恋と嘘と真実と。

もーもん

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私のお部屋①

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「…あー!よく寝た!」


海梨、もういるかなぁ…



「いってきまーす!」





あれ、いない?


…ちょっと早すぎたかなぁ?


でも、全然来る気がしない。


スマホを取り出してみると、そろそろ出なきゃいけない時間。



「…見てほしかったな」



残念だけど、急がなきゃいけない。


少し早歩きで、学校に向かった。







「市川~おはよ」


「あ、山西くん!おはよ~」



「…今日いないんだな、あいつ」


「え?あ、海梨いなかったんだよね~」


「いつもいないと調子狂うなぁ」


ふっと笑った後に山西くんが口を開く。


「…僕的には嬉しいけどね」


…?


「冗談だよ~、行こっか」


な、なんだぁ…??




ガラッーーー



「あーっ!!梨果やっときた~!!!」


「おはよー梨果ちゃん~」


「あ、おはよ~」


「あれ?海梨はー?」


「あ、なんか今日は、いなくって…」


「へぇー、珍しいね?」


「…う、うん」




ガラッーーー



「席つけーーー」


「わっ!またあとで~!」


「あ、うん!」



「全員いるかー?今日は欠席連絡入ってないぞー」


…え?海梨は…??



「せんせー!岩田くんいませーん」


「…ほんとだな。珍しい。…市川、何か聞いてないか?」



「え、え…!?いや、知りません…」


「ん~、また後で連絡を入れるか…あとはないなー?」



…ほんとに、海梨、どうしたんだろ!?


何か、あった、とか…???
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