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第二章 旅立ち編
第55話 旅の終わり
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ルーシーや護衛隊のみんながパーティに参加した日の夜。
俺はテントで寝ていた。
といっても【ルーム】のベッドでユヅキと寝転がりながら話をしている。ユヅキはちょくちょくコスプレをしている。今は寝る前だからセクシーなローブ姿。美人のユヅキのコスプレに俺はいつも釘付けだ。そういえば同じ服を着ているところを見た事が無い。
『ユヅキ、あの演出はちょっとやり過ぎだったんじゃないか?』
『えへへ、ちょいやり過ぎたかもね。でもあのぐらいやっておけば、みんなも秘密守ってくれるでしょ』
『ま、まあ、そうなんだけど。ステラさんやルーシーまで跪いてたのはちょっと俺的には驚いたと言うか、申し訳ないというか』
『うん。私も驚いて、言葉詰まりそうになったわ。まあ、でも創造神様の力ってそれ程凄いってことなのよ。あさひもこれからは自覚して使わないとね。これからは王都に行ってたくさんの人に会うことになるんだから』
うん、そうだな。ユヅキの言う通りだ。今まではステラさんと二人だけで【創造眼】の力を無自覚で使っていた。これからはちゃんと自覚しないといけないと思えた。
『それにしても【パーティ化】のスキルの進化がやばいわね。なんとなくだけど、あさひとパーティになる仲間との思いが具現化していくようなスキルの気がするわ』
『それ、俺も思った。もしかしたら【創造】のスキルが作用しているのかもしれない』
最初にユヅキがパーティに入った時、【経験値共有化】ができるようになった。これは俺とユヅキが二人で訓練して、切磋琢磨していた時期。俺とユヅキの思いが具現化した気がする。
次にステラさんが加わった時、【念話】が使えるようになった。【念話】によって、ユヅキとステラさんも意思疎通できるようになった。これはユヅキの強い思いがそうさせたのかもしれない。それとパーティメンバーがどこにいるかなんとなく分かるようになった。これはステラさんが俺を守りたいと思う気持ちがそうさせたのかもしれない。
ルーシーが加わった時、【相乗効果】が使えるようになった。俺がルーシー達に危険が及ばないでほしいと思っていたこと。ルーシーが俺の力になりたいと思っていたことが具現化された気がする。
そしてミケネ達が加わった時、【配下】が使えるようになった。これは俺にはよく分からないけど、ミケネ達や俺、ルーシー、ステラさんの思いが絡み合って生まれたスキルなのかもしれない。
ミケネはあさひ様なら世界を治めることができる。なんて物騒なこと言っていたが、俺は断固拒否した。俺は世界の王なんかにはなりたくない。
むしろ何のしがらみも無く、自由に平和に暮らしたい。と強く訴えた。
それはきっと分かってもらえたと思う。
まあ、今日も色々あったし、
『ユヅキ、とりあえず過剰演出の罰だ!』
俺はユヅキに手を伸ばしくすぐる。
『あっ、ダーリン。きゃははははっ、くすぐった、くすぐったいよ。きゃはははっ。ちょ、触り方がちょっとエッチだよ……あっ、そこは…………どこ触ってんの、あっ、ちょっ、あん…………コラーッ!』
その夜、調子に乗りすぎた俺はユヅキにたっぷり説教された…………
翌日、俺たちは王都へ向けまた出発する。
あと10日程でイーグリア領内に入り、その6日後にイーグリア王都に着く予定だ。
トリスタニア王国内の街にはあと一回寄る予定だ。
俺達は順調に進んだ。
剣術、魔法の訓練のレベルも順調に上がっている。パーティを組んだ事でステータスが上がり、ルーシー達の動きは見違えるようになった。それは俺とステラさんも同じで【相乗効果】の影響は凄かった。
イーグリア領内に入る3日前、俺達は初めて30人程の盗賊に襲われた。
結果から言うと、盗賊達を何の問題も無く撃退した。
