しかし、オスカーとアメリアの娘。彼女が二人いて、さらに手を出すなんて事はできない………
「そ、それは………」
俺が返事に困っていると
「まあ、ユヅキ様とステラ様に比べれば………まだまだ子供だ。でも兄の俺が言うのも何だが、ルーシーも美人だし性格も良い。母上に似てスタイルもどんどん良くなるはずだ。あさひの頭の片隅にでも入れて考えてやっておいてほしい!」
そう。ルーシーの良さは俺はわかっている……とりあえずこの問題は置いておこう。迷ったら置いておく。俺の悪い癖だ……
俺が返事に困っていると………
ルイスがググッと俺に顔を近づけて小声でヒソヒソ聞いてくる。
「コソコソ……と、ところであさひ……ユヅキ様とステラ様とはどこまで……?」
「コソコソ……もちろん、最後までだ……二人共最高の女だ……コソコソ……」
「な、なんだと……ど、どうやってやるんだ………お、教えてくれ……」
ふふふっ、ルイスよ。金髪で背も高くて、めちゃくちゃイケメンだけど、かわいいところあるじゃないか。ふふふっ
この世界に動画はない。しかし、日本にはDVDとネットという強い味方がいた。
教えてやろうルイスよ。俺が覚えた数々の技を……
これは王国繁栄のためだ。決して下ネタが好きだからじゃない。
もう一度言おう。これは王国繁栄のためだ………
俺とルイスの男子トークは夕食の前まで続いた。
これから先、俺とルイスの会話はこういう話が多かったことは俺とルイスだけの生涯の秘密だ。
そして、ルイスがパーティメンバーになる事にも成功した。
決して下ネタで心から信頼し合えた訳ではないことを付け加えておく。
ルイスは自分のパワーアップに驚いていた。もちろん俺は【パーティ化】について全て説明した。
ルイスと仲良くなれたことが俺は嬉しかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お読みいただきありがとうございます。
【次世代ファンタジーカップ】参加しています。【現在4位感謝!】
応援よろしくお願いします。
俺は唯一パーティーに入っていないルイスの事が気になっていた。
コンコンッ
「ルイス、いるか?入ってもいいか?」
「はい!います。どうぞ。」
「あさひ様どうかしましたか?」
ルイスが俺に対して様を付けて敬語になっている。
「ルイス!様はつけないで、敬語も使わないでくれ!」
「いや、しかし……あさひ様は父上、母上と共に戦った伝説の英雄ですから。そういう訳にはいきません。オレはずっと英雄達を尊敬して育ってきました!今この国があり、オレが王子なのはあさひ様達のおかげです」
ルイスなりに俺の事を考えて、理解して、対応してくれているんだな。その気持ちは嬉しい。だが俺が望んでいるのはそんな関係じゃない。
よし、俺も腹を割って話そう。
「ルイス聞いて欲しいんだ。俺は確かにアレクの記憶も持ってるし、魂は同じだ。でも………聞いていると思うが、俺は異世界の日本で育った。19歳の新堂あさひなんだ。記憶や知識はあっても19歳で、ルイスと生きてきた時間もそんなに変わらない」
「はい」
ルイスは俺の表情を見ながら返事をする。
「俺がこの世界に来て初めてなんだ」
「初めてですか?」
ルイスは不思議そうな顔をする。
「ああ、ルイスが初めて俺に友達になろうって言ってくれた。俺はあの時嬉しかったんだ。だから、王子のルイスにも敬語を使うのをやめようと思った。俺にとって、あさひにとってこの世界で最初の友達はルイスだ!だから……これからもよろしく頼むよ!」
ルイスは驚いた顔をしながら、徐々に微笑む。
「わかりました。いえ、ああ、わかった!あさひ!こちらこそよろしく!」
俺とルイスは改めてグッと力強く握手をした。
そして俺は小声でルイスに話をする。
「それに、この家。女子率高すぎるだろ。しかも美女や美少女ばかり………俺達は協力しよう。コソコソ、コソコソ」
「そ、そうだな。実はオレも思ってた。こんなに美女に囲まれて落ち着かん、コソコソッ」
「だよな。因みに………最初に言っておくが………ユヅキとステラは俺の彼女なので手はださないでくれっ」
コソコソコソコソっ
「なっ!なにっ!やっぱり!聞いておいて良かった。ユヅキ様もステラ様も美し過ぎるからな。あさひが羨ましい………」
この世界では彼女が何人かいることはよくあることだ。ルイスは俺に彼女が二人いることを全く気にしない。
ユヅキとステラを褒められて嬉しくなる俺。
