創造眼〜異世界転移で神の目を授かり無双する。勇者は神眼、魔王は魔眼だと?強くなる為に努力は必須のようだ〜

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第一章 アルバ大森林での修行編

第29話 告白

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 ステラさんにまずはステータスを見てもらう。


 あさひ 18歳 男 LV:10
 種族:人族
 称号:創造神の使徒
 加護:創造神の加護

 HP:200
 MP:1000
 CP:34

 スキル:体術、魔力自然回復、魔力操作、体力自然回復、剣術、無詠唱、気配感知、闘気、闘魔術
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 魔法:水魔法、火魔法、風魔法、土魔法、生活魔法、回復魔法
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
 耐性:全属性攻撃耐性(中)、精神攻撃耐性(極)、即死攻撃耐性(極)
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 創造眼:ステータス操作、鑑定、ストレージ(無限収納)、マップ表示、完全記憶、思考加速、チェンジ、創造、パーティ化
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 パーティ:ユヅキ
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ステラさん、これが今の俺のステータスです。正直まだまだ全然弱いです」

「あさひ様、たった10日ちょっとでこれほどのスキルを………」

「いえ、こんなのは全然です。今日も足を引っ張りましたし。それよりも俺はステラさんに話さなければならないことがあります」

 そして俺は続ける。

 俺はまず自分がこの世界の人間ではないことを話した。事故にあって死にそうだったところを創造神様に助けて頂いて、気がついたらこちらの世界のこの場所に転移していたこと。

 創造神様は【創造眼】と【創造神の加護】をくださり、俺の好きに生きろと仰ったこと。

 そしてここからユヅキのことを話す。

「あの、色々信じられない事ばかりかと思いますが、スキルの一番下のパーティのところにユヅキという名前があるのがわかりますか?」

「は、はい。あります。ユヅキ様とは」

「信じられないかもしれませんが、俺のこの体には二つの魂があります」

「ふ、二つのですか」

「はい。一人は俺。あさひです。もう一人はそこに名前のあるユヅキです」

「そ、そのようなことが………」

「ユヅキは女性の人格でして、実は俺もこの世界に来るまで知りませんでした。でもユヅキは前の世界の時から俺の中にいまして………えっと、意味わからないですよね。とにかく、俺とユヅキは交代でこの肉体を使っています。剣術の訓練の時とステラさんの料理を手伝っている時はユヅキが多いです」

「あっ!た、確かに剣術の時。別人のように感じたことがあります」

「はい。剣術が上手いのがユヅキです。どっちかというと俺は魔法の方でして………えっと今ユヅキと変わります」
 ユヅキいいか?
『オッケー!』

 俺とユヅキはチェンジする。


「ステラ師匠」

「そ、その呼び方は、剣術の時の………確かに雰囲気が違います」

「今日オークキングの間に入ってしまったのは私です。ご迷惑をおかけしました。そして気絶した私を助けて回復魔法をかけたのはあさひです」


 ステラさんはしばらく黙る。

 信じられない話を理解する為、色々考えているのだと思う。

 そしてにっこり微笑んで答える。


「わかりました。全てあさひ様、ユヅキ様の仰ることを信じます。私はあさひ様のことに関してはもう何があっても驚かないと決めていたのですが、驚かされてばかりですね。くすくすくすっ」