そして俺はこの時、初めて人を殺した。
俺は最初盗賊とはいえ、人を殺す事に戸惑いがあった。
平和な日本で生まれた俺。仮に日本で犯罪者や強盗に遭遇したとして、殺すという選択ができるはずがない。身を守る為に結果的に殺してしまう事はあるのかもしれない。でもそんな状況になった事も無いし、考えた事もなかった。
俺以外のみんなは躊躇なく盗賊達を殺していた。俺は戸惑ったが、盗賊の目を見て殺すことを決断した。濁り切った目だった。こんな濁った目を見たことが無かった。
盗賊は躊躇無く俺を殺しにきた。金だけじゃ無い。奴らは俺達の全てを奪いに来ている。
俺以外のメンバーは皆美女。彼女達を捕まえて、犯し続け飽きたら売り捌く。そんな奴らだった。
俺は殺そうと思った。こいつらは平然とそんな事を繰り返してきた奴ら。同情をする必要は無い。奴らのステラさん達を見る目が酷く醜かった。
結果俺は6人の盗賊を殺した。最初に魔法で4人。あまり実感は無かった。次に剣で2人。斬った感触が残った。
気分が悪くなった。吐き気が少しした。奴らの臭いも酷く、血が噴き出た光景も耐性の無い俺にはキツかった。
俺は盗賊から距離を置き、体の周りに風魔法で空気を張り巡らせた。盗賊達の悪臭、血の匂いを遮断する為に。ユヅキは心配していたが、嘔吐する事はなんとか耐えた。
でも罪悪感が全く無かったわけではない。日本人としての感覚を忘れたわけでもないし、こちらから誰かを殺そうとは思わない。しかし今後も俺や仲間の命を狙う者がいたら、俺は躊躇無く殺そうと思った。この世界はそういう世界だ。やらなければ、やられる。
気付いたら、【精神苦痛耐性(小)】を取得していた。
その後の旅は順調だった。イーグリア領内への入国手続きはミケネさん達が行ってくれた。
俺、ステラさん、ルーシーは馬車の中にずっといた。
国境では一般の長い行列には並ばず、別の入口から入国。まあ、お忍びとはいえルーシーはこの国の王女様だ。このぐらいは当然なのだろう。
イーグリア領内に入ってからはさらに順調だった。領内に入ってからは商人等の馬車ともすれ違う事が多くなった。
ルーシーは馬車から出る事はなくなった。俺もステラさんもずっと馬車の中だ。ミケネさん達も朝夕の訓練もしなくなった。おそらく誰かに見られることを避ける為だろう。
イーグリア領内に入る前にはみんなの無詠唱魔法もかなり上達していた。元々魔法を使えたルーシーとサーシャは実戦で使えるレベルだろう。
他の3人とステラさんはまだ実戦で使うには心許ないレベルではあるが訓練を続ければ可能になると思う。
俺達の旅もひと段落しようとしていた。
「あさひ、ステラお姉様、長旅お疲れ様でした。もうすぐで王都に入ります。城に着くまではまだもう少しかかりますがよろしくお願いします」
ルーシーが改まって俺達に声をかける。
「ルーシー様もお疲れ様でした。半年以上の旅になりましたね。あさひ様と私をここまで連れてきてくださりありがとうございます」
ステラさんがルーシーに頭を下げ感謝を述べた。
ルーシーは感激し、目を潤ませている。
そうだよな。ルーシー達は半年以上旅を続けている。一度は命を落としそうにもなっている。過酷な旅だっただろう。城にいれば何不自由なく暮らせるのに。
「と、とんでもないです。ステラお姉様にそんなこと言っていただけるなんて。それに、わたしは初めて自国を出て、本当に勉強になることばかりでした。ステラお姉様やあさひにもお会いすることができたし、この任務を受けたいと志願した半年前の自分を褒めたいです」
ルーシーはステラさんにお礼を言われ照れた顔をしている。
「ルーシー、ありがとう!俺もルーシーに会えて嬉しかったよ。ルーシーは初めて会った時は死にそうだったけどね」
「あ、あさひっ!それは言わないで!あの時は本当に大変だったんだからっ、か、感謝してるわよっ、プンッ、」
ルーシーは真っ赤な顔をして俺から目を逸らし膨れている。
さあ、いよいよ、イーグリア王都に着く。
神託とは?この王都で一体何が起こるのだろうか?