そういえばこんな風に男子トークをしたのは久しぶりだ。妙に嬉しいぞ!テンションが上がる。
「ルイスはこの屋敷に好みの子はいるか?こういうのは初めに聞いておかないとな!俺は協力する」
そう。俺は男の友情は大切にする。日本で爺ちゃんにも口酸っぱく言われてきた。
「オ、オレは………」
ルイスが照れている。王子でこんなイケメンなのに恋愛の免疫とか、もしかしたら少ないのかも?王子だからあまり悪さもできなさそうだしな。
「ルイス!言え!言ってしまえ!」
「オ、オレの好みはサーシャとメイドのダリアっていう子が好みだ。コソコソッ」
「おお!そうか!そうなのか!サーシャか!うん、わかるぞっ」
「お、おいっ!あさひ!声がでかい!シーッ」
ルイスが慌てて俺の口を塞ごうとする。
「あっ、ごめんごめん。サーシャとダリアっていう子の共通点………ふふふ………ルイスは背が低くておっぱいの大きい子が好きなんだな。わかる。その気持ちは分かるぞ。男のロマンだ」
「お、おい、そんな直接的に言うな!ま、まあ、合ってるけど。顔も二人共好みだ。内緒だぞ!こんなこと誰かに話ししたの初めてなんだからなっ!」
「ああ、まかせろ!俺達はこれからお互いの秘密を墓場まで持って行く同志だ。あっ、じゃあ【地下迷宮】も早くルイスとサーシャが一緒に回れるように頑張るよ!グッ」
「あはははっ」
突然ルイスが笑い出す。
「ルイスどうした?」
「いや、オレは王子として育って、対等な友達も作ったことなくて、こんな会話をしたこともなかったから。嬉しくて、ありがとうあさひ!」
「いや、俺も嬉しい。こちらこそありがとう!」
「ところであさひ……ユヅキ様とステラ様が彼女なのはわかったけど、ルーシーはどうなんだ?ルーシーはあさひの事が……」
あっ、その件もあったか。確かに俺もルーシーのことは可愛いと思うし好きだ。しかし、オスカーとアメリアの娘。彼女が二人いて、さらに手を出すなんて事はできない………
「そ、それは………」
俺が返事に困っていると
「まあ、ユヅキ様とステラ様に比べれば………まだまだ子供だ。でも兄の俺が言うのも何だが、ルーシーも美人だし性格も良い。母上に似てスタイルもどんどん良くなるはずだ。あさひの頭の片隅にでも入れて考えてやっておいてほしい!」
そう。ルーシーの良さは俺はわかっている……とりあえずこの問題は置いておこう。迷ったら置いておく。俺の悪い癖だ……
俺が返事に困っていると………
ルイスがググッと俺に顔を近づけて小声でヒソヒソ聞いてくる。
「コソコソ……と、ところであさひ……ユヅキ様とステラ様とはどこまで……?」
「コソコソ……もちろん、最後までだ……二人共最高の女だ……コソコソ……」
「な、なんだと……ど、どうやってやるんだ………お、教えてくれ……」
ふふふっ、ルイスよ。金髪で背も高くて、めちゃくちゃイケメンだけど、かわいいところあるじゃないか。ふふふっ
この世界に動画はない。しかし、日本にはDVDとネットという強い味方がいた。
教えてやろうルイスよ。俺が覚えた数々の技を……
これは王国繁栄のためだ。決して下ネタが好きだからじゃない。
もう一度言おう。これは王国繁栄のためだ………
俺とルイスの男子トークは夕食の前まで続いた。
これから先、俺とルイスの会話はこういう話が多かったことは俺とルイスだけの生涯の秘密だ。
そして、ルイスがパーティメンバーになる事にも成功した。
決して下ネタで心から信頼し合えた訳ではないことを付け加えておく。
ルイスは自分のパワーアップに驚いていた。もちろん俺は【パーティ化】について全て説明した。
ルイスと仲良くなれたことが俺は嬉しかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お読みいただきありがとうございます。
【次世代ファンタジーカップ】参加しています。【現在4位感謝!】
応援よろしくお願いします。
1
お気に入りに追加
1,115
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
せっかく異世界転生したのに、子爵家の後継者ってそれはないでしょう!~お飾り大公のせいで領地が大荒れ、北の成り上がり伯爵と東の大公国から狙われ
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
大公爵領内は二大伯爵のせいで大荒れ諸侯も他国と通じ…あれ、これ詰んだ?