 俺とユヅキはまたチェンジする。

「あさひに戻りました。ステラさん、信じてくれてありがとうございます」

「それで、できればあの、他の人には………」

「もちろんです!絶対に秘密は話しません。そして、私からも一つお願いがあります」

「はい。ステラさんのお願いならなんでも聞きます!」


「あのっ、そのっ、良かったら私もあさひ様のパーティに入れてくれませんか?入れるのでしょうか?あ、あっ、無理ならいいんです。無理なら、あっ私なんでこんなお願いを」


「ステラさん!も、もちろんですよ!嬉しいです」

「ステラさん、パーティ参加でいいですね。ゴクリ」

 なんか緊張する俺。どうやってパーティに入ってもらったらいいか分からなかった。確か条件は、お互いに心から信頼しあえる。だった。

「はい。よろしくお願いします」


 あっ、入りました。俺はステータスで確認する。
 そして【パーティ化】のスキルレベルが上がった気がする。

 あーこれは便利機能が!ステラさん鑑定水晶みてください。


 あさひ 18歳 男 LV:10
 種族:人族
 称号:創造神の使徒
 加護:創造神の加護

 HP:200
 MP:1000
 CP:34

 スキル:体術、魔力自然回復、魔力操作、体力自然回復、剣術、無詠唱、気配感知、闘気、闘魔術
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 魔法:水魔法、火魔法、風魔法、土魔法、生活魔法、回復魔法
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
 耐性:全属性攻撃耐性(中)、精神攻撃耐性(極)、即死攻撃耐性(極)
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 創造眼:ステータス操作、鑑定、ストレージ(無限収納)、マップ表示、完全記憶、思考加速、チェンジ、創造、パーティ化
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 パーティ:ユヅキ、ステラ
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ※パーティ内 経験値共有化、念話


【念話】がある!!!

 さっそく試してみよう。

(ユヅキ、ステラさん聞こえる?)

(あさひ、聞こえるよー♪)

(えっ、頭の中で声が………あさひ様と。もしかしてこの声がユヅキ様ですか?)

 ステラさんがびっくりしながら尋ねる。そういえば、ステラさんはユヅキの声知らないからな。


(ピンポーン。やったー!ステラさんと直接話せる。ステラさんこれからよろしくお願いします!剣術の時は師匠と呼びますね♪)

(こ、こんなことが………こちらこそユヅキ様よろしくお願いします)

(ステラさんがパーティに入ってくれたおかげでとんでもない便利機能ができたみたいですね!今は俺が二人に話しかけたけど、個人同士でももできるっぽいですよ。ユヅキ、ちょっとステラさんと二人だけで話してみてくれ)

(オッケー)

 俺は会話から抜ける。

(ステラさん聞こえますかー?)

(はい、ユヅキ様。聞こえます!)


 俺には聞こえない。

(あさひが時々、いやちょくちょくエッチな目線でステラさん見てるので気をつけてくださいね♪)


(ええええ、あさひ様がそんな目で私を………は、恥ずかしいですっ………)


 あれ、なんかステラさんがモジモジし始めたぞ。
 ん、嫌な予感がする。

(おい、ユヅキ!なんかステラさんに余計なこと言っただろ!)
 俺は会話に割り込む。
(えっ?何にも余計なこと言ってないよ。ねえ、ステラさん?)
 ユヅキはステラさんに話を振る。
(え、あ、はい。何も余計な事は聞いていません)

(怪しい………まあ、いいか。せっかくなのでもう少し実験してもいいですか?)

(はい)(オッケー)

 そう言って俺は自分の寝室へ行く。

(どお?ステラさん、ユヅキ聞こえます?)

(聞こえるよ)(はい。聞こえます)

(不思議と離れると、どっちの方向にステラさんがいるか分かる感じがします)

(はい。私もです。あさひ様とユヅキ様は同じ方向にいるのがわかります。【パーティ化】の能力でしょうか?)

(そうかもしれません。とにかくこれは戦闘の時とか、ステラさんと少し離れた時とかめちゃくちゃ便利ですね!いつでも繋がれます)

(はい、素晴らしいスキルです!このようなスキル聞いたこともありません。凄く嬉しいです。やはりあさひ様は規格外の方ですね)

(念話ができるようになったのはステラさんのおかげです!ありがとうございます!)

(ステラさん!これからもよろしくお願いします!剣術と料理はユヅキが担当でーす♪)

(はい。あさひ様、ユヅキ様、改めましてこちらこそよろしくお願いします)


 俺とユヅキにステラさんという最高の仲間が加わった。


 今夜は3人で夜遅くまで話をして過ごした。
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