そんな思いを胸に俺達は王都に到着した。
俺はテントで寝ていた。
といっても【ルーム】のベッドでユヅキと寝転がりながら話をしている。ユヅキはちょくちょくコスプレをしている。今は寝る前だからセクシーなローブ姿。美人のユヅキのコスプレに俺はいつも釘付けだ。そういえば同じ服を着ているところを見た事が無い。
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『ま、まあ、そうなんだけど。ステラさんやルーシーまで跪いてたのはちょっと俺的には驚いたと言うか、申し訳ないというか』
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うん、そうだな。ユヅキの言う通りだ。今まではステラさんと二人だけで【創造眼】の力を無自覚で使っていた。これからはちゃんと自覚しないといけないと思えた。
『それにしても【パーティ化】のスキルの進化がやばいわね。なんとなくだけど、あさひとパーティになる仲間との思いが具現化していくようなスキルの気がするわ』
『それ、俺も思った。もしかしたら【創造】のスキルが作用しているのかもしれない』
最初にユヅキがパーティに入った時、【経験値共有化】ができるようになった。これは俺とユヅキが二人で訓練して、切磋琢磨していた時期。俺とユヅキの思いが具現化した気がする。
次にステラさんが加わった時、【念話】が使えるようになった。【念話】によって、ユヅキとステラさんも意思疎通できるようになった。これはユヅキの強い思いがそうさせたのかもしれない。それとパーティメンバーがどこにいるかなんとなく分かるようになった。これはステラさんが俺を守りたいと思う気持ちがそうさせたのかもしれない。
ルーシーが加わった時、【相乗効果】が使えるようになった。俺がルーシー達に危険が及ばないでほしいと思っていたこと。ルーシーが俺の力になりたいと思っていたことが具現化された気がする。
そしてミケネ達が加わった時、【配下】が使えるようになった。これは俺にはよく分からないけど、ミケネ達や俺、ルーシー、ステラさんの思いが絡み合って生まれたスキルなのかもしれない。
ミケネはあさひ様なら世界を治めることができる。なんて物騒なこと言っていたが、俺は断固拒否した。俺は世界の王なんかにはなりたくない。
むしろ何のしがらみも無く、自由に平和に暮らしたい。と強く訴えた。
それはきっと分かってもらえたと思う。
まあ、今日も色々あったし、
『ユヅキ、とりあえず過剰演出の罰だ!』
俺はユヅキに手を伸ばしくすぐる。
『あっ、ダーリン。きゃははははっ、くすぐった、くすぐったいよ。きゃはははっ。ちょ、触り方がちょっとエッチだよ……あっ、そこは…………どこ触ってんの、あっ、ちょっ、あん…………コラーッ!』
その夜、調子に乗りすぎた俺はユヅキにたっぷり説教された…………
翌日、俺たちは王都へ向けまた出発する。
あと10日程でイーグリア領内に入り、その6日後にイーグリア王都に着く予定だ。
トリスタニア王国内の街にはあと一回寄る予定だ。
俺達は順調に進んだ。
剣術、魔法の訓練のレベルも順調に上がっている。パーティを組んだ事でステータスが上がり、ルーシー達の動きは見違えるようになった。それは俺とステラさんも同じで【相乗効果】の影響は凄かった。
イーグリア領内に入る3日前、俺達は初めて30人程の盗賊に襲われた。
結果から言うと、盗賊達を何の問題も無く撃退した。
そして俺はこの時、初めて人を殺した。
俺は最初盗賊とはいえ、人を殺す事に戸惑いがあった。
平和な日本で生まれた俺。仮に日本で犯罪者や強盗に遭遇したとして、殺すという選択ができるはずがない。身を守る為に結果的に殺してしまう事はあるのかもしれない。でもそんな状況になった事も無いし、考えた事もなかった。
