創造眼〜異世界転移で神の目を授かり無双する。勇者は神眼、魔王は魔眼だと?強くなる為に努力は必須のようだ〜

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第一章 アルバ大森林での修行編

第10話 スキル検証※

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 【創造眼】の使用と【チェンジ】を繰り返すことでだいぶ魔力を消費したようだ。

 時間は今何時ぐらいなんだろう。朝5時か6時ぐらいに起きた気がする。【チェンジ】の訓練は5時間ぐらいしてた気がする。昼の12時ぐらいだろうか。やっぱ時計が無いと不便だな。

 今日はステラさんは用事があるみたいでどこかに行った。昼食はマジックバッグに入れておいてくれると言っていた。
 けっこう疲れたし、ご飯にするかな。

『賛成ー。でもやっぱあるのね、異世界定番マジックバッグ。けっこう貴重そうだけど、ステラさんって凄いよね?』

『うん。俺もそう思ってた。でもステラさんから話してくれるならともかく、余計な詮索はさすがにできないよ』
『だね。とりあえず食べましょ』
『了解』

 昼食は朝食と同じ内容だった。食べながらユヅキと会話する。

『ユヅキ、午後は魔法書も読みたいんだけど、一度今まで獲得したスキル検証しない?』

『いいね。私も気になってたんだよね』

『よし、じゃあスキルの検証は俺がやるから、魔法書読むのはユヅキがやるのどお?』

『オッケー。というかこの家にある本を全部【完全記憶】で目を通しちゃいたいかな』

 おお、それはナイスアイデアだ。いつかくる出発の日に備えて全ての知識は入れておきたい。
 ユヅキのおかげで俺も【完全記憶】ができるようになったし、【思考加速】は本の内容を理解するのにも役に立ちそうだ。

 結果的に【チェンジ】の練習をしたことが色々な近道になりそうだ。というか【創造眼】だ。これを訓練して極めていけば凄いことになりそう。


[↓スキル検証はサラッと流していただいて大丈夫です。スキルが気になった方は後から読み直してください。]


 食後


「ステータスオープン」

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 あさひ 18歳 男 LV:4
 種族:人族
 称号:創造神の使徒
 加護:創造神の加護

 HP:80
 MP:400
 CP:5

 スキル:体術、魔力自然回復、魔力操作
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 魔法:
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
 耐性:全属性攻撃耐性(中)、精神攻撃耐性(極)、即死攻撃耐性(極)
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 創造眼:ステータス操作、鑑定、ストレージ(無限収納)、マップ表示、完全記憶、思考加速、チェンジ、創造
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 まずはステータス確認。

 まずわかったこと。訓練でもレベルが上がるということ。さっきは【創造眼】で魔力をガンガン使ってたからだろう。

 スキルや魔法には使えば使うほど上手くなっていく。レベルは表記されていないけど、ある気がする。

 あとは表示はされていないが、食前よりもMPがだいぶ回復している気がする。【魔力自然回復】のスキルで回復してるのだと思う。食事と休憩の影響もかなりありそう。


 HPはヒットポイントだな。生命力か。MPはマジックポイント、魔力かな。

 CPは?確か……コンバットポイント。攻撃力とか防御力、素早さとかの総合力。


 つまり戦闘力。

 戦闘力たったの5………ゴミか………俺はゴミだったのか。

 鑑定水晶を見たときは確かCPは3だった。ゴミ以下だったのか……つらい………


『ぷぷぷぷぷっ!あははははっ!まあ良いじゃない!これから一緒に強くなりましょ!ぷぷぷっぷっ』

 ユヅキに馬鹿にされながら、励まされる俺(ゴミ)………

 気を取り直そう………

【魔力操作】
 まあこれは名前の通りだと思う。使っていくうちに【創造眼】に魔力を通すのが凄く楽になった。イメージもしやすくなったし。今後魔法を覚えていく上でかなり大事なスキルになりそうな気がする。


【ステータス操作】
 今ステータスが見えるのもこのスキルのおかげ、そういえば創造神様からこのスキルで、【創造眼】と【加護】を隠しておくように言われていた。試してみよう。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 あさひ 18歳 男 LV:4
 種族:人族

