創造眼〜異世界転移で神の目を授かり無双する。勇者は神眼、魔王は魔眼だと?強くなる為に努力は必須のようだ〜

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第一章 アルバ大森林での修行編

第35話 旅立ち前日のハプニング※

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  翌日の午前中、いつもの訓練はしなかった。ステラさんは家で旅の出発の準備をしていた。

 俺は庭に出て、素振りをして軽く汗を流した。

 この世界に来て10ヶ月が経った。この世界では1年になる。色々な事が思い出される。

 初めてステラさんに出会った日。鑑定水晶で【創造眼】と【創造神様の加護】がある事がわかった。ステラさんは俺のことを見捨てず、面倒を見てくれた。

 そしてユヅキと出会った。衝撃だった。新堂あさひの体に二つの魂があったということが。

 そして創造神様との出会い。創造神様は自由に生きろと仰ってくださった。この世界に美味しい食事やお酒等を作る事はまだできていないが、ユヅキの【料理】スキルはステラさんのおかげで着実に上がっている。旅に出て落ち着いてから頑張ろう。


 剣術や魔法の訓練も始めた。
 着実に強くなっている。今では【闘魔術】【魔闘剣】もかなり上手く扱えるようになった。

 魔物との戦いで一度は死にそうになった。回復魔法の重要性に気付かされた。俺は浮かれた大馬鹿者だったんだ。

 そして、第二魔王ガイア様との出会い。最初の出会いは今でも思い出しただけで、あそこが震え上がります。しかし、お話を聞くととても豪快で優しい方だった。お酒の味を教えてくれたのもガイア様だった。(緊張して酒の味は覚えてない)

 それから防御の訓練にテレポート、レベルアップ、その他のスキルの強化。

 一年の成果。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 あさひ 19歳 男 LV:40
 種族:人族
 称号:創造神の使徒
 加護:創造神の加護

 HP:800
 MP:4000
 CP:660

 スキル:体術、魔力操作、魔力自然回復、体力自然回復、剣術、無詠唱、気配感知、闘気、闘魔術、瞬足、魔闘剣、回避、隠形
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 魔法:水魔法、火魔法、風魔法、土魔法、生活魔法、回復魔法、連続魔法、時空間魔法
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
 生活:料理、解体 
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

 耐性:全属性攻撃耐性(中)、精神攻撃耐性(極)、即死攻撃耐性(極)、物理攻撃耐性(小)
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 創造眼:ステータス操作、鑑定、ストレージ(無限収納)、マップ表示、完全記憶、思考加速、チェンジ、創造、パーティ化、先読み
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 パーティ:ユヅキ、ステラ
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ※パーティ内 経験値共有化、念話



 何不自由なくここまでやってこれたのは間違い無くステラさんのおかげ。今度は俺がステラさんに恩返しをする番だ。

 一人で干渉に浸っていたら、ユヅキの啜り泣く声が聞こえた。
『あさひ、よく頑張ったね。うぅ……』

 ユヅキありがとう。ユヅキがいてくれたことが一番大きいんだ。ありがとう。

 そして、いよいよ。ステラさんのところに直接【テレポート】することを伝える為、念話しようとした時、

『ちょっと待ったーーーあ!』
 ユヅキからストップが掛かった。

 ん?どうしたユヅキ?

『ちっ、ちっ、ちっ、いきなりテレポートしてステラさんを驚かせた方が面白くない?』

 ユヅキはそんな事を言い出した。

 確かに、ステラさんの驚いた顔を想像する。

『ふふふ。ユヅキ君。お主も悪よのう……』

『ワッハッハ、お代官様ほどではございませぬ!』

『『ワーーハッハッハッ』』

 とんだ茶番劇をニ人で繰り広げる。


 では始めよう。
 俺はステラさんの魔力を感じ取る。実はこの作業、実に楽だ。本来なら難しいのかもしれない。

 しかし俺には【パーティ化】のスキルがある。同じパーティであるステラさんの方向とか位置がなんとなくわかるのだ。しかも、【マップ表示】のレベルが上がった時に、俺とステラさんの位置がマップに表示されるようになった。これでマップの表示範囲にいる時は確実にステラさんの場所がわかる。

 素晴らしいスキルだ!俺はいつだってステラさんを感じることができるのだ!
 表示されるのは森。森。森。森しか表示できないマップ表示君、俺は君を役立たずだなんて、ちょっと思った事はあった。ごめんよ。
 立派に成長してくれたな。まあ、表示範囲は未だに森だけなんだけど、それはこの大森林が広すぎるのがいけないんだ。きっとそうに違いない!
 これからの君の成長に俺は期待している!

『あさひ、早くしてよっ!』
 ぐぬぬっ、マップ表示君との会話に水を指すとはユヅキめっ。
 わかった。やるよ!やりますよ!

 さあ、ステラさん!俺達に驚いた顔を見せてくれて!!!!

「テレポート!!!!」






 驚いたのはステラさんだけでなかった。



 俺もだった…………








 そこにいたのは、セクシーな黒紐パンティ1枚だけ。




 それを履いて、着替えをしていた




 ほぼ全裸のステラさんだった。





 あっ、おっぱいが二つ……




 ぷるんっ、ぷるんしてる……



 あっ、また……




 ぷるんっぷるんしてる……





 なんて美しくて高い山だ。俺はいつかこの山を登る事ができるのだろうか。ピンク色に輝く山頂。

 この頂に俺はいつか登ってみたい。

「なぜ山を登るのか?そこに山があるからだ」

 誰かがそんな事言ってたな。今の俺にはその気持ちが良く分かる。きっとその登山家は俺と同じ思いだったのだろう。


 透き通るような綺麗な美しい肌だ。


 ああ、俺は幸せだ。


 俺は上から下まで全て拝んでしまった。この世の究極の美はここにあった。

 思考加速先生はきっと今レベルMAXまで上がっているだろう。

 完全記憶師匠はすでに仕事を終えている。

 そしてポカーーンと俺を眺めるステラさん。



「きゃーーーーーーーーあ!!!!!!!」
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