俺以外のみんなは躊躇なく盗賊達を殺していた。俺は戸惑ったが、盗賊の目を見て殺すことを決断した。濁り切った目だった。こんな濁った目を見たことが無かった。
盗賊は躊躇無く俺を殺しにきた。金だけじゃ無い。奴らは俺達の全てを奪いに来ている。
俺以外のメンバーは皆美女。彼女達を捕まえて、犯し続け飽きたら売り捌く。そんな奴らだった。
俺は殺そうと思った。こいつらは平然とそんな事を繰り返してきた奴ら。同情をする必要は無い。奴らのステラさん達を見る目が酷く醜かった。
結果俺は6人の盗賊を殺した。最初に魔法で4人。あまり実感は無かった。次に剣で2人。斬った感触が残った。
気分が悪くなった。吐き気が少しした。奴らの臭いも酷く、血が噴き出た光景も耐性の無い俺にはキツかった。
俺は盗賊から距離を置き、体の周りに風魔法で空気を張り巡らせた。盗賊達の悪臭、血の匂いを遮断する為に。ユヅキは心配していたが、嘔吐する事はなんとか耐えた。
でも罪悪感が全く無かったわけではない。日本人としての感覚を忘れたわけでもないし、こちらから誰かを殺そうとは思わない。しかし今後も俺や仲間の命を狙う者がいたら、俺は躊躇無く殺そうと思った。この世界はそういう世界だ。やらなければ、やられる。
気付いたら、【精神苦痛耐性(小)】を取得していた。
その後の旅は順調だった。イーグリア領内への入国手続きはミケネさん達が行ってくれた。
俺、ステラさん、ルーシーは馬車の中にずっといた。
国境では一般の長い行列には並ばず、別の入口から入国。まあ、お忍びとはいえルーシーはこの国の王女様だ。このぐらいは当然なのだろう。
イーグリア領内に入ってからはさらに順調だった。領内に入ってからは商人等の馬車ともすれ違う事が多くなった。
ルーシーは馬車から出る事はなくなった。俺もステラさんもずっと馬車の中だ。ミケネさん達も朝夕の訓練もしなくなった。おそらく誰かに見られることを避ける為だろう。
イーグリア領内に入る前にはみんなの無詠唱魔法もかなり上達していた。元々魔法を使えたルーシーとサーシャは実戦で使えるレベルだろう。
他の3人とステラさんはまだ実戦で使うには心許ないレベルではあるが訓練を続ければ可能になると思う。
俺達の旅もひと段落しようとしていた。
「あさひ、ステラお姉様、長旅お疲れ様でした。もうすぐで王都に入ります。城に着くまではまだもう少しかかりますがよろしくお願いします」
ルーシーが改まって俺達に声をかける。
「ルーシー様もお疲れ様でした。半年以上の旅になりましたね。あさひ様と私をここまで連れてきてくださりありがとうございます」
ステラさんがルーシーに頭を下げ感謝を述べた。
ルーシーは感激し、目を潤ませている。
そうだよな。ルーシー達は半年以上旅を続けている。一度は命を落としそうにもなっている。過酷な旅だっただろう。城にいれば何不自由なく暮らせるのに。
「と、とんでもないです。ステラお姉様にそんなこと言っていただけるなんて。それに、わたしは初めて自国を出て、本当に勉強になることばかりでした。ステラお姉様やあさひにもお会いすることができたし、この任務を受けたいと志願した半年前の自分を褒めたいです」
ルーシーはステラさんにお礼を言われ照れた顔をしている。
「ルーシー、ありがとう!俺もルーシーに会えて嬉しかったよ。ルーシーは初めて会った時は死にそうだったけどね」
「あ、あさひっ!それは言わないで!あの時は本当に大変だったんだからっ、か、感謝してるわよっ、プンッ、」
ルーシーは真っ赤な顔をして俺から目を逸らし膨れている。
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