 HP:80
 MP:400
 CP:5

 スキル:体術、魔力自然回復、魔力操作
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 魔法:
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
 耐性:
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 よし、消えてる。【創造眼】を使って消したいところをイメージしたら消えた。これは簡単にできた。
 ちなみにレベルとかもいじれた。これで俺は履歴書詐欺し放題だ。しないけどねっ。いや、たぶんするな..どういうわけか持っていないスキルを追加で記載することはできなかった。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 あさひ 500歳 男 LV:999
 種族:獣人族

 HP:99999
 MP:99999
 CP:99999

 スキル:体術、魔力自然回復、魔力操作
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 魔法:
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
 耐性:
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【鑑定】
 そういえばまだ使ったことがない。【創造眼】を使い【鑑定】を意識する。魔力消費は少ないようだ。物の名前が表示されている。【鑑定】を使いながら窓の外を眺めてみると、木や草の名前が表示される。まだレベルが低いからか、名前しか表示されない。もしかしたら俺の知識も影響するのかもしれない。とにかく、これは便利そうなので日常的に使うことを意識しよう。


【ストレージ(無限収納)】
 小説等の勇者定番スキルと言っても良さそう。【ストレージ】を意識すると、空間が開く。いきなり魔法書を入れるのは怖かったので、俺の靴を空間の入口に近づける。すると、あら不思議。一瞬で靴が消えた。今度は靴をイメージして取り出す。何度か出し入れしてみたが、マジックバックと同じような使い勝手だった。
 次に大きい物。ベッドを試す。ベッドを動かさなくても空間の入口を近づけると、ベッドが一瞬で消える。そして元の場所に戻す。慣れるまで何度か繰り返す。
 こりゃ便利。機能はマジックバッグよりも破格なようだ。俺の戦いのセンスがなかったらストレージを使って商人になろう。そう思った瞬間ユヅキには反対された。


【マップ表示】
 同じく【マップ表示】を意識すると周辺のマップが表示される。しかし、残念ながら表示されているのは森だけ。森が広すぎて森しか写らないのか。地理的な知識が無いからなのかはわからない。マップには俺のいる場所の表示だけがあり、他の生物等の表示は出なかった。
 生物も表示されて、敵は赤。味方は青。みたいなのを期待していたが残念だ。もしかしたら、後々できるようになるかもしれないし期待しよう。

【創造】
 最後に【創造】。俺とユヅキで【チェンジ】を創って得られたスキルだと思われる。これは完全に創造神様の能力な気がする。名前的にも。俺のスキルもカスタマイズして創ってくれてたし。レベルが上がっていったらどれだけのことができるようになるか考えただけでもワクワクする。試しに【創造】を意識して何個かスキルとか物とかを創ってみようとしたけど、ダメだった。まあ、簡単にはいかないということだな。

 この検証時間はあっという間。【思考加速】スキルが有能すぎる。

 とりあえずこんなところかな。ユヅキは俺の思考に集中してくれていたようだ。

『うん。大体同じ意見。あさひ考えるの速くなったね!今あるスキルも使い込んだり、【創造】で進化させたりして、やれること増えそうだよね。一緒にがんばろっ』

『おう。楽しみだな!じゃあ次は本を読んでいこう。ユヅキ交代だな。あっそれとこの体に馴れる為にもユヅキがこの体を使う時間を増やしていこうかと思うんだけど、どお?』

『オッケーわかったよ。ユヅキちゃんがあさひの体を使って、あんなことやこんなこと。たくさんしてあげるね。楽しみにしてね♡うふふっ♪』

『あ、あんなことや……こんなこと………ゴクリッ』

『あさひは本当にエッチね。冗談よ。うふふっ。でも、ステラさんと話すときはあさひの方がいいと思う。私だとボロが出ちゃう気がする』

『ぐぬぬ。確かに俺は男だ。スケベだ。いや、健全なんだ』
 開き直る俺。

『確かにステラさんに違和感持たれるのもまずいな。でもなー。ずっとステラさんに食事作ってもらうのも悪いしな。出来ればユヅキに料理を覚えてもらいたいんだよな』

『じゃあ、料理の時だけこっそり【チェンジ】して手伝わせてもらうっていうのはどう?』

『オッケー。それでやってみよう』

 ユヅキの了解をもらえた。俺としても中から学ぶことがある気がしていた。


 そしてこの後、俺たちはこの世界の知識を大量に吸収していくのであった。
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