会社からの帰り道、強姦魔から半裸の女性を助けたところ落下し意識を失ってしまう。
朝目が覚めると鏡の前には見知らぬ。黒髪の美少年の顔があった。
その時俺は思い出した。自分が大人気戦略シュミレーションRPG『ドラゴン・オブ・ファンタジー雪月花』の悪役『アーク・フォン・アーリマン』だと……
そして時に悪態をつき、悪事を働き主人公を窮地に陥れるが、結果としてそれがヒロインと主人公を引き立せ、最終的に主人公に殺される。自分がそんな小悪役であると……
「やってやるよ! 俺はこの人生を生き抜いてやる!!」
そんな決意を胸に抱き、現状を把握するものの北の【毒蛇公爵】、東の大公【東の弓聖】に攻められ蹂躙されるありさま……先ずは大公が治める『リッジジャング地方』統一のために富国強兵へ精を出す。
「まずは叔父上、御命頂戴いたします」
女神に同情されて異世界へと飛ばされたアラフォーおっさん、特S級モンスター相手に無双した結果、実力がバレて世界に見つかってしまう
サイダーボウイ
ファンタジー
「ちょっと冬馬君。このプレゼン資料ぜんぜんダメ。一から作り直してくれない?」
万年ヒラ社員の冬馬弦人(39歳)は、今日も上司にこき使われていた。
地方の中堅大学を卒業後、都内の中小家電メーカーに就職。
これまで文句も言わず、コツコツと地道に勤め上げてきた。
彼女なしの独身に平凡な年収。
これといって自慢できるものはなにひとつないが、当の本人はあまり気にしていない。
2匹の猫と穏やかに暮らし、仕事終わりに缶ビールが1本飲めれば、それだけで幸せだったのだが・・・。
「おめでとう♪ たった今、あなたには異世界へ旅立つ権利が生まれたわ」
誕生日を迎えた夜。
突如、目の前に現れた女神によって、弦人の人生は大きく変わることになる。
「40歳まで童貞だったなんて・・・これまで惨めで辛かったでしょ? でももう大丈夫! これからは異世界で楽しく遊んで暮らせるんだから♪」
女神に同情される形で異世界へと旅立つことになった弦人。
しかし、降り立って彼はすぐに気づく。
女神のとんでもないしくじりによって、ハードモードから異世界生活をスタートさせなければならないという現実に。
これは、これまで日の目を見なかったアラフォーおっさんが、異世界で無双しながら成り上がり、その実力がバレて世界に見つかってしまうという人生逆転の物語である。
死んで全ての凶運を使い果たした俺は異世界では強運しか残ってなかったみたいです。〜最強スキルと強運で異世界を無双します!〜
猫パンチ
ファンタジー
主人公、音峰 蓮(おとみね れん)はとてつもなく不幸な男だった。
ある日、とんでもない死に方をしたレンは気づくと神の世界にいた。
そこには創造神がいて、レンの余りの不運な死に方に同情し、異世界転生を提案する。
それを大いに喜び、快諾したレンは創造神にスキルをもらうことになる。
ただし、スキルは選べず運のみが頼り。
しかし、死んだ時に凶運を使い果たしたレンは強運の力で次々と最強スキルを引いてしまう。
それは創造神ですら引くほどのスキルだらけで・・・
そして、レンは最強スキルと強運で異世界を無双してゆく・・・。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
平凡すぎる、と追放された俺。実は大量スキル獲得可のチート能力『無限変化』の使い手でした。俺が抜けてパーティが瓦解したから今更戻れ?お断りです
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
★ファンタジーカップ参加作品です。
応援していただけたら執筆の励みになります。
《俺、貸します!》
これはパーティーを追放された男が、その実力で上り詰め、唯一無二の『レンタル冒険者』として無双を極める話である。(新形式のざまぁもあるよ)
ここから、直接ざまぁに入ります。スカッとしたい方は是非!
「君みたいな平均的な冒険者は不要だ」
この一言で、パーティーリーダーに追放を言い渡されたヨシュア。
しかしその実、彼は平均を装っていただけだった。
レベル35と見せかけているが、本当は350。
水属性魔法しか使えないと見せかけ、全属性魔法使い。
あまりに圧倒的な実力があったため、パーティーの中での力量バランスを考え、あえて影からのサポートに徹していたのだ。
それどころか攻撃力・防御力、メンバー関係の調整まで全て、彼が一手に担っていた。
リーダーのあまりに不足している実力を、ヨシュアのサポートにより埋めてきたのである。
その事実を伝えるも、リーダーには取り合ってもらえず。
あえなく、追放されてしまう。
しかし、それにより制限の消えたヨシュア。
一人で無双をしていたところ、その実力を美少女魔導士に見抜かれ、『レンタル冒険者』としてスカウトされる。
その内容は、パーティーや個人などに借りられていき、場面に応じた役割を果たすというものだった。
まさに、ヨシュアにとっての天職であった。
自分を正当に認めてくれ、力を発揮できる環境だ。
生まれつき与えられていたギフト【無限変化】による全武器、全スキルへの適性を活かして、様々な場所や状況に完璧な適応を見せるヨシュア。
目立ちたくないという思いとは裏腹に、引っ張りだこ。
元パーティーメンバーも彼のもとに帰ってきたいと言うなど、美少女たちに溺愛される。
そうしつつ、かつて前例のない、『レンタル』無双を開始するのであった。
一方、ヨシュアを追放したパーティーリーダーはと言えば、クエストの失敗、メンバーの離脱など、どんどん破滅へと追い込まれていく。
ヨシュアのスーパーサポートに頼りきっていたこと、その真の強さに気づき、戻ってこいと声をかけるが……。
そのときには、もう遅いのであった。
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる